ちろるさんの映画レビュー・感想・評価

ちろる

ちろる

2017年1月〜スタート。独特な世界観を持った映像詩的な作品や、作り手の愛や魂が伝わる作品が好きです。
どの作品にもなるべく長所を探しながレビューを書いていきたいです。
ブルーレイコレクター

バルカン超特急(1938年製作の映画)

3.8

生きるか死ぬかのラブロマンスとあっさりした終わり方。
内容は違うけどシャレードを思い出しました。


前半のホテルパートである程度の群像劇を見せて、バルカン超特急に乗った時からアイリス、老女フロイ、そ
>>続きを読む

グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

4.6

オープニングからラストまで見せ場だらけで音楽とダンスの素晴らしさは圧巻で、まさしくミュージカル好きにはたまらないこの作品。
ヒュー・ジャックマンやザック・エフロンの久々の美声に包まれて幸せ心地🎶
スト
>>続きを読む

犬猿(2017年製作の映画)

3.6

滑稽な者たちの思わず笑ってしまう演出と人間の内に秘めたエグさの両極端を一気に描けてしまうのが吉田恵輔監督の持ち味で、さんかく、ヒメアノ〜ルはそこの爆発加減が好きだったのだけど、今回は滑稽なユニークさの>>続きを読む

パディントン 2(2017年製作の映画)

4.0

前作に増して2のほうが面白いというパターンで嬉しい限りです。
前作は割とパディントンがどうやってロンドンに来てブラウン家族たちと町のみんなと絆を作ったかに焦点を当てていたので、シンプルだったのに対して
>>続きを読む

クラッシュ・テスト(2017年製作の映画)

3.7

勢いでなんなら怒りに任せてなにかを進めることが必要な時もあるのだろう。
アグラエのかわいげのない感じや、行きすぎた破壊欲は褒めれたもんじゃないけれど、ロードムービーとして描くのだったらこれくらいじゃな
>>続きを読む

裏窓(1954年製作の映画)

4.2

怪我をして車椅子生活を余儀なくされたジェフが暇を持て余して観察する裏窓からの様々な風景。
なるほど自由に身体が動かない中で、ジェフの目線で様々な年齢や仕事のあれやこれやを覗き見るのは恰好の楽しみになる
>>続きを読む

ぼくの名前はズッキーニ(2016年製作の映画)

3.9

始まりから描写は割と暗い。
子供の目線で描かれているが、これはとりあえず子供が観て楽しいアニメーションではないのかも。

去年公開された動きが滑らかすぎるKUBOとは異なり、ある程度ストップモーション
>>続きを読む

スリー・ビルボード(2017年製作の映画)

4.3

南部のミズーリ州の田舎町にある閉鎖的な空間に、ひと粒落ちた悪の雫の波紋がまた別の雫の波紋と重なり合って、歯止めが効かない復讐心の恐ろしさと、同様の痛みを背負わなければ立ち止まって振り返ることのできない>>続きを読む

永遠に愛して(2016年製作の映画)

3.8

おとぎ話の中にあるような真っ暗で不思議な洋館と、肌も髪も真っ白な少女のリリ
彼女の表情は時に可愛らしくも不気味にも見えたのは気のせいか?
いや、気のせいではないのだ。

愛を知らない母と娘の残酷な結末
>>続きを読む

シャス・ロワイヤル(2016年製作の映画)

3.6

思春期特有?のイライラが画面から溢れてる。
ビタミンとカルシウム足りてないね。

ずっと、このまま主人公の女の子の反抗期を見せ続けられるのかと思ってたけど、彼女の笑わないアップの顔がビデオテストで恥じ
>>続きを読む

ジャングルの掟(2016年製作の映画)

3.3

スタートの数十分では到底想像できないようなエロスが起こる、はちゃめちゃコメディ。
若干ダサ目な音楽がだんだんクセになり、途中あれ?私何見せられてるのだろうかと頭の中が若干混乱しながらそれなりにそのくだ
>>続きを読む

終戦のエンペラー(2012年製作の映画)

