真昼の幽霊さんの映画レビュー・感想・評価

真昼の幽霊

真昼の幽霊

年間100本鑑賞ペース(今のところ)。映画に点数つけることがあまり好きではないので、採点はしてません。

映画(123)
ドラマ(0)

鈴木家の嘘(2018年製作の映画)

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傑作の予感しかしない、ほとんどホラー映画みたいな冒頭。かと思いきや細かいギャグで笑わせ、心が温まったところで冷水をぶっかけるような重いシーンをぶつけてくる。これが長編デビュー作とは信じられないレベルの>>続きを読む

(2018年製作の映画)

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これ、つまるところエディプスコンプレックスの話なんじゃないだろうか。

モノローグとセリフをくっきり分けてないから時折「これはいま話したのか? それとも心の中で思ったことか?」と迷ったりするのだけど、
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体操しようよ(2018年製作の映画)

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草刈正雄が演じる主人公のキャラ設定がなんかふわふわしてて…。「グラン・トリノ」みたいに偏屈なオヤジとかにしてれば終盤の展開がもっとよくなったかもしれないのに、普通の人だからなあ。

それから、途中で体
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ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ(2018年製作の映画)

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監督が替わる時点で別物の映画になるだろうなとは思っていた。

結果その通りだったわけで、よりジャンル映画に近づいた気はする。そこをまあいいかと思えるかどうかで評価が分かれると思うけど、自分はまあこれは
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生きてるだけで、愛。(2018年製作の映画)

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原作の、主人公が働く店の夫婦の設定を変えたことが納得できない。なんでも原作に忠実にする必要はないけど。

趣里も菅田将暉もいい演技してるし音楽もいいけど、なんか食い足らない映画だった。

マザー!(2017年製作の映画)

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単純に退屈。

実はこういうテーマがあるとか言われても「あ、そうなんすね」としか思えない。『ローズマリーの赤ちゃん』ぽいなと思って観てたけど、『マザー!』は単に露悪的というか、監督のマスターベーション
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A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

途中から話がものすごく壮大になっていくのには戸惑ったが、映像の質感や音楽の良さにやられた。人によっては爆睡するだろうけど、自分は眠くならなかった。

よく取り沙汰されてるパイ食いシーンだけど、あれはヴ
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マンディ 地獄のロード・ウォリアー(2018年製作の映画)

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妻を殺された男が復讐するなんて、もう手垢付きまくりなプロットなのだけど、この映画は「使い古された話を“どのように”描いたか」という点で、斬新なのだと思う。

ニコラス・ウィンディング・レフンを思わせる
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

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アメリカでの評価がえらく低く、監督も一度もいいと思ったことがないブライアン・シンガーということもあって、ハードルを地面にめり込むほど下げて観に行ったのがよかったのか、なかなか楽しめた。ライヴ・エイドの>>続きを読む

search/サーチ(2018年製作の映画)

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本当にPC画面から出ないのがすごい。それでいて窮屈な感じも受けないのは、飽きさせない工夫をいろいろとしてるからだと思う。

もっとダークな物語を予想してたけど、蓋を開けてみたらけっこうポップな映画。グ
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アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

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これ、過去の『スター誕生』の大まかなあらすじを知ってるかどうかで評価が変わるかも。

知っていたほうの自分としては、この映画はなんだかいろいろ惜しいなという感じ。映画としてのピークが前半に来てしまって
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ヴェノム(2018年製作の映画)

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日本のキャッチコピーの「最悪」、おかしい。全然最悪じゃないじゃん。むしろいいやつじゃん。

もっとダークなストーリーを想像してたけど、蓋を開けてみたら軽快なコメディ。そのこと自体は問題じゃない。思って
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追想(2018年製作の映画)

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びっくりするほど安っぽい話だった…クライマックスもまったく感動せず、バッカじゃねーのとしか思えなかった。

ウインド・リバー(2017年製作の映画)

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『ボーダーライン』『最後の追跡』というクライムアクションの傑作二本の脚本を手がけたテイラー・シェリダン、監督としてはどうなのか…と思っていたら、これがまたよくできた映画になっている。

『ファーゴ』を
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未来のミライ(2018年製作の映画)

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細田守の映画はあまり好きではなかったんだけど、これはよかった。ここで他の人の意見見てると「今までで一番乗れなかった」とあって、なるほどなと。

一見、主人公くんちゃんが未来からやってきた妹と一緒に大冒
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クレアのカメラ(2017年製作の映画)

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『3人のアンヌ』でもイザベル・ユペールをキュートに撮っていたホン・サンス。「何を考えてるのかわからない怖いおばさん」役のイメージが強い近年のイザベルをこんなにかわいく撮れるのはホン・サンスだけでは?>>続きを読む

志乃ちゃんは自分の名前が言えない(2017年製作の映画)

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菊地のキャラを原作よりも膨らませて、空気の読めなさや頭の悪さを増幅させ彼もまた孤独であると設定した改変は悪くないと思う。そのことによって、志乃が彼の加入に抵抗を持つ理由がわかりやすくなった(まあでも、>>続きを読む

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

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序盤で何やら違和感のあるシーンが続き、「ああこれもまた映画なんだな、つまりメタ構造の…」と思わせてからも映画は続き、終盤の畳み掛ける展開でこちらの頭をぶち割りにくる。

この映画が優れてるのは、序盤に
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ジュラシック・ワールド 炎の王国(2018年製作の映画)

