ちろるさんの映画レビュー・感想・評価

ちろる

ちろる

独特な世界観を持った映像詩的な作品や、作り手の愛や魂が伝わる作品が好き。
ストーリーは退廃的なものや刹那的なもの、あとはその時の気分で何故か無性に好きっていう作品にも点数高めにしてます。
無言フォローで大丈夫です^_^ なるべくフォロワーさんのレビュー読ませて頂きたいので、レビューを書いてる方だけフォロー返しさせて頂いています。

映画(1582)
ドラマ(0)

セント・オブ・ウーマン/夢の香り(1992年製作の映画)

4.3

脚本がいい、テンポもいい、そしてなによりキャスティングが最高。
フェラーリと女が好きで、口が死ぬほど悪い厄介な性格の盲目のフランクを演じたアル パチーノと、純粋で賢い学生チャーリーを演じたクリス オド
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ジュラシック・ワールド 炎の王国(2018年製作の映画)

3.7

最初から最後まで、飽きることなくスペクタクル。
割と早い段階から危機が始まって、穏やかな時間がほとんど無いから緊張感がずっと続いたけど、まぁ楽しかったからいいか。

こんなことこんなファンタジーアドベ
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野火(2014年製作の映画)

3.8

壮絶。
8月15日はなるべく戦争関連を観るようにしているけれど、いままで見てきた戦争映画の中でも1番辛かったかも。
余分なエピソードは削ぎ落とされて、ただシンプルに「生」に執着し続ける人間の欲望がただ
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ファニーとアレクサンデル(1982年製作の映画)

5.0

プロローグからエピローグまで合わせて5時間越えということで、とにかく初めての映画体験だった。
アレクサンデルの住んでいるあのエクダール家の賑やかで明るい光に取り込まれて、多分わたしはあのお屋敷のメイド
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みちていく(2014年製作の映画)

3.2

私も女子校育ちだけど、私の生きてきた雰囲気とは少し違くて全く懐かしい気分にはなれなかった。
少女たちはとても殺伐としていて本音が風を吹くとすぐに消えてしまう。
本人たちさえも自分がいま何を考えているの
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エヴァの匂い(1962年製作の映画)

3.7

ファム ファタールという言葉では生温い、破滅オーラたっぷりの危険すぎるエヴァ様(ジャンヌ モロー)の悪女ぶりに思わずひれ伏しそうになりました。
驚くほどに登場人物の誰にも共感できない、故にまったくもっ
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悲しみに、こんにちは(2017年製作の映画)

4.2

ここ最近は本当どうやって撮影してるの?っていう子役の演技が印象的な作品に出会う事が多い。
「フロリダ プロジェクト」のムーニーに驚かされたのもつかの間、今回はこのフリダとアナちゃんのあまりにもナチュラ
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.3

ようやく、ようやく行けました。
ネタバレになるといけないので内容については書けませんが、ひとつだけ言える事は、
大手代理店通してプロモーション費かけて、人気タレント使っただけで金以外はエネルギーもかけ
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続・拝啓天皇陛下様(1964年製作の映画)

3.4

犬と住んでる者としてはやはり戦時中の「軍用犬」の話は堪えるのだよ。
まぁこの作品では主人公とトモハルの友情がピークで、なんというか前作よりもまとまりがないし、伝えたいことも散漫してるし、なによりナレー
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セブン・シスターズ(2017年製作の映画)

3.8

近未来を描いたディストピア系とはいえ、干ばつ、食料不足、遺伝子操作した農作物による多胎児の増加とそれに伴う人口増加。
あくまでもファンタジーなのだけど、最近ドキュメンタリー映画「パーマネントライフを探
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ディストピア パンドラの少女(2016年製作の映画)

3.6

パンデミックによって崩壊した未来、子供達が拘束され監禁されているという異様な映像。
大人たち恐れて銃口を向けるそのあどけない子供たちは"セカンドチルドレン"といわれ、地球を救う唯一の貴重な存在でもある
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鏡の中にある如く(1961年製作の映画)

