Carlyさんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

Carly

Carly

映画(432)
ドラマ(1)
アニメ(0)

相棒 劇場版III 巨大密室!特命係 絶海の孤島へ(2014年製作の映画)

2.2

映画館で観る作品ではなかった。
島を舞台にしてはいるが、孤島という割には絶体絶命感が伝わってこない…国内だからだろうか?政治家が絡んでいたがそれにしてはあっさりとしていた感も否めない。
個人的見解だが
>>続きを読む

相棒-劇場版II- 警視庁占拠!特命係の一番長い夜(2010年製作の映画)

3.8

あまり小西真奈美は個人的に得意ではないが、観ていてそんなことも気にならないくらいの展開の運びは見事。警察という巨体な組織に潜む闇にフォーカスしていた。実際のところはどうかは分からないが、会社規模くらい>>続きを読む

相棒-劇場版- 絶体絶命!42.195km 東京ビッグシティマラソン(2008年製作の映画)

3.4

薦められて観た映画だが、ドラマの相棒と同じく抜けがなく、最後まで張り詰めた極上の緊張感を与えてくれた。結末はとても哀しいものでもあったが、未来があることも同時に伝えてくれた。現代社会が抱えている問題を>>続きを読む

マラヴィータ(2013年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

デニーロが元マフィアという役どころの説得力たるや。おまけにこの家族、母親もさることながら姉弟が怖い。さすがマフィア一家と感心せざるを得ない。
一つの虚飾から物語は思いがけない方向へと転がっていくが、そ
>>続きを読む

探偵はBARにいる3(2017年製作の映画)

2.0

高田と探偵のやりとりは1作目から変わらず魅力的だし、やっぱり笑ってしまうところもあるんだけれど全体的に物足りない。だんだん大衆向けになっていってる気がする。
北川景子演じるヒロインも強気でいいキャラだ
>>続きを読む

探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点(2013年製作の映画)

2.9

題材は悪くないんだけど、1作目の方が見応えがあった。良かったところは、やはり探偵と助手という定番のコンビ。個性の強い助手、というのは逆転シャーロック・ホームズのようで面白い。ヒロインがヒロインらしから>>続きを読む

探偵はBARにいる(2011年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

シリーズの中では一番好き。原作を読まずに鑑賞。大泉洋と松田龍平のコンビは不動のものになると確信した。掛け合いの間の使い方が絶妙。完全に見下して馬鹿にしている松田龍平の視線が良い。
悪役がチープなところ
>>続きを読む

シュガー&スパイス 風味絶佳(2006年製作の映画)

3.3

夏木マリ演じるグランマの印象が今でも妙に鮮明に残っている。優しいだけじゃだめ、ありふれた台詞の筈なのに溶けて消えることはなかった。
寂れた街並みとか、ガソリンスタンドとか、どこか古きよきを回顧させると
>>続きを読む

彼女がその名を知らない鳥たち(2017年製作の映画)

3.6

クズだらけの映画なのに、なぜか目を離せない。不倫と暴力。不愉快にしかなれない話の展開。最後まで酷い話だったが、ここまで貫けば逆に爽快かもしれない。ただ、気落ちしている時に観るのはオススメできない。もろ>>続きを読む

冷静と情熱のあいだ(2001年製作の映画)

4.0

未成年の頃に観て、なんて美しい映画なんだと思った。イタリアの風景とエンヤの音楽。この組み合わせを考えた人、天才。出てくる絵画や美術品も一つひとつ見入ってしまった。この映画のお陰で、いつかドゥオモでエン>>続きを読む

藁の楯(2013年製作の映画)

1.8

三池監督らしいと言えば、らしい作品。一度観ればもういいか、となってしまう。話に厚みが足りない。

大沢たかお、悪くはないけれど完全に藤原竜也に飲み込まれていた。存在感の違いが浮き彫り。主役が飲まれてる
>>続きを読む

カイジ 人生逆転ゲーム(2009年製作の映画)

