ちろるさんの映画レビュー・感想・評価

ちろる

ちろる

独特な世界観を持った映像詩的な作品や、作り手の愛や魂が伝わる作品が好きです。
総合的に判断してるつもりですが、自分でも良く分からなくても何故か無性に好きっていう作品にも点数高めにしてます。

映画(1435)
ドラマ(0)

ぼくと魔法の言葉たち(2016年製作の映画)

4.2

自閉症の子供をテーマにした映画は観てきたつもりだけど、ドキュメンタリーはこれが初めてだ。
分かってたつもりで全然自閉症について知識がなかった自分に気がついた。
オーウェンは2歳の時に突然世界が変わった
>>続きを読む

ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年製作の映画)

4.1

「日本のいちばん長い日」は降伏するための勇気ある決断だったが、「Darkest Hour」はそれとは反対に降伏しないための勇気ある決断を描いている。
同じ島国とはいえ連合国と枢軸国という立場の違いで、
>>続きを読む

ウィッチ(2015年製作の映画)

3.9

神や精霊など目に見えないものへの信仰は人間が愚かな罪を犯さないための抑止力になる事はあるけれど、同じく不確かな存在である悪魔や魔女といったものを恐ることは疑念から混沌を生むこともある。
1つの悲しき事
>>続きを読む

男はつらいよ 私の寅さん(1973年製作の映画)

3.6

今回の寅さんの卑屈度はかなり根深い。
せっかくとらやに帰ってきたと思ったらおいちゃん、おばちゃん、さくらの家族全員が飛行機で九州旅行行くというんだからそのショックは寅さん好きなら容易に推測できると思う
>>続きを読む

紙ひこうき(2013年製作の映画)

3.9

台詞はないけど、モノクロの映像に登場人物の豊かな表情が映えて、後半の盛り上がりにかけてのBGMもとっても素敵。
紙ひこうきが意思を持って動き始めるところは千と千尋の神隠しの人形(ひとがた)さながらだっ
>>続きを読む

ダンガル きっと、つよくなる(2016年製作の映画)

4.3

お約束どおりに泣いた、多分泣かせようとしてたであろう全ての箇所で悔しいけど泣いてしまった。
140分、ちょっと肌寒くてトイレが心配だったけどあまりに作品に集中しすぎてトイレの心配すら忘れていた。
って
>>続きを読む

ブリッジ・オブ・スパイ(2015年製作の映画)

4.1

スピルバーグ✖︎トム ハンクスの安定感ある仕上がりでオープニングの静かなシーンからラストまで無駄のない重厚感のある構成が素晴らしかったです。
時は冷戦、スパイ狩りに躍起になっていくアメリカが見つけたの
>>続きを読む

ワンダーストラック(2017年製作の映画)

3.1

「ヒューゴ」の原作者ブライアン セルズニックが脚本も手掛けたとのことで何か素敵な映像と冒険を見られるのかと楽しみにしていた作品でしたが、正直私にとってはかなり期待はずれでした。

音のない世界、国立博
>>続きを読む

スティング(1973年製作の映画)

4.1

毎度若いロバート レッドフォード見るたびにブラット ピットそっくりすぎて相変わらずビビります。
いまや巷に溢れる騙し騙されコンゲーム系のベースともなっているような作品なので、やはり安定感が違います♪
>>続きを読む

若葉のころ(2015年製作の映画)

4.6

台湾の少女たちの透明感はきっと世界一だと思わざる得ない。
木漏れ日の中ではしゃぐ少女の揺れる黒髪とスカート。
水たまりではしゃぐ濡れた白いソックスと革靴。
眩しすぎて、美しすぎて胸がいっぱいでたまらな
>>続きを読む

私がクマにキレた理由(わけ)(2007年製作の映画)

3.8

スカヨハが最高に可愛い❤︎
プラダを着た悪魔のミランダもびっくりのブラックな雇い主ミセスXとかわいげのないグレイヤー君に振りまわされて、眉間にしわ寄せながらナニーの仕事をなんとかこなしていくうちアニー
>>続きを読む

恋人たち(2015年製作の映画)