4.2

芸術の亡霊に取り憑かれたベルイマン自身の自己肯定作品。だからこそ面白い。

ベルイマンは自分の監督した作品の女優に手をつけては孕ませ、また新しい女優に出会ったらまた孕ませを繰り返し生涯5回?ほど再婚し
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ネバーランド(2004年製作の映画)

3.8

時間が常に私たちを追いかけて、子どもだったはずの私もあっという間に大人になる。
時間は止まることなくこうしている間にもい一瞬一瞬過ぎていくから、永遠に子供のままでいられるネバーランドは大人になった私に
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オールド・ボーイ(2013年製作の映画)

3.5

私にとっては韓国映画を観るようになったきっかけでもあるパク ヌチャク監督の「オールドボーイ」のハリウッドリメイク版も興味がありました。
あれ?こんな激しかったっけ?
暴力描写は半端なく、アクション多め
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ざくろの色(1971年製作の映画)

4.8

はじめはわけがわからなくても繰り返し観たくなり、結果的にはまるで魔術のように詩人サヤト ノヴァの人生に取り込まれてしまうから少々恐ろしい。
タルコフスキー、ゴダール、フェリーニ、ヴィスコンティ、ジャッ
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沈黙(1962年製作の映画)

4.1

スピルバーグ監督や、キューブリック監督が影響を受けたとされる本作なのだけど、実に難解で、観れば見るほどブンブンブンと虫の数が増えてくるように頭の中は混乱して行く。
なのに始まりの列車の窓のシーンから、
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ANTIPORNO アンチポルノ(2016年製作の映画)

3.0

えっと、、、
途中からわたし何見せられてるんだろって冷静になった頃から割と無理でした。
基本的に好き嫌いがはっきり別れる園子温作品。
わたしは割と受け入れられる派だったと思うのですが、こちらは想像以上
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早春(1970年製作の映画)

4.3

15歳、まだ女の人は知らない。
人より一足先に社会に出てたお陰で出会ったのは小悪魔系のち歳上の女性スー。
女の人の裸に興味があって、割と下半身ゆるくて、なにかとツンデレな態度で弄ばれたら狩猟本能に火が
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キツツキと雨(2011年製作の映画)

3.7

くぅーーーー役所広司さんが可愛すぎる!
役所広司さん観るだけで幸せな気分になる私なので、これが沖田監督のほのぼの世界の中で調理されたら美味にならないはずはないのだ。

キツツキ→きこりの岸さんが都会か
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汚れたミルク/あるセールスマンの告発(2014年製作の映画)

3.8

これは実際にあった「ネスレボイコット」を元にした巨大グローバル企業の悪とその不正を暴き告発を試みたセールスマンの正義の物語といった簡単な話では終わらないモヤモヤ感があるけどそれこそがリアル。
それでも
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海辺のリア(2017年製作の映画)

3.4

老人ホームから抜け出した元俳優で認知症の老人とその娘。
逃げ出した老人ホームからほど近い海辺で繰り広げられるのはまるで舞台劇のような会話のやりとりのみ。
開放感のある海辺砂浜なのに沈黙や間はほぼ皆無で
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家族はつらいよ2(2017年製作の映画)

3.5

東京物語の現代版オマージュとされた1とは一線を引きはじめ男はつらいよ風味でこの愉快な家族の大奮闘が板についてきそうな2でした。
クスっとする場面は多々あり、展開の激しいサザエさんテイストなのでお茶の間
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叫びとささやき(1972年製作の映画)

4.4

死と沈黙と持て余した愛が真っ赤な屋敷に閉じ込められて女たちの感情が絡まる密室劇に何度も息苦しさを感じ、金縛りにあったように画面に精神が取り込まれそうに身動きがしばらく取れなってしまった。

私は数年前
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夏をゆく人々(2014年製作の映画)

