なななさんの映画レビュー・感想・評価 - 14ページ目

ななな

ななな

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ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(2016年製作の映画)

3.0

見応えはあった
最初のテンポこそ悪いものの、これから始まる先にずっと続くサーガへの橋渡しとしては良い映画なのではないか、と
アクションも派手に、自己犠牲の上に成り立つ希望
ただこれがSWシリーズの一つ
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溺れるナイフ(2016年製作の映画)

4.0

なかなか面白かった
鮮烈、だけで描き切った作品
一見、はみ出し者の恋愛ものと思いきや、ストーリーは思いもよらない方向へ
お互いがお互いを必要とし依存し合う関係でありつつも、そこを認めないというか、別世
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この世界の片隅に(2016年製作の映画)

5.0

優しい映画だった
ゆったりとした空気の中戦争のなかに生きる人々
とても珍しい普通に日常を生きる人々
感傷的な部分を極力なくし、そこで生きる人々に寄り添った映画だった
すずさんを愛おしく思う
明日が明後
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何者(2016年製作の映画)

4.0

なるほど、ホラーとは納得
裏の顔ならぬ、裏垢
持ってる人にとってはもうここ自分の心の闇を覗き込んでいるようで見ていられないだろう
単なる就活群像劇かと思いきや、そこにあるのは人として他人より優れていた
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SCOOP!(2016年製作の映画)

4.0

なるほど、面白かった!
テンポの良さらさることならがら、この仕事最高っすね!となる件までがかなりいい感じに描かれていて、もうこの辺楽しくて仕方なかったな
静さんと仕事をする楽しさってのをここだけでよく
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映画 聲の形(2016年製作の映画)

5.0

リリカルでゆるふわーってヒーロー恋物語かと思ってたら想像を軽く超えすぎるくらいに重くて潰された
聾啞はただのキーワードでしかなくそこにある感情と状況ははとても生々しく重く、罪背負わされるし覚えあるでし
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怒り(2016年製作の映画)

5.0

三者三様の信じる
あまりにも重くあまりにも苦しくも全く長さを感じさせず、ぐいぐいとこちらを引っ張る人間ドラマだった
他人を信じる、ということは想像以上に難しく、かといって信じませんというのは出来ず
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スーサイド・スクワッド(2016年製作の映画)

2.0

ハーレイクインの魅力はわかる
とてつもなくキュートだ
作り手もそこにしか興味がなかったのだろう
恐ろしく他のキャラが立たず、そしてストーリーも雑ときて、アクションも見応えなしで音楽も全く合わない
キャ
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君の名は。(2016年製作の映画)

5.0

いつもの新海誠でノスタルジーに浸るかと思いきや、とんだ現実映画で壮大すぎる愛の物語に驚いてしまった。
リンっと画面が切れるごとに鳥肌が立ち、リンと糸が切れるごとに泣いてしまう。
そんな体験をしたのが久
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ニュースの真相(2016年製作の映画)

3.0

報道に勢いがあった前半と打って変わってから転落していく様をただ見ることしかできない後半
派手ではない分物足りなさも感じるが、丁寧でとてもわかりやすく作られていた
どうしようもなく何が出来るでもなく、巨
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トランボ ハリウッドに最も嫌われた男(2015年製作の映画)

4.0

とても見ごたえがあった
ハリウッドに嫌われたよりも、ハリウッドと闘い続けたその過程を見ていくと、あの目に映るクレジットには胸がいっぱいにならずにはいられなかった
芸術と自由を信ずるトランボの闘い方はな
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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

3.0

今この現代の日本にゴジラが現れたら
なるほどそのシチュエーションを一定のリアリティをもって描いたゴジラだった
ゴジラの変体は第1から見応えあり、それから進化し続ける度にわくわくし、いつ、あの私たちが知
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ファインディング・ドリー(2016年製作の映画)

4.0

ハンディキャップとどう生きるかを描く夏休みムービー
それは大人にも充分に伝えるものがあり、また親としても思うところがたくさんあるであろう、非常によくできた映画だった
ドリーの両親を見ているとなんとも言
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シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

5.0

好きだったなぁ
ストーリーはベタなもてたいからバンド始めるってだけなのに、その背景やその時々の気持ちを音楽として表現してくれる
どんどんアーティストとなっていくコナーたちの音楽の作り方にはわくわくする
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ブルックリン(2015年製作の映画)

5.0

これ好きだなぁとしみじみ思える映画だった
故郷を離れ知らない土地へ
あどけない少女は日々の暮らしに自信が持てない様がシアーシャローナンの表情1つでよくよく伝わってきた
けれど、それがイタリア人彼と出会
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帰ってきたヒトラー(2015年製作の映画)

4.0

どこに落とし所をつけるかと思ったらなるほどそうきたか
戦後70年といえどヒトラーを現代タイムスリップさせ、笑いのアイコンとなっている現代で社会風刺とともにシニカルに描かれる独裁者
それは滑稽でおかしく
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神様メール(2015年製作の映画)

3.0

キュートでシニカル、でも優しくて可愛くて楽しめる映画だった
アイデアがおもしろいなーって思ったのと(キリストがお兄ちゃんとかなるほどと)、その話の進め方も独特で興味深かった
まだ削れるだろうと思える使
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64 ロクヨン 後編(2016年製作の映画)

