ミッシェルの活動期間はちょうど僕の20代前半だった。ミッシェルとpre-schoolが僕の20代前半のかなりの部分を占めていた。ちょっと遅い青春だったといってもいい。ミッシェルがいなければ、僕の人生は>>続きを読む
暴排法以降、暴力団員の生活はさまざまな場面で制限されるようになった。銀行口座がつくれない、ローンが借りられない、幼稚園を追い出される…。暴排法が、「法の下の平等」を明記した日本国憲法に反するかどうか、>>続きを読む
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「貧乏だが愛のある人生」「金持ちだが愛のない人生」。どちらを選ぶか。よくある「究極の選択」である。ただ、この問いかけで「愛ある人生」と言われたとき、ぼくたちは「かけがえのない家族と、友人たちに恵まれて>>続きを読む
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キューバ革命後の1964年5月、チェ・ゲバラのインタビューを軸として、チェ・ゲバラが革命運動に参加する1955年7月から、1959年1月2日のハバナ制圧直前までの回想を挟みながらストーリーは進む。イン>>続きを読む
感想、長い。
というと、2文字で終わってしまう。ので、長い、というところからこの映画の感想を広げてみよう、と思う。キリスト教の寓話的な話から理解しようとする人が多いみたいだけど、僕は全然わからないし>>続きを読む
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ガイ・リッチー版シャーロック・ホームズの第2作。前作ではほとんど登場しなかった真の敵・モリアーティ教授といよいよ直接対決。モリアーティが狙うのは、軍事産業を握ったうえでヨーロッパ諸国の戦争を引き起こし>>続きを読む
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昔、2001年のM-1グランプリでまだ新人だった麒麟が、「小説風漫才」というのをやった。これがものすごい高評価だった。内容は、前半で大して面白くないネタを2分ほどやり、後半で同じネタをやりながら、川島>>続きを読む
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奥田民生のように飄々と、でも決めるときは決める、そんな男になりたい主人公コーロキ。でもコーロキは「狂わせるガール」に振り回されて全然「民生」になれない。
という話で、そういうとなんだかありがちな恋愛>>続きを読む
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話の構造はごく単純。ホームズの敵役のブラックウッド卿が、黒魔術で人々を幻惑してイギリス政治を牛耳ろうとする。でも実は魔術は科学を用いたペテンで、ホームズに見破られるという話。ただ、イギリスの当時の歴史>>続きを読む
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八百長サッカー選手が転落し投獄され、またその場で賭けサッカーの当事者となる。八百長を拒否すれば濡れ衣で刑期が伸びてしまうと脅された主人公が選んだのは…という話。
コメディーなのだけどわざとらしい笑い>>続きを読む
1979年から80年にかけて発生した、在イランアメリカ大使館人質事件を題材にした映画。カナダ公邸にかくまわれていたアメリカ人外交官6人の脱出とそれを試みるCIAエージェントの活動を描くのだけど、成功す>>続きを読む
アレントを主役に映画を作るって、いったいどういう話になるのだろう、と思っていた。果たして、アレントの人生のうち、とりわけ『エルサレムのアイヒマン』をめぐる論争に焦点を当てることで、ストーリーの「核」と>>続きを読む
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前半から中盤は、「なぜ殺したのか?」から「犯人は誰か?」というオーソドックスなミステリーのように展開していく。ところが、後半から一挙にそのような「謎解き」が放棄される。すなわち、「誰を裁くのかは誰が決>>続きを読む
「フォレスト・ガンプ」という個人名を冠したタイトルだけど、アメリカの1950年代から80年代の歴史をフォレスト・ガンプという一人の男の人生を通してみる、という印象だった。ただ、アメリカ万歳的な映画でも>>続きを読む
物語は主人公のオギーだけに焦点があたっているわけではなく、オギーの周囲にいる人間の環境や内面にも話が及ぶ群像劇的な手法も取り入れている。そのことが、物語に深みをもたらしている。つまり、障害をもった子を>>続きを読む