高峰秀子の首から上だけをアップで中央に据えたショットがいくつかあって、シネスコだからすっごい贅沢な絵に見える。シネスコ映画は横長の広々画面を活かして、ロングショットで人間が縦横無尽に動き回ったり、大自>>続きを読む
サイコキネティック母!しみちゃんは『キャリー』とか観たのかもしれなくて、ちゃんと警鐘を鳴らしてくれている。
栄枯盛衰もの。調子に乗った結果なにもかも失う主人公。タバコ関連の話は枠組みで、中身は組んず解れつの四角関係。地味だが悪くなかった。
サンタさんがコックニーでしゃべっていて、下町のおっちゃん感が出ていた。『スノーマン』の一年後?のスノーマンと少年が出てきた時はおぉー!となったけど、スコットランドのパブに『風が吹くとき』のジムとヒルダ>>続きを読む
原節子が唯一自分でやりたいと言ってやった役らしいが、うーん。表情の変化も泣きの演技も大袈裟すぎて笑ってしまう。
女医たちのキャッキャウフフにフォーカスするならする、しないならしないでハッキリして欲しか>>続きを読む
『ナイトメア・アリー』の予習。
脚本の映画。主人公が胡散臭いメンタリストだった。皮肉な物語で、トリックで人の心を操れると思っていた男が、協力者と思われたカウンセラーの女に裏切られ、たかが占いだと馬鹿に>>続きを読む
滑り込み2021年のラスト。かわいかった
「大好き」って言うのやっぱりいいな
杉葉子さんがスタイリッシュ!
このレビューはネタバレを含みます
キングスマンシリーズ初鑑賞なのでなかなかブラッディな作風に驚いた。
伏線いっぱいで楽しいね。個人的にはヤギの活躍にテンション上がりました。
WW1の前線で嗚咽を漏らすコンラッドや高所恐怖症のショーラな>>続きを読む
「足は正直だよ」
原節子って背丈だけじゃなくて仕草もいちいち大きい(細やかじゃない)から動くと怪獣みたいだ。ちょっと躁っぽくて演技が過剰な気がした。恐怖映画に出てほしい。
原節子の実兄のカメラマンが撮>>続きを読む
イタリア名優列伝のオンライン上映で。
内容を追うのに集中してカメラの云々に気を回している余裕がなかった。
映画愛にあふれた作品で、見ていて楽しい部分もある。
おしゃべりなシネフィルのニコラに関しては>>続きを読む
前作には及ばず。
音楽、ポップ路線で行くならボウイにしてほしかったなー。
舞台が田舎ではなくおそらく現代のロンドン、主人公が母子家庭の子、途中で空飛ぶスノーマンを見つける子供が肌の色の濃い子、スノー>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
低予算キッズムービーなので、もうなんでもあり。割り切って楽しませていただいた。以下あらすじ
【1917年ロシア帝国】
🦋ラスプーチンおじさんと皇女アナスタシアは仲良し→ラスプーチンおじさんは皇帝ニコ>>続きを読む
原節子が出てるフェミニズム系の映画で最後までフェミニズムを貫き通すのって珍しいんじゃないか。
男と肩を並べて女性が働くことの大変さを描きつつ、その中でヒロインが男の先輩の成績を抜くほど成長した後に先輩>>続きを読む
イギリス人も中国人もみんな日本人キャストで大丈夫か?と思ったけど、輸入ものミュージカルの舞台みたいなノリで観たら何とかなった。実際中盤にレビューシーンみたいなのがあった。「くるみ割り人形」の中国の踊り>>続きを読む
台詞にある前橋、温泉などから連想すると、舞台は群馬のどこかですかね。夫婦生活の危機、縁談持ってくるおばさん、針の筵な自宅とよその家の魅力的な兄妹の対比、そして金……という成瀬ワールド全開なんだけど、ち>>続きを読む
『東京暮色』『宗方姉妹』に続いてまた姉妹ものだ。そしてまた妹が激情型だ。
仮に戦後日本の急激な変化を反映した作品であるとしても、軸がブレすぎな人だらけで常に誰かの手のひらがクルクル返っててもはやツッコ>>続きを読む
小津の映画に高峰秀子が出た貴重な一作。割とデコさんのパブリックイメージを利用したキャラクター設定のようにも見え、カメレオン俳優としての力量がもっと見たい気もした。奔放な性格といえばそうだが見ている限り>>続きを読む
のっけからいつもの小津映画のバキっとした「作りこみ感」があまり感じられず、おや?と思った。いや、自分は小津映画のそういうところに少し苦手意識を感じていたので、むしろ有難いのだが。
第一声から声が低い>>続きを読む
私の周りでコレ苦手!って言う人が多かったので、どれどれ……と観てみたら、なるほど……たしかにコレは2時間が妙に長く感じる。
自分が執着心の強い性格ゆえ、本作の高峰秀子の役には共感できるかもーなど軽く思>>続きを読む
『ルンバ』を先に観ていたので、これも山のないダンス映画かと思ったらなかなかオツな作品だった。
元々この作品のダンスシーン(ボレロ)が官能的だという話を聞いて、そこだけ見て表情や仕草や息遣いがたしかにエ>>続きを読む
アメリカはどうしてこうもwinnerとloserをはっきりさせたがるんだろうな。
ディートリッヒとラフトの関係性にはもっと何か隠されたものがあるのかと思ったら、王道のシンプルな三角関係ものであった。>>続きを読む