lapislazuliさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ジャングル・クルーズ(2020年製作の映画)

4.0

リリーという花の名前がついた女性が奇跡の花(花の形もちょっとユリっぽい?)を探したり、母の象徴である海を怖がっていたけど、水を克服したあたりからなんとなく女性らしさが垣間見えたりと、そういう精神分析的>>続きを読む

サマーウォーズ(2009年製作の映画)

3.8

これって10年以上も前の作品なの…?!と驚かされるくらい仮想空間の世界観が今っぽい(?)のに、その世界線の中で戦っているのが、どこか懐かしさを感じる家族のみんなと夏の風景。久々に「こいこい」やってみよ>>続きを読む

竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

4.1

様々な悲しみと不安に満ちた日常。
あの子はいいなぁと羨ましくも感じたり、
どこか悔しくて落ち着かなくて。
それとは別のもう一つの現実世界。
そこに響く真っ直ぐで透き通ったBelleの声
…。

映像美
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サウンド・オブ・ミュージック(1964年製作の映画)

4.0

ミュージカル映画の中にも、苦手なものや何故か分からないけどなんか観にくい…みたいなものが、ちらほらとある私。でもこの作品はとっても好きなタイプのやつでした!キャラクターたちの心情だけではなく、歴史的背>>続きを読む

スパイダーマン:ホームカミング(2017年製作の映画)

3.9

スパイダーマンも思春期の男子なんだよなぁ。ヒーローなんだけど、何か大きなもののために頑張るという感じではなくて、好きな女の子にかっこいいと思われたいとか、アベンジャーズすごーい!みたいな、そういう身近>>続きを読む

マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

3.9

静かに始まって、静かに終わった。その中にある出来事があまりにも衝撃的なはずなのに、過去と現在のシーンが違和感なく行き来しつつも、淡々と続いていく。声が無く音楽だけが流れるシーンや、人々の視線と距離感が>>続きを読む

ラーヤと龍の王国(2020年製作の映画)

4.0

相手に信じてほしいと願うばかりではなく、まずは自分から行動を起こす。そして自分から相手を信じる。疑いや憎しみの気持ちって、自分で考えている以上に簡単に生まれやすくて、無意識のうちに芽生えてる厄介なもの>>続きを読む

Curve(原題)(2016年製作の映画)

3.5

こういうのたまーに夢で見て、無条件にめちゃくちゃ怖くなるやつ。何の情報もないまま画面に現れる無機質なコンクリートと女性。状況説明とか台詞とかが一切ないからこそ、目の前の悲惨な状況に思わず集中してしまう>>続きを読む

スパ/ザ・スパ(2015年製作の映画)

3.9

オリジナル版と少し長めのThe Jacuzziというタイトルの2パターンを鑑賞。
言葉数が少ないからこその感情というか、何か伝わってくるものというのがあって、あんなに大きな浴槽がみんなで入ると窮屈で、
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Lost & Found(原題)(2018年製作の映画)

4.0

お互いが相手のことを想い、大切にしているからこそのシーンが、この8分弱にたくさん詰まってる。切ないけど美しい。

2分の1の魔法(2020年製作の映画)

4.1

最初は色んな波乱の展開にドキドキ…でもみんなが少しずつ同じ目標に向かいながら絆を深めていく。それぞれのキャラクターが愛おしくなる。
自分を信じろだとか諦めないで一歩踏み出せだとか、そういうアツい言葉が
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愛してるって言っておくね(2020年製作の映画)

4.0

言葉はない。どんよりと暗い影、そしてもう二度と会えない娘との、増えることはないけれどかけがえのない思い出たちがよみがえる。学校へ行く娘を必死に引き止めようとした後、学校という場所で決して鳴り響いてはな>>続きを読む

隔たる世界の2人(2020年製作の映画)

4.0

繰り返して、繰り返して、何度も繰り返して、やっと一瞬見えた光もあっという間に握り潰される…何をしても、何もしなくても。
疑問や理不尽だと思うことに声を上げること、行動を起こすこと、屈しないことの大切さ
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トランスジェンダーとハリウッド: 過去、現在、そして(2020年製作の映画)

3.8

とりあえず手術の話を振る、厚化粧にカツラ、スカートを身につけて、終いには殺される役ばかり、サイコパス多い…こういうステレオタイプって知らない間に植え付けられてるし、それ以外の情報が無さすぎて、自分がそ>>続きを読む

ザ・ファブル(2019年製作の映画)

3.8

原作未読。
ものすごい勢いで銃声が鳴り響いて人が倒れていく…これがいわゆる瞬殺なのね。笑
1年間人を殺さない普通の暮らしを送る中で、鳥を飼い始めて一緒に生活するようになり、今はそれが自分にとっての「命
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名探偵コナン 異次元の狙撃手(スナイパー)(2014年製作の映画)

3.8

アクション炸裂、爆発しまくりの映画でおもしろい。タイトル通りスナイパーだらけなんだけど、コナン君も異次元のスナイパーだと思った。笑

騙し絵の牙(2021年製作の映画)

3.8

オンライン試写会にて。

騙される、というよりは、うわぁぁあそういうことだったんだぁぁあ、みたいな納得と爽快感を味わうような感覚(騙されるのと何が違うんだ。笑)になった。色んなことがどんどん繋がってい
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星の王子ニューヨークへ行く2(2021年製作の映画)

3.6

前作からお馴染みのメンバーが大集合しててテンション上がった!今回はアキームとセミというより、息子をはじめとした家族の在り方みたいなものをテーマにしているような雰囲気。そんな中でも、前作の内容と続いてる>>続きを読む

るろうに剣心(2012年製作の映画)

3.8

不殺の誓いをもとに、逆刃刀を駆使するだけでなく、刀すら使わずに1人でバンバン成敗していく感じ、かっこよかった〜!!

ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります(2014年製作の映画)

3.5

タンクローリー事故がテロに発展して街中が大騒ぎ。エレベーターがない暮らし。飼い犬が手術。何度もぶつかる価値観。波乱の内覧会…。でも、そんな全てが急に結末を迎えたり、新たな一面を覗かせたりする。何気ない>>続きを読む

インターンシップ(2013年製作の映画)

3.9

会社に入りたい気持ちももちろん大切。でも、それ以上に大切なことを見出せたら、きっと違う何かが見えてくる。あのチーム、根はみんな優しくて最高だったなぁ。
…みんなが酒に溺れていく瞬間がたまらない笑

インサイド・ヘッド(2015年製作の映画)

3.9

感情がごちゃごちゃになって迷子になったり、島が壊れそうになったり…。自分の頭の中にはどんな世界が広がっているのかなぁと思いつつ、マイナス思考全開の私はきっと、カナシミとビビリが大暴れしてるに違いない。>>続きを読む

スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

3.9

TVや街中で見ていたあのスパイダーマンに、まさか自分もなってしまうとは…!そんな選ばれし運命を受け入れられないうちは、コントロールできない有り余った能力や過酷な環境に翻弄されがちだけど、自分の意思でス>>続きを読む

手紙(2006年製作の映画)

3.9

人との巡り合わせや繋がりというのを考えさせられる作品。少しずつ見えてきた絆の糸1本を、2本そして3本と、だんだん増やしていけば良い。

チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

4.0

裁判での心無い尋問、審理とは明らかにズレていく言葉責め。人を守る為の法律がただの暴力でしかない。
たとえ血が繋がってなくとも、一緒に暮らしたいと思える人と、チョコレートドーナツを食べたり人の温もりを感
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夢追いウサギ(2020年製作の映画)

3.8

頑張ってもどうにもならない時ってある。周りに助けを求めることは悪い事じゃない!

ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

4.2

普通で当たり前だと思ってた日常の中で、色んな経験や感覚を通してきらめきを見つけてく。時には迷子になったり、どうしてこんなことしてるんだろうって落ち込んだりする。でも、そんな中で見つけたきらめきは、決し>>続きを読む

LOU(2017年製作の映画)

4.0

みんなと仲良くする方法を間違えてしまっただけ。すごくほっこりしました。

アナと雪の女王2(2019年製作の映画)

4.0

エルサに求められている事が大きすぎて大変だなぁ…という呑気な感想は置いておいて、1をしっかり観た人ならめちゃくちゃ楽しめると思うし、とにかく映像がキレイ。クリストフにツッコミ入れまくった。笑

フェアリー・ゴッドマザー(2020年製作の映画)

3.7

ドレスを着て、お城に行って、素敵な王子様とめぐり逢うことだけが、真実の愛であり幸せの証…というハッピーエンドを、見習いゴッドマザーが大暴れしながら覆していく物語。愛を伝えたい相手は誰なんだろう。

ハリー・ポッターと賢者の石(2001年製作の映画)

4.0

初鑑賞!!!ハリーってこんな境遇で育ってきた子だったのね…とびっくり。

キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)

3.8

現実と妄想がごちゃごちゃになってる中で、コメディの王になりたいという目標は決してブレない。名前を覚えてもらえないという一種のアイデンティティのようなものを否定される分、たくさんの有名人のサイン(あれ本>>続きを読む

世界から猫が消えたなら(2015年製作の映画)

3.7

誰かにとってはどうでもいいものでも、別の誰かにとっては人生の一部とも呼べるものだったり、ないと困るものだったりする。
色んな奇跡や偶然が重なって今がある。先が見えない不安に押し潰されそうになることもあ
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ロマンティックじゃない?(2019年製作の映画)

3.8

街にいるみんなが自分を見てキザな笑顔を振りまいてくる、電話番号の伝え方が独特、ただの着替えをも一つの立派なシーンになる、どっかから聞こえてくる音楽…
こんなの現実じゃあり得ないっしょ、ってアメリカの人
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弱虫ペダル(2020年製作の映画)

3.8

原作や事前情報は一切無い状態で観ましたが、…カッコいい!!!
一途に追いかけたいと思えるものが増えてどんどんのめり込んでいく主人公と、それを支えたり役割を与えたりすることで居場所を作る周りの人たちの熱
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コンフィデンスマンJP プリンセス編(2020年製作の映画)

4.5

騙される爽快感より、結末の感動の方が大きかったので、今までの展開とは違って、これもこれで好きだなぁぁこういうの!ってなりました。そこからの髭男のエンディングはもうズルいです。笑
プリンセスがケージを壊
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