ちろるさんの映画レビュー・感想・評価

ちろる

ちろる

独特な世界観を持った映像詩的な作品や、作り手の愛や魂が伝わる作品が好き。
ストーリーは退廃的なものや刹那的なもの、あとはその時の気分で何故か無性に好きっていう作品にも点数高めにしてます。
無言フォローで大丈夫です^_^ なるべくフォロワーさんのレビュー読ませて頂きたいので、レビューを書いてる方だけフォロー返しさせて頂いています。

映画(2203)
ドラマ(0)

100万回生きたねこ(2012年製作の映画)

3.7

あの有名すぎるベストセラー絵本のドキュメンタリーだということで、ふんわりした気持ちで観始めたのに、心が居心地悪くてぞわぞわするほど重い話が盛りだくさんで、私なんかが受け止めていいものだろうかと思うほど>>続きを読む

男はつらいよ 奮闘篇(1971年製作の映画)

4.0

寅次郎の父性本能が初めて爆発するこちらの作品。
今の時代じゃ色々コンプライアンス的にギリギリっぽい表現がバンバン出てきてドキドキするけど、大きな声じゃいけないが、こういう表現が一番展開を面白くしてくれ
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男はつらいよ 純情篇(1971年製作の映画)

3.8

メインのマドンナ若尾文子さま。
このマドンナの雰囲気があまりに大人すぎて、この時まだ中1レベルの寅ちゃんには到底手が出ないはずだけども、なぜかいけるんじゃないかと思っちゃうとこが寅ちゃんのかわいいとこ
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走れ、絶望に追いつかれない速さで(2015年製作の映画)

3.5

自分にとって大切な人も、ほかの誰かにとってはどうでもいい人だったりする。
大切な人を失って自分が崩壊しそうなっても、その哀しみを誰かにぶつけるのではなく、真正面から向き合っていくしか前に進む方法はない
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エレファント・ソング(2014年製作の映画)

3.7

突然失踪した医師の謎を探るために、事情を知っていると思われている患者の青年マイケルを主人公の精神科医が問い詰める。
不安定で、挑戦的な厄介か問題児の青年に振り回され、靄にかかった事件の真相が残酷な結末
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乱れ雲(1967年製作の映画)

3.8

出世街道真っ只中の愛する夫は、出張先であっけなく命を落とした。
私を愛する完璧な夫。お腹には愛する夫の赤ちゃんがいて、幸せの絶頂に奈落の底に突き落とされる。
成瀬監督の遺作とされるこちらの作品はメロド
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桜と靴ひもと彼女の告白(2013年製作の映画)

3.0

嘘みたいにピンクが美しい八重桜と河川敷。
隣でくしゃみする不機嫌な彼女とほどけちゃう靴紐。

8年も同棲しているのに全然噛み合わない恋人同士。
不一致のレベルが致命的すぎ。
女は女でなかなかな策士だけ
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アマンダ・ノックス(2016年製作の映画)

3.5

私はこの事件を全く知らないので、まっさらな状態での鑑賞。
殺人者とされたアマンダノックスからの言葉からはじまるので「冤罪」の恐ろしさを植え付けるのに十分なドキュメンタリーに仕上がっており、
かなり警察
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ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア(1997年製作の映画)

4.4

天国のドアをノックする前に、はちゃめちゃやってしまおう。
世の中の秩序だとか、法律だとかに怯えないで、バカやりまくって、
もう時間がないから、天国で仲間はずれにならないように、あした 最高に美しい海を
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アンナ・カレーニナ(2012年製作の映画)

3.6

不倫文学のベストセラーである作品の映画化。
愛が全て、感情が全てで押し通すアンナの姿に共感出来る人はごく僅かだろう。
しかしこの「アンナ カレーニナ」が世界中に愛され、何度も繰り返し映画や舞台の作品と
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新・男はつらいよ(1970年製作の映画)

3.5

こちらの作品も実は初鑑賞。
本作は始まりからかなりコント色が強い。
チンピラらしく、金はギャンブルで!
という寅さんの輩っぷりキャラが強調されるのは競馬で大穴当てちゃって、とんでもない札束抱えて来たと
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男はつらいよ フーテンの寅(1970年製作の映画)

