ちろる

ミッキー誕生前のウォルトのちろるのレビュー・感想・評価

ミッキー誕生前のウォルト(2015年製作の映画)
3.6
映画の作品として面白いかと聞かれれば微妙だけど、偉人の知られざる過去を学ぶ作品としてはすごく人生の勉強になった。
どこまで史実に忠実なのかちょっと調べてないのでわかりませんが、大げさな演出もないのでおそらくだいたいあってるのだと思う。
しがないアニメーター、自分で会社立ち上げるも経営は火の車でゴミ箱から食べ物漁って食べちゃうくらい貧乏な時もあったウォルトの姿にはある意味勇気もらえる。
どんなに逆境に苛まれても、どんなに周りの人物がどんどん離れていって孤独になっても、「何か人を喜ばせるものが作りたい」という軸が彼にとっての宝モノなのだろう。
うさぎがダメで生まれたミッキーマウス。
方向が決まったら導かれるようにトントンと!
愛する奥さんがもしかしたら幸運のミューズだったのかもしれない。
苦しい時ウォルトのこと助けなかった人たち後から悔しい思いをしたんだろーなぁなんてほくそ笑んでたけど、ウォルトは割とサバサバしてたようだ。
引きずらない、こだわらない、未来だけをただ見つめて突き進む。
そんなウォルトのキャラクターが後半にかけてようやく見えてくる作品でした。
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