みーこさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)

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この世にはハッピーエンドもバッドエンドもなく、残酷な現実だけが続いてる。ダークファンタジーと分類してしまうのは、乱暴かもしれない。と云いつつ、ポタポタとしたたる幻想的でグロテスクな表現に惹かれてホイホ>>続きを読む

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

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沸点越えて、目から熱湯、首までしっかり感動温泉に浸かりました。完膚なきまでに、のぼせちゃいました。
思えば動物ものとか、言葉の届かない、言葉よりももっと遠くの何かをたぐり寄せるタイプの感情にとても弱い
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25日・最初の日(1968年製作の映画)

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アンビエントな魔法使いの弟子。音の連なりが、切り絵で命を吹き込まれて、いつか街を世界を焼く炎のように迫ってくる。

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

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徹頭徹尾カオティックなのに、家族愛。
マルチバースやら、多様な愛のかたちやら、映画のオマージュやら「わかるよね!いちいち説明はしないし、メタ視点で楽しんでって!」という力業もまぁ、悪くないな〜とか考え
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ちひろさん(2023年製作の映画)

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元・〇〇なんて、その人の何にも触れていない。だからホッとすることを教えてくれる。周囲が期待する自分でいる必要なんて、ほんとうは無い。ひとりで、水底で眠って、回復しちゃうち人が描かれるのが心地よかったり>>続きを読む

殺さない彼と死なない彼女(2019年製作の映画)

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邦画の学園モノで、青春、恋愛、たぶんちょっと病んでる。絶対見ない要素の詰め合わせなのに、なのに。

不謹慎な言葉の往復でなりたつ、二人だけの会話。同じ応酬のくり返しなのに、だんだん行間が変わっていくの
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無法の愛(2022年製作の映画)

3.5

20分と少しでずいぶん遠いところまで連れて行かれる。理由なんて、あってないようなもの。人生なんてそんなもの。漕ぎ出したらあとは加速しながら、クルクル、コロコロと転がる車両のよう。泥棒も、服役も、2ケツ>>続きを読む

マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

3.0

社畜な永野芽郁さんキャスティングだけで喝采なのに、痛快な展開に疾走感、ほどよくセンチメンタルで気づけば終わっていた。映画においては「あっけない」人生と、「とてつもない」喪失がどういうわけか共存する。主>>続きを読む

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.0

2022年ラスト映画館
目黒シネマにて。

なんて痛快な傑作!最高!
ギャングとミルクは
映画史における蜜月関係あるよね。
それにしてもよ、
チェリーを乗せたミルクシェイク
白昼堂々とサブリミナル。
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