真昼の幽霊さんの映画レビュー・感想・評価

真昼の幽霊

真昼の幽霊

アイアンクロー(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

父親によってかけられた呪いを息子に解かれるっていう話。多くの場合、こういう呪いは次世代にも負の遺産として継承されてしまうんだけどね。
ただこの親父は息子たちが小さい頃に広島の原爆資料館で戦争の悲惨さを
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

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悪くはないけどそこまで好きかというとそうでもない。でも終盤のあのショットは関係性をカメラの横移動で表現してて面白かった。

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

5.0

原案になった本の上巻途中まで読んだ段階で鑑賞。ノーランは好きな作品もあるけど正直過大評価では?と思ってたし、この『オッペンハイマー』もまあまあの出来かと思ってたけど、いやナメてました。こんなにすごいと>>続きを読む

ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

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タイトルからして、某作家のあの小説を思い出す。まあそれはともかく、何の意外性もないし演出が終始鈍重に思えるのは気のせいか。金子監督、なんかまだ前時代に生きてる人って感じがするんだけど。冒頭も火サスみた>>続きを読む

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

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前作も今作もグラシネで観たけど前作のほうが好みな少数派、それが私です。ハルコンネンの気持ち悪さがなんか減った気がするんだけど気のせい?

14歳の栞(2021年製作の映画)

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どの子にも昔の(いや、今のもか)自分を見てしまった。なので、なんだかむずがゆい。あとこんな生き物を育てるのは自分には無理だと改めて思った。

伯爵(2023年製作の映画)

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これ日本でも作れるよね。吸血鬼だらけだぞ今なんか。

アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

5.0

想像以上に面白かった。ステレオタイプ的な黒人のイメージにうんざりしている主人公を描くことで「偏見」が浮かび上がる。

もう少し皮肉でスノッブな感じかと思ったけど、砕けたライトなコメディ風味もあって笑っ
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

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序盤は笑えて好きだったけどさすがに難解というか、これを経て次にどんなの撮るんだってとこに頭がいってしまった。

落下の解剖学(2023年製作の映画)

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どんでん返しとか伏線回収とか期待するやつがキレそうな映画(ほめてます)。

ナイアド ~その決意は海を越える~(2023年製作の映画)

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ドキュメンタリー畑の監督コンビがこれをうまく撮り切ったことに驚く。

もちろんダイアナ・ナイアドの挑戦そのものもすごく、途中では笑ってしまうぐらい無茶をするが、最後にはやっぱり感動してしまった。

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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

5.0

フィルムに焼き付けられた光源はどうしてこんなにもあたたかいのか。何度も映る夜景がプラネタリウムみたいだ。これは絶対にフィルムで撮られるべき映画だった、そしてそれができただけでもうほぼ成功してると言って>>続きを読む

カラーパープル(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

旦那の改心がちょっと引っかかる。曲はHell Noが一番好き。

瞳をとじて(2023年製作の映画)

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『ミツバチのささやき』よりも『エル・スール』よりもこれのほうがわかりやすい気がする。

ニモーナ(2023年製作の映画)

5.0

『ロボット・ドリームズ』未見な現段階ではこれが個人的なオスカー。

罪と悪(2024年製作の映画)

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「ミスティック・リバー」をやりたかったんだろうな、これ。

でもなんていうか、二つのメインプロットがあんまりちゃんと結びついてない気がするんだけど。

ラスティン:ワシントンの「あの日」を作った男(2023年製作の映画)

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なんか『ミルク』を思わせる話だなと思ってたら、脚本家の1人は『ミルク』でアカデミー賞を獲ったダスティン・ランス・ブラックだった。

キング牧師にしてもそうだけど、こういう求心力のある人はやっぱりモテる
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コット、はじまりの夏(2022年製作の映画)

5.0

まあこんな感じだろうな、と思った映画が想像を遥かに超えていい作品で、「ナメんな」とばかりにぶん殴られる。これがあるから映画はやめられない。

話自体はとてもシンプルだが、主人公を演じる子役の透明感と、
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

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個人的にはランティモスは初期の血も涙もない作風のほうが好きだけど、前作よりは好き。

エマ・ストーンは2つ目のオスカーもありそうなぐらいの熱演だし、マーク・ラファロは彼にしては矮小な役柄で、かといって
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フィンガーネイルズ(2023年製作の映画)

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現代かと思いきやマシンのモニタは古いしスマホは出てこないし写真はフィルムカメラで撮る。この映画の撮影自体もフィルムのようで、ときおりちかちかするノイズがなんかいい。

でも特に面白いとは思わなかった。
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M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

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ブラックコメディのようでいてなかなか深みもある、よくできたジャンル映画。
殺されるやつらの人選にはなんとなく作り手の私情が入ってそうで笑ってしまう。
応援上映をやればよかったのに。もちろんミーガンを応
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

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合唱部の後輩のボンクラ感が山下敦弘の映画って感じ。ネイティブ以外だと芳根京子が一番関西弁がうまかった。

ビヨンド・ユートピア 脱北(2023年製作の映画)

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神父のほうの話はソン・ガンホかキム・ユンソク主演で劇映画化されそう。

ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)

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ベトナム戦争ものと『ブレードランナー』と日本のSFマンガとかをごっちゃにした感じで、監督のオタク趣味がふんだんに盛り込まれてる。

ツッコミどころは多いし定番の妙な日本語もちらほらあるけど、娯楽作とし
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アミューズメント・パーク(1973年製作の映画)

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言わんとすることはわかるが絵本を読むシーンの顛末で笑ってしまった自分はまだまだ青いのかもしれぬ。

向かいの窓(2019年製作の映画)

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なるほどねとは思うが、この手の話はどうも「なんでそんなに無防備に生活をさらしてんねん」とツッコミたくなってしまう。

終わらない週末(2023年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

議事堂襲撃事件がもっと大規模に周到に行われていたら…みたいな話。アメリカの国旗がバックに映されるシーンも示唆的。

現実味があって、こういうのが一番怖い。「わからない」ことが一番怖い。直接的な暴力表現
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