3.5

山田洋次が一回手を離れた作品第1作目。
飛ばしていたので初鑑賞。
寅さんのお見合いのお話が出てきて大騒動のこちらの回。
結婚したいのかしたくないのかはっきりしない寅次郎ですが、お見合い当日はまるで借り
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クレイマー、クレイマー(1979年製作の映画)

3.9

ファミリードラマの傑作とされるこちらの作品には立場や時代によって様々な考察が出てくる、余白のある作品であるから面白い。
この物語の視点はまずダスティ ホフマン演じる夫からの描かれるせいもあって、一方的
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海の沈黙(1947年製作の映画)

4.2

ひたすら続くフランスの沈黙。
立ったまま一方的に喋り続けるドイツ人将校と頑なに沈黙という形で抵抗を貫くフランス人の老人とその姪。
フランス文化の断絶を目論むドイツ軍の思惑とは異なり、フランを羨望する将
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ユニコーン・ストア(2017年製作の映画)

3.6

おとぎ話の世界を心のどこかで信じてる大人に向けたヒューマンドラマ。
でも閉じこもるのではなく、こんな風にそれをバネにして成長していくという考えは意外と今までなかった。

周りしか見えなくて、見方を変え
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ミニマリズム: 本当に大切なもの(2016年製作の映画)

3.6

上を目指すこと、より良い生活で頑張ることは悪くないのかもしれないけど、いつのまにか手に入る必要のないものまでも必要なものと思い込んでしまう。
人より幸せに、人より華やかに。
上には上をいるから常に何か
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続・男はつらいよ(1969年製作の映画)

4.0

クリップのため再鑑賞。こんな泣ける作品なのにすっかり内容忘れてました。
芸者の女に酔って産ませた子ども、それが寅次郎なんですが、この回ではその実母に会いにいくという伝説の回。
実母に会えたのもつかの間
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男はつらいよ(1969年製作の映画)

3.8

もうすぐ男はつらいよシリーズコンプリート目前ですが、クリップし忘れていた前半の方をリピート鑑賞してます。

もう渥美清さんも覇気がなくなってきた後半を観ている最中なので、ぴちぴち元気で今よりもべらんぼ
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愛を読むひと(2008年製作の映画)

4.0

何も知らない15歳の時、母親ほど年の離れた女性の身体に溺れて、全てを愛した。
その女性はセックスよりもなによひも本を読んでくれと毎回せがんで、文学と愛欲の日々が始まる。
愛する人の罪までも背負うことが
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山の音(1954年製作の映画)

3.9

「つまり湖と激流の違いですね。」
と飄々と呟く旦那の冷淡さよ。
小姑、夫からの菊子に対する心無い言葉たちがキリキリ痛む。
ってかなんなの?このモラハラ男。
耐えて耐えて耐えまくる菊子の姿はいじらしくあ
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CUBE(1997年製作の映画)

3.8

ワンシチュエーション、なおかつ脱出モノ元祖ということですが初めて鑑賞。
「世にも奇妙な物語」的なお話ですが、プロットがしっかりとしていて同じ景色の低予算なのにもかかわらず一瞬も目が離せない緊張がずっと
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ダンボ(2019年製作の映画)

4.0

小学校の時はよくダンボの「baby mine」の音楽をかけて寝るのが好きだったので、この作品でたくさん起用されてて、それだけでもう満足。
それに増してダンボが可愛すぎて、あの上目遣いに簡単にノックアウ
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月と雷(2017年製作の映画)

3.4

普通に生きたい。
人より幸せでなくていい。
ただ真っ当なのなんでもない人生を送りたい。
っていうか「真っ当な生き方」って一体なんだ?
主人公泰子は物心ついた時には家族は壊れていて、母は消えて、見知らぬ
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ブロードウェイと銃弾(1994年製作の映画)

