ちろるさんの映画レビュー・感想・評価

ちろる

ちろる

独特な世界観を持った映像詩的な作品や、作り手の愛や魂が伝わる作品が好き。
ストーリーは退廃的なものや刹那的なもの、あとはその時の気分で何故か無性に好きっていう作品にも点数高めにしてます。
無言フォローで大丈夫です^_^ なるべくフォロワーさんのレビュー読ませて頂きたいので、レビューを書いてる方だけフォロー返しさせて頂いています。

映画(1787)
ドラマ(0)

聖者たちの食卓(2011年製作の映画)

3.6

600年も前からインドのセヴァーが無償労働としてランガル(無料食堂)を行なっているという。
階級も宗教も違う人が肩を並べて同じ鍋のものを口にする。
それこそ平和の形なのだろう。
始まりは作る人たちの姿
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セザンヌと過ごした時間(2016年製作の映画)

3.6

幼馴染であった作家エミール ゾラとセザンヌの男の友情物語。
この2人が幼馴染だったんだ・・・素敵から始まってハートフルな展開が待っているのかと思ったが違った。
しかめっ面でいがみ合ったり、暴言吐いたり
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あまくない砂糖の話(2015年製作の映画)

3.8

結婚してから、健康に重きを置き砂糖抜き生活をしていたデイモンが、ふと、砂糖が体にどのくらい影響を及ぼすのかが気になって、自らの体を実験台にして調べたこのドキュメンタリー。
甘いもの好きな人にはなかなか
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或る夜の出来事(1934年製作の映画)

4.5

好き。元祖ラブコメの中でも傑作。
わがまま、世間知らずで頑固な、可愛げのない主人公のお嬢様が家出してる最中に出会う新聞記者とのラブストーリー。
といってもなかなか2人は恋に落ちない。
「もう、話しかけ
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悪女/AKUJO(2017年製作の映画)

3.6

おぉ、めっちゃめちゃアクションムービーだった。
やったことないからイメージだけどオープニングのカメラワークはバイオハザードゲームばりになぎ倒していく感じ。
不死身じゃんこの美女。
不幸な過去→監禁→育
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アニー・ホール(1977年製作の映画)

3.5

結論から言えばこの作品が世の中で讃えられているほどの価値を私はあまり感じられず残念。
ウッディ アレン作品は、できればウッディ アレンが出ていない作品の方が嬉しいので、こちらは始終出ずっぱりなせいなの
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市民ケーン(1941年製作の映画)

3.7

名優オーソン ウェルズが初監督をした本作。若干25歳の時に発表したというから驚き。
以前「ソーシャルネットワーク」の作品の公開時に、市民ケーンと同じ構造だということを耳にしたことがある。
市民ケーンは
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僕の大事なコレクション(2005年製作の映画)

4.1

これは地味だけどなかなかの秀作なのではないだろうか。

想い出の品を全てジップロックに保存するコレクターというシュールな役をイライジャーウッドが演じ、ウクライナに住む通訳の青年とともにユダヤ系アメリカ
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蛍火の杜へ(2011年製作の映画)

3.9

夏の不思議な出会い、誰にも教えられない秘密のデート。
女の子が一度は願う清らかで深い愛の物語をノスタルジックに描いていた美しいアニメーションでした。

「やっとお前に触れられる。」
願いの叶った瞬間に
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追想(1975年製作の映画)

4.4

復讐と追想と。
穏やかで愛に満ちた主人公ジュリアンの悲しみが詰まっているけれど、静かな作品ではなく、半分が緊張感の連続、そしてジェームス ボンド並みの不死身な身のこなしで大勢のドイツ兵を殺していく姿は
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お引越し(1993年製作の映画)

4.0

後半お祭りシーンが突然幻想的になる感じ好き。
両親の離婚という残酷な現実とノスタルジックな後半の映像の対比で少女の成長物語を映画らしく描いていて素敵でした。

「なんでお父さんとお母さんはなんて仲良く
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お買いもの中毒な私!(2009年製作の映画)

