控えめにカバディさんの映画レビュー・感想・評価

控えめにカバディ

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悪は存在しない(2023年製作の映画)

4.2

この場合の「悪」は「邪悪」を指すのか。結末までの道程に「邪悪」はなかった。社会情勢、制度、状況といった外側が我々を邪悪にしているのかもしれない。
この映画の別の側面に関して言うと、絵画的な画面の完成度
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ゴッドランド/GODLAND(2022年製作の映画)

3.6

雄大な自然、取るに足らない人間の代表としての若い牧師。夏のアイスランドを旅したことがあったけれど、確かに南東部はずっと雨が降っていたのを思い出した。
ただ前編を1:1.33の写真の比率で撮る必要があっ
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

4.0

「つまらない人間」の再現がすばらしい。あと、序盤の(仲違いの理由が明かされるまでの)主人公たちのやり取りが普通に面白い。アイルランドの風景も美しくて、観るべきところがたくさんある映画だと思う。

プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

3.6

単純な勧善懲悪や二元論に陥らないストーリーは良かった。主人公の演技は絶品だろう。
ただ、親友ニーナの人物像や主人公の過去についての掘り下げが無い(おそらく意図的に「現在」しか見せていないのだが)ため、
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ウエスト・エンド殺人事件(2022年製作の映画)

3.2

ギャグのセンスとか雰囲気は好きだけど、ストーリーやトリックは期待外れだったかな。

私をくいとめて(2020年製作の映画)

3.2

原作では納得できる主人公とAの関係が映像化された途端、主人公の病的さに目がいくようになってしまった。また、原作のエピソードを取捨選択しても良かったのではないか?イタリアでの現地ロケが無理なら、イタリア>>続きを読む

アルプススタンドのはしの方(2020年製作の映画)

3.8

「アルプススタンドのはしの方」にいる学校で目立たないような存在の4人が高校野球という青春に啓蒙されるような内容。小演劇にしてはねじれた所のない着地を見せるなと思ったら、高校演劇が原作だそうで納得。
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佐々木、イン、マイマイン(2020年製作の映画)

3.5

素材はいいのに、結局よくある青春映画に落ち着いてしまっている感は否めない。主人公が演劇をやっていなきゃいけない理由もよく分からなかった。

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.7

世界観もVFXもCGもすごい。よく作ったなという感じの。ただ説明されてないことが多すぎる。原作知らんと厳しくない?ってところも多い。ティモシーシャラメクソかっこいい。

リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

3.8

この映画を詳しく語りたいならもっと映画に詳しくならないとなと思わされた。
ワンスアポンアタイムインハリウッドと同じくらいの時代場所で、空気感も似た感じの映画映画した映画だと思った。

犬王(2021年製作の映画)

3.9

湯浅政明×大友良英×松本大洋×野木亜紀子というビッグネームに否が応でも期待が膨らんだ。同じく古川日出男原作のアニメ「平家物語」が傑作だったから殊更である。

アニメにしかできない表現に、猿楽ロックミュ
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.0

フツーに良い映画。『シングストリート』とか『はじまりのうた』好きな自分にとってはツボだった。ストーリーも丁寧だし、演出も見事。特にコンサートのシーンでの演出は白眉だと思う。

ただ、聾唖者の家庭、代々
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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

3.9

ちょっと狂気をはらんで、それでいてシニカルなウェスアンダーソンの世界が好きで楽しみにしていた。それは本作でも健在だった。

架空の雑誌を舞台として、雑誌の記事のように3つの異なるストーリーが連なった作
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劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

3.5

原作未読、アニメ未視聴で観たけど、全然楽しめた。

主人公のキャラと声がエヴァのシンジ君にどうしても被ってしまって、そこがちょっと気になった。巨乳のマキ出てくるし。

意外とあっさりしたストーリーだっ
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トムとジェリー(2021年製作の映画)

3.6

娯楽映画なんてこーゆーのでいいんだよ!って映画。
予定調和で、ご都合主義も甚だしいけど、ひたすら楽しくて何も考えずに笑える。そしてクロエ・グレース・モレッツが可愛い。大きくなったよねぇ。

それにして
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浅草キッド(2021年製作の映画)

3.6

ネットフリックスジャパン肝いりの作品。
ビートたけしの経歴と功績、人柄を知っているからこそ、深見千三郎との粋な師弟関係には心動かされた。そして、VFXとかセットとか素人目に見てもお金のかかり具合ヤバい
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