みーこ

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンスのみーこのレビュー・感想・評価

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徹頭徹尾カオティックなのに、家族愛。
マルチバースやら、多様な愛のかたちやら、映画のオマージュやら「わかるよね!いちいち説明はしないし、メタ視点で楽しんでって!」という力業もまぁ、悪くないな〜とか考えている暇はありません。オーガニック!

映画の元ネタは特定できなくても、もう何度もどこかで見たような”何か”なのでご安心を。映画史のなかで人類が見出してきたイメージをこんなに楽しそうに切り貼りして、なんなんだ。こっちまで楽しいぞ。

理解不能で、カオスなのに、心があたたまる。それがこの人にとっての家族という概念なのかもしれない。数多のイフが実在しようとも、きっと君を選ぶんだろうな。
個人的には劇場版・李禹煥のマルチバースがすきでした。あらゆる可能性が発生しえなかった世界。それでも、石と石の関係項が紡がれしまうのすな。

確定申告終わってから見ようね!
みーこ

みーこ