ひだりさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

8 1/2(1963年製作の映画)

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現代美術館の展覧会一周分ぐらい体力必要だった。
ポストモダニズムな匂いがめちゃくちゃしする。繰り返す自問自答とスムーズに回想される過去。
ただ細かいとこは置いてかれた、何回もうとうとしちゃったから。二
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緑の光線(1986年製作の映画)

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なにしても惨めに思えちゃう独りの感じね。あれ辛いよね。
他人からは滑稽にさえ見えるところもまた辛いのよね。だから、4人になってから向かいの席でゲーム感覚の会話が繰り広げられるなか無言で居続けるデルフィ
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海辺のポーリーヌ(1983年製作の映画)

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好き。ポーリーヌ以外どっか好きになれない部分あってだからみんな好き。

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

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大好き。


【追記】この映画余韻が長い。無音の時間にハッとして浸る。それでしばらく自分から目が離せなくなる。
俳優役をやる俳優からどうしてか彼らそのものを感じてた。不思議と彼らすら"引きずり出され"
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シャン・チー/テン・リングスの伝説(2021年製作の映画)

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良すぎ。上映後拍手起こった久々の映画だった。龍の動きって見惚れちゃうね。
あとアクションも。バッキーのナイフさばきみたいなんがバンバン出てきたかんじ。バスで人しばきながらジャケット羽織りました?
非常
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

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現実がこうであればっていう夢を詰め込んだんか。一応ハッピーエンドなのに、そうじゃないからラストが悲しい。

ビッグ・リボウスキ(1998年製作の映画)

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クレイジー脚本なのね。
そんで最高におもしろいし。デュード大好きになる。
遺灰おもっきし浴びるのとガーターボウルでレーン飛んでいくときのイカれた目爆笑。

七人の侍(1954年製作の映画)

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勘兵衛が勝四郎を大人扱いするまでの流れ好き。菊千代の目が離せないかんじもすごい。あんま言わんけどバリおもろい。

愛のように感じた(2013年製作の映画)

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むちゃくちゃ誠実に作られてる。行き届いてんなーていう印象。
塀を越えるのもダンスや藪を進むのもキアラの跡を追ってたり、あらゆる男に命令され続けたり、釣り上げられる魚のおもちゃと回る遊具、からの金魚と夜
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ウェンディ&ルーシー(2008年製作の映画)

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やっぱりケリーライカートの(日本)芸術ぽいミクロ視点なドラマは大好きよ。
移住の中継点でのしがみついていた色々の喪失というだけの、小さな物語。咥えて離さない棒を放せと強いられるような、稼ぎがなくて街を
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スパイキッズ(2001年製作の映画)

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このジャケが最高じゃんよ。

17歳の瞳に映る世界(2020年製作の映画)

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これ観れてよかった。これから先、生きてくうえで、まあとりあえずは。というかんじ。


彼女たちが何をどう眺めているかを描くことに徹底されてて観る前はテキトーかに思えた邦題も、これ以上ないかもくらいにう
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ロミオ&ジュリエット(1996年製作の映画)

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なにも知らないで観に行ったからむっちゃ現代アメリカでバリあせった。おかげで結末知っててもだいぶ楽しめるようになってるんだけど。
シェイクスピアの詩的な台詞が馴染むの不思議。そしてレオ様が圧倒的。夕焼け
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

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どのギャグもちゃんと面白いのすごい。
パンダの言葉責めと父ちゃんからはたき落とすとこなんかしばらくおもろい。
指名手配ピザ屋のノリツッコミ炸裂してたな。
毎夏観たい。てか観る。

タクシードライバー(1976年製作の映画)

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タクシーに銃を忘れてからが面白くなるって誰かしらに聞いた情報を覚えてたんだけど、全く忘れずに終わったw 最悪や(笑)


ラストは妄想かと思って見てたけど、あの鋭い眼はなんだ?違うのか?
首に傷痕ある
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秋津温泉(1962年製作の映画)

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神ロケーション。ロケーションと構図の鬼。
岡田茉莉子さまお麗しゅう。

ストーリーは川端康成の雪国や太宰の人間失格を思い出したけど、原作が読みたくなる名画。
最後は探す立場が入れ替わるのね。
堕落して
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ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

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なんかキャスト全員輝いてないですか。
最高映画なんだけど。
オーウェンウィルソン、ジュリアロバーツ、ヴィアとミランダも素敵で、
おばあちゃんとの砂浜とか、ジャックとサマーの子ども達もめちゃくちゃ良かっ
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アメリカン・スリープオーバー(2010年製作の映画)