3.1

藤原竜也と香川照之の演技に見入ってしまう。内容云々よりもそっちが焦点。原作は未読だが窮地に追い込まれた人間がどんな行動に出るのか、というところは見物である。
それにしても藤原竜也は叫ばせたら右に出る人
>>続きを読む

DEATH NOTE デスノート(2006年製作の映画)

3.2

漫画原作で実写化が成功と声を大にして言える数少ないレア作品。松山ケンイチの再現性も高いが、わたし的にはそれよりも藤原竜也。本当にこの人は善人よりも、善人の皮を被った悪人がよく似合う。ほくそ笑む瞬間の表>>続きを読む

バトル・ロワイアル(2000年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

公開時、確か中学生で何かと問題になっており、レンタルでしか観れなかった記憶がある。(どうでもいい補足だが当時、藤原竜也ファンだったわたしはかなり残念がった)
そしてようやく観れた時の衝撃が凄かった。ス
>>続きを読む

カノジョは嘘を愛しすぎてる(2013年製作の映画)

1.8

このレビューはネタバレを含みます

原作を読んでしまったので評価ダウン。良さが生かしきれていない気がする。もやもや。
でもラストシーンはきれいで良かった。

大原櫻子のキャスティング、歌声は悪くはないが雰囲気が違う。それより酷かったのは
>>続きを読む

清須会議(2013年製作の映画)

3.8

映画だけでなく色んな媒体で戦国時代については視てきたが、斬新だった。キャストが豪華すぎてついていくのに必死なところもあったが…それでも最後にきっちりとまとめてくるのが三谷監督の素晴らしさ。終わった後で>>続きを読む

ザ・マジックアワー(2008年製作の映画)

4.0

話がすれ違っているのになぜか辻褄が合ってしまう三谷マジック。
妻夫木さんは適役だった。挙動不審具合が本気だと伝わる。佐藤浩市も良かったけれど、もう少しオーラ消さないと素人に見えないよね…

ラストシー
>>続きを読む

THE 有頂天ホテル(2005年製作の映画)

4.3

恐らく三谷監督作品の映画では個人的ナンバーワン。圧倒的に面白い。よくもこんなに笑いの要素を一つの映画に集約できたものだな、と毎回感心してしまう。香取慎吾の手元に全ての物が返ってくるのはありきたりな節も>>続きを読む

笑の大学(2004年製作の映画)

3.8

高校生の頃に観て、初めて映画館で声をあげて笑って泣いた。他の観客も皆そうだった。
役所広司と稲垣吾郎の掛け合いが凄くて、圧倒されてしまう。内容はやはり三谷ワールドが全開。細かいところまで行き届いていて
>>続きを読む

アンフェア the end(2015年製作の映画)

1.6

伏線回収はアンフェアならではの創意工夫が感じられて満足だったが正直、前作の方が完成度は高かった。これがシリーズ最終章とは頗る残念である。ドラマも前作までの映画もスペシャル版も全て繰り返し観ているが、こ>>続きを読む

スパイダーマン:ホームカミング(2017年製作の映画)

3.6

マーベルで唯一スパイダーマンは苦手なんだけどこれは歴代スパイダーマンの中で一番好感度が高かった作品。アベンジャーズメンバーが出ているからかもしれないけど…←

一つ物申すなら悪役が物足りない。初恋(?
>>続きを読む

はじまりのボーイミーツガール(2016年製作の映画)

3.9

フランス映画。邦題はイマイチな感じなので、原題そのままが個人的には良かったかな。
でも映画自体は素敵だった。
ありがちな光景かもしれないけれど、だからこその良さが見えた。フランス映画の好きなところはフ
>>続きを読む

ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)

3.8

難解なミステリー。
思考がなかなか追い付かないのは"家族"の構成が広い上に亡くなっている人物もいるせいだろうな、きっと。原作とは違う結末というのも一興。

それにしてもルーニー・マーラが素晴らしい。
>>続きを読む

天使にラブ・ソングを…(1992年製作の映画)

4.0

こどもの頃から何回も観ている作品。
ストーリーの運びに一貫性があって映画としてもかなりの完成度だが、それよりもやはり劇中歌に心が惹かれてしまう。
現実にはあり得ないだろうな、と思いつつ、こうだったらい
>>続きを読む

