miiさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年製作の映画)

3.6

時代に殺されたひとつの才能。
ベネディクト・カンバーバッチの目と所作がすごく好き。大人になっても純粋なままが故の、神経質さと偏屈さがよく表現されていてとてもよかった。こういった役が本当に似合う。

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アバウト・シュミット(2002年製作の映画)

2.0

なんていうか、ずっと薄暗いグレーがかっているような感じ。定年退職して妻を亡くして娘がバカな男と結婚して、日々が色褪せたような心模様とリンクしているのか、とにかくなんかずっと雰囲気が薄暗い。

ジャック
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ペット(2016年製作の映画)

3.0

動物たちのもふもふ感がすごい。あと、映像が良すぎるうえにめちゃくちゃ動くので、乗り物酔いしやすい人は注意かも。

マックスが主人公だけど、他のキャラクターの個性が強すぎて食われ気味に感じる。とりあえず
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英国王のスピーチ(2010年製作の映画)

3.7

気付いたら時間があっという間に過ぎてしまっていて、それくらいのめり込んで観てしまう映画。スピーチのシーンは、毎回手に汗にぎる緊張感。

出来ることなら誰しも蓋をして見ないようにしたいコンプレックスだけ
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ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

4.5

初めて観たにも関わらず、なぜだかとても懐かしい気持ちにさせられた。それはきっと無意識に大人になってしまったトトに自分を重ね合わせていたからかもしれない。

トトとアルフレードの親子のような師弟のような
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グレートウォール(2016年製作の映画)

2.5

何も考えずにアクションだけを楽しむなら、見応えがある映画。

ちょっと古めかしいけど、アイデア満載の武器や装置が次々に出てくるのでワクワクする。また、軍隊の数もさることながら、敵の数も半端じゃないので
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

3.8

娯楽としての映画を観たというより、ひとつの芸術作品を鑑賞したような気分。幻想的かつ耽美的。好きな人にはたまらない世界観だと思う。

イライザがなぜ彼に惹かれたのか、明確なきっかけがあるわけじゃないので
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今夜、ロマンス劇場で(2018年製作の映画)

3.7

好きな人がすぐ隣にいるのに触れられない、同じように老いていけない。なんて残酷なんだろう。それでも共に二人で生きる人生を選び、笑顔で最後を迎えるシーンではつい涙腺が緩んでしまった。まっすぐすぎるくらいの>>続きを読む

センター・オブ・ジ・アース(2008年製作の映画)

3.5

ロマン溢れる冒険ファンタジー。
某テーマパークのアトラクションのモデルになった作品なのかと思ったら、映画の原作である小説がモデルというだけで、直接的にこの作品自体はあまり関係ないみたい。

テンポ良く
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

4.8

シンプルに素敵な映画。

ハッと夢から醒めてしまうような、切なさと愛おしさが詰まってる。

ミニオンズ(2015年製作の映画)

3.4

勝手に1作目だと思い込んでたら、観終わってから3作目だったと発覚。でもミニオンズの生い立ちが知れたので、最初に観たシリーズ作品がこれでよかったかも。

序盤は、さすがにちょっと子供向けすぎて物足りない
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ヘアスプレー(2007年製作の映画)

4.7

ミュージカル映画が大好きというのもあるけど、ザック・エフロンや、ジョン・トラボルタの女装を目当てに観る方が多い中で、ジェームズ・マースデンの歌を目当てに鑑賞。やっぱり歌上手いなぁ。主人公のトレイシーや>>続きを読む

ヘンゼル&グレーテル(2013年製作の映画)

3.0

魔女の身体能力の高さに笑ってしまった。魔法を使って戦うファンタジーな感じを想像してたけど、杖持ってるわりにほぼほぼ肉弾戦。効果音が激しすぎて、見ててかなり痛そう。

また、ヘンゼルとグレーテル側も、ヴ
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しあわせはどこにある(2014年製作の映画)

3.7

ヘクターが幸せとは何かを探す旅で出会う人たちの、言葉やメッセージが心に刺さる。

幸せなんて人それぞれで、それこそ何かの副産物で、でもすぐ近くに確かに存在してて。それって受け取り方次第だし、つまりは自
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恋妻家宮本(2017年製作の映画)

3.0

心がほっこり温まる作品。
映画というよりは、スペシャルドラマのような感じ。

駅の待合室での夫婦の会話に目頭が熱くなったけど、エンディングでのキャスト陣が急に歌い出したのにはちょっと笑ってしまった。

のぼうの城(2012年製作の映画)

3.5

野村萬斎さん目当てでの鑑賞。他のキャストをあんまり把握してなかったら、思いの外に脇を固める俳優陣も豪華で見応えあったのが嬉しい棚ぼた。

こういった時代劇を観る度に、歴史に詳しかったらとつくづく感じる
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

4.5

とにもかくにも歌が最高。その一言に尽きる。
しいて言えば、ミュージカルと言えど、音楽に頼りすぎていた気もしないでもない。

髭の女性レティと空中ブランコ乗りのアン以外の、他のフリークスたちにもう少しス
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マスク(1994年製作の映画)

3.6

とにかくハッピーになれる映画。なにも考えずに観るのがオススメ。ひたすらジム・キャリーの顔芸とおふざけに魅せられる。

実写とカートゥーンの融合。同じ系統の作品で言えば、ロジャー・ラビットが大好きなので
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ジオストーム(2017年製作の映画)

