通りすがりの猫さんの映画レビュー・感想・評価 - 42ページ目

殺人者の記憶法(2017年製作の映画)

3.9

何よりファーストシーンが素晴らしすぎる。
何が起こるんだろうと一気に引き込まれつつ、映像の美しさにも圧倒される。
そして紆余曲折あった後に、多面的な捉え方ができるラストシーン。
これも自分的には好み。
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エサ(2015年製作の映画)

3.7

5分弱だけど面白い!
アニメーション作品ではあるが、最後のブラックユーモアは韓国映画らしい。

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.8

圧巻だった。
冒頭の不気味な画作りや演出からどんどん引き込まれていく。
ファニーゲームのような力強い不条理ではなく、静かな不条理が続いていく。

何よりバリーコーガンの芝居が圧倒的すぎた。

その手に触れるまで(2019年製作の映画)

3.8

ダルデンヌ作品だと、
『少年と自転車』『イゴールの約束』あたりが好きだが、
本作は新たにお気に入りの1本になりそう。

子供という今までのダルデンヌ作品のテーマは踏襲しつつ、そこに宗教という新たなテー
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はちどり(2018年製作の映画)

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普遍的テーマを扱った作品で、
登場人物やシーン、展開など決して派手な訳ではないが、
構図やカット割が非常に丁寧で美しく、
気がつけば作品に見入ってしまっている。

家でながら見なんかしていると、
絶対
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窓から見える世界(2017年製作の映画)

3.7

ショートフィルムとして、ちょうどいい塩梅の描き方だったと思う。

個人的な好みもあるかもしれないが、
ショートフィルムで説明が多すぎるとウェルメイド感が強くなる気がしている。
そういった意味でこの作品
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第三夫人と髪飾り(2018年製作の映画)

4.0

劇場で見たいと思いつつ、見逃してしまった本作。

チャンイーモウの『紅夢』のような世界観ながら、切り口の違った作品。
自分は断然本作の方が好み。

キャリアからは想像できない懐の広い演出と美しいカメラ
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