3.7

橋口監督は性的マイノリティでありながらもそこにスポットを当てすぎることもせず淡々と受け入れる独特な視点が印象的な作品。
ごく普通のなんなら不器用で無口でおとなしい男がせっかく掴んだ幸せを通り魔に奪われ
>>続きを読む

ショートバス(2006年製作の映画)

3.6

ニューヨークの街に佇むビルの様々な窓から沢山の性が顔を出す。
SMの女王さまとその奴隷、自慰行為をカメラで収める男、変な格好のセックスをする夫婦。
なんだかんだで心が満たされることの無いニューヨーカー
>>続きを読む

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

4.2

始まる前になぜかめちゃくちゃ眠くなって、会話劇の中に作品だし、もう頭働かないからもうダメかもと思ったのもつかの間、、、テンポの良さと適度な緊張感の連続でいつのまにか目が爛で眠気なんて吹っ飛んでしまうほ>>続きを読む

クソ野郎と美しき世界(2018年製作の映画)

3.5

豪華なキャスディングのB級ハードボイルド系オムニバスといった感じ。
恐らく色々な事情で作られる期間や予算が割とかつかつだったのだろうと推測できるので、1つの映画作品として素晴らしく仕上がることなるなん
>>続きを読む

ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

4.3

ボッシュやダリの絵画を彷彿とさせる奇想天外なとある星の世界が眼福。
あのドラーク族の赤いシャボン玉瞑想は是非とも体感したいという欲望にプルプルしながら不思議な感覚にトリップしていきます。
なんとも言え
>>続きを読む

親切なクムジャさん(2005年製作の映画)

3.8

少年誘拐殺人罪で無実なのに13年間も服役したクムジャさんが仕掛ける復讐劇。
刑務所では様々な形で人々を助け、皆が清純で美しい彼女を聖人のように崇めていつしか「親切なクムジャさん」と呼ばれるようになる。
>>続きを読む

レッド・スパロー(2017年製作の映画)

3.8

昨年公開された女スパイもの「アトミックブロンド」のシャーリーズ姐さんは女が惚れるイケメン度満載でしたが、こちらのジェニファー ローレンスは女性としての性を最大限に武器にしながら男どもをぶちかましていく>>続きを読む

山河ノスタルジア(2015年製作の映画)

3.4

この作品を面白いと思えるほど私はまだ熟していないのですが、だれもがやりがちな小さな人間の愚かさが随所に散りばめられていて人生の教科書としてはある意味為になるものだと思う。
過去はただ過ぎ去り、忘れられ
>>続きを読む

南極料理人(2009年製作の映画)

3.9

男はいつまでたっても少年だよね。
おっさんたちがばか騒ぎしたり、喧嘩したり、拗ねたりと色々忙しいけど観てて嬉しくなってしまうのは、そこが極寒の地マイナス50℃の南極だから。
小さな基地と辺り一面の氷の
>>続きを読む

追憶(2017年製作の映画)

3.3

予告編観た時は観たい!これきっと感動するやつに違いない!と楽しみにしてたけど、公開直後からずっと評価低くて劇場行くの辞めてたやつでした。
豪華なキャスティングが全く持って生きてない。というかキャスティ
>>続きを読む

奇跡のシンフォニー(2007年製作の映画)

3.9

こんな風な、ご都合主義なら私はウェルカム。
養護施設から街中へ飛び出したエヴァン君があまりにスムーズに夢へのステップを駆け上がってしまったので、ひねくれてる私はなんかとんでもない悲しい事が起こってしま
>>続きを読む

(2017年製作の映画)

3.5

昭和レトロな理容室と真夏の田舎の雰囲気がノスタルジックで素敵だった。
毛深い山田孝之がボーボーなまま理容師してるのもなんかシュールだけど、元彼にうなじを剃らせちゃう中村ゆりはエロいし、汗をタラタラ流し
>>続きを読む

グッバイ、サマー(2015年製作の映画)

3.6

女の子みたいな小柄で可愛らしい容姿のダニエルだけど、頭の中は女の子の裸でいっぱい。有り余る性欲と自分の身体の成長が伴わないジレンマを抱えている。
そんな彼がちょっとみんなとは違う転校生テオ興味を持ちそ
>>続きを読む