3.4

カードは私を変えてくれる魔法のカード!と勘違いをして欲しいものへの衝動から逃れられない女の子のお話。
私もクレカ派なのでちょっとだけわかる。
流石にここまでは映画的だけど、自分でお金を稼いで持ち始めた
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細雪 ささめゆき(1983年製作の映画)

4.0

なかなかの絢爛豪華な美しい映像。
あの戦争が始まりかけていた時代で、さらに没落しかけてお金が無いにもかかわらず、まるで国の混乱とは他人事のように優雅に暮らしていた人々がいるのだということに驚いた。
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ゴーギャン タヒチ、楽園への旅(2017年製作の映画)

3.5

私はゴーギャンの絵が好き。特にタヒチの時の絵がとても好きだ。
居場所がどこにもなくて、どこいっても満足できずにうまく人と付き合うことが出来ない。
まさしく芸術家らしい偏屈さのせいで生きている間は恵まれ
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来る(2018年製作の映画)

4.2

人間の裏と表、闇と光。
めくられてぺらぺらぺら。
後ろめたいことが全くない人なんていない。人間だもの。
人間は都合いい事ばかりを考える狡猾な生き物だ。
妻のため。子供のため。友達のため。
「ため」って
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夏の庭 The Friends(1994年製作の映画)

4.1

日本版スタンドバイミーのような雰囲気もあるジュブナイルものの良作。
読書感想文指定文庫だったからよく覚えている。
原作は三國連太郎演じる謎のおじいさんが、不気味→偏屈ジジイからこどもたちと交流しながら
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めまい(1958年製作の映画)

3.8

原因不明のめまいの症状に悩まさせて、警察官の仕事を離職した主人公スコティが久々に再会した学生時代の友人から精神衰弱の妻の尾行の依頼を受けるところから始まる。
そうか、それでめまいなのか・・・そしてその
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花咲く港(1943年製作の映画)

3.8

巨匠木下恵介監督のデビュー作とのことですが、デビュー作で、低予算でここまでとは流石です。
木下作品としては割とまだ軽めのコメディ作品ですが、ウィットに富んでて、脚本も生き生きしてて、当時の日本らしい温
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婚約者の友人(2016年製作の映画)

3.7

戦争で亡くなった婚約者のお墓に花を手向ける謎のフランス人。
ドイツ人から見たフランスというのがあまり見たことない気がして新鮮で、互いに憎しみあってしまう理由は息子を殺された親たちの個人的苦しみで互いに
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映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ(2016年製作の映画)

3.3

物事斜めから見てて、人に優しい言葉をかけられても卑屈に捉えてしまう主人公の女。
自分でぶつくさ言ってるだけならいいのにたまに幸せそうなカップルを見下したりもする。
色んな事情が重なってるので1つの物差
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巴里のアメリカ人(1951年製作の映画)

4.1

なんといってもこのミュージカルの素晴らしさはこのラスト18分の圧巻のダンスシーンに集約されているのでしょう。
妙に陽気な中年男が踊って歌いまくるオープニングからアメリカ人の絵描きジェリーがひょんなきっ
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恋恋風塵(れんれんふうじん)(1987年製作の映画)

4.1

ノスタルジックで夏の緑の匂いがする。
私のイメージした台湾が、この映画の中にはたくさんあってその瑞々しさが嬉しかった。
兄妹のように育ち、都会に出るのも同じタイミングで、当たり前のように一緒になるよう
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太陽がいっぱい(1960年製作の映画)

4.0

アランドロンの美しさをひたすら愛でるための作品。
たくさんの太陽の光が彼の精悍な身体に降り注ぐ。
けれど、所詮まやかしで手に入れたその光は永遠に降り注ぐはずもなく、一時期の栄光にしか過ぎない。
でもそ
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お嬢さん乾杯!(1949年製作の映画)

