おだまきさんの映画レビュー・感想・評価

おだまき

おだまき

劇場版プロジェクトセカイ 壊れたセカイと歌えないミク(2025年製作の映画)

3.7

ボカロにはそれなりに思い入れがあるので観た、けど、俺はもう老害の括りなんだと実感しました

ブルータリスト(2024年製作の映画)

4.0

良くも悪くも、国家というのは厄介な枠組みだと思う。異国情緒は何も人を感化するものばかりではない、優しさと支配力を兼ね備えたハリソンはアメリカの土地柄を体現しており、翻弄される主人公の感情にカメラの動き>>続きを読む

オブリビオン(2013年製作の映画)

4.4

面白すぎるだろ、SF映画は人類の想像力の集積だと改めて思う

キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド(2024年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

大日本帝国みたいな日本が幅利かせててにこにこが止まらなかった、マーベル映画というより壮大な改変if軍事コメディじゃん!

総理大臣は一切妥協もなくアメリカ大統領と渡り合い、謎資源争奪のために「艦隊」を
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野生の島のロズ(2024年製作の映画)

4.4

ブレワイみたいな水彩ベタ塗りの草木と人間が住む本土のSF観が好み、テンポ早くて没入感かなり高まってた

ウォーリーほどの訴えかけるメッセージはないが、幼少期の子どもが見たら友情観の根底に流れ続ける作品
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ファーストキス 1ST KISS(2025年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

男は恋人との暮らしの為にやりたくない仕事を始め、女は奔放にやりたい道を突っ走るこの同棲生活、「花束みたいな恋をした」でも観たなあ
とか呆然と考えてたらこの作品がピンとこない理由がわかってきた

硯駈と
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リアル・ペイン〜心の旅〜(2024年製作の映画)

4.1

観客の想像力を信頼しているのがとても伝わってくる
ホロコーストと現代の生きづらさを共存させるのがかなり挑戦的だと思った

かなり好きでした

セブン 4K版(1995年製作の映画)

3.9

割とあっけなく終わったかと思ったら家帰ってからじわじわダメージ来た

映画ドラえもん 新のび太と鉄人兵団 〜はばたけ 天使たち〜(2011年製作の映画)

4.7

SF戦争映画の最高峰
小学生が敵に銃を向けて「撃つよ」なんて、今のドラえもんじゃ絶対にできない。感覚では分かり合えない相手と戦う戦争の覚悟も不条理も、リアルタイムで観た世代だからこそ忘れてはいけない

トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦(2024年製作の映画)

4.4

廃墟好きなもんだからどこを切り取っても絵面のインパクトが最高!
鑑賞前は中韓映画にありがちなよく分からない邦題だと思ってたいけど、取り壊しを控え、斜陽に置かれた九龍城砦で仁義の為に戦う彼らを端的に表す
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メイクアガール(2025年製作の映画)

3.4

カットごとのカメラワークが超挑戦的で、ショート動画あがりの監督であることがよくわかる。ただそれをつなぐシームがあまりに雑で、展開をひたすら箇条書きしたような脚本だった。
そのせいか、割とハードな人工知
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永遠の0(2013年製作の映画)

4.5

平和に甘んじ、国家観を持たずしても幸せに生きていくことのできる国がどれだけの犠牲の上に成り立ってきたことか

劇中でいけすかない友人が言っていた「一種のヒロイニズム」という言葉、初見時は現代の若者を舐
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スーパーバッド 童貞ウォーズ(2007年製作の映画)

3.6

コメディーなのに目標に対して誠実に向き合い続けているメリハリがとても好きだった

E.T.(1982年製作の映画)

4.2

10年ぶりとか
全く覚えていないはずなのに先の展開も曲のメロディーも自然と頭に浮かんできて、この作品に映画体験の原風景を築かれていたことを実感した

サンセット・サンライズ(2025年製作の映画)

4.0

2020年、受験であろうと東京へ行った人間はもれなく非常識だと扱われていたころがあったことを思い出した。

菅田将暉のキャラを初めて心から好きになったきがする

アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方(2024年製作の映画)

