うろさささんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

ラストレター(2020年製作の映画)

3.9

青年期を神木隆之介、壮年期を福山雅治で描くの、めちゃくちゃずるいな、いけずやわ。
と思いながら見始めた。その思いが変化した、役に馴染んでいて、役として映っていたから、序盤の思いは薄れていった。

喪失
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レディ・バード(2017年製作の映画)

4.1

地元や実家に対するコンプレックスは、憧れとのギャップに由来する。
自分もティーンの頃そうだった、あの時の反抗的な感情を思い出させてくれる、青くて儚い作品だった。
車の運転は大人の象徴で、運転席から見た
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ヘタな二人の恋の話(2022年製作の映画)

4.0

社不な感じがしたけど、それがお互いだからこそうまく噛み合っている。うまく噛み合えば生きていけるんだしそれはそれで正解なんだと思う。
生きてるだけで、愛。性を感じた。
バランスがもう少し欲しいかった。

mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

3.9

自分の幼少時代も、憧れに突き動かされていた。カッコいい年上に憧れて。
それをブチ抜いたのが本作品、主人公サンバーンはやりきった。
そしたらこうなった。一つの正解や、美しい

蟹工船(2009年製作の映画)

4.1

仲間と共有したい、そんな思想が表現されていた。
今が全てで、あるべき未来は心が認知していて、圧力に屈してそれを諦めるのは死ぬことと同義で。

星の子(2020年製作の映画)

4.0

親と子で宗教に対する熱量が異なる、信仰は自己催眠、ポジディブ思考の一種

宗教を否定しなければ、宗教を肯定しているように捉えられてしまう気がして、だから攻撃的になってしまうのかも

宗教に対する偏見は
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きばいやんせ!私(2019年製作の映画)

4.0

人間は全て罪の子だから、不倫なんていいやろ、愛してやれや
クソみてえなのが人生やな、キツくなって、ヤって後悔して、でも仕事があるからせかせかして、一見したらくそだけど、だから愛せるのよなきっと。
田舎
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天然コケッコー(2007年製作の映画)

4.1

中高生時代を思い出した。
もどかしい、胸がぎゅんと詰まるような懐古感。
知らないことだらけ、井の中の蛙同然の私の少年期を
中高生の時の私がこれを見たら何を思うだろう?
地元の中高生にこれを見せたらどう
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箱入り息子の恋(2013年製作の映画)

4.3

大好き。。。

愛が綺麗だった。

対して、親が汚かった、醜かった、打算的で身勝手で人として卑下する。「息子のため」、「娘のため」、これらが親の口から発せられ、かつ親が判断を強制した時、形骸化している
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犬王(2021年製作の映画)

3.9

呪いは自分で解かなければならない。
被害者だからといって、助けに甘んじることは正当化されない。

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.0

人は常に変化している
ハマってたあの曲もいつしか聴かなくなっている
ハマっていた時は確かにあり、そのおかげで今がある。心にしまい、今に集中し直すのだ、今が大切なんだ。

自分が大変な思いをしている、だ
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Red(2020年製作の映画)

4.1

Red、人間の色?
理性の奥にある、本質とも捉えられる本能の色がRedなのか?

「人生は、どれだけ惚れることができたかなんじゃないの?」

鞍田の生活は、鞍田が操を振るっているようだった。
自分の渇
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東京ヴァンパイアホテル(2017年製作の映画)

3.9

夏帆に心持ってかれた...

映像作品の認知にインパクトを与えることが実感できた
メイキングもあるので、なかなかいいよ

プラットフォーム(2019年製作の映画)

4.0

幸せは欲も含むが、欲だけではない
生死の境にいると、社会よりも個人を優先してしまう、生物欲求の階層構造

現実は予想よりも遥かに、遥かに深く、心が折れてしまうことが多々ある

快楽に溺れることもできる
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ガタカ(1997年製作の映画)

4.0

システムは良くもあるが悪くもある。完全などではない。
システムは自然から外部化される。
自然から外部化する事で人と人との間で共有することができるようになる。
社会ではあらゆるシステム化が行われている。
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ホリック xxxHOLiC(2022年製作の映画)

4.0

自己犠牲は他人を傷つける
逆の立場で考えると納得できる
不変性は死とイコールである。
対して、欲を持ち変化を求める姿勢が生である。そうして世界を自分で作っていく
変化は大変だし辛い時もある。涙だって溢
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WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

4.2

This is usと同じ俳優さんやな
音楽がピッタリ緻密で素敵だ
序盤のシーンがひっくり返った、見えていなかった、他人のことは全く見えないんだ
頑張ってる人はめちゃくちゃ頑張っている、人の10倍働い
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さがす(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

死にたいと願う人に対して、人は[殺す]と[死にたいと思わせなくする]の2つの支援ができる。
法律的に、後者が正しいことになる。
前者は簡単だが、故に、熟考せねばならぬ。
さがす少女は、最終的にあるべき
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フィンチ(2021年製作の映画)

4.2

感動した。
愛と信頼、心、感情。特に愛の美しさを感じた。
主人公フィンチの孫のような存在の成長に失笑したりサプライズドしたり、、、
本作でも音楽に感嘆した。「笑ってコラえて」でよく聞いたSingSin
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東南角部屋二階の女(2008年製作の映画)

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組織と個人について、個人一人で組織を思うように操ることはできない。何かしらの摩擦が生じて、それによって個人が傷ついてしまう。
男二人の殴り合いの場面がエキサイトだった。
居酒屋は、お酒と食べ物と空間を
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日日是好日(2018年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

人生にはすぐ分かることとすぐには分からないことがあり、すぐ分かることはその時だけでいいが、すぐには分からないことは時間をかけて理解していく

毎年同じことをしているという事、それが出来ていることが幸せ
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食べる女(2018年製作の映画)

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食べることとセックスすることが、人が争いから最も遠い場所に行くための手段である。セックスは相手が必要だが、食べることは一人でもできる。食べることに抜かりを持つな。

先生と迷い猫(2015年製作の映画)

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大切なものは失くして初めて気づく。
大切に、寛容に、後悔なく生きることがコツ。

パディントン(2014年製作の映画)

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楽しい、楽しすぎた、問題児に見えるようでも、人間であることは変わりなくて、等しく人間で、可愛らしいところも絶対あって、自分にはない何かを持ち合わせている。受容。寛容。ロンドンに行きたい。

ラーメン食いてぇ!(2018年製作の映画)

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ラーメンを初めとし、飲食では、不変の味をずっと続けていく必要がある。
そこにおいて、価値があるラーメン作りの1番の素養は、旺盛な食欲である。

ペット2(2019年製作の映画)

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子供だからってまもってばかりでダメ。
経験させて成長させるのも保護する人やペットたちの役割。人生という試練から逃げるか立ち向かうか。

タイピスト!(2012年製作の映画)

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強くしなやかで、楽しそうな女性、
彼とのお見合いに向かう車中で、自分の服が気に入らなくなり、車をおりて美容室や服屋に行くような強かな女性は、とても美しい