Marieさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

Marie

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ロスバンド(2018年製作の映画)

3.8

映画としてどうかだとか、細かい部分や難しいことは放り出して暖かい気持ちになれる作品。子どもってこうやって成長していくんだよね。4人の絆が眩しい。

EUREKA ユリイカ(2000年製作の映画)

4.0

長時間でも短く感じるような映画もあるけれど、この220分という時間はまったく短くはなく、けれど決して長すぎることはなかった。癒しにはそれだけの時間が必要だから。癒しそのものを描くのでなく、映画の中で流>>続きを読む

デュエル(1976年製作の映画)

3.8

映画評とはまた別の話として、衣装や設定に女の子の憧れが詰まっていると感じた。他の誰でもなく自分自身のために、堂々とした態度で誘惑し、騙し合い、利用し、勝負する女性たちがかっこいい。

セリーヌとジュリーは舟でゆく(1974年製作の映画)

3.7

夢と現実の多重構造や、夢の世界のお屋敷だけでなくパリの街をも箱庭のように感じさせる不思議なストーリーもさることながら、女の子どうしだけで共有する独特の世界ってあるよね、と共感して幸せな気分になって思わ>>続きを読む

母へ捧げる僕たちのアリア(2021年製作の映画)

3.6

家族だけど、厳しい状況の中で家族だからこそ言えない悩みや感情があって、その閉塞と孤独の中から、自分の好きなものを見つけて解放されていくヌール。
社会的にも大きな問題を扱って、周囲の大人たちの理解や助け
>>続きを読む

バレット(2012年製作の映画)

3.4

登場人物が多くてしかもバタバタ死ぬ系の映画だが、主役コンビをはじめ主要キャラがしっかり立っていて、ストーリーがシンプルで流れもあっさりしているのが功を奏して、軽く楽しく観られる作品にまとまっている。ラ>>続きを読む

ライフ・ウィズ・ミュージック(2021年製作の映画)

3.7

表現が奇抜ながら、曲が良いしポップアートなので、突拍子の無い場面転換とはならない。自閉症の子たちに見えている世界は、ただ目に映るものとはまるで違うんだということを体感的にわからせてくれる作品はこれが初>>続きを読む

カモン カモン(2021年製作の映画)

4.0

期待して行った『C’MON C‘MON』とてもよかった、泣くような話ではないのに、優しくて愛しくてちょっと泣いた。

THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

3.9

オープニングの登場シーンにかけての演出が最高にかっこよく、以降ストーリーもちゃんと緻密で面白いので、長めの尺にも関わらず最後まで集中を切らさないのが凄い。初回はひとつひとつの出来事に夢中になって見てい>>続きを読む

T-34 レジェンド・オブ・ウォー ダイナミック完全版(2018年製作の映画)

4.0

戦争映画をあまり観ない自分でも純粋に良い映画だと思えたのは、多くの方が指摘されているように、一方の立場を英雄的あるいは悲劇的に強調するような、短絡的な描き方をした映画ではないからだろう。国家やイデオロ>>続きを読む

ライダーズ・オブ・ジャスティス(2020年製作の映画)

4.5

最初から最後まで、思いがけない方向に事態は転がっていく。
運命とは?偶然とは?必然とは?
結末の満足感と、最後に円環が閉じる美しい脚本が秀逸。