4.2

口ぶりだけ尊大で実のところ軍事行動や国際機関絡みの動きにはかなり消極的な彼のルーツがとてもわかりやすい

世相にすら惑わされず突き進んできたにも関わらず家族や女性には感情を隠せない、トランプの人間らし
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シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

4.5

おもしれー!!ソ連との競争が60年代の宇宙開発をどれだけ進歩させてくれていたのかを肌感で感じられる

ストリックランドの深みのない懲悪ぶりが目立っていたけど彼の動機は子ども、妻、新車に出世と言った男の
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東のエデン 劇場版 II Paradise Lost(2009年製作の映画)

3.6

神山健治の才能を思い出すために10年ぶりくらいに観た。記憶喪失の青年と少女のボーイミーツガールとかいう100回くらい見た導入だけどキャラと製作陣の覚悟が違う。いいサスペンス。

機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-(2025年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

色々言いたいことはあるけど、シリーズの真髄とも言える宇宙建造物のカッコよさは健在でよかった。

シャアの成り下がり方がかなりショックだったが、初代に囚われすぎなのだと思う。

ソウルの春(2023年製作の映画)

3.7

本邦の若者が財務省陰謀論に傾倒している間に隣国では史実を基にした希望のかけらも無いラストの映画がナンバーワン大ヒットを獲っていたことが羨ましい

ズレたこと言ってるのはわかるけど、結末主義を拗らせすぎ
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エマニュエル(2024年製作の映画)

3.8

どれだけ優秀でエリート街道を歩んでいても、初めて歩く香港の街並みに思わず表情が綻んでしまう彼女の姿に、人々が異国情緒を求める理由が詰まっている気がした

JAWS/ジョーズ(1975年製作の映画)

4.2

現実味のある緊張感。CGだと出せないはず

俺は好きだったよクイント

(500)日のサマー(2009年製作の映画)

4.5

冒頭から刺さった。遍歴が100%の女の子すぎる
サマーにフェリシティジョーンズの面影が見えて懐かしい気分だった

ほしのこえ(2002年製作の映画)

4.9

最終兵器彼女を実家で読んだ余韻で久しぶりに鑑賞。全シーンが琴線に触れるけれど、この作品に自我を形作られたのだから当然

手の届かないものの二大象徴に女の子と宇宙を提示し、思春期に夢見る「ここではないど
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her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)

4.2

Vtuberのガチ恋営業と変わらない
ホアキンってジョーカー以前からこういう役柄上手だったんだな

ビーキーパー(2024年製作の映画)

4.4

極論ベースの復讐観で動くあたりがジョンウィックすぎる
大真面目に世相を絡ませてくるのにバーサーカーモードのステイサムが挟まるもんだからテンションの乱高下がとんでもない!それでもカットにメリハリがあるお
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FINAL FANTASY VII ADVENT CHILDREN COMPLETE 4K REMASTER版(年製作の映画)

4.2

これが20年前の映像だなんて誰も信じないと思う。教会の窓から差す光の柔らかさとキャラの表情の暖かさ、完全に失われた表現でありCGの技術が発達した今でこそ狙ってこの味を出せる作品は現れないはず。

星を
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カルキ 2898-AD(2024年製作の映画)

3.4

サイバーパンク都市の下町感が洗練されすぎてて大興奮

長年パターン化していた砂漠SFを近年はDUNEが映像的に刷新したこともあり物足りなさはありつつも、近未来ガジェットの目新しさと勢力による設計思想の
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クレイヴン・ザ・ハンター(2024年製作の映画)

3.9

近年のマーベル映画で一番面白い。挙動が規格外だし主人公兄弟の動きに筋が通ってるからアベンジャーズみたく観る前に偏差値下げなくても楽しめる。キャラづくりには成功してると思うのでいつかデッドプールみたいに>>続きを読む

ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ(2023年製作の映画)

3.7

登録忘れ

琴線には触れなかったけど観ていて楽しいし名作の雰囲気を常に纏っていた、
映画館で観たことを自慢できる日が来ると思う

ファイブ・デビルズ(2021年製作の映画)

3.3

ホラーっぽいジャケット、やたら斬新な設定、なんとなく考えさせられそうなラスト。何をとってもフランス映画らしさの純度が高い
割とスリリングを体験してしまって悔しかった