ちろるさんの映画レビュー・感想・評価 - 140ページ目

ちろる

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ダラス・バイヤーズクラブ(2013年製作の映画)

3.7

エイズという病気を扱った映画はいくつもあったけど(特に20年前くらいブームだった。)

この映画、死の病にぶつかって差別や偏見と闘う人生の物語ではない。

実在した、エイズに感染した生まれなが
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メイジーの瞳(2012年製作の映画)

3.7

メイジーのママもパパもメイジーを愛していて、彼らなりの愛情をメイジーには与えている。


とはいえ、あまりにもパパママがひどい。
メイジーのことをお互いの戦いのダシにしか使わない。
メイジーの瞳はあど
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麦子さんと(2013年製作の映画)

3.4

幼い頃に自分を捨てた母親が顔を見せ、イライラしながらも情が芽生えた頃に母親が急死してしまう。

あまり知る事のなかった母親の事を、母の故郷に滞在する事によって、母を死後知っていく。

私は母親
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白ゆき姫殺人事件(2014年製作の映画)

3.7

現代の、小さなでも日常にはびこる醜悪な部分、そして時代の変化がもたらした現代人たちの病み
がそこにはありました。

こういうの描くのが湊かなえさんは本当にうまい。

菜々緒は嘘みたいに綺麗ではまり役だ
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もうひとりの息子(2012年製作の映画)

3.6

一言で正直言うと、難しかった。

同時期に公開された邦画「そして、父になる」と同月に観ましたが、テーマは同じといえど内容は全く異なるので比べられません。

18歳というしっかりとアイデンティテ
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ブルージャスミン(2013年製作の映画)

4.3

なんという勢い、演技というものの枠を超えた気迫すら感じさせるケイトブランシェットの演じ方に終始圧倒された。

ジャスミン役に彼女を起用できたかできないかによってこの映画の評価は変わってくるのがすぐ
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

4.1

おしゃれで、人が多くって、おもしろくて、ウェス節は炸裂。
まるでおもちゃ箱をひっくり返したような色濃いエピソードと色合いが始終休むことなく続くので、くどいと思う方はおなか一杯になっちゃうかもしれませ
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アデル、ブルーは熱い色(2013年製作の映画)

4.0

主演のレア・セドゥとアデル・エグザルポプロスが2度とこの監督の映画に出たくないと言ったほどにハードで監督の狂気に満ちた作品に仕上がっている作品です。

おそらく好き嫌いがはっきり分かれる映画でしょ
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her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)

3.7

心に傷を抱えた主人公セオドアが愛するOSの彼女、サマンサ。

優しくて、ジョークがうまくて、セクシーで、頭が良くて、美しいの音楽を即興で作ってくれるロマンティックなサマンサ。
こんな女性いたら男は勿論
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マレフィセント(2014年製作の映画)

3.7

ストーリーは、いままでの眠りの森の美女の全ての登場人物のイメージをひっくり返してしまう、大胆なプロット。
これをディズニーがやるのは大胆というか何だか裏切りというか、、、。

子供の頃優しくしてくれた
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渇き。(2013年製作の映画)

3.7

すごい、とにかくすごい。
この胸糞悪いストーリーを最後まで猛スピードで逃げる事なく、見せることのできる手腕は中島監督だからこそ。

役者がみんな素晴らしいし出演者全員のエネルギーみたいなものがス
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STAND BY ME ドラえもん(2014年製作の映画)

3.4

けっこう楽しみにしていたドラえもんでしたが、昔漫画で読んだことのあるエピソードのつなぎ合わせだったので新たな感動は特にないのと、あまりにCGで立体的すぎるドラえもんたちがなんだか私にはなじめなくて、(>>続きを読む

ジャージー・ボーイズ(2014年製作の映画)

3.8

ジャージーボーイズっていうバンドの知識が0のままで観に行き、途中まで実話ということも気がつかず、音楽聞いてあれ?これなんか知ってる!!ってなってきてようやく気がついた。

いやーーー面白かった、実
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美女と野獣(2014年製作の映画)

3.7

美しい、感動的なディズニーでみた世界を期待すると違うかもしれません。
でも、私はこの登場人物みなが完璧ではないという描き方がリアルに感じ、こちらのほうが魅力的に感じました。

映像は始終暗く、でも美し
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アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

4.5

使い古されたタイムトラベルものでもリチャードカーチスの手にかかるとたちまち愛に溢れたハッピーなストーリーとして輝き出す、副題のごとく、本当に愛おしい映画でした。

タイムトラベルの能力を、冗談みたいに
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ベイマックス(2014年製作の映画)

3.8

モコモコとした見た目にキュートな目、かわいい仕草。
狙いまくったかわいすぎるキャラクターはさすが、ディズニー様といった感じ。

でも、予想に反して結構ストーリーがヘビーだし、まさかのヒーローもので驚い
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ANNIE/アニー(2014年製作の映画)

3.7

ジェイミーフォックス歌うま!

