ちろるさんの映画レビュー・感想・評価 - 86ページ目

ちろる

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ロマンティックじゃない?(2019年製作の映画)

3.7

ロマンティックなラブコメなんて嘘くさい。
運命の相手と喧嘩しながら恋に落ちて、ゲイの親友のサポート受けながらゴールインなんてバカらしい。そんな風にロマンティックなラブストーリーを卑屈に見下して、ラブコ
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ザ・コール [緊急通報指令室](2013年製作の映画)

3.7

始まりからもうスリリングな展開で、ハラハラドキドキさせられる。
作品全体として良いかどうかは微妙だけど、緊張感の煽り方はすごい!
緊急司令室の有能オペレーターは、ちょっとした気の緩みから取り返しのつか
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ホーム・アローン(1990年製作の映画)

3.8

クリスマスコメディの決定版。
久しぶりすぎたけど、相変わらず同じとこで笑い同じとこでドキドキする。
子供の頃はケビン少年のとんでもないたくましさに感心しっぱなしだったけど、大人になってみると、マコーレ
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雌牛(1989年製作の映画)

4.3

初のアレクサンドル ペトロフ作品。
アニメーションではなくて絵画が動く、この手の作品は手放しで好きなので
この作品の素朴なタッチにも始まりから引き込まれるようだった。
雌牛が子牛を想い、少年が雌牛を想
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風前の灯(1957年製作の映画)

3.8

79分という比較的短い時間に詰まっている、人間の浅はかさ、欲望、情愛、妬みなどなど。
決して上手くいってない嫁と姑関係、嫁は大金隠し持っているのではないか?と睨み、早く死んでくれないかしらととんでもな
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娘・妻・母(1960年製作の映画)

4.1

元々始まりから財産分与やらなんやらきな臭い話てんこ盛りだったが、長男の大きな失態のせいでそのお金の話が具体化してくる後半30分は本当居心地悪いくらいぞわぞわする。

皆家庭を持ったり、仕事で自立したり
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シンデレラのさえずりを聞け(2017年製作の映画)

3.5

ウェディングドレスメーカーのモデルオーディションを舞台にした、現代の女性たちと結婚の本音をわかりやすく描いた作品。
10代から40代までの独身女性にウェディングドレスを着せて並べるとか、どんだけデリカ
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キッズ・イン・ラブ(2016年製作の映画)

3.7

10代の青春映画だけど、痛々しさはなくてオシャンティ♪
イギリスのティーン映画は節度を守っておしゃれにまとめてくれるからとても観やすい。
奥手な主人公の青年がふとしたきっかけでとびっきり美しい少女に巻
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シエラ・バージェスはルーザー(2018年製作の映画)

3.6

負け組(ルーザー)のぽっちゃり女子シエナが主人公だけど、ルーザー感は少ない。
自分をしっかり持ってるし、優しい親友もいて、きちんとした両親に大きなおうちで育てられて何しろお勉強ができる。
そのままのま
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空のハシゴ: ツァイ・グオチャンの夜空のアート(2016年製作の映画)

4.0

火薬を発明した中国から生まれた花火アーチスト ツァイが夢で描いた「空のハシゴ」プロジェクトに対する熱い想い、それは世界を変えようとか、花火で世界一になろうとかそういう大それたことではなくて、100歳に>>続きを読む

スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)

3.7

真面目なのか?ふざけてるのか?
こんなにラドクリフ君のお尻を拝む日が来るとは・・・
ぶっ飛びすぎてはじめは訳が分からなかった。
でもダニエル ラドクリフ×ポール ダノ、魅力的な俳優2人だもの期待しちゃ
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愛を伝えるって…(2014年製作の映画)

3.0

日本人の感覚で観ると色々分かんない。
ベネズエラ人の恋愛感覚?なの?
いかにもモテなさそうなぽっちゃり男子アルフレッド(多分女の子と付き合ったこともない)
がバレンタインデーに賑わう町の喧騒から逃げる
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ジョージアの日記/ゆーうつでキラキラな毎日(2008年製作の映画)

3.7

私用で非常に疲れてたから久々にとびっきり明るい10代こじらせ非モテ女子の青春ストーリーみたいなのを観たくなってこちら。
イギリスの🇬🇧コンプレックスありまくりの14歳のジョージア、出たしからオリーブの
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JUMPING(1984年製作の映画)

3.8

まるでRPGゲームみたいな感覚。
面白い。
手塚治虫さんの描く巧みな技で地面から空、郊外や森の中から都会の街まで!

