PAOさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

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50回目のファースト・キス(2004年製作の映画)

4.2

ラブコメディな感じとシリアスさが相俟って、緊張と緩和のバランスが心地良い。
夜中に部屋で何も考えずボケ〜っと観れて
だけど、気づいたらめっちゃ前のめりで観てしまってるやんってパターンの映画。
彼女の親
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アイスと雨音(2017年製作の映画)

4.0

本作の一番の売りのひとつは「ワンカット」なわけですが、近年ワンカットって増えてきてるしあまりそのワードに惹かれないなぁって方に物申したい。
この映画に関しては、ワンカットで撮影した凄さを沢山の人に感じ
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ラプラスの魔女(2018年製作の映画)

3.2

作品自体も映画のPRの露出も、諸々もう少し派手であってもおかしくない程のコンテンツだと思うんだけどなあ。
キャストも監督も原作者も超一流なのにどうしてこんなに地味なイメージがあるんだろ…
終始ミステリ
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のみとり侍(2018年製作の映画)

3.3

江戸時代にはこんな商いがあったんだねえ。
当時の日本人なんて現代以上にちんちくりんな時代だと思うんですが、阿部さんあまりに日本人離れした体の作りじゃないか。
こんな洋風なサイズ感の侍ありえないよねえ。

恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

3.5

思春期の時ってちょっとしたきっかけで恋に落ちるんだよね。
その恋の相手がオッサンだったんですよ。ってだけの話しであって、あえて映画にする事ではない。って程に内容が普通すぎるなあ…映画化するぐらいだから
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なんちゃって家族(2013年製作の映画)

4.0

ストーリーは最高に好きだな。
中だるみせずにずっと面白い。
わたしの「ベストオブ家族賞」にノミネート。

羊の木(2018年製作の映画)

3.5

犯罪者を集めて過疎化問題を抱える町に住ませる事で、町の人口減少と犯罪者の雇用問題をソリューションさせるという国家によるパイロットプロジェクトってことで。非現実的だけど、映画だしSF要素だと思って割り切>>続きを読む

スノーマン 雪闇の殺人鬼(2017年製作の映画)

2.8

可もなく不可もない、シンプルなミステリーだったなぁ。

BLEACH(2018年製作の映画)

3.3

CGはやはり評判通り圧巻だったよね。アクションはちょっとイマイチだったかもだけど…ポスターなどのビジュアル完成度も鬼高だと思います。
アニメ実写化においてキャスティングについては、どの作品も多かれ少な
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ブリグズビー・ベア(2017年製作の映画)

4.0

これ観て改めて感じるのは、私達の好奇心や挑戦心というのは大人になる過程で無駄に付いた知識や恐怖心という雑念によっていかに制限されてしまっているか!ということだ。
25年間「ブリグズビーベア」以外のメデ
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焼肉ドラゴン(2018年製作の映画)

3.4

大阪ってコリアンタウンもあるし、大阪の一部の町は確かに在日コリアンの方が多いですもんね。
私の前の会社の社長も在日だったし、仲良い先輩も出逢って3年目まで在日韓国人だと知らなかったぐらい3世や4世とも
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三度目の殺人(2017年製作の映画)

3.9

わかりそうでわからない。
このバランスが秀逸。
法の狭さや矛盾に対するアンチテーゼと、キリスト教を思わすメタファーの数々。
作中で強烈な印象を受ける「赤」の意味するものとは…
もちろん観た者それぞれの
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ボストン ストロング ダメな僕だから英雄になれた(2017年製作の映画)

3.8

この作品を観てから私自身もフルマラソン大会を走ることになったのですが
あんなに沢山の人で混雑する中、爆破テロが起こったと考えると…本当に恐ろしい。
テロ発生からレスキューまでの描写には目を覆いたくなり
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シャッター アイランド(2009年製作の映画)

4.1

正直、オチが読めた人も少なくはないと思う。私も読めてしまった口だけど、当たった時めちゃくちゃ嬉しかったし、初回見た時もネガティブな感想はなかった。
何故なら圧倒的にそのオチが一番面白いからですね。
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8年越しの花嫁 奇跡の実話(2017年製作の映画)

4.0

正直、フィクションです。
と言われてしまえば「だよね〜!」と頷くほどに綺麗な話しであり、出来た話しなわけです。
それがまさかの実話なわけですから、実際にこんな奇跡があるんだ!!ということにまず驚かされ
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5パーセントの奇跡 嘘から始まる素敵な人生(2017年製作の映画)

3.9

主人公の視覚障害だけでなく、ホテルの厨房でサリヤをアフガニスタン移民が助けてくれたりサリヤ自身も父が移民だったりと、移民問題も入れてますが、
映画プロデューサーが日本人の移民ていうのもあるのかもね。
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.2

誰の心の中にも大事にしまってある「初恋」の淡くて苦くて酸っぱい思い出
というのがテーマなんだけど、彼の場合はこの恋だったわけで。
エリオはオリバーに惹かれている感情を殺すことができず、苦悩し葛藤した末
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カジノ・ハウス(2017年製作の映画)

3.1

とりあえず主演がウィル・フェレルだったんでぶっ飛び系コメディに違いない!と鑑賞してみた。
そして狙い通りめちゃくちゃぶっ飛んでた。
間違えて斧で人の腕を落としてしまうシーン、血みどろすぎて恐怖だったけ
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サニー/32(2018年製作の映画)

