kyonさんの映画レビュー・感想・評価 - 12ページ目

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紐育の波止場(1928年製作の映画)

4.5

スタンバーグのサイレント作品。ベティ・コンプトンが美しすぎる…。スタンバーグの美しく幻想的な女性の表現は彼の映画のテーマだよね。

水中に飛び込む姿、が現実的ではない状況だからこそドラマが生まれる。
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ズートピア(2016年製作の映画)

4.5

周りの評判が聞けば聞くほど高くて、いても立ってもいられず映画館へ!

みなさまさすがです、すごく良かったし、感動した。笑

最初にジュディの人柄を表すエピソードを入れられ、きっとみんなが言いたくても言
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ホーリー・モーターズ(2012年製作の映画)

4.0

1999年から13年後のカラックス作品みたいで、しかしドニ・ラヴァン出てきた瞬間カラックスー!ってなった笑

やばい、一連の作品通してみるとこの勢いにさすが…みたいになる。笑

もはやストーリーがどう
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スタア誕生(1937年製作の映画)

4.5

『サンライズ』のジャネット・ゲイナーの愛くるしさに惚れてしまい、出演作ということでチェック。

ハリウッド女優に憧れるジャネット演じるエスターがハリウッドに渡り夢や地位、名声、愛情、そして「スタア」で
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裏窓(1954年製作の映画)

4.5

そもそもあのアパートのセットにびっくりするんだけど、カメラのショットにも色々気付かされる。

おそらく人間誰もが持っている他人への興味、好奇心を秀逸にカメラに収めてる。

そして何より面白い!

骨折
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ポンヌフの恋人(1991年製作の映画)

4.0

台詞が少ない中で動きや仕草がいかに心に響くかわかる…。

アレックスとミシェル、あるがままに生きる姿、感情をさらけ出す姿にある意味自分を解放させてくれる救いがある。

こーんなに身体いっぱいに踊ったり
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嘆きの天使(1930年製作の映画)

3.5

ディートリッヒのスタンバーグ初出演作品!
いやあ…やっぱり見比べてみると、モロッコのディートリッヒの美しさが神がかってるな。

教授が地元のナイトクラブのローラという女性に惚れたことで、人生が狂わされ
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間諜X27(1931年製作の映画)

3.5

ディートリッヒの脚線美から始まる、でチュールを頭にかけ、黒いファー付きコートに身を包むディートリッヒ。

仕草や表情がいちいちいかしてる。
スタンバーグのディートリッヒが1番綺麗だな。

あとは衣装も
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アンナ・クリスティ(1930年製作の映画)

3.5

ガルボの初トーキー作品だなんて、惹かれちゃうよね。

ガルボ作品やっと手をつけた笑

この映画、ガルボ登場まで約15分ためにためてガルボを出さない笑

で、ドアからガルボ現る!
綺麗…。
それでふっと
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或る夜の出来事(1934年製作の映画)

4.0

キャプラ作品は『素晴らしき哉、人生!』で心底惹きつけられたくせに、なんだかんだ2本目!笑

いやあ…クラーク・ゲーブルの何でもやってくれる系男性、いい笑
憎い、あれはエレンじゃなくても惚れる…!
って
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汚れた血(1986年製作の映画)

4.0

星空、川、名前、暗転…前作の余韻が所々に出てくるアレックス作品2個目。

『ボーイ・ミーツ・ガール』よりは内容わかる!笑

いや、でも物語もそうだけど、映し方が良いなと素人ながらひしひし伝わる。

D
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バレエ・リュス 踊る歓び、生きる歓び(2005年製作の映画)

4.0

バレエ・リュス、といえばディアギレフのイメージが強いけど、これはディアギレフ後のバレエ・リュスがどのように受け継がれ、1つの時代を築いたかのドキュメンタリー。

バレエのイメージはすごく惹かれるものが
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去年マリエンバートで(1961年製作の映画)

4.5

繰り返される台詞、繰り返される白と黒の衣装。

まだ理解は出来ないけどなんか好きな映画だななんて思えて嬉しい。

衣装シャネルなんだけど、シャネルの美学、というか感性にうっとり。

なんで好きなんだろ
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ダイヤルMを廻せ!(1954年製作の映画)

4.0

解説にもあったけど、白い服で夫とキスしたと思ったら、すぐに赤いドレスで別の男とキスしてて、どきっ。
あの繋ぎ方いいなあ!

夫と浮気相手に対する服装の違いやグレース・ケリーを引き立てる衣装に拍手。
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美女と野獣(1991年製作の映画)

3.5

ディズニープリンセス、ある程度観れたかなー!

やっぱり1990年代からの女性像も含まれてる気がするけど…、ポット夫人をはじめとする召使いたちの場面が好きだし、わくわく。

設定がいいよねえ!
バラの
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アタラント号(1934年製作の映画)

4.0

まさかのコメディタッチなとこ多くて笑った!笑

猫の大量発生笑とかレコードの場面とかくすってしちゃう。

やっぱり30年代ってロング丈が流行りなんだーって感心。

あの時代の街並みとか、人々の装いとか
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サンライズ(1927年製作の映画)

5.0

「世界一美しい映画」とトリュフォーが語った映画『サンライズ』。

本当に観て良かった。

ストーリーは田舎の夫婦の夫の方が都会から来た女性に入れ込んでしまい、浮気に走っちゃって、その延長で都会女性から
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ジプシー(1962年製作の映画)

3.5

ナタリー・ウッドが徐々にスターになっていく様がきゅん。
ファーを身にまといきらきらを身につけて♡

親娘の葛藤や相克を通して、2人の絆が描かれてるのもいい!