JUMP JUMPしながら景色はどんどん変わってく、普段ゲームしないけどこのままの
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美術館を手玉にとった男(2014年製作の映画)

3.4

めちゃくちゃ手先の器用な、ちょっとおかしな詐欺師?ランディスのお話。

男の目的は贋作を作っては美術館に持ち込み、それらしいストーリーを語って美術館に寄付をする。

美術館のキュレーターだとかいわゆる
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セットアップ: ウソつきは恋のはじまり(2018年製作の映画)

3.5

忙しいことを言い訳にして、本当にやりたい事から逃げてる。
けっこうこれって現代の人間にあてはまるのではないのだろうか?
プラダを着た悪魔みたいな鬼婆上司(ルーシー リュー)との奴隷仕事から解放されるた
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フェリシーと夢のトウシューズ(2016年製作の映画)

3.4

施設で育った踊るのが大好きなフェリシーが施設を抜け出して、パリのオペラ座のバレエ団に入り込み、憧れの舞台に立つまでのお話、という事でバレエ習ってる幼い女の子かワクワクしそうなストーリーではありますが、>>続きを読む

エルヴィスへの誕生日プレゼント/ザ・ギフト(2014年製作の映画)

3.9

キング オブ ロックンロールのことはよく知らない。
歌もたくさん知ってるわけじゃない。
でもなんだろう、めちゃくちゃ泣いちゃった。
商店のおじいさんの優しい表情が響いて5分くらいで涙出た。
一つ一つの
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9<ナイン> 〜9番目の奇妙な人形〜(2009年製作の映画)

3.3

結構前観ようとして寝た。
そして今回も一度落ちた。
暗いテイストのアニメーション、嫌いじゃないし、ティム バートンプロデュースという事です期待値が上がってしまったけと、全体的に地味で盛り上がりに欠ける
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チワワは見ていた ポルノ女優と未亡人の秘密(2012年製作の映画)

3.7

未来を見失った若い女性と、過去を失った老女の縁を1つの魔法瓶を繋いだストーリー。
ショーン ベイカー監督が「フロリダ プロジェクト」「タンジェリン」の初期作品とだけあって独特の揺れるようなカメラワーク
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ロングブランチ/ロングブランチの街角で(2011年製作の映画)

3.4

何があったか街角で出会った男と一夜限りの恋をしたいだけの自暴自棄な女と、ロマンス探してる男。
電車でも激しい激しいキス、サックスだけ、今だけ。
そんな風に考えてたのに相手の男が一夜限りにするにはあまり
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ドリームハウス(2011年製作の映画)

3.8

地味ではあるけどダニエル クレイグ&レイチェル ワイズそしてナオミ ワッツときたもんだからどうしてもスタイリッシュに仕上がってる。
ホラー?なのかと思ったけどサイコスリラーの要素が強い気もする。
よう
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ライアー ライアー(1997年製作の映画)

3.8

僕のお父さんはライアーです。って息子の作文のとこから始まる嘘つき弁護士の不思議でハートフルなコメディ。
いやージムキャリーはイエスマンも好きだけどこれもめちゃくちゃすき。
顔芸光ってるのはこっちかも。
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七つの会議(2018年製作の映画)

4.0

相変わらず池井戸潤の作品で絶対遊んじゃってる香川照之さん。
腹に何かを抱えてるお荷物社員八角さんを演じた野村萬斎さんは始まりは狂言風味が強くて違和感ありまくり・・→だんだん慣れてくる。
私は、こういう
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てぶくろ(2014年製作の映画)