2.0

事件解決に焦点を絞ったから、前編にあった熱さが全く感じられずにトーンダウン
普通の映画になってしまった
模倣事件自体は面白く見れるのだが、犯人がわかってからの感情的盛り上がりに欠け、結局なんだったのか
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ヒメアノ〜ル(2016年製作の映画)

5.0

日常の隣り合わせにある恐怖
ゆるーっとラブコメかと思いきや、森田と同じ目線でアパートを見てからの題名が出るのにぞっとした
さぁ始まるぞこの狂気
セックスと暴力を交互に写すのにはさすがに悪趣味だと思いつ
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アイアムアヒーロー(2015年製作の映画)

4.0

徹底的にやりきったこれぞゾンビ映画という内容だった。
全く臆することなく、また、全く媚びることなくしっかりとゾンビ映画として描きつつ、それでいて可笑しさもこみ上げてくる。
怖い怖いと思いつつも、展開の
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ズートピア(2016年製作の映画)

5.0

あらゆる世代が楽しめるイマジネーションたっぷりの動物の世界
ズートピアの世界にはつどつど感心させられた
美しい映像美とそこは可愛くて面白くてドキドキわくわくできる世界観が広がる映画
そこに入る潜在的差
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レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)

3.0

大自然の中で繰り広げられる復讐劇はよくありがちなもの
かつ、落とし所もよくありがちなもの
それをこの美しい大自然の中で戦い続けたレオの演技はやはり見ものだった
飛び道具だなもはやと思った部分もあるがこ
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スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

3.0

ドラマチックでもなければ劇的に話が動くわけではない
ただそこは実話を元に、丁寧ではないにせよどんどんと核心に迫っていくのは見応えがあったし、なにより真摯に描こうとしていることがよく伝わってくる映画だっ
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ルーム(2015年製作の映画)

4.0

優しい映画だった
描いている事は本当に辛くて苦しくて二人や家族のこれからをも思ってしまうけど、それでもジャックの目に写る世界のなんと瑞々しくそして美しいものか。
彼が初めてみた空に感動してしまった。
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リップヴァンウィンクルの花嫁(2016年製作の映画)

5.0

画面に囚われるかのようにすーっと入ってしまった
恐ろしく無駄がない、180分の長さを一切感じさせず、初めてすーっと引かれる映像とともに、見終わるとこちらも夢から醒めたような気持ちになった
今、この現代
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リリーのすべて(2015年製作の映画)

4.0

正直なところ、この二人どちらにもその本当の気持ちというところは全くわからないのだ
当事者だけが知る想い
ただ観客は終始ゲルダ視点で描かれるリリーの変化を追っていく
どんどん美しくなっていくリリーとどん
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マネー・ショート 華麗なる大逆転(2016年製作の映画)

4.0

これはちょっと難しいかも…と真剣に見ようと構え始めたら、用語説明のお姉さんにおもわず笑ってしまった
テンポよく、音楽よく、こちらを楽しませて見せようという意志がよくよく伝わってくる映画だった
正直、用
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64 ロクヨン 前編(2016年製作の映画)

3.0

演者たちも感じていただろうとても熱量のある映画だった。
超豪華俳優陣を余すとこなく使いきり、個々がベストアクトレベルの演技を見せてくれる。
しっかりとした本の上に、熱さと真剣さをぶつけ合ってくれるだけ
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ディーパンの闘い(2015年製作の映画)

3.0

うーん、すごかったが、見終わったあとに、これは…と苦笑してしまった。
社会派と見せかけておいて背景は曖昧。
穏やかに終わるかと思いきや、突然の闘い。納得した。
いつかそうなるかもと嫌な予感として思っ
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キャロル(2015年製作の映画)

4.0

美しい恋愛映画だった
少女のようなテレーズと完成された大人のキャロル
その完成された大人に惹かれ、反対にそのあどけなさに惹かれた二人
天から降りてきたようと言われれば誰だって舞い上がってしまう
後半の
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恋人たち(2015年製作の映画)

4.0

不快なところもある。イライラすることもある。主婦とか正直、あぁしみったれた日々を過ごしたくないと思ったし、気持ち悪いとも思った。
でもこれはどこかの誰かのリアルなのだろう。こうやって私が道を歩いている
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暗殺教室(2015年製作の映画)

3.0

山田くん、菅くん、目当てで。
特に印象には残らなかったが、この物騒でありつつもいかにも漫画の世界でとても受け入れやすくて嫌いじゃない。
特に入れ込むこともなくさくっと見れる感じがよかった。

オデッセイ(2015年製作の映画)

4.0

苦手なリドリースコット監督。全くストレスを感じない作品だった。
終わりはわかっているがそこまでの運びが困難ありつつも実にスマート出会うストレート。
死にたくないに絞ったストーリーも音楽もユーモアも最高
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ザ・ウォーク(2015年製作の映画)

4.0

この偉業が正しいのか正しくないのかそれは計れない。犯罪であることは確かだから。それでもこの偉業を何度もbeautifulと言い、皆は讃え興奮する。映画もその作りだった。
単純な言葉でドキドキワクワク。
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サウルの息子(2015年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

あぁ彼らは今から死ぬんだ。
そんな見方から始まってしまったがこのサウルの目線では日常であり、機械的に繰り返される日々のひとつにしかすぎない。そんな中で出会う息子を埋葬しようとする。
1つのとっかかりが
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