Lewisさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

雨の日は会えない、晴れた日は君を想う(2015年製作の映画)

3.8

破壊

配偶者の死と残った者の苦悩については、他の映画でたくさん描かれてきた気がするけど、こんな風に気持ちを表現した映画は珍しいと思った。
自分が壊れないため?今となっては確かめようもないフラストレー
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DESTINY 鎌倉ものがたり(2017年製作の映画)

4.2

素敵な日本のSFファンタジーが出来上がっていた!
予告映像、映画名、主演の二人くらいしか知らずに観ました。正解でした。

まさに実写版ジブリだった。
鎌倉という土地が、現代と昭和レトロとファンタジーを
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あゝ、荒野 後篇(2017年製作の映画)

4.2

あわわわわわ…
狂気的だった、神がかってた、菅田将暉。

前編の感想に、
ボクシング姿は満喫したから、ストーリーと終結に期待。と書いたけど、まさか期待を裏切った展開だった。

後編は前編よりももっと、
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ハクソー・リッジ(2016年製作の映画)

4.0

行動の背景には何が。

戦場のシーンからは辛すぎて休憩しながら観た。ドスがハクソーリッジを降りた時にやっと息が出来た心地がした。

戦場では何が正しいのかなんてわからないけれど。彼が英雄であることには
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gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)

4.3

子育て方針の違いを、法廷を巻き込んで家族会議する羽目になったファミリーの話。

自分の子育ての方が正しいと、数学者と哲学者が闘うから面白い。

子育ての正解を証明することは難しいけれど、
愛の存在の証
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あゝ、荒野 前篇(2017年製作の映画)

4.0

菅田将暉たくさん映画出てるのねー。どれも演じ分けててご立派な…

本作も他の映画の合間に撮っちゃったの?とスケジュールやら体力やらを勝手に心配しちゃうほどの熱量、なりきり感。ファンになっちゃうよねー。
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銀魂(2017年製作の映画)

3.6

キャストの贅沢さ。
豪華なコスプレ大会。

観る人によって、気に入るキャストやキャラが異なりそう。

シリアスな場面と思わせての、新八とフェミニストのやり取りが私は好きだった。この二人の演技、笑った。
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コヨーテ・アグリー(2000年製作の映画)

3.9

歌もダンスもカッコよかった!
田舎娘の上京サクセスストーリー。

セクシーなのにエロくない。カッコいい。
お父さんと娘のストーリーもよかった。彼もいい奴で、応援してくれる。
自己実現に向けて弱点を少し
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ピッチ・パーフェクト2(2015年製作の映画)

3.9

ガールズ応援歌!
気軽に観れて、楽しくて、最後は感動もする女性向けの映画でした。
エミリーの登場のインパクト!最後まで見るともう彼女がツボです。パワフルだなー。いいステージでした!

アンドリューNDR114(1999年製作の映画)

4.3

ロボット、アンドロイド、SFというところで敬遠していた本作。
人に勧められて観てみると、とっても温かい映画でした。

感情を持たないはずのロボットが、創造性を持ち、感情を持ち、家族愛を知り。ついには、
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ピッチ・パーフェクト(2012年製作の映画)

4.0

軽快で爽快なのに、ストーリーは割と骨があるというか、王道なので、見ごたえがあった。

それぞれのキャラがバラエティ豊かに作られていて。
その個性が輝くことで、最後、チームがまとまって力を成してた。
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ショート・ターム(2013年製作の映画)

4.5

焼きたてのケーキの匂いとか
殴られたときの血の味とか
ハグしたときの温かさとか
張り詰めた緊張感とか
全速疾走した後のつまる息とか

一緒に体験してると錯覚するくらい、五感が伝わってくる映画だった。
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ダラス・バイヤーズクラブ(2013年製作の映画)

3.8

テキサスのプレイボーイなカウボーイがHIV感染を機に、生きるために必死に生きるようになる。

自分が欲する治療薬を投与したい、生き続けたい、という患者としての当たり前の希望を、周りの同疾患患者に波及さ
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遠い空の向こうに(1999年製作の映画)

4.2

感動青春ドラマ。貧しい炭鉱町が舞台の、ロケット作りに熱中する高校生グループの話。家族や先生、町の人との関係が作品に深みを持たせている。

王道で先の読める展開。セリフがいちいち響くのは、そのキャラクタ
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バーレスク(2010年製作の映画)

4.5

サイコーだった!!
ブロードウェイでみてみたい。もっと早くに観てればよかったー。なぜ今までみなかったのか。あー、幸せだった。

テスの執念のこもったバラードが、アップテンポ調の映画に緩急つけてた。アラ
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マリアンヌ(2016年製作の映画)

3.6

王道。作り物。ブラピにマリオンの、歴史物ラブストーリー。

世界戦争に翻弄され、試された愛。

ブラピってこんなに切ない顔できたっけ?
とにかくイケメンと美女の絡みを観れるんだからそれだけで眼福だし、
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T2 トレインスポッティング(2017年製作の映画)

