ロロんさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ロロん

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ロブスター(2015年製作の映画)

3.2

面白い設定と世界観だけど、いまいち入り込めなかった、 最初のホテルだけで完結してくれた方が世界観を保ったままでいれた。
なかなか皮肉めいた内容
無理に共通点を探そうとする男女。世の中の皆を誇張して滑稽
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マッチ工場の少女(1990年製作の映画)

4.2

部屋の換気の音しか聞こえないような作品
人肌も白く、部屋も世界も白く絵本の世界のようなのに話はそのようなメルヘンな物ではなく
白の中にある有彩色がマッチみたい。
白い服ではなく青い服を身にまとい、今ま
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レディ・バード(2017年製作の映画)

3.2

主人公に対してあまり共感出来ないと思ってたけど、中盤からラストにかけてやっぱり良かった。
元いた場所から羽ばたいて、それで分かる元拠り所、自分自身のこと。

幸福な結婚記念日(1962年製作の映画)

3.4

慌ただしい生活
美味しそうな食事をバレないようにつまむ
残った硬そうなパンを食べる
ミニチュアみたい

林檎とポラロイド(2020年製作の映画)

3.5

悲しいとされる曲を聴いて悲しいと思うのはそのように記憶に植え付けられているからなのか、その記憶を無くせばどのように感じるのだろうか。
今思っていることもただ、事象を受けてこうあれば、こう思う」と決めら
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カルト(2012年製作の映画)

3.4

白石監督っぽさ全開
勢いを最後まで持たせられて、意外にちゃんと怖いのもあって良かった

パーティで女の子に話しかけるには(2017年製作の映画)

3.1

衣装とかエブエブみたい
普通のボーイミーツガールものやと思って観た人どう思ったんやろうか
トゲトゲしすぎてまったく飲み込めない

戦慄怪奇ワールド コワすぎ!(2023年製作の映画)

4.0

大感動ホラードキュメンタリー
ジェットコースター
一生このシリーズ続けて欲しい
最高に酷い

桜桃の味(1997年製作の映画)

4.9

寒い冬に出してくれる少し濃いコーンスープの味を忘れたくない。これだけで理由になるんだ。
「指で頭を触ったら頭が痛いんだ、足を触ったら足が痛いんだ、胸も腹も。頭も足も悪くは無い、指が折れているんだ。」
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HANA-BI(1997年製作の映画)

4.7

暴力シーンもあるのにすごい静かな作品、だからこそ際立つ。
海に血が滲んでいくシーン、暴力的であるのに綺麗、円状に広がる様はまるで花火のよう
多くは語らない主人公、その余白を埋めるような音楽。狭い室内か
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破局(1961年製作の映画)

3.5

破られた自分の顔の写った写真をくっつける所可愛い。所作、音楽で楽しませてくれる

砂の器(1974年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

以前、舞台にもなった亀嵩を訪れた際にこの作品について知り見るに至った。
ピアノの演奏が始まってから終演までのシーン。親子のお遍路の場面こんなにも切なく、惹かれるのはなかなかない。年端もいかない子供がな
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CURE キュア(1997年製作の映画)

4.2

カットの切り替えが上手い、一気に目を引き付けられる。ポップな音楽が不気味さを引き立たせる、場に不似合いなものは怖さを思わさてくる。

牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件 デジタル・リマスター版(1991年製作の映画)

4.9

少年少女達の危うさを描いた作品は多くあるがこの映画はとても繊細に彼らの機微まで表現している。すごい不安定で、でもきっとそれでバランスは取れていた。
この子供たちの不安定さは大人が作ってしまった空気に当
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ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア(1997年製作の映画)

4.7

最後によく海に還る、海になりたいという言葉があるけれど、何故だろう。
天国じゃみんな海の話をするからみたいですね。
緩急が流れていく彼らの時間にちょうど合っている。
2人は今までも人生を生きてきたのだ
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ラッキー(2017年製作の映画)

3.5

終わりについて考えるのは決して悲観的なことではなくて、ちゃんと今に向き合っているからこそでる行動である、偏屈なおじいさんを見ていて思う
先のことを当たり前のように話されるけど、自分はいつもその時は来る
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愛しのタチアナ(1994年製作の映画)

3.5

何も起こらないロードムービー
表面上は何も起こらない。

(2023年製作の映画)

3.6

想像とは違った面白さでした
まさに壮大なコント
暴力、切腹を皮肉な笑いに変えている
監督しては北野武なのかもしれないが、俳優としてはビートたけしだというのがエンドロールを見て納得した

ザ・ピーナッツバター・ファルコン(2019年製作の映画)

4.3

社会の少し隅にいる唯の二人
生きている中で耐えることに慣れすぎている
当たり前じゃないですね、焼いた魚にピーナッツバターを塗りたくってもいいしね
ほっぺをぺちぺち叩き合う相手

パラダイスの夕暮れ(1986年製作の映画)

4.0

大袈裟な演出はない、何故こんなにも
こちら側に侵食してくるのか。
選曲がどれも秀逸で心地よい
人々、街並み、閉塞感があるが
どこか軽やか。

ハッピーアワー(2015年製作の映画)

5.0

劇中の彼ら、ハッピーアワーを外から見ている自分は彼らの行動、感情を理解し難いと思ってしまう。でもきっと彼らの理解し難いと思った物が自分の中にもあるのだと思う。

言葉を非常に大事にしている監督で、今回
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過去のない男(2002年製作の映画)

4.6

「人生後ろには進まん
進んだら大変だ」
当たり前のことを言っているのだけど
すっと言葉が入ってくる。
フィンランド語かな?心地の良い音。
「敗者三部作」の二作目、敗者と呼称されてい
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浮き雲(1996年製作の映画)

4.7

淡々と感情の起伏を抑え目な演出
悲壮感はあるが決して目はぶれない
好きな作品

コーヒー&シガレッツ(2003年製作の映画)

4.2

これからはコーヒーカップで乾杯しようかな

イギーポップ本人役で出てる

ライトハウス(2019年製作の映画)

3.0

謎がすごい、
灯台等、多くのメタファーがあるが一回観ただけでは自分には分からなかった。
この映画は答えを求めなくていい気がする
灯台、人魚。欲をそれぞれの形で表している
正直、理解しきれないところが多
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

何度も反復して、推敲して
こちらも何度も繰り返した
長尺が苦にならない、会話劇。
要所に流れる音楽がすっと場面に溶け込んでいく
ぶっきらぼうに話す彼女、彼女のくしゃみが聞こえてきそう。

妻が死んでも
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