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めちゃくちゃ良いな。
みんなちょっぴりダサくてとても愛おしい。
これが毎年恒例とかアメリカンいうだけあるわ。

最後トムの姉ちゃんのペディキュアがあざ笑ってたなー。少年は触れることすらできなかった唯一
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仁義なき戦い(1973年製作の映画)

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仁義なかったですね〜。

こりゃ語り継がれますわ。

ライフ・ゴーズ・オン 彼女たちの選択(2016年製作の映画)

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ケリーライカートは多くを語るんじゃなくて能動的に読み取る読者的な観客以外は容赦なく置いていくよね。芸術本来のかたちに近いというか。

誰かにとっての退屈さも隣の人にとってはひどく哀しくて味わい深いもの
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ミークス・カットオフ(2010年製作の映画)

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饒舌なミークに対し、話しが全く理解できないインディアン。人を信用する要素って言葉よりも行動なんだな。かといって手放しで委ねられるほど確信はできないし。最後まで目が離せないMs.テスローで終わる。終わら>>続きを読む

オールド・ジョイ(2006年製作の映画)

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最高だなこの映画。(マイナスイオンってスクリーンから漏れ出てくるものなの?)

旧友と行くキャンプ。
歳を重ねて身につけた謙遜や、互いの人生を尊重し合うことに隔たりを感じて戸惑ったり。
セリフの無さが
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テッド・バンディ(2019年製作の映画)

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キッチンでのキスの場面、包丁に全く気づかんかった。あれ怖えー。すげえー。


裁判長の言葉が脚韻ふんでて詩的でめちゃくちゃかっこいいと思ったら原題だったか。リアルでも言ってて欲しい。
モンスター、悪魔
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リバー・オブ・グラス(1994年製作の映画)

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大好き。
「ロードの無いロードムービー。愛の無いラブストーリー。犯罪の無い犯罪映画」とはよう言うたもん。

それができないのを描くことでそれが何であるかが伝わってくる。シンプルだけど深い。
開放的な田
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竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

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舞台挨拶かなにかで染谷将太が「あれ、これ傑作じゃないのよ」というのを目に留めたことがあったが、終盤まさに同じような感覚があった。傑作じゃないの、と叫びたくなるような。

画ヂカラと歌の力、(序盤から常
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博士と狂人(2018年製作の映画)

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興味深いのは時の経過に伴い変わり続ける言語に対して、ひたすらその変遷の記録に徹しようとする言語学的な立場と、規範とするべく美しい言葉ばかりをえらびとって保存しようとする側との、理事会内での対立。
後者
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

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すごい。
徹底して過去を映さないことで"最悪"を描ききってる。
泥酔を装うキャシーがやってた「矯正」も含め、実際の行為もなければ露骨な暴力もないおかげでかつてニーナへ振るわれた過去の暴力が観る人それぞ
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ゴジラvsコング(2021年製作の映画)

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大味。細かい展開力技なかんじ。でも胸を打つストーリー。
べつに上手いこと言いたいわけじゃない。うそ。最後のは言いたかっただけ。

なによりも、穴から地上に戻ってくるところ、USJかジョイポリスのアトラ
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ブラック・ウィドウ(2021年製作の映画)

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ようやく見れて嬉しい。
めちゃくちゃええところにパラシュートありました。
ストーリーばりおもろい。
これまで常にクールだったナターシャが正面からイジられてるの新鮮で笑う。


欲を言えば父ちゃんの活躍
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戦場のメリークリスマス 4K 修復版(1983年製作の映画)

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戦争は最悪やけどこの作品は日本の誇りって言いたい。


日本の当時の思想・価値観あるいは神(たけし)とそれを体現する者としての日本人(坂本龍一)、
西欧の思想(ローレンス)と西欧人(ジャック)の対照的
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クルエラ(2021年製作の映画)

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エマ・ストーンがひたすらすごい。ディズニーの過剰にも思える演出すべてをサマにしてる感。
映画館出た瞬間からワルぶっちゃうね。

ノマドランド(2020年製作の映画)

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これが賞を取ったことが希望。未来は思うほど暗くない。少なくとも映像芸術は虐げられてきた人たちから目を背けないから。
そんなまさに今の時代の映画というかんじ。

と思ったけど原作小説があると知って納得。
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サマーフィーリング(2016年製作の映画)

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人が前へ進むのを、もう見逃さずにいられるだろうか。