4.0

20年後も相変わらずのクズっぷり。
ダサくて、危うくて爽快だった!
今回は薬物だけでなく、旧友の集合、郷愁がテーマ。

カッコ悪いのにスタイリッシュ。前作同様BGMの使い方がピタピタとハマってた。主要
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ワイルド・スピード ICE BREAK(2017年製作の映画)

3.3

オープニングにノレるかワクワクするかが、その映画を最後まで楽しめるかどうかに大きく関わってくると、あらためて確信した映画だった。

本作はノレれずに反ったタイプ。
このシリーズはこれが初めての鑑賞。な
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コードネーム U.N.C.L.E.(2014年製作の映画)

3.3

アトミックブロンドを観た後だからか。本作は品が良すぎて、緊迫感が弱かった。ハマりきれなかったなー。スパイ映画豊作だから、どれが好き?って話で盛り上がっても楽しいかも。

トレインスポッティング(1996年製作の映画)

3.7

スタイリッシュ。
幻覚と現実の入り混じる、ファックな美しい世界。
最後の一発と言い続け、再発の一発を繰り返す。延々と続く、更生と堕落。オープニングにリンクするエンディング。終始かっこいいBGMが、痺れ
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アトミック・ブロンド(2017年製作の映画)

3.9

女ハードボイルドだった。
色が抑えられてて、ブロンドと血潮が際立ってた。氷の中にあるのは、美しい凶器。

多くのスパイを騙し続けていたけれど、最後の最後に騙されていたと気づくのは私たち。

わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

4.0

“I DANIEL BLAKE”

観終わった今、
映画名の意図がはっきりと理解できた。

わたしは、ダニエルブレイク。それ以上でもそれ以下でもない。

ケイティ役の惨めさが、悲しすぎて涙をそそる。
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はじまりへの旅(2016年製作の映画)

4.0

面白かった。極端さを映すことで当たり前の大切さを知れる。
キャンプの本場アメリカならではの映画。

例えば強靭な身体をもち、様々な教典を諳んじられ、宇宙の理に近い学問を知っていようと、その個人の能力は
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海よりもまだ深く(2016年製作の映画)

3.6

普通、を作り物の中で表現するってすごく考えられてて緻密な作業なんだろうなぁ。

父と子については、家庭が崩壊してから必死になるところがクレイマークレイマーに似たテーマを感じた。

女はリアル、男はロマ
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スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)

4.4

斬新!
斬新なのにテーマは王道!

死体が生きる事を教えてくれる映画。
恋や友情や親子、生や性について、死体が一緒になって考えて体験させてくれる。

これは新しいバディ!
つかみは不謹慎な気もするけれ
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自虐の詩(2007年製作の映画)

3.2

ラストのほろりをみるための、コントのような長いフリ。中谷美紀の演技力があるから成り立つ映画。

LION ライオン 25年目のただいま(2015年製作の映画)

3.5

迷子が裕福な家庭で育てられ、25年経って自分のルーツを突き止める話。
インドとオーストラリアの貧富の差をみせつけられる。
実話。

ドリーム(2016年製作の映画)

4.5

胸がいっぱいになる!

黒人女性が偏見や差別のある社会で、実力で認められて行くストーリー。それが、三人分あるから見応えたっぷり。しかも、みんなママだし、プライベートもカッコいい。
三人が三人ともキャラ
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何者(2016年製作の映画)

3.3

就活を舞台に、現代のコミュニケーションツールとしてのツイッターを切り口として、人間のさがを映しだそうとしている。

人間の嫌なところを見せつけられるから、とくに終盤の二階堂ふみと佐藤健のやり取りはホラ
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沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

4.2

“村人は押し黙ったままでした”

モキチの聖歌が聞こえなくなった後の波の音が耳に痛かった。彼らに神の声はどんな風に聞こえたのだろうか。

神とは、赦しとは、布教とは、政策とは。

神と人との愛をみせつ
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ドクター・ストレンジ(2016年製作の映画)

3.3

シリアスの中の馴染まないコメディが居心地の悪さを生んでいた気がしたけど、CGは凝ってた。
ただ、インセプションのそれと比較しながら観てたし、インセプションの方が物語的にも好きだったので、本作は満足感が
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たかが世界の終わり(2016年製作の映画)

3.0

多弁な家族の会話を延々聞かされる。
伝いたいことをこんなに引っ張るかなー。

映画として撮したいことは分からないでもないけれど、退屈だった。陰影とか音楽の使い方とか色遣いは美しかった。

冒頭の帰省中
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ムーンライト(2016年製作の映画)

3.7

シャロンはいつも不安顔。半生を3部に分けて描いている。

ヤク中の母に育てられた黒人のシャロンが、「オカマ」と言われ同級生から虐めをうける。

唯一の友達はケヴィン。ケヴィンとの絡みは常に、リトルの時
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ワンダーウーマン(2017年製作の映画)

4.5

とても面白かった。
大味なのかなと思って観たけど、そんなことはなかった。今までみたアメリカヒーロー映画の中でダントツ面白かった。

美女を2時間超観ていられる幸福感はもちろん、ストーリーにも魅せられた
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