Makikoさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ラマになった王様(2000年製作の映画)

3.6

ディズニーが黄金期から暗黒期へ移行する過渡期の作品。
カートゥーンのノリで長編作ったらこんなんできました的な軽いタッチの映画なんだけど、これが割と失敗じゃない。スタッフとキャストが優秀だったんだろうな
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バットマン リターンズ(1992年製作の映画)

3.8

ゴッサム・シティ=気の触れたおじさんとおばさんたちの動物園。
バットマンというかティム・バートンの映画だった。前作のジョーカーに負けず劣らずの完成度を誇るミシェル・ファイファーのキャットウーマンと、ダ
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バットマン(1989年製作の映画)

3.4

あんまり内容覚えてないけど多分バットマンの教科書としては最適なんだろう、ジャック・ニコルソンのジョーカーに説得力がありすぎる。

レゴバットマン ザ・ムービー(2017年製作の映画)

3.8

こっちもおふざけなんだけど、某日本製アニメと違ってちゃんと原作リスペクトがあってよかった。みんなかわいいね!!

(豆)ゴッサム・シティ・サイレンズ推しとしては嬉しいカットがある。

ディック・グレイ
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めがね(2007年製作の映画)

3.9

何も起こらない映画大好き。『チャンシルさんは福が多いね』で小津映画好きの主人公が「あんなの何も起こらないじゃないですか」と言われて「起こってるじゃないですか!」とキレるシーンがあったけど、普通に本当に>>続きを読む

オーシャンズ8(2017年製作の映画)

3.5

夢女子が死ぬ間際に見る夢みたいな映画だった。良い意味でも悪い意味でも出てくる人々が完璧すぎて、110分もあったのに、えっこれで終わり⁉︎って感じ。最初から最後までずっと同じテンポで進むのをつまらないと>>続きを読む

バイオハザード:ザ・ファイナル(2016年製作の映画)

2.7

①ものすごく金のかかったホームビデオ。
②めまぐるしいカットの切り替えで、さすがに鈍ってきたミラ・ジョヴォヴィッチのアクションを誤魔化す。
③ディスポーザブルローラ。

結局クレアとジルは共演できなか
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さかなのこ(2022年製作の映画)

3.5

似たテイストでこの前に観た『こちらあみ子』は、よどんだ空気の中で一瞬だけ心地よい風がピューっと吹くような映画だったけど、こちらは一見ポップで可愛らしくて自由なように見えて随所にえぐみがある。可愛らしい>>続きを読む

ぞうのババール(1989年製作の映画)

-

母殺害シーンとサイのゾウ国侵攻→ゾウたち強制拘束のシーンに心が痛んだ覚えがある。逆に言うとそこしか覚えてない。

追記:YouTubeを見て少し思い出した。ババール母銃殺とサイの侵攻は別の作品かもしれ
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ニンジャバットマン(2018年製作の映画)

2.5

良くも悪くも日本のアニメ。戦国時代劇と巨大ロボにアメコミを混ぜるな危険したなんとも言えないアニメ。声優陣はアホみたいに豪華。
日本人がつくってるから日本の描写に対する不安がゼロなのはいいけど、自分の見
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スペース・プレイヤーズ(2021年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

『スペース・ジャム』は観てなくても大丈夫。おそらくそれを知らない人がメインターゲット。

NBAの選手とその息子がワーナー社のデータベースの中に入ってアルゴリズム相手にすったもんだする、いわばワーナー
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ワンダーウーマン(2017年製作の映画)

3.6

何かを学んだDC/ワーナーが軌道修正したとのことで、評判通りの高品質な作品だった。アメコミ×戦争映画でオタの心をガッチリと掴んでくる映画でもある。

存在自体がフェミニズムであるワンダーウーマンを主役
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バットマン&ハーレイ・クイン(2017年製作の映画)

3.6

コンパクトにまとまっていてDC超初心者でも面白かった。キャラクターデザインは90年代のTVアニメ版バットマン(アニメイテッド・シリーズ)に近いものになっているようで、シンプルかつコミカル。
一応お子様
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ランデヴー(1976年製作の映画)

4.0

爽快感!これが全部リアルだというのが奇跡というか、神様が味方してくれないとこんな映像は取れないよなって感じの映画。

スーサイド・スクワッド(2016年製作の映画)

3.0

期待値が高かったばかりに、正直けっこうひでえなと思った。なんか地味。ここまで重いのが続いたからかハチャメチャに振り切れてない感があって、結局何がしたかったのか……。

ハーレクイン小説を読むハーレイ・
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バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生(2016年製作の映画)

3.3

評判が悪すぎてドキドキしてたけど思ってたより良かった。ただ内容の割に長いので分割して観た。
ワンダーウーマンの登場によって全てがチャラになる映画。サウンドトラック“Is She With You?“の
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シュガー・ラッシュ:オンライン(2018年製作の映画)