3.8

成り上がりで財を築いた男と、元華族のおうちのお嬢様がお見合いから始まる日本の元祖ラブコメ。

世の中やっぱ金ですよ。
と言った台詞何も悪いことはない、本当だもの。
だけど、泰子からから見れば引っかかる
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フラワーショウ!(2014年製作の映画)

3.6

由緒あるイギリスのガーデニング大会「チェルシーフラワーショウ」に最年少で賞をとったメアリー レイノルズをモデルにした作品。

自然に抱かれて、草木の妖精にも抱かれた少女が大人になってから、それまでに培
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不死鳥(1947年製作の映画)

3.8

一生離さない。僕に一緒しがみついているんだ。と言ってくれたあなたはあっけなく天に召されてしまった。
温かくてかっこよくて男らしいあの人に愛されてこの世界は2人だけのものだって言ったあの人の言葉はまやか
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ブルー・ジェイ(2016年製作の映画)

4.0

恋の苦味を通過した大人向け恋愛ムービー。
モノクロと光の陰影がものすごくマッチして美しい。
学生時代の楽しかった事を思い出して、ちょっといたずらゴゴロで夫婦ごっこをして、2人に先はないってちゃんとわか
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男はつらいよ 寅次郎かもめ歌(1980年製作の映画)

4.0

今回は寅次郎の父性を垣間見れたちょっとテイストの異なる回。
定時制に通うスミレを心配して覗き見するうちに、なんだ勉強もたのしそうじゃねーかと学びたい欲がでてきてこっそり入学願書出してたエピソードに泣け
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男はつらいよ 翔んでる寅次郎(1979年製作の映画)

3.8

今回の男はつらいよはなかなか刺激的。
跳んでる寅さんというタイトルがついているけれど、実は結構跳んでるのはマドンナのほうで、その役がプライベートの性格もぶっ飛んでるという裏話も多い桃井かおりさん。
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クリスマス・クロニクル(2018年製作の映画)

3.8

毎度Netflixのオリジナル映画は質が良い。

ホーホーホー♪
メリークリスマス🎄
サンタクロースの監獄の中のクリスマスコンサート。
サンタクロースのカーチェイスなどなど、エキサイティングな映像が所
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ティム・バートンのコープスブライド(2005年製作の映画)

3.8

愛したあなたが愛した人なら幸せになってほしい。

初めはメンヘラ気味にみえたエミリーがどんどん美しくみえてくる演出が優しくて好き。
現実の世界は暗く死後の世界は明るいという対比がティムバートンらしくて
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はじまりのみち(2013年製作の映画)

3.9

黒澤に並ぶ昭和の巨匠木下恵介監督の物語。
木下恵介監督のファンはもちろん、木下恵介監督の作品をまだ観ていない人も興味を持つ作品になっている。

周りが絶対に無理だと思うことをやり遂げてしまう木下の静か
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星の王子さま(1974年製作の映画)

4.5

キツネが教えてくれたこと。
それはすべての生き物が胸に留めておかなければ大切な秘密であり宝物。
世界中で読まれている名作「星の王子」のミュージカル映画。
ミュージカルだと思わなかったから大人たちが突然
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(2005年製作の映画)

4.1

何というエロチックな寓話なのだろうか。
常識的な観念の壁がどうしても突き破れなくて、はじめの方は老人の身勝手な欲望に寒気がしたのだけど、刹那的なラストにして何とも言い難い気持ちで泣きそうになった。
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ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生(2018年製作の映画)

3.9

前作で5秒くらいのちょい出だったジョニー デップが満を持して登場!
こんどはパリの街をかき乱す。
前回にも増して美しい勢いのある映像には圧倒されっぱなしでしたが、登場人物がかなり増えて相関を頭に入れる
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でーれーガールズ(2015年製作の映画)

3.8

大人になると、ふと少女時代を思い返すことが増える。
「SUNNY」や「思い出ぽろぽろ」「女の子ものがたり」みたいな過去と現在を心の中で行ったり来たりする話は女は割と好きなのは、せわしなく追い立てられる
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