3.8

予告を観た限りでは、B級パニック映画だと思っていたので、いい意味で裏切られた。

家族愛、兄弟愛、夢や仕事にかける情熱、地球を救うために自らを犠牲にする覚悟。わりとハートフルというか人間愛溢れる映画か
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クワイエットルームにようこそ(2007年製作の映画)

4.0

ポップに彩られたダークな世界観。
コミカルな演技とは裏腹に、わりとずっしり重量感のある設定と内容。そのギャップがどことなく狂気的。

蒼井優ちゃん演じるミキが、主人公の明日香に食べない理由を打ち明ける
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I am Sam アイ・アム・サム(2001年製作の映画)

5.0

まさかこんなに心に染みて、涙するとは想像もしてなかった。本当に大好きな作品。

知能指数に関係なく、親は悩むもので、子を想うもので。子育てに正解がないようにそれはきっと理屈では測れないけれど、かといっ
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ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い(2009年製作の映画)

3.2

くだらない。馬鹿ばっかり。お下品。
なんかいろいろぶっ飛び過ぎて、この映画から何も得られない。サイテー野郎たち。

でもきらいじゃない。

むしろ、それら全部が褒め言葉になりうる作品。

ミラクル・ニール!(2015年製作の映画)

3.8

サイモン・ペッグ目当てでの鑑賞。冴えない主人公が万能なパワーをなぜか手に入れちゃう話だけど、規模大きめな設定のわりに実際に起こってることはわりかし地味。でもそんな力が身についても、実際はニールと同じよ>>続きを読む

セトウツミ(2016年製作の映画)

4.0

思いついたこと言ってみただけ。しょーもないこと言いたいだけ。特に深い意味はないです。っていう、いわゆる思春期によくある内輪ノリのあの空気感や会話の間がとてもリアル。

ふとした瞬間のセリフや表情がアド
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バチカンで逢いましょう(2012年製作の映画)

3.6

ハチャメチャで強いマルガレーテおばあちゃんが最高にチャーミング。展開が読めなくて、そうくるか!と驚きの連発だったけど、ラストのシーンがなんだかすごく可愛くてほっこり。

イタリアに旅行した時に立ち寄っ
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8年越しの花嫁 奇跡の実話(2017年製作の映画)

3.6

観る前から予想はしてたけど、やっぱり大号泣。こういった映画にはことごとく弱い。本当に実話を元にしてるのか、と疑いたくなるくらいの展開で、結末をすでに知ってるとはいえ心が苦しかった。

ひとつ言うとすれ
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マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋(2007年製作の映画)

3.0

おもちゃ屋のシーンは、いわゆるザ・ファンタジーといった感じ。チャーリーとチョコレート工場を彷彿とさせる世界観。個人的には、エリック役の男の子がむちゃくちゃ可愛いくて見どころ。

主人公のマホーニーは、
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南極料理人(2009年製作の映画)

3.6

なんかもうとりあえず美味しそう。
そして、はっちゃけてるおっさん達が愛おしい。

ハラハラする場面や、どんでん返しの思わぬ展開があるわけでもなく、南極という非現実な地の日常なのに、終始ゆるーい雰囲気。
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タイピスト!(2012年製作の映画)

4.0

映像のレトロでカラフルな色合いや、50年代の服装や髪型。いわゆる女の子が好きそうな映画。

でも、ただお洒落なだけで終わらないスポ根ラブコメディ。

モンスタートラック(2016年製作の映画)

4.3

期待値ゼロからの大逆転。タイトルで避けちゃうのは勿体ない。コミカルなシーンは思わずくすっと笑えるし、カーアクションもド派手で、まさかトラックがあんなにアクロバティックに宙を舞うなんて。そしてなんといっ>>続きを読む

駆込み女と駆出し男(2015年製作の映画)

3.8

タイトルとキャストに惹かれて鑑賞。
とりあえず、会話が早口すぎて慣れるまでは聞き取るのが大変。それに加えて、江戸特有の用語だったり訛りも出てくるので、序盤は本当に苦戦する。

大泉洋の安心感と安定感。
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鋼の錬金術師(2017年製作の映画)

2.4

原作の知識は、アニメを観たことがある程度。実写化反対派ではないし、ハガレンの大ファンというわけでもないので、わりと素直に観れたかな、と。

感想としては、そもそもそんなに期待はしていなかったので、可も
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インスタント沼(2009年製作の映画)

4.0

好き嫌いがハッキリ分かれる作品だけど、個人的にはすごくタイプ。全編を通して、麻生久美子演じる主人公ハナメの心の声がいたるシーンで入るけど、とにかく声と喋り方が可愛らしい。そして着てる服もダサ可愛い。>>続きを読む

チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密(2015年製作の映画)

2.0

コメディなのに終始笑えない。
キャスト陣は豪華なのに、もったいない。

下品な下ネタオンパレードで、それが不快なものとして出来上がってしまっているのが残念。

ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります(2014年製作の映画)

4.5

どのシーンを切り取っても、あたたかくて、愛しくて、チャーミングで、お洒落な映画。他愛もない日常や夫婦の会話なのに、どうしようもなくこころがじんわり熱くなって、何度も涙腺が緩んで仕方がなかった。

年老
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宇宙人ポール(2011年製作の映画)

4.2

気楽に観始めたら、気楽に観るどころかすっかり世界観にハマってしまった。なにこれめちゃくちゃおもしろい。

お下品なシーンや言葉がこれでもかってくらい出てくるけど、その人間臭いやりとりの中心にいるのが宇
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