ちろる

ちろる

2017年1月〜スタート。独特な世界観を持った作品や、作品に愛や魂が込もっているものが好きです。

(レビューを書いている方には必ずフォロバしています^_^)

少女は自転車にのって(2012年製作の映画)

3.9

サウジアラビアの少女が自転車に乗りたいという強い思いと、社会に虐げられた母親への愛と、近所の少年との小さな恋のメロディと男女の友情がうまく散りばめられていてそれがラストシーンにちゃんと繋げていける素敵>>続きを読む

愛しき人生のつくりかた(2015年製作の映画)

3.6

あしたは死ぬかもしれない。
だから何も言わないで。
人生が一度きりなんて
でも宝物をもらったわ。それはあなた。
エンディングの歌詞、良かったです。

人生には悲劇も別れもあって時々辛いけど、足元をちゃ
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ミモザの島に消えた母(2015年製作の映画)

3.5

人は過去の謎に疑念を抱き始めたら、もう忘れて前になんか進めない。
それが美しくてやさしくて大好きだった母親の「死」に関する謎だったら尚更だと思います。

母が亡くなる時幼かった妹も、父も、祖母も口を閉
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これが私の人生設計(2014年製作の映画)

3.6

今まで観た他のイタリア映画の他のどれともちょっとテイストが違っていて、始めはなんか好きじゃないかも、、、って思って観てたけど、後半は割とコメディタッチな部分と、ハートフルな部分とがいい感じで熟して追い>>続きを読む

ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ(2016年製作の映画)

3.8

アメリカ=ハンバーガー帝国となるまでにリックという男のこんな野心とゲスい戦略が基盤にあったとは、、、
マイケル キートンの悪巧み顔、光ってます!
今となっては都内の店舗数は減少して色々と心配なので殆ど
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しあわせのかおり(2008年製作の映画)

3.7

タイトル通りしあわせのかおりが作品全体にだんだん満ちてくるような温もりを感じる作品です。
海辺の人気上海料理店「小上海料理店」の店主、王さんとひょんな事から弟子入りしたシングルマザー貴子さんの師弟もの
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エル ELLE(2016年製作の映画)

3.6

青山シアターオンライン試写会にて
主人公ミシェルの誰も寄せ付けないような張り詰めた刺々しさと、掴めばポロポロに崩れ落ちてしまいそうな儚さという両極端を兼ね備えたイザベル ユペールの演技にただ身震いしま
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ロイヤル・ナイト 英国王女の秘密の外出(2015年製作の映画)

3.7

英国版ローマの休日なのかと思ってたら半分は史実だったのね。
主人公は今のエリザベス女王さまなので、アン王子のようなお転婆ぶりや、恋のロマンチックさは抑え気味に描かれます。それでも、史実とフィクションの
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恋の渦(2013年製作の映画)

3.5

こんにちは。世界のみなさん、こちらが日本のDQNですよ〜♪

思った以上に登場人物全員頭悪いし、会話すべてがとても胸糞悪いのでどうなるかと思ったけど、三時間、1週間、、と時間軸を通して観せるそれぞれの
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男はつらいよ 寅次郎純情詩集(1976年製作の映画)

4.0

今となってはおぞましい人間の闇を描いた映画とかダークファンタジーとか色々観るようになりましたが、物心ついた幼い時から観ていて好きな邦画は「男はつらいよ」です。
幼い時から父親と20作以上は観ているなか
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葛城事件(2016年製作の映画)

4.0

登場人物みんな間違っているようで、そんなには間違っていない。
まともだったはずなのに、根っから狂ってるわけではないのにやはり何かどろどろした感情が渦巻いていて、こんなはずはなかったと誰かのせいにする人
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少年は残酷な弓を射る(2011年製作の映画)

4.1

始終、どうしようもない息苦しさを感じる鬱屈とした作品なのに、登場人物の構図、効果的に散りばめられた「赤」といい、挿入される音楽といい、観ている苦しさに勝るほどにセンスが良い映像に目が離せなかった。>>続きを読む

青の炎(2003年製作の映画)

3.5

絶対に死ななきゃいけない人物なんているのか?
人を殺さなきゃどうしようもないことなんてあるのか?
本当の意味で憎しみを目の当たりにしていない私にとって、この作品の内容は遠い存在であり、秀一の殺人に対し
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あの頃エッフェル塔の下で(2015年製作の映画)

3.4

幼少期の暗い想い出の映像からスパイ疑惑、重い作品なのかと構えていたがそうではなくてメインは人生一度に経験した魔性の恋人エステルとの濃厚な日々。
遠距離を繰り返しながら手紙で文通する描写は割とおしゃれで
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海辺の生と死 (2017年製作の映画)

3.6

群青色の海の色、黒々とした深い木々と原色の花。沖縄とはまた違う、鬱蒼とした雰囲気を感じさせる奄美の自然の映像と文學的な世界は独特で途中までは割と好きな世界観。
島で教師をしているトエは「島を守る」ため
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ふたりのベロニカ(1991年製作の映画)

4.2

オレンジの柔らかい光が印象的で、仄暗映像との陰影がイレーヌ ジャコブの儚げな美しさを芸術的なものにしてくれている。
彼女の寂しげで静かな瞳の演技が印象的だけど、セックスシーンでさえもここまで清らかに映
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監督失格(2011年製作の映画)

3.4

激しく、繊細な魂を持った1人のAV女優の短い人生。
監督であり、しかも恋愛関係であった平野さんが彼女との自転車旅行、そして死までをビデオに収めたドキュメンタリー。
林由美香さんという女優さんのことはこ
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ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣(2016年製作の映画)