3.4

イタリアのトスカーナ地方を舞台にした作品はいつも無条件に私をワクワクしてくれるはずなのに、子どもらしくいられる時間を削られたジャルソミーナを見ながら何事もなかったように美しく笑顔で過ごす場面を見てもす>>続きを読む

暗殺のオペラ(1970年製作の映画)

4.4

例えストーリーがそうでもなかったとしても、どこかしらのシーンで今まで味わったことのない感覚や感情を呼び覚ましてくれる瞬間がある作品はずっと忘れられない存在になる。
ベルナルド ベルトリッチ監督の作品は
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リトル・チルドレン(2006年製作の映画)

3.5

閉鎖的な町に刑期を終えた幼児性愛者が戻ってくるという噂が町の大人たちをざわつかせる。
そしてそのエピソードと並行して描かれるのは比較的裕福な主婦と主夫の昼顔ロマンスでこの2つの事柄が微妙に絡み合って行
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サイの季節(2012年製作の映画)

3.7

イスラムの政治的な背景により引き裂かれた詩人夫婦のある種の愛の物語なのだがなによりもこの作品の魅力は薄暗く深みのあるコントラストが印象的な映像の美しさ。

登場人物たちの会話シーンはごく最小限に抑えら
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未来のミライ(2018年製作の映画)

3.5

まず、「バケモノの子」よりは少しだけ内容が楽しめたのは安心しました。
比較的子ども連れの多い二子玉109シネマズで観たのですが子どもと大人両方の視点で描いたという点においては夏休みムービーとしていいの
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処女の泉(1960年製作の映画)

4.0

恵まれない境遇の、身ごもった若い召使いのインゲレとその屋敷の娘でなに不自由なく両親から愛されて育つ、無邪気で可憐な乙女カーリンの対比から始まるオープニング。
北欧神話に伝わる死の神オーディンにインゲレ
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マザーウォーター(2010年製作の映画)

3.8

これを観たらきっと誰もが豆腐をまるでデザートのプリンみたいにして食べてみたくなるし、鴨川の川縁にあるおひとり椅子に腰掛けてお昼寝したくなるはず。
京都が舞台ではあるけれど、ありそうでなさそうな、リアル
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プール(2009年製作の映画)

3.8

とっても心地よくて、マイナスイオンを感じられる映画で好きな空気感。
このゲストハウスでゆったりした時間を是非過ごしたい。

タイはバンコクとプーケットしか知らなくてどこもガヤガヤしててあんまりいい思い
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やわらかい生活(2005年製作の映画)

3.7

家族と恋人を同時期に亡くしたことで、躁鬱を患ってしまった橘優子35歳。
なんとか一人で生きて行こうとしても、何種類もの薬を飲まなければいけない日々で、それを紛らわす為に出会い系で痴漢プレイをしたりして
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フランシス・ハ(2012年製作の映画)

3.9

若い頃って何であんなに毎日バカみたいに笑得てたんだろ?って思った時、多分仕事のことも結婚や子供のことも何も考えなくて良くて、若いからだけで許されてる事もたくさんあって、誰にも気兼ねせずに大好きな友達と>>続きを読む

男はつらいよ 葛飾立志篇(1975年製作の映画)

3.7

田舎から修学旅行生が寅さんを実の父だと勘違いしてとらやを訪ねてくる出てきたからもちろんおいちゃんおばちゃん大激怒!!
とにかくこのちょっとしか出てない桜田淳子がめちゃめちゃかわいい。
合同結婚式とやら
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仮面/ペルソナ(1967年製作の映画)

4.4

自分の事を喋り通す事で自分を癒すことがある。
自分語りをすることによって本当の自分を見つける事がある。
ペルソナ=すなわちそれは私たちの被っている仮面の事。
だれもが内的側面を見失ないがちになるけれど
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メメント(2000年製作の映画)

4.0

そういう事かのまさかの時系列。
10分しか記憶を保てないレナードが身体中に増えていくin factのタトゥーを確認しながら本人が思っている以上に復讐の鬼となるレナードに巻き込まれて彼そのものの人格の見
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