3.0

出た出た白石監督節。
またどえらく飛躍した内容だったなぁと。
あんなステキだった小学校教諭が「なぜその考えに至り、なぜ突然猟奇じみだしたのか」みたいなところに謎が残ります。
人格が破綻し変貌していくあ
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なくもんか(2009年製作の映画)

3.0

めちゃくちゃハムカツ食べたなる。
逆に言えばハムカツ食べたい時にもこの映画を思い出す。
もう “ぺらっぺら” の “コテッコテ” のトランス脂肪酸の塊みたいなハムカツが食いたい。

夜は短し歩けよ乙女(2017年製作の映画)

3.0

とりあえず酒が飲みたくて仕方がなくなる。
酒テロ映画。
酒好きとしては、こんな一夜を過ごせたら本望。
「夜は短し〜」に反し、本作の一夜の長さな。

家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。(2018年製作の映画)

3.4

伝説的なyahoo!知恵袋のやつだよね。
実際の話しなのかな。
勿論、飛躍しまくってるんだけど、根底にある愛情とか感情の表現はすごく日本的だよね。すごく遠回し!すごく抽象的!
「月が綺麗ですね」は、夏
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いぬやしき(2018年製作の映画)

3.1

個人的には人間じゃなくなってもいいから、あの機能身につけたいな。
心なくなるなら嫌だけど、心もちゃんとある設定だもんね。ほな最強やん。

ラブ×ドック(2017年製作の映画)

3.5

結局「プラシーボ効果」ってやつだね。
んで「マザーハンド的」なやつであり
「FBI効果」ってやつであり
「バーナム効果」ってやつだな。

アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

3.8

“才能は誰にでもある”
“だけどそれを表現できるかは別だ”
自分の才能が何かを自覚し表現することができる人は、その才能以上に表現の才能すら兼ね備えているわけだよね。
基本、自分の才能が何だったのかわか
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blank13(2017年製作の映画)

3.9

監督が根っからの映画ヲタクなんでね。
従って、映画ヲタクの心を掴む憎い演出というのを熟知してらっしゃる。
行間というか間合いというか余白というか。そういう一拍置く演出が目立ちます。
メロウなテンポの悪
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ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

4.8

家族全員の視点にフォーカスを当てていて「どんな人間も誰だって悩みはある」っていう構成が良かった。
オギーだけが特別じゃない。
本当に心が満たされて心が暖かくなる映画だった。

言葉や腕力の暴力は「強さ
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劇場版ドルメンX(2018年製作の映画)

3.5

いつまでも歳をとらない宇宙人たち。
宇宙人なのに美意識は地球人と一緒の設定。俺たちイケメンだもんな、みたいなこと言ってたり。
歳を取らないって羨ましいなぁなんて思っていたところ宇宙人に地球人が一言。
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となりの怪物くん(2018年製作の映画)

3.1

久々にアオハル系観たな。
漫画や映画だからいいんだけど1階から3階ぐらいまでビュンてジャンプしたり、ぐるーんて全員投げ飛ばしたり。怪物すぎんだろ。
菅田将暉さん、高校生役いつまでやるんだろうかね。
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女々演(2017年製作の映画)

3.3

嫌いじゃないよ、じょじょえん。
焼肉屋もこの映画もね。
女という生き物のめんどくささは、女じゃなきゃわからないんよなぁー男が思ってる2億倍はめんどくさいんよなぁー。笑
何枚もの舌をもち、悪口や不幸が大
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At the terrace テラスにて(2016年製作の映画)

3.7

妙に鼻につく連中だなーって。笑
「100%富裕層向け映画」と断言してますからね。はい、富裕層でないのですみません。
まずタノウラの喋り方と常に自分本意な会話や、シリアの戦争や日本の自殺率といった飛躍し
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孤狼の血(2018年製作の映画)

4.1

むしずが走る程に、不愉快な映像のオンパレード…
海に流れた石油の様にギラギラと黒光りする不穏な世界。
どす黒い映画を描かせたら現代では白石監督の右に出る者はいないんじゃないかとすら思う。
個人的に「O
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南瓜とマヨネーズ(2017年製作の映画)

3.5

Barとかライブハウスとかキャバとか
夜の仕事やってる世界に住む人々の縮図。

少しの間自分もBARで働いてた経験があったんだがこんなのがよーく来た。

普通の企業で働いている人達がこの映画を観たら「
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勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

4.4

自分の世界を誰かに押し付けるなんてできないし、しちゃいけないなぁと改めて感じた。
自分の世界と同じ世界を持つ友人や恋人を探すことは、とてつもなく無駄な時間だと思う。

価値観が似た人を探すんじゃなく、
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オー・ルーシー!(2017年製作の映画)

3.6

完全にマンネリしきった毎日のループにいた40代独身せつこに突如現れたジョンという新しい風。
と同時に得た“ルーシー”という新しい名前と金髪のカツラ。そして知った欧米のハグの温もり。
その瞬間から彼女の
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あなた、そこにいてくれますか(2016年製作の映画)

3.9

作り方がずるい。泣かないわけないし、琴線に触れないわけない!
ずるい、というのはすごい褒め言葉でして。
プロットが本当によく出来てる。
どう泣かせたろうかーって具合に作りこまれた感も否めないけどね。
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