このレビューはネタバレを含みます
運命の相手なんていないとしても、運命だと思える恋はきっとある。ぼんやりと探していた何か、それはあなただったのだと、一目でわかるような出会い。まるで遥か昔に別れてしまった自分の半身に再会したかのような。>>続きを読む
かけがえのない時間を一緒に過ごした友ほど、だからこそ、その時間の終わりとともに友もまた遠ざかっていくのかもしれない。子供と大人の狭間には、たくさんの想いを落としてきてしまうものなのだ。彼らが30年後に>>続きを読む
ナレーションがポエミーすぎてうっとうしいのだけれど、どうやらそのポエミーさに似たものをわたしも持ってしまっているために、だんだん癖になってしまうという…。
ロケットの打ち上げを一緒に見上げるなんて、一>>続きを読む
”登場人物がしゃべりまくる”&”賢い人々が知恵を結集して何かに立ち向かう”映画フェチのわたしにはたまりませんでした!
くだらなくてどうでもよくて、それなのに何もかも愛しくて、笑いながら泣いた。元祖ゴーストバスターズは観ていなかったけれど、秘密基地に憧れたし、派手な武器が欲しかった。街を救ったりしたかった。子供の頃も、>>続きを読む
”たとえ世界を敵に回しても僕は君の味方だ”的な、古今東西語り尽くされるあまり陳腐になってしまったそのフレーズが、まさか佐村河内夫妻のためのものだったとは。
「死んでもいいと思える人に恋をしたの」。それってとっても素敵なことのはずなのに、彼と出会わなければ彼女はきっと、いまも歌を歌っていられたのだと思うと、すごく悲しい。
ペン(あるいはタイプライター)は剣よりも強し、人生は小説(あるいは映画)よりも奇なり。それを体現する映画がつまらないわけがない。不屈の男・トランボがかっこいいことはもちろんなのだけれど、彼のようには戦>>続きを読む
選ばなかった街や恋、悲しませた人を想って、エイリシュは泣くのだろうか。どうにもできない悲しさに、前を向くしかない彼女の瞳に泣いた。何かを選ぶことは、何かを選ばないことでもあって、自分の思うように生きる>>続きを読む
"彼女の目を見ると泣きたくなるんだ"、その気持ちを恋と呼ぶんだって、わたしに教えてくれたのも音楽だったような。最高の映画。
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"膝を怪我した女性が、その治療とリハビリを行いながら過去の大恋愛を回想し、再び自分の足で歩けるようになる"というゆるやかな再生を感じさせるプロットが良かったので、監督の舞台挨拶での「男女の激しい恋愛に>>続きを読む
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死者との交流が存在するか、それを信じるか、そう願うことで生きていけるのならば。悪ふざけのような会話と演出が続くなかで、あんなに素直な結末が用意されているとは思わなかった。終始苦しそうに体を引き摺ってい>>続きを読む
回想の入れ方や夢のシーンには惹かれるもののあんまり好みじゃないなあと思いながら観ていたのに、終盤のあまりに甘美な文通のシーンで完全に参ってしまった。恋しい人の不在をお互いが感じられたとき、彼らは交わす>>続きを読む
リアリティーとは、という気持ちにならなくもないけれど、てきぱきてきぱきと動く女性陣がかっこよく、放送を死守しつつ真相を探る番組スタッフたちも個性豊かで飽きなかった。泥のようにまとわりつくやるせなさも好>>続きを読む
レア・セドゥはもちろんのこと、出てくる洋服がとてもかわいい。カメラの寄り方が癖になる…