3.4

とにかく自分とこの権力を見せつけるような小ネタの宝庫で、公式の二次創作とはまさにこういうことだなと思いました。キワどいジョークもあってファンダムの力を感じたなぁ……。
公開前から話題になっていたプリン
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マン・オブ・スティール(2013年製作の映画)

3.2

んー……DCEU観始めたけど、初っ端からこの雰囲気・テンポだとめちゃくちゃ心配だな🫤そもそもスーパーマンにそこまで思い入れがないからか、キャラクター像に魅力を感じなかった。期待してはいけなかったやつか>>続きを読む

翔んで埼玉(2018年製作の映画)

3.7

開始5秒でテレ玉くんが登場。青山や赤坂が東京屈指のハイソな街だと思っているあたり地方出身の発想だなあと思ったがまあそんなことはどうでも良い。
最近、比較的東京寄りの埼玉とか千葉県内に住むのが精神衛生上
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地獄(2009年製作の映画)

3.6

幻の未完作を追ったドキュメンタリー。エキセントリックな映像に惹かれてずっと気になっていた作品だったけれど、監督の神経質そうな様子を見ていると未完に終わったのも納得がいく。嫉妬に狂う男のPOV映画だった>>続きを読む

長沙里9.15(2019年製作の映画)

3.5

日本ではまずなかなかお目にかかることのない「朝鮮戦争映画」。先日見た「日本人が朝鮮戦争について知らないのはアメリカが映画にしてこなかったからだ」というようなツイートを思い出しながら鑑賞。
仁川上陸作戦
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WANDA/ワンダ(1970年製作の映画)

3.7

ものすごく惨めな気分の日に駆け込みで観た。やはり映画は慰めのためにあるメディアだなと再認識。
バーバラ・ローデンが監督・脚本・主演を全部やっていることを知らずに観てびっくり。ワンダという人物が絶妙に「
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科学者とジェンダー(2020年製作の映画)

3.5

職場の同期に勧められて。女子学生が圧倒的に多い文系大学で主に女性の教員にお世話になってきた自分にとっては、衝撃的なエピソードが多く、今までいかに恵まれた環境で研究に向き合うことができていたのかを実感し>>続きを読む

心と体と(2017年製作の映画)

3.8

静かで優しい作品だった。感情のグラデーションを丁寧に描いていたのにはかなり好感を持てた。この手の主人公が出てくる映画って感動ポルノになったり、主人公が「何か劇的な出来事によって飛躍的に成長する」描写が>>続きを読む

こちらあみ子(2022年製作の映画)

3.4

よかった。小規模公開の邦画特有の嫌なクセがない。定点カメラの力!
俳優も大人は一流、子どもも無理してなくて、自然体でそこにいる。
静かな映画なのだけど(だからこそ?)音の表現がダイナミックに感じられた
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戦争と女の顔(2019年製作の映画)

3.4

私が頑張って何か書いたところでもう語り尽くされているだろうし、緑と同じくらい赤も印象的な映画だった、くらいしか書けないな。男性監督でも素晴らしい女性映画を撮る人はいるけど、これはあまりはまらなかったな>>続きを読む

バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985年製作の映画)

3.7

いつも細切れで流し見していた。やっと全編通して観られた!

Viva!公務員/公務員はどこへ行く?/オレはどこへ行く?(2015年製作の映画)

2.7

教えてくれたイタリア通の人々の評判通り、薄っぺらい映画だった。ロシアもそうだけど、コメディにおいて他の国じゃ通用しないようなモラルに欠けた笑いの取り方をするあたり、作っている人々のお里が知れる。ブラッ>>続きを読む

プーさんと大あらし(1968年製作の映画)

3.5

銃を担いで行進するプーさんなんか見たくなかったよ(時代かな)
ズオウとヒイタチは【狙ってる】感が強くてフーン🐰って感じで観ていた。こっちももう時代がサイケに追いついてしまっているので、『ダンボ』のピン
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男と女 人生最良の日々(2019年製作の映画)

3.6

『男と女』は「現実味のない(馬鹿げた)出来事のことを【映画のようだ】なんて言うけれど……」という台詞が登場する映画。
『男と女Ⅱ』は前作で紡がれた映画のような恋愛物語を、まさにその中心人物たちが制作側
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名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

2.6

ポケモンの知識がある人だけ観ればいいと思う。そこを刺激するだけの映画なので。

メタモンのへんしんはリアルにすると怖い。

星の王子ニューヨークへ行く(1988年製作の映画)

3.3

大切に育てられたアフリカ某国の王子様が、過保護な両親に嫌気が差し、自立のためにアメリカへ渡ることを決意する。

ヨーロッパ風の宮殿で毎日決まったルーティンが繰り返される生活でありながらも、庭にはゾウが
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オーケストラの少女(1937年製作の映画)

3.3

パッツィの嫌味のないウザさのおかげで元気が出た。ディアナ・ダービンの声はディズニーの白雪姫役候補になったものの「あまりに大人びている」という理由で落選したという逸話があるほどの美声。ディズニーといえば>>続きを読む