Makikoさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

乱れる(1964年製作の映画)

3.5

高峰秀子の首から上だけをアップで中央に据えたショットがいくつかあって、シネスコだからすっごい贅沢な絵に見える。シネスコ映画は横長の広々画面を活かして、ロングショットで人間が縦横無尽に動き回ったり、大自>>続きを読む

劇場版3D あたしンち 情熱のちょ〜超能力♪母 大暴走!(2010年製作の映画)

3.0

サイコキネティック母!しみちゃんは『キャリー』とか観たのかもしれなくて、ちゃんと警鐘を鳴らしてくれている。

泥棒成金(1954年製作の映画)

3.4

7〜8年ぶりに観たけれどやっぱり綺麗なだけの映画だった。

燃えつきた欲望(1950年製作の映画)

3.3

栄枯盛衰もの。調子に乗った結果なにもかも失う主人公。タバコ関連の話は枠組みで、中身は組んず解れつの四角関係。地味だが悪くなかった。

ファーザー・クリスマス(1991年製作の映画)

3.5

サンタさんがコックニーでしゃべっていて、下町のおっちゃん感が出ていた。『スノーマン』の一年後?のスノーマンと少年が出てきた時はおぉー!となったけど、スコットランドのパブに『風が吹くとき』のジムとヒルダ>>続きを読む

女医の診察室(1950年製作の映画)

2.8

原節子が唯一自分でやりたいと言ってやった役らしいが、うーん。表情の変化も泣きの演技も大袈裟すぎて笑ってしまう。
女医たちのキャッキャウフフにフォーカスするならする、しないならしないでハッキリして欲しか
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悪魔の往く町(1947年製作の映画)

3.4

『ナイトメア・アリー』の予習。
脚本の映画。主人公が胡散臭いメンタリストだった。皮肉な物語で、トリックで人の心を操れると思っていた男が、協力者と思われたカウンセラーの女に裏切られ、たかが占いだと馬鹿に
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月は上りぬ(1955年製作の映画)

3.5

滑り込み2021年のラスト。かわいかった
「大好き」って言うのやっぱりいいな
杉葉子さんがスタイリッシュ!

キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

キングスマンシリーズ初鑑賞なのでなかなかブラッディな作風に驚いた。
伏線いっぱいで楽しいね。個人的にはヤギの活躍にテンション上がりました。
WW1の前線で嗚咽を漏らすコンラッドや高所恐怖症のショーラな
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風ふたゝび(1952年製作の映画)

3.5

「足は正直だよ」
原節子って背丈だけじゃなくて仕草もいちいち大きい(細やかじゃない)から動くと怪獣みたいだ。ちょっと躁っぽくて演技が過剰な気がした。恐怖映画に出てほしい。
原節子の実兄のカメラマンが撮
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あんなに愛しあったのに(1974年製作の映画)

3.4

イタリア名優列伝のオンライン上映で。
内容を追うのに集中してカメラの云々に気を回している余裕がなかった。

映画愛にあふれた作品で、見ていて楽しい部分もある。
おしゃべりなシネフィルのニコラに関しては
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スノーマンとスノードッグ(2012年製作の映画)

3.0

前作には及ばず。
音楽、ポップ路線で行くならボウイにしてほしかったなー。

舞台が田舎ではなくおそらく現代のロンドン、主人公が母子家庭の子、途中で空飛ぶスノーマンを見つける子供が肌の色の濃い子、スノー
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アナスタシア・イン・アメリカ(2018年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

低予算キッズムービーなので、もうなんでもあり。割り切って楽しませていただいた。以下あらすじ

【1917年ロシア帝国】
🦋ラスプーチンおじさんと皇女アナスタシアは仲良し→ラスプーチンおじさんは皇帝ニコ
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東京の女性(1939年製作の映画)

3.7

原節子が出てるフェミニズム系の映画で最後までフェミニズムを貫き通すのって珍しいんじゃないか。
男と肩を並べて女性が働くことの大変さを描きつつ、その中でヒロインが男の先輩の成績を抜くほど成長した後に先輩
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阿片戦争(1942年製作の映画)

3.4

イギリス人も中国人もみんな日本人キャストで大丈夫か?と思ったけど、輸入ものミュージカルの舞台みたいなノリで観たら何とかなった。実際中盤にレビューシーンみたいなのがあった。「くるみ割り人形」の中国の踊り>>続きを読む

妻の心(1956年製作の映画)

3.3

台詞にある前橋、温泉などから連想すると、舞台は群馬のどこかですかね。夫婦生活の危機、縁談持ってくるおばさん、針の筵な自宅とよその家の魅力的な兄妹の対比、そして金……という成瀬ワールド全開なんだけど、ち>>続きを読む

幸福の限界(1948年製作の映画)

3.1

『東京暮色』『宗方姉妹』に続いてまた姉妹ものだ。そしてまた妹が激情型だ。
仮に戦後日本の急激な変化を反映した作品であるとしても、軸がブレすぎな人だらけで常に誰かの手のひらがクルクル返っててもはやツッコ
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宗方姉妹(1950年製作の映画)

3.3

小津の映画に高峰秀子が出た貴重な一作。割とデコさんのパブリックイメージを利用したキャラクター設定のようにも見え、カメレオン俳優としての力量がもっと見たい気もした。奔放な性格といえばそうだが見ている限り>>続きを読む

バオ(2018年製作の映画)

3.5

『インクレディブル・ファミリー』と同時上映

東京暮色(1957年製作の映画)

3.6

のっけからいつもの小津映画のバキっとした「作りこみ感」があまり感じられず、おや?と思った。いや、自分は小津映画のそういうところに少し苦手意識を感じていたので、むしろ有難いのだが。

第一声から声が低い
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トップガン(1986年製作の映画)

3.0

トニー・スコットの映画、中身は特にないが映像はカッコいいと再認識。

浮雲(1955年製作の映画)

3.4

私の周りでコレ苦手!って言う人が多かったので、どれどれ……と観てみたら、なるほど……たしかにコレは2時間が妙に長く感じる。
自分が執着心の強い性格ゆえ、本作の高峰秀子の役には共感できるかもーなど軽く思
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ボレロ(1934年製作の映画)

3.4

『ルンバ』を先に観ていたので、これも山のないダンス映画かと思ったらなかなかオツな作品だった。
元々この作品のダンスシーン(ボレロ)が官能的だという話を聞いて、そこだけ見て表情や仕草や息遣いがたしかにエ
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大雷雨(1941年製作の映画)

3.5

アメリカはどうしてこうもwinnerとloserをはっきりさせたがるんだろうな。
ディートリッヒとラフトの関係性にはもっと何か隠されたものがあるのかと思ったら、王道のシンプルな三角関係ものであった。
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