kyonさんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

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湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

5.0

「お母ちゃんはね、赤が好き。情熱の色!」

冒頭の娘のアズミがいじめられたことから呼び出された宮沢りえ演じる母親フタバが返した台詞。

この瞬間から、ああ、この人はこういう人、愛を与えようとする人だっ
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ぼくの伯父さんの休暇(1952年製作の映画)

3.5

美しい映像にBGM、そしてユロおじさん。
動きを見る贅沢。

ロバート・アルトマン ハリウッドに最も嫌われ、そして愛された男(2014年製作の映画)

3.5

アルトマンのこと全然知らない!やばい!ってことでまずは予備知識もらえるかなと思い鑑賞。

Altmanesque=アルトマンらしさをテーマに複数の関係者にインタビュー&アルトマンの歴代の作品やホームビ
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ミラクル・ニール!(2015年製作の映画)

3.0

映画館の予告見ててずっと気になってた作品。

最初と最後のカットが同じなの良かったな。
コメディでふざけてるんだけど、よーく考えたら全能の力があっても実際どうなのかサイモン・ペッグに笑わせられつつ、問
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ロング・グッドバイ(1973年製作の映画)

3.5

アルトマンもっと良くも悪くもはちゃめちゃなイメージだったけど、反省!笑

観ていて飽きない時間。
引き込まれる時間。

ちゃんと言語化したい。

ネクタイのモチーフ
70年代だからこその空気感。

何者(2016年製作の映画)

3.5

有村架純ちゃんのハマり具合が印象的。

就活を通した群像劇だけど、拓人を中心としているような感じだから演劇サークルのギンジへの妬みや羨望が大きく描かれていたかも。

原作を知らない分すっと観れたけど、
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ベイブ(1995年製作の映画)

3.0

ベイブのよちよち歩きにきゅん。
動物の真理みたいな部分が垣間見える。

マネーモンスター(2016年製作の映画)

3.5

ジュリア・ロバーツの指示出しとそれに応える仕事できるスタッフたちにかっこいいと思いつつ、事件のラストに切なくなった。

世界一キライなあなたに(2015年製作の映画)

4.0

事故で身体に麻痺を負ってしまった男性が自分の可能性を含めて愛する人に託す。

彼の死を止められないことと彼を愛する気持ちが交差していて、テーマに含まれる内容が考えさせられる。

だからこそ冒頭の男性が
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アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅(2016年製作の映画)

4.0

アリスと愉快な仲間たち、なあんか憎めないハートの女王様、衣装展を見に行っていたから、映像に映る衣装の数々に惚れ惚れ。

ラストにかけて思いのほかぐっときて、気持ち良かった☺︎

胸騒ぎの恋人(2010年製作の映画)

5.0

金髪の美青年ニコラに一目惚れしたゲイのフランシスとストレートのマリー。

作中で語られるのはフランシスから観たニコラ、マリーから観たニコラ。だからかとってもふわっとした人物像で惹かれてしまう。
彫刻み
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美しいひと(2008年製作の映画)

4.0

レア・レドゥの圧倒的な美しさにやられる。どの作品でもどこか謎めく雰囲気を纏っていて、細かい表情の動きに惹きつけられる。

「私を一生かけて愛してくれたのはオットーだった」
「期間限定の愛しかないのよ」
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偽装の女(1937年製作の映画)

3.5

1800年代のイギリス、結婚を誓った(?)男性は戦争から10年後戻ってくる。
30歳のフィービーは若かりし頃の自分と比べ、自信をなくしている。から、メイクや服装で若がえりを図り、姪の設定で愛する男性の
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怒り(2016年製作の映画)

4.5

疑いを持つものは実は本物で、信用を持つものは表面上には見えない何かを孕んでいるかもしれない。

素性が明かされない人間が登場する3つの物語の軸にあるのは八王子で起きたある夫婦の殺人事件の犯人が整形をし
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わたしはロランス(2012年製作の映画)

4.5

まずあの画面のサイズで高まります笑

ロランスとフレッド、惹かれ合い求め合う2人。けど、ロランスの心は女性でフレッドは迷いながらも支える。愛の形は様々で、生き方だって様々。

普通ってなんだ、愛ってな
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プリティ・ベビー(1978年製作の映画)

3.5

1917年のニューオリンズの娼館に生まれたヴァイオレット。ゆえに彼女も母親や周りの娼婦と同じ道を辿り、12歳で娼婦デビューする。少女と娼婦、そしてそんな女性たちの生き方と彼女たちをフレームに収めるため>>続きを読む

プルートで朝食を(2005年製作の映画)

4.0

舞台は1970年代のイギリス、アイルランドの独立運動が盛んな時代、女性の心を持った男性のパトリックの半生を描いた同名小説原作の映画。

70年代のこの時期、パトリックのような”女装”(をしているように
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スローガン(1968年製作の映画)

