Carlyさんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

Carly

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ナチュラルウーマン(2017年製作の映画)

2.6

ダニエラの演技と歌声、音楽はまさしく本物で素晴らしかった。
けれど一本の映画として見ると、やや厳しい。
間延びしたシーンが多く、洋画の当たりが良い最近にしては珍しくまだ終わらないのか、と思ってしまった
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ONCE ダブリンの街角で(2007年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

この作品が"はじまりのうた"と"シング・ストリート"に繋がったのか、と納得の作品。二作品に比べて見劣りはするものの、低予算であったこととなぜそうなったのかを聞いたら納得。

楽曲はどれも良くて、観るま
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ローズの秘密の頁(ページ)(2016年製作の映画)

3.6

ルーニー・マーラが綺麗。時代の女性らしさがあって、現代人ぽさがしっかりと抜けている辺りが素敵。
最後に近づくにつれ何となく結末は予測できたけれど、点と点を結びつける存在がはっきりと見えても良かったかも
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

2.8

あまり印象に残る楽曲がなくて残念。しいて挙げるならオープニングの高速道路のところの曲と、エマ・ストーンが女友だちと出掛けるところのかな。高速のシーンのダンス、完成度はすごく高いけど車が障害物になってて>>続きを読む

レ・ミゼラブル(2012年製作の映画)

4.3

展開も結末も理解っているのに泣いてしまう数少ない作品のひとつ。
誰も彼もが悲しくて切ない。それぞれが抱えている葛藤や苦悩、その背景が歌でも情景でも表情でも描かれていて犇々と伝わってくる。ダラダラ長いだ
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

4.0

完成度はかなり高め。でもミュージカル映画としてのランク付けは難しい…ラ・ラ・ランドに比べれば全然良かったけれど。
まず、ヒュー・ジャックマンの存在感が圧倒的過ぎて他のキャストとの違いが浮き彫り。特にザ
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戦場のピアニスト(2002年製作の映画)

4.4

今まで観てきた戦争映画の中で、この作品ほど大きなインパクトを残したものはない。絶望的な世界の中で奏でられるショパンのピアノの旋律が例えようもないくらいに美しかった。
状況はどんどん悪化していくばかり。
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幸せをつかむ歌(2015年製作の映画)

4.0

家族よりミュージシャンとして生きる道を選んだ母親。けれどそこに愛がなかった訳ではなく、彼女は自分の人生を歩みたかっただけだ。決して家族を捨てたのではない。それはラストシーンを見れば明らか。どんな家族に>>続きを読む

シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

4.5

久しぶりに良い映画を観た!と映画館を爽快な気持ちで後にしたのは言うまでもない。
まるで学芸会かのようなチープでダサイPVのスタート、だけどあの年代の子どもたちが取り組むならそれで十分だ。たった一つの行
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ストリート・オーケストラ(2015年製作の映画)

3.3

スラム街でオーケストラ。なんてミスマッチだろう。けれどそれをやってのける、彼は音楽だけが味方だった。
子どもたちとのふれあいを通じて何かが変わっていく。その瞬間をもう少し色濃く残して欲しかった。
劇中
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アイ・ソー・ザ・ライト(2015年製作の映画)

3.9

トム・ヒドルストンの歌声がカントリーミュージックと実に良く調和していた。きっと凄く練習したんだろう、と思わずにいられない。何かと様になる。
小さなラジオ局から大きなステージへ。有名になるにつれ掌から大
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ブルーに生まれついて(2015年製作の映画)

3.8

イーサン・ホークの演奏シーン、とってもクールで魅力的。カリスマ要素が画面越しに伝わってくる。これは惚れるな、と。
チェット・ベイカーの生きざまについてはきっと賛否両論だろう。だがいつの時代もアーティス
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ANNIE/アニー(2014年製作の映画)

3.3

歌は素敵だったし、ミュージカル映画としてはすごく良かったけれどストーリーがイマイチ膨らみがなく、短絡的過ぎる。それぞれの生きざまにもう少しフォーカスしても良かったのではないだろうか。
それにしてもキャ
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AMY エイミー(2015年製作の映画)

4.5

ただ歌いたいだけ、痛切なエイミーの声が聴こえてくるようだった。
彼女の素晴らしい歌声は人々の称賛を浴び、そして彼女の世界は変わっていく。地位と名声を手にした瞬間にきっと彼女は変わりゆく世界から取り残さ
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バーレスク(2010年製作の映画)

4.5

本筋のストーリーは夢見る女のコのサクセスストーリーだが、この映画はそれを見失いそうになるほど音楽性に優れている。それを補うダンスも素晴らしい。きらびやかな衣装とステージも。
初めて観た時はアギレラに目
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マンマ・ミーア!(2008年製作の映画)

4.2

至高のミュージカル映画。
原曲のABBAももちろん大好きだけれど、映画の中でキャストそれぞれが歌うABBAの名曲もまるで劣りはしない。アマンダのキュートな歌声とメリル・ストリープの貫禄といったらもう。
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ドリームガールズ(2006年製作の映画)

4.1

ビヨンセも凄かったが、それよりもジェニファー・ハドソンの歌唱力に驚いた。歌い方に聴き手を惹き付ける魅力が溢れてる。母親になってからの彼女の歌はそれまでのものよりもっと洗練されていて、荒々しくありながら>>続きを読む

イコライザー(2014年製作の映画)

3.4

強い正義感を持つ男、デンゼル・ワシントンは全身でそれを表現していた。やはり暗殺・殺人・スパイものは邦画より洋画。完成度が全く比べ物にならないと痛感。
大人になりつつあるクロエの娼婦姿も目を瞠るものがあ
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ギター弾きの恋(1999年製作の映画)