4.2

天才ゆえの苦悩、葛藤、そして孤独。
こんな事、言い尽くされすぎてこうして言葉に書くと、なんだか陳腐になってしまうけど、ゼルゲイ ポルーニンという本物の天才の幼い頃からを追うことで凡人の私でいつの間にか
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ハローグッバイ(2016年製作の映画)

4.0

大人になって女子高生のころを振り返る。
当時、パンツの見えそうなほど短いスカートで窓辺の後ろ側でばか騒ぎしていた私は、多分はづきの方に近いのだろう。
色々ありつつもその頃の友達とは今も変わらず仲が良く
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追憶と、踊りながら(2014年製作の映画)

3.6

レコードから流れる夜来香とまどろみのようなノスタルジックな映像が、追憶と現実を行き来している主人公たちの静止した想いとマッチして美しいオープニングはとても好きでした。

最愛の息子を亡くした中国系カン
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最高の花婿(2014年製作の映画)

3.5

保守的で敬虔なカトリック教徒の夫婦が手塩にかけて育てた美しき4人姉妹が、それぞれユダヤ人、アラブ人、中国人、そしてコードジボアール人と様々な宗教と人種の男性と結婚。

慣れるまでは引くぐらいに人種差別
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ギフト 僕がきみに残せるもの(2016年製作の映画)

4.0

filmarks試写会
NFLのスター選手だったスティーブ グリーソンが突然ALSを発病し命のリミットと同時に夫婦に新しい命の誕生が同時に訪れるという人生の皮肉。
観る前は、ALSという逆境に立ち向か
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(1959年製作の映画)

3.8

谷崎潤一郎の欲望を映像化させた、いやらしいけど見せないエロ。
変態夫婦のメロドラマかと思いつつも、ラスト30分くらいから一気にサスペンスに変貌を遂げる。

上品なように見えてえげつない、張りぼての家に
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団地(2015年製作の映画)

4.1

ほのぼのゆるゆる系かと思ってたらとんでもない!予想外の展開にびっくりしました。
団地の中で繰り広げられるゆるーくて意味のなさげな会話の1つ1つ、そして色物的なおかしな人々が全部伏線とつながって行く、コ
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バイバイマン(2016年製作の映画)

3.8

名前を言っても考えてもいけない、BYE BYE MAN。
ハリポタの「名前を言ってはいけないあの人」とは全然違って、どうやっても全くもって勝てる気がしない。
設定といい、ヴィジュアルイメージといい、絶
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オーバー・フェンス(2016年製作の映画)

4.0

メンヘラだし薬やっててかなり危うい。
そして多分、いや絶対こんな女めんどくさい。
でも突然鳥の求愛ダンスする聡(蒼井優)の姿は美しいし、彼女が出てきてからずっと、そんな聡から目が離せない。
そして山下
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殺人の告白(2012年製作の映画)

3.6

「22年目の告白 私が犯人です」を観て、韓国版のこちらのラストがちょっと気になったのですが、オープニングのわけわからないまま始まるアクションは迫力あって結構引き込まれます。
映像の暗さも重々しくて、こ
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セールスマン(2016年製作の映画)

4.1

とにかく観終わったあとの精神的疲労感は半端ない。
エンディングロールで流れる全く読めないペルシャ語を見つめながら、「どーすりゃ良かったんだ?」とずっと問い続けていた。

何も悪いことしてないはずの夫婦
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その土曜日、7時58分(2007年製作の映画)

3.8

破滅一直線、誰も救われず後味悪い。謎を解きながら時間軸がなんども行き来する展開のおかげで、地味ながらもラストまで緊張感をもたせていくなかなかの骨太演出になっています。

普通のちょっとお金に困っていた
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メアリと魔女の花(2017年製作の映画)

3.6

スタジオポノック第一弾、米林監督and西村さん渾身の一作と楽しみにして居ました。
言われている既視感については確かにありましたが、まぁジブリのアニメーターの中ではジブリに所属中から監督デビューした数少
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22年目の告白 私が殺人犯です(2017年製作の映画)

3.7

始まりから一気に時代を突き抜けていくテンポの良さ、惹きつけるカット割り。
割と分かりやすいプロットなので途中から結果が読めてしまったのが少し残念ですが、それでも役者陣の演技のぶつかり合いのおかげでラス
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ハロルドとリリアン ハリウッド・ラブストーリー(2015年製作の映画)

4.3

なんて素敵で壮大なラブストーリー♡
下手なフィクションよりもよっぽどドラマティックなこんなドキュメンタリー映画に出会えて本当に幸せ。映画好きにたまらないハロルドの手がけた名シーンのオンパレードなのでも
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祈りのちから(2015年製作の映画)

3.8

不動産の営業で働くエリザベスが、ある日家を売ろうとしたクライアントのクララに、小さなクローゼットの中に導かれる。
「ここが、私が長年戦ってきた部屋よ」
敬虔なクリスチャンでもないし、他の宗教もよく知
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グレート・ビューティー/追憶のローマ(2013年製作の映画)

3.8

壁にぶつかる不可解なアートや大人たちに搾取される少女の怒りと悲しみのアートなど、
理解できるものとできないものを含めてたくさんの芸術たちや、夜な夜なのパーティーでの雑音たちなどにかき消され、シンプルな
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グランドフィナーレ(2015年製作の映画)

4.1

穏やかなスイスの高級ホテルでを舞台にして1人の音楽家が自らの老いを見つめる。
全体的にとことん上品で静か。だから眠くなりそうなのになぜか目が離せなくなるのは、映画監督、俳優など、個性的な面々の何気ない
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怪物はささやく(2016年製作の映画)

4.4

予想とは違うストーリー展開で、なんか知らないけど後半かなり泣いた。
今の私の心にぐさっと刺さってくる絶妙なタイミングだったのかな。

監督はJ A パヨナ。そして「パンズ ラビリンス」の製作スタッフと
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