ディーバ(1981年製作の映画)

4.3

ヴァイオレンスさと静けさが交互に訪れて観心地が良く、芸術性と娯楽性が両立する非常にセンスが良いと感じる作品でした。
レコードを出さない美声の歌姫の幻の生録音テープを持つ郵便配達員ジュールが、ひょんなこ
>>続きを読む

男はつらいよ 寅次郎夢枕(1972年製作の映画)

3.8

お千代ちゃんこんな上品なのに気取らないこんな女性は誰もが結婚をしたくなるのだろう。
無邪気さと裏腹にちゃんと暗い影を持っていて、寅ちゃんがそんな女を放っておくわけない。
子供の頃から一緒に遊んできた幼
>>続きを読む

インドシナ(1992年製作の映画)

4.2

159分の長編なので、なかなか手を付けられなかったけど、こういう大河的なストーリーは個人的に好みジャンルなのでもっと早く観ておけばよかったと後悔中。
フランス人の美しいゴム園の女主人である中年女性とそ
>>続きを読む

オーケストラ!(2009年製作の映画)

4.0

このラスト15分からの圧巻のチャイコフスキーヴァイオリン協奏曲のシーンで感じるこんな高揚感は初めてだ。
私は子供の頃ピアノをかじった程度のど素人ではあるけれど、生のオーケストラの音は何回か聞いたことは
>>続きを読む

クリムゾン・ピーク(2015年製作の映画)

3.6

朽ち果てた天井から枯葉が落ちた屋敷の吹き抜けや、グリーンやレッドの鮮やかな色遣いのアンティークインテリアの屋敷、そしてフランス人形のように華やかなイーディスのゴシック調のドレスなど、どれもこれも美術セ>>続きを読む

(1954年製作の映画)

4.4

遅ればせながらやっと手を出す気になったフェリーニの名作。
僅かなお金のために親から売られ、粗野な男に買われ、捨てられ、女として生きていく内容としたらなんとも物悲しい。
僅かな愛を感じようとしたり、伝え
>>続きを読む

15歳、アルマの恋愛妄想(2011年製作の映画)

3.5

北欧の少女が出だしから性欲拗らしてもう大変。
15歳でこんな風になるかぁ?と思って引いてしまうけれど、それこそがもう母親の目線と同じく偏見なのかと気がつく。
セックスしたくて妄想とまらなくてどうしよう
>>続きを読む

レベッカ(1940年製作の映画)

3.8

一見するとピュアな心を持つ女性のシンデレラストーリーから大きな屋敷に踏み入れると、そこは®️で埋め尽くされる謎の館のサスペンス。
同じくジョーン フォンティンが演じる「断崖」とヒロイン像が被る。
タイ
>>続きを読む

8 1/2(1963年製作の映画)

4.2

かなり昔に一度、これを観たときは恵まれたおっさんが不幸ぶってるとしか感じられず面白いと感じなくて、私はフェリーニがダメなんだと思っていた。昨日は風邪気味で調子が悪くて頭がボーっしてた。
そんな状態で観
>>続きを読む

アスファルト(2015年製作の映画)

3.8

イザベル ユペールが完全主演かと思っていたが、圧倒的な主役感はなくて、とある団地を巡る群像劇で描かれる中の1人といった印象。

まず、あんな日本の古い市営住宅みたいな、暗くて殺風景な団地がフランスにも
>>続きを読む

あなたの旅立ち、綴ります(2016年製作の映画)

4.2

ベテラン女優シャーリー マクレーンが見せる魅力的な演技によって、泣いたり笑ったり忙しい。シャーリー!やっぱなんて素晴らしいんだぁと最後に思いっきりハグしたくなりました。
金も地位もあるが、周りをコント
>>続きを読む

男はつらいよ 柴又慕情(1972年製作の映画)

3.8

初、寅さんmeets小百合ちゃん
とらやに久しく帰らない寅さんのお部屋を、おいちゃんたちが貸部屋にしてしまったところ運悪く寅さんが帰ってきてさぁ大変!
フーテン旅鴉のくせに人一倍寂しがりやで、人に必要
>>続きを読む

>|