2.6

可愛らしい魅力満点のサマンサと天才ギタリストの恋模様。はじめからなるべくしてなった恋でないだけに、ヤキモキさせられる面も。ギターの音色は良かったが、題材が題材だけに音楽にはもう少し張り切って欲しかった>>続きを読む

南瓜とマヨネーズ(2017年製作の映画)

3.1

現代にいそうな女。ツチダはどの男と一緒にいてもダメな女なんだな、と。
あの手のクズ男はオダギリジョーがベスト。
クズなのに格好いいから狡い。

オトトキ(2017年製作の映画)

4.2

昔のイエモンを知らないが、再集結からのイエモンは追い続けてきた。その舞台裏を見られて本当に良かった。ツアーの裏側にあった事実に泣かされた。
年末の吉井さんの声の不調はニュースで知っていたが、映像で観る
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アウトレイジ 最終章(2017年製作の映画)

3.2

北野武の作品にしては少し控えめだったのかな?前までのアウトレイジの方が色んな意味でデンジャラスだった気はする。とは言え、変わらぬ世界観、そこに潜むリアリティ。好きならのめり込むところだ。
大森南朋がそ
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銀魂(2017年製作の映画)

3.7

どうなるものか、とかなり心配していたが、想像していたよりずっと面白かった。もう少しクレイジー要素があってもいいかも。原作のことを思えばやや物足りない。もっとぶっ飛んでも成立する、それが銀魂だ。
実写化
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追憶(2017年製作の映画)

1.9

映画館で観たことを激しく後悔。これなら地上波を待てば良かったレベル。折角素晴らしいキャストがこんなにも揃っているのに、全く存在感を活かせていない。なぜだ。涙を誘うシーンも描かれていたが、全く引き込まれ>>続きを読む

何者(2016年製作の映画)

3.0

至るところで頷いてしまった。意識高い系、表に真意を出さない系、等々。就活は人間の本質が見えるシチュエーションとして一級品。それを介しての人間模様を描くというのは面白かった。それぞれの思惑に左右される感>>続きを読む

湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

3.9

邦画で泣くことはほぼないのだが、これは泣いた。宮沢りえ、本当に病人みたい。元々細いのにきっとさらに痩せたんだろうな。母として娘に何をしてあげられるか、何を残せるか、精一杯考えての行動。自分に残されたの>>続きを読む

SCOOP!(2016年製作の映画)

3.6

それぞれの演技力が圧巻だった。特にリリー・フランキー。まさに怪演。ただの狂ったおっさんにしか見えない。(決して悪口ではない)
福山雅治も普段の彼とはかけ離れた役どころだったが、完全に己の姿を消してなり
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バクマン。(2015年製作の映画)

3.5

細工が細かい。
ジャンプが全面協力したのかな?分からないけど。かつてジャンプを毎週読んでいた身としては目が放せなかった。エンドロールまで釘付け。と言うか、むしろエンドロールが圧巻。
キャスティングもあ
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信長協奏曲(2015年製作の映画)

3.4

ドラマが好きで、映画も期待していた作品。
本筋は史実に基づいているし、そこにややコメディ要素も入り込んで物語が膨らんでいる。
秀吉の狂気がスクリーンから伝わってきて息苦しいくらいだった。山田孝之にはさ
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紙の月(2014年製作の映画)

3.3

宮沢りえが美しい。
素朴でどこにでもいるような、銀行員。最初の、謂わばちょっとした出来心がうまく演じられていた。嗚呼あるある、と頷かずにはいられない。
悪い事をした時、人生の転落は人が思うより早いもの
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BECK(2010年製作の映画)

1.5

音楽を題材にした映画で歌声を完全無視して流さないとは何事か。新しいやり方ではあるが、受け入れがたい。佐藤健が歌えないと言うのなら別の俳優で良かったのでは?彼でなければならない理由は全く見当たらない。そ>>続きを読む

神さまの言うとおり(2014年製作の映画)

2.4

ダルマとか招き猫とか、とても殺人とは無縁のものが激しく暴力的でその違和感が恐怖を助長している。三池監督らしい映画だった。
神木くんはこういう映画で映える役者だけど、福士くんはどちらかと言えば正統派なと
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ニシノユキヒコの恋と冒険(2014年製作の映画)

2.0

邦画って結局伝えたいことの主旨がうやむやになる節があると思うのだが、まさにそれ。時間の尺の長さを感じてしまうのは退屈さゆえだろう。竹野内豊を主演にしたのは良かったけど、他とのバランスも考えてほしい。本>>続きを読む

ローマの休日(1953年製作の映画)

3.9

英語の授業で初めて観た映画。
英会話が分かりやすいとのことだったが、それよりもモノクロなのにこんな美しい映画があるのかと圧倒された。
切ない恋物語。いつの時代にだってある、身分や立場の差。それが阻むも
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シャレード(1963年製作の映画)

3.6

オードリーが見目麗しい。
彼女のジヴァンシィに対する厚い信頼が感じられる作品だった。大人な装いの中にも密かにあるキュートさ。それは彼女の人柄から滲み出るものなのかもしれない。

相棒シリーズ X DAY(2013年製作の映画)

3.4

杉下右京がほぼ不在の相棒。
期待していなかったが、良い意味で裏切られた。これは、面白い。田中圭のチクチク刺さるような皮肉(嫌味)が嫌悪感を担う半歩手前で良い味を出している。しかもその相手が伊丹刑事とい
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