4.0

妻子持ち売れっ子CMディレクターのセルジュと18歳の少女、エヴリンとのどうにもならない恋。

セルジュ、ずるいなーなんて女性からしたら思うけど、それはバーキン演じるエヴリンも同じで自らを幸せにするのが
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エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)

4.5

自分の中でこの感覚をずっと大切にしまい込みたい作品。
クレメンタインのゆらゆら揺れる色とりどりの髪色、装い、空気感、ちょっとしたファンタジーの中で生々しい男女の感情が描かれていてすごく好きな作品でした
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キンキーブーツ(2005年製作の映画)

3.5

最近舞台でも話題の『キンキーブーツ』。ドラァグクィーンのローラが愛しくて、色んなものを背負ってるからこそ輝いて見える。彼女が発する言葉の裏側に潜むたくさんの傷、チャーリーや周りを優しく見守る姿がかっこ>>続きを読む

耳をすませば(1995年製作の映画)

4.5

最近ジブリ作品を新しく観たり、観返したりしていて涙腺がやられています。笑

それはおそらく製作陣の著書を読んだり、映画について考える中でその素晴らしさに改めて気付かされたり、気付いてしまったりしている
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君の名は。(2016年製作の映画)

5.0

”一生に一度、こんな出会い方が出来れば”なんて夢見たくなるような作品。

性別や時空を越えて入れ替わった少年少女たちが自分たちの未来をめがけて良い意味で裏切ってくる。

なんで突然入れ替わったか明かさ
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若草物語(1949年製作の映画)

4.5

19世紀後半のアメリカ、マーチ家の4姉妹を描いた群像劇。

男まさりで作家を目指す長女ジョー、可憐でロマンチストな次女メグ、強気で美しさを求める三女エイミー、ピアノを奏でる優しい末っ子のベス。三女と四
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スミス都へ行く(1939年製作の映画)

4.0

キャプラとジェームズ・ステュアートの『スミス都へ行く』をやっと鑑賞。”やっと”の作品が多い…笑

最近シン・ゴジラを観たり、政治ニュースとか目にしたり、偶然似たような本のエピソードとか読んでいたりした
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トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

4.0

名前や部分的に知っていた『トゥルーマン・ショー』、やっと観れた☺︎

主人公トゥルーマンの生きている世界や人生、周りの人々はトゥルーマン以外みんな作られた人工的な世界。
それは「トゥルーマン・ショー」
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17歳の肖像(2009年製作の映画)

4.0

今更ながら、やっと鑑賞。笑

1960年代のロンドン。大学の受験を控える16歳のジェニーは偶然出会った年上の男性デイヴィッドに惹かれ、彼が見せてくれる大人の世界に足を踏み入れていく。毎日”退屈”な受験
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赤ちゃん教育(1938年製作の映画)

3.5

鈍臭い研究者の男とこれまた空気読めない女のドタバタコメディ!

ポイントは今でいうそれフリだよね?っていう絶妙なタイミングで転ぶはアクシデント起きるは逮捕されるは川に落ちるはとにかく派手に何かが起きま
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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

4.5

周りの評判が素晴らしく高い『シン・ゴジラ』、やっと観れたー!!

個人的にはゴジラシリーズちゃんと観たのってこの作品が初めてなので、単体で観たとしても!!満足です!笑

なんだろ、共通敵を未知の生物、
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あなただけ今晩は(1963年製作の映画)

5.0

ビリーワイルダーさまさま!
警官のパトゥーはパリの裏町の”もちつもたれつ”の関係をしらず娼婦たちを逮捕する。そして帽子の中に娼婦たちのヒモが入れた賄賂があったために即日クビに。
で、またもや色々な偶然
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ビフォア・ミッドナイト(2013年製作の映画)

3.5

さて、ついに3作目!
あのパリから再び9年後、やっぱりあの再会がきっかけでジェシーとセリーヌはくっつく!

そして2人の会話の長回しはもはや快感の領域。笑

ただ、ジェシーの息子の問題からセリーヌの仕
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ビフォア・サンセット(2004年製作の映画)

4.5

ジェシーとセリーヌの続編!
あの”半年後の同じ日に同じ場所で”の約束が描かれてると思っていたら9年後!笑

でも実際続編も年月が経っているから現実味があるよなあ。

9年後、再会を果たした2人は
お互
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フィリップ、きみを愛してる!(2009年製作の映画)

4.0

ベタな演出にクスっとし、予想外の展開にどきっとさせられた作品だったな。笑

警察官のスティーヴンが事故で生死をさまよったことをきっかけにずっと隠していたゲイとしての自分で生きると決めたところからスター
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