パットは頑固だけれど、どんな相手の中にもその人の美を見出すことができる人で、だからこそ誰よりも人を美しくすることができたんだろうな。だれかの顔にかかる髪を直してあげる老美容師の愛に満ちた手つきが途方も>>続きを読む
ストーリーだけを追えば、時代が変わったせいもあるのか、実際このような事件は幾つか耳にした事はあるし、そんなに奇特な手口とは感じなくて、実話だとしてもそこまで衝撃を受ける内容ではなかった。
でも終盤のふ>>続きを読む
この静かなお茶のような世界がどのように文章で表現されているのかが気になって、邦訳されていないけれど原作小説を読むことにした。
ちなみに原作はSaying Goodbye to Yang というらしい。>>続きを読む
小さなふたりの祈りを吸い込み、哀しみも幸せも、生きることの過酷さも内包して、ただ美しく黙って聳えているアンデスの山々。果てしない大地に二人きり、互いを呼ぶ声が耳にまだ、こだましている。
何度見てもたまらなく好きなのは変わらない。ピアソラのタンゴに彩られた孤独。投げやりの哀しみ。どうしようもないふたり。
フィルムのざらつきが最高に似合う作品で(私が観たのは既にフィルム上映の版権が切れて>>続きを読む