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途中で舞台が島から屋敷に変わること、光と影でゴシックホラー的な演出を施していること、中盤のある悲壮なシーン、遺伝子をいじって新しい生命を作り出すことの是非など、J・A・バヨナらしいカラーを「欲しかった>>続きを読む

バトル・オブ・ザ・セクシーズ(2017年製作の映画)

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ボビー・リッグズを完全な悪役にはせず、ダメな人ではあるんだけどどこか憎めないキャラにしているのがいい。そんな役をスティーヴ・カレルが演じるんだから問題あるわけがない。再現度高くてびっくりするし。

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パンク侍、斬られて候(2018年製作の映画)

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別にこの映画にはなから意味など求めていないが、宮藤官九郎によるセリフがことごとくすべっていて「あ、これ笑うとこや」といちいち思わされるのに疲れた。で、中盤寝た。

最後にピストルズが流れるのはともかく
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母という名の女(2017年製作の映画)

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オカンもやばいけど、個人的には男のダメダメさのほうが印象に残ったかな。それは自分が男で、こういう身勝手さに少し見覚えがあるからかもしれない…あんなひどいことやった経験はないけどさ。

ミシェル・フラン
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ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー(2018年製作の映画)

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寝た。

会話シーンならともかく、山場で寝てしまった。もともとSWにそれほど思い入れはないものの、これまで映画館で寝たことはなかった。

何がいけなかったのだろう? 最初の予定通りフィル・ロードとクリ
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Vision(2017年製作の映画)

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夏木マリの「やっと会えたな」で辻仁成を思い出してしまい、その後はずっとそればっかり考えてた。

『あん』がわりと普通というか良くも悪くも河瀬直美臭が抜けてたのだけど、これはルーツに戻ってきた感がある。
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スティーブ・ジョブズ(2015年製作の映画)

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ダニー・ボイルは苦手な監督なんだけどこれは面白かった。たぶんアーロン・ソーキンの脚本が良いのだと思う。この人は『ソーソャル・ネットワーク』でもそうだったけど、常識からは逸脱した一歩間違えれば単なるクソ>>続きを読む

海よりもまだ深く(2016年製作の映画)

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試写会で観たときはそれほどいい印象がなかったのだけど(樹木希林に語らせすぎかなと思った)、「なりたかったものになれた?」ってフレーズが今の自分には刺さる。

是枝監督は活躍してるのに「なりたいものには
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万引き家族(2018年製作の映画)

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今の日本で最も優れた撮影監督といってもいい近藤龍人と組んだことが関係しているのかどうかはわからないが、是枝監督の過去作と比較すると正面からのショットが多い。海外で「小津だ」と言われることに違和感を感じ>>続きを読む

レディ・バード(2017年製作の映画)

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ちょっと期待しすぎたかなという感じ。

でもシアーシャ・ローナンの美人だかそうでもないんだか、みたいなルックスはこの役にぴったりだったし、ジョナ・ヒルの妹はジョナ・ヒルだし、キャスティングがいい。
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ビューティフル・デイ(2017年製作の映画)

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『ファントム・スレッド』と同じくジョニー・グリーンウッドが音楽を手がけているけど、こちらのほうがメリハリのきいた使い方してるなと思った。

ストーリーについては主人公の過去のトラウマなどをちらつかせる
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デッドプール2(2018年製作の映画)

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オープニングクレジットから笑わせてくれる(詳しくは書かないけどやけに凝ってるんだよな)。

アクションが丁寧に設計されていて非常に見やすく、誰が何をやってるのかよくわからんということがない。

大物俳
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家族はつらいよ(2016年製作の映画)

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一体、山田洋次はこのシリーズで何をしたいんだろうかと思ってしまう。登場人物全員の古臭い台詞回し、わざとらしく間抜けな音楽や効果音を付けたコミカル演出。

妻夫木聡演じる次男が「前近代的な表現はしないで
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歩いても 歩いても(2007年製作の映画)

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祝ブルーレイ化、ということで改めて観直した次第。初めて観た時はとにかく樹木希林の演技が恐ろしくて「これはある意味ホラー映画だ」と思ったが、再鑑賞してみたらコミカルなシーンが多いことに気づいた。

あと
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ファントム・スレッド(2017年製作の映画)

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正直最近のPTA映画はどれもわかったようなわからんような気になるのだけど、かといってそれが不快というわけでもなく。

主人公は母親を求めてるから誰かの庇護を必要とするか弱い自分になりたかった、そして彼
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ゲティ家の身代金(2017年製作の映画)

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映画そのものよりも、幸か不幸かケヴィン・スペイシーの降板劇とその後の再撮のギャラ問題とかが話題になってしまった映画。クリストファー・プラマーの演技になんの不満もないしスペイシーにかける情けはないけど、>>続きを読む

犬ヶ島(2018年製作の映画)

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序盤は引き込まれたけど、少し長く感じた。やっぱりウェス・アンダーソンはあまり好きじゃない(かといって嫌いかと言われるとそういうわけでもないのだけど)。神経症的なほどに徹底されたシンメトリーの画面設計と>>続きを読む

県警対組織暴力(1975年製作の映画)

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刑事が全然刑事に見えないが、実際警察ってヤクザと変わんないしね…最近はどうなのか知らないけど。

『仁義』第1作ほどハマれなかった原因は単に自分の気持ちの問題だと思うけど、破滅していく男たちの美しさを
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