3.8

こんな風にアメリカの目線から描いた日本の、そして日本の天皇の美しさ謙虚さを隠さず伝え、当時のアメリカと日本の思惑についてここまで中立な立場で描いたハリウッド映画も珍しい。

8月15日日本が無条件降伏
>>続きを読む

ファインディング・ドリー(2016年製作の映画)

3.8

内容はファインディング ニモのほうが好きだし、展開は大して変わらないけれど、これは障害のある子お話なので、人間が主人公の物語であればなかなか笑えない。
ドリーの記憶障害ってまさかここまで深刻なレベルだ
>>続きを読む

ケンタとジュンとカヨちゃんの国(2009年製作の映画)

3.4

行くところも、帰るところもないケンタとジュンは自由だけどがんじがらめ。
行くあてもはっきりしないロードムービーでありながらこの閉塞感はなんなのだろうか。

暗過ぎて、逃げ出したいくらいな時に天使のよう
>>続きを読む

ロックンロール(2017年製作の映画)

3.7

勿論完全にフィクションなんだけど、私生活でもパートナー同士のギヨーム カネとマリオン コティアールの夫婦の姿を覗き見している感じもする。
マリオン可愛い。
そして、監督でもあり主演でもあるギヨームがギ
>>続きを読む

ストローク(2017年製作の映画)

3.5

ルーティンの中で規則正しい生活を営む神経質青年のある一日。

台詞無いけど独特の世界観あって、音楽のリズムと彼の動きが心地よくマッチして、シンプルだけど楽しい作り。

人のお家に勝手に侵入しちゃ行けま
>>続きを読む

アヴァ(2017年製作の映画)

4.1

アヴァ役の少女がとても可愛いし、脱ぎっぷりもよくてさすがフランス映画といった感じ。
失明する日が迫っている13歳の少女が、バカンス先の海辺で今後得られなくなるかもしれない夏のひと時を得ようとする。
>>続きを読む

ウィリー ナンバー1(2016年製作の映画)

3.7

なかなかなブラックユーモア。
ブラックが強すぎてわたしにはユーモアの部分が微かしか見受けられませんでした。
それにしてもこのウィリー役の役者さん、、マジのものですか?
視線と表情といい、喋り方といい、
>>続きを読む

薔薇の名前(1986年製作の映画)

3.8

ため息が出るほどの重厚感。そして渋さ満開なショーン コネリーが演じるウイリアムの神々しさ。
作品が古すぎて映像も暗いシーンが多すぎて若干観づらかったのが難点ではあっても観て良かったと思える骨太なミステ
>>続きを読む

祈りの幕が下りる時(2017年製作の映画)

3.9

映画観る前に、たまたま神田明神寄って、それからTOHO日本橋で作品観て、人形町でお散歩。
日曜日、この作品は都内でも日本橋のTOHOだけはほぼ満席で、やはり皆ちゃんと新参者シリーズはここで観るのだなぁ
>>続きを読む

婚礼(2016年製作の映画)

4.1

家族とは、かけがいのない愛の形でもあるが同時に檻と化すこともある。
この家族は誰もがお互いを愛しているのにその存在意義よりも名誉の比重があまりにも重い世界がある。

本当なかなか、なかなかアレだった。
>>続きを読む

嘘を愛する女(2018年製作の映画)

3.4

なぜに男の監督は皆、長澤まさみを薄着で走らせたがるのか・・・。

まあこれはいいとして笑
こちらの作品、ミステリーではなく、ごく普通のラブストーリーでした。
前半ミステリー調で割とテンポよく物語が進ん
>>続きを読む

美味しい美女(2017年製作の映画)

3.6

今年もやってきたmyfff
第一弾はこの奇妙なラブコメディ?
一言で言うとグロかわいい。

カニバリズムとか一番嫌いなんですが、そこのところは表現が粘土アートチックエグくないので観られました。
フレン
>>続きを読む

日の名残り(1993年製作の映画)

4.0

これがカズオ イシグロがわずか30代前半に執筆した作品だとは到底思えない、老年期の男の純愛を描いた秀作。

行間を読ませるような、文学的なセリフの数々と、登場人物の誰もが礼儀正しいので、なぜかこちらま
>>続きを読む

ヒトラーの忘れもの(2015年製作の映画)

