りりーさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

りりー

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エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に(2015年製作の映画)

3.9

やっぱりわたしは文化系だなあと思いつつ。形はどうあれ、毎日は始まった瞬間から凄まじい速さで終わりに向かっていくものなのだな。その事実は渦中にいるときには気づかず、何年かしてからふと、あのときは楽しかっ>>続きを読む

溺れるナイフ(2016年製作の映画)

4.5

嫌だなあと思った描写が、なんじゃこりゃと思ったシーンが、いくつもあったけれど、”一生に一度の恋”フェチとしては、どうしたってすきな映画なのだった。この映画に二人が惹かれ合ったきっかけを描いたシーンがな>>続きを読む

リトル・メン(2016年製作の映画)

5.0

絵を描くことがすきで内気なぼくと、サッカーが得意で陽気な彼。人生が変わるような出会いは、不意に訪れる。友情が恋にも近い温度をもつとき、そのあこがれという感情を描くなら、夏ほど似つかわしい季節はない。あ>>続きを読む

7分間(2016年製作の映画)

4.2

イタリアの織物工場がフランスの企業に買収された。新しい経営陣が労働者たちに告げた、ある提案。それは、解雇に怯えていた労働者にとって、拍子抜けするほど軽いものだった。解雇されないことを喜んだ労働者たちは>>続きを読む

ガス燈(1944年製作の映画)

3.5

高潔なバーグマン様にビンタは似合わないけれど、やっぱり最後はひっぱたいてほしかったな!

そして人生はつづく(1992年製作の映画)

3.8

ラストシーンの力強さとユーモアにめそめそ。地震で家族を亡くそうと、家が壊れようと、お腹は空くし喉は乾く。洗濯をしなくてはいけないし、凍えないためにストーブが必要だ。テレビでサッカーを観ることも。だって>>続きを読む

ハドソン川の奇跡(2016年製作の映画)

4.5

なんて素晴らしいお仕事映画!
あの奇跡の生還劇はもちろん機長の手腕によるものではあるけれど、すぐ隣で恐怖を分かち合った副操縦士がいなければ、あの判断はできなかったかもしれない。機内で乗客に声をかけ続け
>>続きを読む

ある天文学者の恋文(2016年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ロマンチックか気持ち悪いか、でいったら個人的には気持ち悪いに軍配が上がる代物ではあるのだけれど、狂おしいほど恋い焦がれてしまう人が、親子ほどに年が離れていることだってあるのかもしれないと思うと、その限>>続きを読む

プールサイド・デイズ(2013年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

お母さんが彼氏を殴らなかったことが惜しい。現実は苦いね。音楽がとても良い。

レッドタートル ある島の物語(2016年製作の映画)

3.4

どんどん実写に近づいていく日本のアニメーションに慣れていると、本作の絵画のようなタッチは新鮮に思える。明らかに"絵"なのに、生き物の描写は本当に生きているかのようにリアル。カニがかわいい。

ジャングル・ブック(2015年製作の映画)

4.5

サ、サ、サイコー…
序盤の、"乾季は水場での狩りが禁止"というジャングルの掟の描写に心打たれた。マーレイおじさんのバルーも愛しい。エンドロールも超キュート。サイコーサイコー。

ジャニス リトル・ガール・ブルー(2015年製作の映画)

3.7

ファッション誌の表紙を飾るきらきらとしたモデルたちに憧れたジャニスが、自分は彼女たちのようにはなれないと気づいたときの痛みに息が詰まった。それでもジャニスは、歌うことを武器に、バンドも、男も、車も、家>>続きを読む

アスファルト(2015年製作の映画)

4.3

昨日までは他人だった人同士がある日突然出会って、お互い記憶から消せないような存在になったりするのだから、人生は不思議だ。どこかで読んだ、そんな一節を思い浮かべながら観た。鍵っ子の少年と落ち目の女優、自>>続きを読む

エル・クラン(2015年製作の映画)

3.8

父親のガラス玉のような、からっぽの目つきにぞっとする。演出がかっこいい!