ロメ男さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ロメ男

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わたしたちの男(2010年製作の映画)

3.6

ホースマネーを鑑賞した直後だからか歩く動作や握手、鼻歌などの動作がやけに気になってしまう。

覆らないドキュメントの強固さと伝承?

バタリアン(1985年製作の映画)

3.9

自分では観ないような作品だったので薦めてもらってよかった。

このゆるさはたまらない。

裁かるゝジャンヌ(1928年製作の映画)

4.8

高速バスにイヤホンを忘れる大失態への対抗策として久しぶりにがちサイレントで鑑賞したんだが、最高すぎる。

音がなくとも、言葉が最小限でも、こんな映像が撮れればなんてことない。どれだけ幸せなのだろうか。
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黄金の河(1998年製作の映画)

4.3

めちゃよかった。

代母のカオスさで話が進むのかと思いきや代父はただのムッツリだし、継子の女は要所要所で本性むぎ出しになるし、相当ヤバい奴らが入り乱れる。

それを象徴するかのように、画面はよくどこに
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ドウロ河(1931年製作の映画)

4.1

音楽なんてなくとも、ショットを切り貼りしリズムをつけることで作品として成立するんだろう。

最高のモンタージュ。

オリヴェイラの遺作にも繋がるこのコラージュ、つまり再構成は感情をとても豊かにしてくれ
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月の寵児たち(1985年製作の映画)

4.5

観て数時間経ち、かなり心地よい余韻を味わってる。

フィクスの絵(画)と裏腹に人は流れる。ショットが切り替われば、人々の流れが交錯し人生が交わる。

登場人物は不倫をしたり窃盗をしたり、冷たさを感じて
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トスカーナの小さな修道院(1988年製作の映画)

-

寝不足すぎてところどころウトウトしてたけど、なんかそのウトウトが許されるぐらい観ても聴いても心地良かった気がしてる。

とりあえずもういっかいみる。

女はコワイです/恋する男(1962年製作の映画)

4.0

テレビ越しにステラに恋をしてしまうシーン、ソファに座るエテックスを背後から撮ったショットは、好きでもないあの女の手があたかもステラの手のように見え、ステラが誘惑してくるように見える。あのショットがどう>>続きを読む

破局(1961年製作の映画)

4.2

約10分抜け目なく最高すぎる。
演出自体の凄さもさることながら、それを可能にするエテックスの身体性も高く評価したい一作。

大恋愛(1969年製作の映画)

4.8

最高。

初めの長回し、人が動き何かが起こる、その連鎖からもう引き込まれてしまう。
ああエテックスのカラーも最高だなと思ったのも束の間、プロップスを用いた現実世界⇔妄想世界の往来こそ面白いものの、これ
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.3

天気の子が最悪だっただけにそれよか良かったけど、良くも悪くもって感じ。

RADWIMPS以降の邦ロックによくある、あなたがいない世の中なんて必要ない的な一種の自己中発言は映画に要るのか? 結局その言
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アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

2.6

あんだけ丁寧に対話の重要性説くくせしてカーンとの本当の対話はほぼない。

ドラマを見てないから果たして"このカーン"は映画のみの登場なのかとかほぼ知らないけど、それにしてもこれを絶対悪と決めつけ、流れ
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The Lonely Villa(原題)(1909年製作の映画)

3.5

クラスカッティングのスリリングさは超いいけど、最近みたグリフィスの映画の中ではあんまりなほうだった

The Girl and Her Trust(1912年製作の映画)

4.0

列車とトロッコの追いかけっこクロスカッティングは文句なしに最高。

まじで躍動感あふれる列車なんだが、最後男と女が列車に腰掛けイチャイチャするシーン、列車はゆっくり後退していく。
煙とか色々相まっても
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ドリーの冒険(1908年製作の映画)

3.7

映像の可能性信じるしかないじゃん!!!

ここでいう映像の可能性は反復動作によって未来がある程度予測される、そういった意味での話の展開の可能性と、そこまで人々の知的好奇心をくすぐる映像の素晴らしさとし
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ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

2.5

頼むから回想シーンいれて追悼感溢れさせるワイスピみたいなことをごく当たり前かのようにやらないでくれ。

追悼映画の側面が思ったより強く、ごちゃごちゃさせすぎで全く収拾ついてない。

もうちょっと丁寧に
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ラ・シオタ駅への列車の到着(1895年製作の映画)

-

蓮實重彦、ショットとは何かを読むにあたり視聴。

運動がしっかり捉えられている。

密使と番人(2017年製作の映画)

3.8

Hi'Specの音楽や、手元や人間の動作を丁寧に映すカメラは、大きな括りで時代劇といえば水戸黄門という家庭に生まれた私からしたらかなり新鮮なもので面白さを感じる。

決して失うことのできない唯一無二の
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Helpless(1996年製作の映画)

4.4

高校生の時に見たぶりだろうか?
あの時浅野忠信の本当を知ってから随分日が経ってしまったが、あの時の感覚は間違いではなく改めて浅野忠信の本当を再認識した気分。

粗削りだろうがなんだろうが、偏愛とも呼べ
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タバコ・ロード(1941年製作の映画)

4.3

今日たまたまテレビでかまぼこ製造会社を継いだ若い女性の話してたんだけど、なんかめちゃいいタイミングだった気がするぞ。

チャールズ・グレープウィンは時代の変化に何処か気付きつつもそれを無視しようと試み
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翼に賭ける命(1957年製作の映画)

4.2

あんまり回想シーン自体好きじゃないんだけど、これの結婚シーンに繋がる鏡のショットは特別なんか好き。

東京の闇(1982年製作の映画)

3.0

YOUは何しに日本へ?をみるときの気恥ずかしさと愛おしさを感じるのは自分だけ?

大人は判ってくれない(1959年製作の映画)

3.8

新学期操行ゼロといい、今作といい学校とかに対して文句しかなかった幼少時代に何もできなかった自分を思い出してしまいもどかしい。

健康でさえあれば(1966年製作の映画)

4.4

タチもキートンも好きな自分からしたらこんなの最高でしかないんだが、とりわけ1つ目と4つ目が最高すぎた。

1つ目に関して、本の中の恐怖を妻の些細な言動やランプの色を用いて現実世界に引き込む様や、逆さま
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絶好調(1965年製作の映画)

3.9

このうまくいかなさを愛おしく思える感じ最高

たそがれの女心(1953年製作の映画)

4.2

手紙から雪のマッチショットは忘れられないし、なんか上手くいかない色んな反復動作をぶち壊すデシーカ演じる男爵がまじ推せた

マダムはこーゆう女は嫌いだランキングにノミネート。

あこがれ(1958年製作の映画)

3.0

最初の少女が自転車走らせるショット始まりは好き。

シルビアのいる街で(2007年製作の映画)

4.0

いたってシンプルだが奥深い。 カフェシーン、主人公の彼女たちをみる視覚は私の知覚を刺激し続ける。シルビア(仮)と出会う前、カメラも動かず、ごくシンプルな映像なのだが飽き(空き)がない。

ラジュテや、
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

4.0

一回見るだけではかなり評価しづらいというのが今の率直な感想。

話が進むにつれて、ケイコは聾者でありながらも口の動きやその場の雰囲気から内容を汲み取っているという描写が表れてくる。彼女は日常の嫌味な会
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