ボーイ・ミーツ・ガール(1983年製作の映画)

3.5

少年が少女と出会う、目線は彼女に向けられる。

「音の重なり」と「チェック柄」、がすごく気になった。

多分ミレーユが向けている目線はずっとベルナールで、アレックスが向けているのはフロランスからミレー
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ヒース・レジャーの恋のからさわぎ(1999年製作の映画)

4.0

ヒース・レジャーのためにある作品!!笑

ほんとに役とマッチした瞬間の破壊力がやばい。

キャットのツンデレ加減は観てるこっちまで愛おしくなるよ。

しかも最後にかけてのキャットの詩の朗読は名演技!
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花とアリス(2004年製作の映画)

4.0

初めて岩井俊二作品観たけど、花とアリス、すごい良い作品!笑

勝手なイメージで、切なくなる作品だと思っていたけど、思いっきり青春してるー!!

全編、朝靄というか、早朝の空みたいな雰囲気で、フィルター
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アラジン(1992年製作の映画)

4.0

18日にディズニープリンセス展に行き、そういえばディズニーの『アラジン』ちゃんと観たことないぞと思い、余韻を引きずりながら即レンタル屋さんへ笑


ディズニープリンセスの映画って色んな目線から見ること
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パッション(2012年製作の映画)

3.5

いつも愛溢れ、愛する人と幸せに結ばれるレイチェル・マグアダムスが…!すっごい悪女。笑
しかも金髪に赤リップ、ぷりっとしたパンツスタイルがよろしい、美しい。笑

あのイザベルとクリスティーンの外見の差も
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イヴの総て(1950年製作の映画)

5.0

始まりから、「あ、これ良い映画だ」って感じて感じて、そのままだーっと終わりまで夢中になった。

映像の断片がひとつひとつ美しい、って感じるし、私がこの作品に感動したのはまさに”女の映画”だから。

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男子高校生の日常(2013年製作の映画)

3.5

女子校出身の私にとっては女子目線のあるあるー!!にくすり。

そして男子からしたらそりゃあ女子って未確認生命体みたいな存在かもねなんてくすり。

いちいち自意識過剰な男子高校生たちに笑わされ、男女のギ
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ヘイフラワーとキルトシュー(2002年製作の映画)

4.5

あの可愛さはなんですか。
まずヘイフラワーとキルトシューって名前が可愛いし、フィンランドの街並みやお部屋やファッション、ぜーんぶ可愛すぎる!!

やっぱり北欧のあのカラフルでファンシーな世界が好き!
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闇金ウシジマくん Part2(2014年製作の映画)

3.5

逆説的にわかるお金の大切さ。

闇金怖い怖い怖い!!ってずっと口にしてた笑
菅田くん目当てだったけど、好きな役者さんたくさんいたから、テンション上がりました。

麦ちゃん、不思議なオーラあるなあ。
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英国王のスピーチ(2010年製作の映画)

4.0

みなさま、観たい!と思って何度も借りたはいいものの結局何度も観れずに返却したことないですか?笑 私には常にそんな”観なかったものには福がある”シリーズがあるのですが、やっぱり観た方が良いですね!(当た>>続きを読む

蜜のあわれ(2016年製作の映画)

4.0

「おじさま、あたいねっ」
自分のことをあたいと呼ぶ金魚の「赤子」と作家の「おじさま」。

1〜2章までは赤子とおじさまの甘美な時間。(田村のおばさんの霊とかおじさまの教師愛人が出てくるけども笑)
残り
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リリーのすべて(2015年製作の映画)

4.5

例えば寄り添い支えられていた人が自分と同じ性を求めたら、物事は単純じゃなくなるでしょう。隣にいた異性がいなくなり、自分の知らない相手が目の前に現れる。

ゲルダの愛は深い、というけれど、その超越した想
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マジック・イン・ムーンライト(2014年製作の映画)

3.5

エマ・ストーンの可愛さ。
コリン・ファースも良かったなあ!

価値観の違う男女の恋愛、っていうベタな設定をマジシャンと占い師に置いて、しかもちょっとレトロちっくな20年代の舞台!ウディ・アレン、いいな
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バケモノの子(2015年製作の映画)

4.0

観る前からわかってたけどずるいよね、見事に泣かされちゃった。笑
やっぱり背景や人物の細かい描写がすごくて、どれくらい描きまくればこのアニメ出来るの…なんて密かに敬意を払いました。

キュウタと熊鉄の絆
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シカゴ(2002年製作の映画)

3.5

視点の面白さ。ここでは犯罪を犯したことが主人公にはプラスに働くし、ストーリー自体は見せ方次第でシリアスにもなりそうなのに、ミュージカルってところが良い!

リチャードギア出てたの知らなくて無駄にあっ!
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モンスターズ・インク(2001年製作の映画)

4.0

こういうシンプルなメッセージ性とか楽しさを描くのっていいよね。複雑に描き出すよりも素直に伝わることもある。
だからブーと別れる場面はうるってくる。

ブー可愛すぎて、癒されすぎた。笑
サリーとマイクた
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キャロル(2015年製作の映画)

5.0

目線と煙の映画。
耳に聴こえる音も音楽も、目にするキャロルの仕草もお洋服も、何もかもがこの作品に取り込まれる。
映画館で観る『キャロル』は極上の物語。
何百回の「愛してる」の言葉よりも目線を交わせばわ
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共喰い(2013年製作の映画)

3.0

菅田くん祭り第6弾(まだ継続中)女性を殴ってしまう性癖を持つ父に嫌悪感を抱く息子の遠馬。母は地元の川近くで魚屋を1人営み、父と父の新しい相手、琴子と3人で暮らす遠馬。父と琴子の行為を目撃した遠馬は彼女>>続きを読む