3.6

真っ赤な毛糸のお帽子やてぶくろの色と淡い色彩と繊細な線の優しいタッチの絵柄のコントラストがヨーロッパらしい作品。

優しいおばあさんとおじいさんに育てられて優しい心を持った女の子が雪の日に凍えるリスさ
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パーマネント・バケーション(1980年製作の映画)

3.6

無機質な部屋、流れるジャズ音楽。
映画のストーリーとしては行間がありすぎるけど、どのシーンも構図がかっこよくておしゃれなアート写真に少しストーリーをつけたといった感じのほうが近いのかな。

男が哲学的
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理想の結婚(1999年製作の映画)

3.6

ゴタゴタで追い詰められた夫、動揺する妻。
みんなキャクターが立っててかわいくて、会話の一つ一つが粋で楽しいロンドンの社交界を舞台にしたラブコメ
親友のために陰でいろいろ動いたりして、愛のことちゃんとわ
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パリの深夜、タクシーで(2013年製作の映画)

3.4

タイトルが「Where were you when Michael Jackson died?」だったのでキング・オブ・ポップのファンである私は単純にマイケルの話が沢山飛び交うのかとして期待してしまっ>>続きを読む

疑惑(1982年製作の映画)

3.8

なかなか最後まで懲りない悪女っぷりの桃井かおりさまの演技はもう、お見事!
そしてそれに対抗する凛とした岩下志麻さまがかっこいい。
いつだって男に頼りっぱなしのだらし無い女と、だれにも甘えられない女とい
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ゴーストのおいしいレシピ(2009年製作の映画)

3.8

孤独なおばあさんコーラ リーがたった一人で経営する小さなケーキ屋さん。
ふわふわのメレンゲパイ、チョコレートバターケーキ、マフィンにアップルパイ
町中の人たちはこのほっぺたが落ちるほどおいしいケーキで
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ミッキー誕生前のウォルト(2015年製作の映画)

3.6

映画の作品として面白いかと聞かれれば微妙だけど、偉人の知られざる過去を学ぶ作品としてはすごく人生の勉強になった。
どこまで史実に忠実なのかちょっと調べてないのでわかりませんが、大げさな演出もないのでお
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リトルデビル(2017年製作の映画)

3.6

いろんなホラー作品のパロディがあり、
ちょっとふざけてる感じもあるけど、リトルデビル、ルーカスやばくって再婚相手の愛息とはいえ、私だったらとっくに逃げ出してるかも。
死ね!とか言われたりほんとに埋めら
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ヴァイブレータ(2003年製作の映画)

3.7

誰かに求められたい。
誰かに食べられたい。
何モノかになりたい。
誰かを愛おしく思いたい。
誰かを食べてみたい。

摂食障害、不眠、鬱、そしてアルコール中毒の諸々を抱え込んで心の中が穴ボコだらけの主人
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かぞくはじめました(2010年製作の映画)

3.7

キャサリン ハイグルが演じる現代の女性らしいキャリアーウーマンのラブコメはいつも大好き。
すっごく美人で仕事もできて完璧なのにどこか肝心なとこ抜けてるし、男に甘えられなくてヘマしちゃう不器用さん。
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恋人たちの予感(1989年製作の映画)

3.9

すっごいムカつくことばっかり言うんだけど憎めない。
大っ嫌いなタイプなのにしばらくすると会いたくなる。
こういう異性の友達がいたらそれはちょっと危険だよ。
それはもしかしたら恋の始まりかもしれない。
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サッドティー(2013年製作の映画)

3.6

「知らないふたり」が割と好きだったので私にとっては今泉力哉監督二作目となるこちらを鑑賞。
「知らないふたり」は言葉がうまく伝えられない、コミュニケーションのぎこちなさの中で育まれるほのかな優しさや愛が
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