4.4

「不条理」
もうこの言葉しか浮かばない。

「戦争」でいつも世界を散らかすのは権力を持った年寄りたちで、その犠牲になるのはどこの世界もも戦争を始めることもしらなかったような貧しくて幼い者たちだ。

>>続きを読む

夢二(1991年製作の映画)

4.0

待てど暮らせど
来ぬ人の
宵待草のやるせなさ
今宵は月も出ぬそうな

この夢二の書いた詩の物語を実在しなかった人々も絡ませて大胆に創作した、鈴木清順浪漫三部作最終章は全ての女性も男性も美形揃いでうっと
>>続きを読む

ちはやふる 下の句(2016年製作の映画)

3.7

多くの松岡茉優ファンが彼女の演技を絶賛している作品ということで、こっちの下の句から圧倒的存在感でクィーンとして登場した彼女。
流石です。
クールな佇まいと乙女な中身のアンバランスさでゾクゾクしてもう、
>>続きを読む

ちはやふる 上の句(2016年製作の映画)

3.6

カルタについて殆ど知らない、原作も知らないけれど、百人一首に込められたロマンティックさに恥ずかしながら今更ちょっと胸を打たれた。
競技かるたもなんかのニュースで一度くらい見たことあった気がするのだけど
>>続きを読む

マダム・フローレンス! 夢見るふたり(2016年製作の映画)

3.7

ピュアすぎる心の持ち主マダムフローレンスの魅力に釘付け。
旦那さん役のヒュー グラントも今までに無い魅力で温かい気持ちになれました。

想像してたストーリーとは全く違くて、誰もが一生懸命。
皆、人間で
>>続きを読む

アデライン、100年目の恋(2015年製作の映画)

3.8

とっても観ごこちが良くて幸せな気持ちになれるロマンティックなラブストーリー。

「不老不死」それは科学が発達した今でも追いつけない人間たちの夢だ。
でも、本当は追いつけないのではなく、追いついてはいけ
>>続きを読む

拝啓天皇陛下様(1963年製作の映画)

4.0

反戦作品でもないし、タイトル通りの天皇万歳な作品でもない。
戦争があった時代をコメディで描いたこんな作品は初めてだ。
渥美清が寅さんで成功する前に、もうすでにこの、このバカで憎めない山田役で、寅さんの
>>続きを読む

奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ(2014年製作の映画)

3.9

落ちこぼれクラスの青春ストーリーだというくらいしか情報を入れず軽い気持ちで観たけど、実話だと言うことでご都合主義な感じも全くなくかなりまじめに作られた脚本にひきこまれます。

なんの因果か、今年に入っ
>>続きを読む

アバウト・レイ 16歳の決断(2015年製作の映画)

3.7

filmarks試写会
いつもお人形さんみたいなルックスで「ガール」っていう言葉が一番似合うエル ファニングがまるで身も心も生まれ変わったように男の子になりきって体当たりで演じています。
男性ホルモン
>>続きを読む

キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

3.9

前作引き続き、期待通りのアップテンポなアクションからスタートして、そのままラストまで見せ場目白押し。
秒でアガるかどうかは分からないけど、お金のかけ方は半端なく、流石ですとしか言いようがない破茶滅茶ぶ
>>続きを読む

世にも怪奇な物語(1967年製作の映画)

3.8

原作は怪奇文学の巨匠エドガー・アラン・ポーの作品でロジェ・バディム、ルイ・マル、そしてフェデリコ・フェリーニ監督がそれぞれの異なる作品で「堕落した人間の死への渇望」の精神世界を描いていて、とにかくキャ>>続きを読む

髪結いの亭主(1990年製作の映画)

4.1

うっとりするような美しい映像が印象的でもっと早く見ればよかった。
「ピアノレッスン」を観た時の感覚に似ていたのだけど、あの美しいピアノの奏ではやはり同じマイケル ナイマンだった。
それにしてもこのパト
>>続きを読む

>|