ホビット 決戦のゆくえ(2014年製作の映画)

3.9

ビルボ・バキンズに対する心象はホビット三部作で完全に覆された。フロドが彼を誇りに思うのは当然のことだ。それが証明された。
旅の中で仲間に、敵に、翻弄されながらも正しい事を少しずつ手繰り寄せていく。主人
>>続きを読む

ホビット 竜に奪われた王国(2013年製作の映画)

4.2

ホビット二作目。
今まで見られなかったレゴラスの故郷を観られて満足。一重にエルフの住むところと言っても裂け谷とは違って作りの細かさに脱帽。
樽に入って川下り、エルフの身軽さに思わず視線を奪われてしまう
>>続きを読む

ホビット 思いがけない冒険(2012年製作の映画)

3.6

最初は観るつもりはまるでなかったけれど、劇場で観て正解だった。ロード・オブ・ザ・リングとホビットの世界観は小さな画面ではなくスクリーンで観るべきだ。

ホビットとドワーフ。身体つきから生活まで何もかも
>>続きを読む

ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還(2003年製作の映画)

4.2

完結までの道のりは長かったけれど、この作品に関してはその長さが良い役目を果たしていたように思う。これを短くしていたら辻褄が合わなかったり、話の詳細が分からなかったりしただろう。王道らしくハッピーエンド>>続きを読む

ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔(2002年製作の映画)

4.0

前作で道が別たれた旅の仲間。
それぞれの道のりを余すところなく描いていて、この人たちは今どうしてる?なんて思う事がなかった。
国王の心理描写もまさにそれだ、と言わざるを得ない。不安や焦燥がありのまま表
>>続きを読む

ロード・オブ・ザ・リング(2001年製作の映画)

4.1

最初に観た時は長すぎて冒頭で観るのを諦め、数年後に再チャレンジという初めての作品。
映像、音楽、演技、何もかもが美しい世界。
ホビット、エルフ、ドワーフとそれぞれ全く違う人種が統一性をもって描かれてい
>>続きを読む

パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊(2017年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

呪いがあっさりと解けてしまってびっくり。早々に頭が真っ白になってしまった。
敵も亡霊で水から出られないって、アステカの金貨の呪いとデイヴィ・ジョーンズの掛け合わせみたい。なんだかなぁ。それにしてもジャ
>>続きを読む

パイレーツ・オブ・カリビアン/生命(いのち)の泉(2011年製作の映画)

3.3

シリーズの、と言うかジャック・スパロウのファンだから絶対に観たい!で映画館に行ったけれど、これまでの作品に比べると満足度は低め。
個々に観るとペネロペも人魚の彼女も良かったけれど…悪役の信念の無さかな
>>続きを読む

パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド(2007年製作の映画)

4.0

かなり長さがあった筈だけど、それを感じさせないところが凄い。アジアの海賊や、他の海域の海賊が勢揃いしていて、個性爆発で面白い。
裏切りや出し抜きが幾重にも重なりあって、どれが真実なのか分からなくなりそ
>>続きを読む

パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト(2006年製作の映画)

3.9

徹底された世界観。CGやら何やら色々の賜物なんだろうけれど、隙のないところは前作同様に素晴らしい。
続編への布石である作品だが、展開が次々と切り替わっていくのに置いていかれる事がなく、ノッていける。
>>続きを読む

キングスマン(2015年製作の映画)

3.7

まさかの2作目から観たパターン、にしてはどちらも面白いまた珍しいパターン。
両方に共通して言えるのはテンポの良さと軽快な音楽。世界観が現代、というのも入り込みやすいのかな。スパイの存在は非日常だけど、
>>続きを読む

ザ・ビートルズ EIGHT DAYS A WEEK‐The Touring Years(2016年製作の映画)

4.5

今より音響もアンプもマイクもイヤモニも環境なんて何一つ充分じゃなかった時代に5万人を前にステージをやり遂げた。けれど、彼らの心境はどうだったのだろうか。その本質にインタビューという形で触れることができ>>続きを読む