普通に歌ってるとこ見てると、歌手のpv観ているみたいだった。

現代版のアニーということで、設定や人物像も昔のとは異なったので、賛否両論あるのはわかる。
個人的にはアニ
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やさしい本泥棒(2013年製作の映画)

4.0

大二次世界大戦下ナチスドイツを舞台に描かれるとある夫婦と養女になった少女の物語。

字も読めないままの極貧の生活にいた少女がやさしい養父に少しずつ字を教わり読書好きの少女となる。

養父母役の
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ティモシーの小さな奇跡(2012年製作の映画)

3.7

不妊治療の末子供をあきらめた夫婦が、自分たちの息子がもしいたらこんなだろうと願い事を土に埋めると、突如として現れた少年。

ファンタジーなんだけど、少年ティモシーと向き合う夫婦二人の姿はとてもリア
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あと1センチの恋(2014年製作の映画)

3.5

とにかくリリーコリンズがかわいい。

海外の映画で、ここまで主演の女の子の美しさに釘付けになったのはローマの休日のオードリー以来でしょうか。

ストーリーはくっつきそうでくっつかない、幼馴染のラブスト
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きっと、星のせいじゃない。(2014年製作の映画)

3.3

映画のプロモーションで使用するタレントさんといい、テレビスポットの入れ方といい、まあ何と無くF1層向けなのかな?、とは思っていましたが、評価が高かったのでもしかして、、と期待して観てきました。

しか
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アメリカン・スナイパー(2014年製作の映画)

3.7

もっとドキュメンタリータッチかと思っていたら、しっかりとストーリーのある作品でした。
重くて、目を背けてはいけないものが沢山綺麗ごとなく描かれています。

伝説のスナイパーとして軍人に崇められ、次々と
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ビッグ・アイズ(2014年製作の映画)

3.9

今流行り?のモラハラ夫のお話で実話だそうです。

正直このビッグアイズのアートをしらなかったので無知識で観に行きましたが十分楽しめました。

実話なので、ティムバートン監督の他のファンタジーとは少し違
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はじまりのうた(2013年製作の映画)

3.7

派手な事はなく、割と地味なんだけど、しっとりと描かれる大人の青春感もあって嫌いじゃない。
キーラナイト ウェイってこんなに歌が上手いんだなーって冒頭からうっとり。
落ちぶれかけたおっさんと美女って組み
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EUREKA ユリイカ(2000年製作の映画)

3.7

3時間半という長いストーリーながら、一瞬も目を離すことが出来ない、緊張と静けさ。

物語の核となる梢と直樹がほぼ言葉を発することもなく、だからこそ人間の内面をあぶり出すような、詩的な表現となっている。
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ヴィオレッタ(2011年製作の映画)

3.6

写真家の母親から幼い頃にヌードなど衝撃的な写真を撮影された監督自身の自伝的作品。

まず最初に誤解を恐れずに言ってしまうのであれば、写真画表現される世界観や衣装ノファッション性やアートの芸術性は高
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横道世之介(2013年製作の映画)

4.1

現代の話と思ったら、80年代の大学生が主人公とのことで、知っている新宿駅が見事に昔のものだったり、人々のファッション、大学の活気あふれた雰囲気。
当時のことが分からないわたしでもかなり楽しめました。
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カラーパープル(1985年製作の映画)

4.5

男性に虐げられてきた、女たちが自立し、強くなっていく時代の変わり目を瑞々しく描いた作品。

若くに愛もない夫に嫁いだセリー。
奴隷のように働き、愛も知らず、自信もなく、ただ傅くことだけしかできず過ごす
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海月姫(2014年製作の映画)

3.6

物語がどうのこうのというよりはその他尼〜ずの皆も個性的かつ魅力的なキャラクターで、十分楽しめるような映画だったので個人的にこういうのは連ドラでやったほうがいいのかな〜と思いました。

とはいえ、と
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舞妓はレディ(2014年製作の映画)

3.6

一にも二にもとにかく主役の萌音ちゃん勝ちでしょう。

周防監督ではおなじみのベテランの俳優さん達と新人である彼女の初々しさのコラボレーションがこのストーリーのすべてを作り上げており、本当にすてきな
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シンデレラ(2015年製作の映画)

3.9

何度も子供のときに読んだはずの物語。
ストーリーだって丸暗記しているはずなのに、ディズニーの魔法にかければまた新たな感動として大人になった今でもこんなに、ときめくことができるのかと、正直驚きました。
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娚の一生(2015年製作の映画)

3.5

原作を観ていないので本当のところよくわかりませんが、わたしだったらこんな図々しいおじさん、家に上がり込んできたら箒もって追い返しちゃうのに・・と
最初の部分から全く主人公のつぐみちゃんに感情移入しに
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ジェーン・エア(2011年製作の映画)

3.7

昔に観たジェーンエアはうっすらとしか覚えていなかったので、今回新たなる気持ちでこの新しい2011版ジェーンエアを鑑賞。

ジェーンエアの笑う事の無い幸薄な姿をミワ・ワシコウスカが見事に雰囲気を出し
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レイルウェイ 運命の旅路(2013年製作の映画)

3.6

物語は戦後も日本軍捕虜時代の苦しみから解放されないローマクスが大好きな鉄道の旅の途中に一目惚れしたパティと愛を結ぶ美しいシーンから始まる。
無骨なローマクスと美しいパティの夫婦の
日本軍がイギリス
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海を感じる時(2014年製作の映画)

3.5

公開後、市川由衣さんの脱ぎ損だとかなんとかいってなにかと酷評されていた作品でしたが、個人的には切ない気分にさせられたいい作品だと思いました。

特に愛していない女を抱いてみると、女がどんどん情を持
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夏の終り(2012年製作の映画)

3.2

全面に描かれた女の業。

主人公はほめるべきところが何も無いけれど、その強欲さがある意味色気となり輝きだこともある。

はじめは満島ひかりさんだと少し若すぎるし色気ないしな〜と思っていましたが
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