4.0

ウッディ アレンの作品のパターンの中で、ウッディのようなキャラクターをほかの役者さんが演じるパターンというのはいくつかありますが、この作品はそのパターンの中で1.2を争うくらいお気に入り。
三谷幸喜さ
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男はつらいよ 拝啓 車寅次郎様(1994年製作の映画)

3.5

ここら辺の回になると、ストーリーがどうとかそういう事ではなく何か終わりを感じさせるものが色々あって、目を背けたくなる。
この頃の渥美清さんはドクターストップを遮っての出演。
声にはハリがなく、肝臓癌特
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男はつらいよ 寅次郎の縁談(1993年製作の映画)

3.7

完全に寅さんのDNAを引き継いじゃった、満男のものがたり第3弾。
残念ながらいずみちゃんは出ない。
就職試験に軒並み落ちて自暴自棄になった満男が、家出した先は瀬戸内海にある志々島。
漁師たちの集まる古
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トム・アット・ザ・ファーム(2013年製作の映画)

3.9

閉鎖的で静かな田舎とそこに息をひそめる狂気。
激しさと静寂が互い違いに訪れて、主人公トムの心理がアップダウンしていく様子はひとときも目が離せない。
無機質な小さな家と、薄暗い農場という簡素な舞台に埋め
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わたしはロランス(2012年製作の映画)

4.7

フレッドとロランス。
世界の全てが彼らのもののようにパステルカラーに輝いている多幸感溢れる映像。
まるでPVのようにスタイリッシュで美しい2人の恋物語は突然のロランスのカミングアウトによって終わりを告
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ラストツアー​(2019年製作の映画)

3.7

仕事まだしたい、まだまだ人生終わってない!
といっても老年期、自然と社会から排除されてく感覚であの手この手で強制的にリタイアさせられる。
孫に言われて主人公アルがイヤイヤ見学に行ったグループホームで再
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セトウツミ(2016年製作の映画)

3.7

おいおい、どうすんだよこれ。
と、序盤は心配になっただるだる感。
池松くんと菅田くん、ウツミとセトでセトウツミ。
たった75分の比較的短めの作品とはいえ、このどうでもない話のワンシチュエーション感じで
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ナイスガイズ!(2016年製作の映画)

3.8

うだつの上がらないダメ父に、とんでもなくかわいい娘のセットだけでも見所たくさんなのに、ハードボイルドなラッセル クロウが加わって、とんでもない修羅場をギリギリのところで切り抜けてくアクションムービー。>>続きを読む

特捜部Q 檻の中の女(2013年製作の映画)

3.6

ミレニアムシリーズのスタッフ陣による北欧ミステリーらしくずっと暗くて残酷。
盛り上がりには少々欠けるけれど、比較的短い時間の中で最低限に情報量を入れ込み、集中して観ることができる無駄のない構成。

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モンスター・ハウス(2006年製作の映画)

3.7

家が、家が・・・!
というネタとして私が思い浮かんでしまうのは、大林宣彦監督のB級ホラーな「HOUSE」ですが、こちらのアニメは流石ロバート ゼメキス&スティーブン スピルバーグが製作総指揮を務めてる
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男はつらいよ 寅次郎の告白(1991年製作の映画)

3.7

今回はいずみちゃん全開の物語。
なかなかどうして満男がもういずみちゃんにデレデレすぎて、いよいよ満男の男友達関係が心配になってきた。
でもひろしもさくらもまるで可愛い娘が出来たように楽しんでるから何よ
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男はつらいよ 寅次郎の休日(1990年製作の映画)

3.7

満男がいつのまにかキラキラ大学生になってしまってた!
八王子から柴又とかもう同じ東京都と言えども県跨いでるようなもの。
そりゃ1人暮らししたいよね。
おとんことひろしとの関係は険悪を極め、いつもみたい
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神様のくれた赤ん坊(1979年製作の映画)

3.7

完全に桃井かおり様で見せつけてくる90分。
樹木希林さんが瞬間しか出てこなくて、残念だったのだけど、ちゃんとインパクト出してます。
物語はマンネリの恋人同士の2人(桃井かおりand渡瀬恒彦)の家に突然
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