Mshiさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

Mshi

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浜辺の女(2006年製作の映画)

4.0

駅の改札で知らない男女のベロチューを思わず見ちゃう感じに近い映画。

ホンサンスは男性のキャラクターを尊く扱うわけでもなく、気持ち悪く情けなく捉えるのが上手でリアル。そして、本作は最後の結末も無理なく
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ぐるりのこと。(2008年製作の映画)

4.0

人生はうまくいかない。特に大人になると見たくないものも見なきゃいけない。理不尽も日々あじわう。辛い描写がほとんどだけれど、生きる希望をほんのちょっと見せてくれる繊細で優しい映画。全部の展開や台詞に無理>>続きを読む

落下する夕方(1998年製作の映画)

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小説が好きだったので鑑賞。江國さんもので映画化されたものなら、スイートリトルライズのほうが断然好き。何でそうかと思ったときに、意外と演出がサラッとしてるからかなと、小説の湿度というか実は皆壊れてる感じ>>続きを読む

サムジンカンパニー1995(2020年製作の映画)

3.9

韓国はフェミニズムを良質なエンタメにするの本当に上手いなぁと思う! 

SNS-少女たちの10日間-(2020年製作の映画)

3.2

顔をアイコラして裸写真を送るところは演出?としてかなりやりすぎだと思った、、、、
だけど、まぁ全体として、女性ならほぼみんな、経験してると思う。むしろ周りの男性も経験してる人そこそこいたりする。日本は
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サンドラの小さな家(2020年製作の映画)

3.8

ビターだけど希望もある、リアルなエンディングが良い。DV夫こわくて、トラウマになりそう。。。最初はいい人だったみたいだけど、人ってどこからそんな風になるんだろ? 見抜ける方法あったら教えてほしい。

新感染半島 ファイナル・ステージ(2020年製作の映画)

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一作目の新幹線のなかの密空間のほうがはらはらしたし、キャラもいろいろいて、やっぱり面白かったけど、本作のカーチェイスとか金網的なところはまぁ楽しめる。

カンウォンドの恋(1998年製作の映画)

4.3

不倫カップルの空虚さを生々しく、痛々しく映し出してるだけなのに、なんでホンサンスの映画は何度もみたくなるんだろう!俺は一度行ったところは2度と行かないっていう友達のさりげないひと言もよかったし、超脇役>>続きを読む

CURE キュア(1997年製作の映画)

4.0

殺人がいけないこととわかってる人の人間の倫理観は催眠療法では変えることができない。みたいな最初のセリフがフリで、みんなどんどん人殺してくのに驚く。派手なシーンがないのに、面白くて引き込まれたし、カメラ>>続きを読む

夏時間(2019年製作の映画)

4.0

白か黒かじゃなきゃいけないとなりがちな家族ものの映画、死ぬほど苦手なのですが、スッと入っていけたのは登場人物みんなが生きていくためのグレーさがそれぞれあって、それがリアルだったのと、集まった家族がいわ>>続きを読む

秘花 〜スジョンの愛〜/オー!スジョン(2000年製作の映画)

4.0

男女の関係になると人って滑稽になりがちだけれど、女の体を目の前に空回りしまくる男が本当に気持ち悪くて、その気持ち悪さがリアルすぎて、ロマンチックじゃなくて、美化されてなくて、こんな生々しく空虚さを映像>>続きを読む

イエスマン “YES”は人生のパスワード(2008年製作の映画)

3.6

細かいところでちょっとダイバシティやジェンダー、ナショナリティが気になるところがあるけど、それ抜きではめっちゃ面白いし、最後の終わりかたも爽やか。他人との関係づくりにリスクを感じてなかなか踏み込めない>>続きを読む

マーウェン(2018年製作の映画)

3.5

なにかにどっぷり浸かることで辛いことに蓋をして現実逃避をするっていうのはよくあるが、それをしながら、ちゃんと起きたことのトラウマ克服と問題解決しようとする展開がよいね。主人公が人形と自分を同一化してる>>続きを読む

1987、ある闘いの真実(2017年製作の映画)

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私が生まれた年に、近くの国でこんなことがあったのは驚きだったけれど、それよりも悪い方の忖度をしまくってたという政府の暗部をこんだけお金をかけて映画化して公開できるところもすごいなと思うし、こうやって伝>>続きを読む

グラン・トリノ(2008年製作の映画)

3.9

めっちゃイーストウッド節。懺悔からの最後までの展開のテンポがとてもよい。私も運良くこのまま生きれて年老いたら、死ぬ前に後世に何か残したい。

ハイ・フィデリティ(2000年製作の映画)

3.8

最後のプロポーズとか本音言うなよと、主人公にむかつきながらなんかそういうとこが嫌いになれない。音楽で当時の記憶思い出すよね。センスは人間だから合わなくてもいいけど、自分がダサいと思う人とは結局付き合え>>続きを読む

オクトパスの神秘: 海の賢者は語る(2020年製作の映画)

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すごいよ、タコって人に懐くんだ。もうかわいくて食べずらいよ。海の音もとても心地よくて、映像も綺麗で睡眠導入剤にもなる映画。

ドライヴ(2011年製作の映画)

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ストーリーはかなりシンプルというか、ありそうちゃありそう。だけど演出と編集でレフン節炸裂してて、しゃれてる。登場人物のボソボソ喋りを小さくして、殺すときとか車の音とか大きくする、おしゃれ演出なんだろう>>続きを読む

愛してるって言っておくね(2020年製作の映画)

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いい思い出もすべてが辛くなる日がくるなんて思わないよね。普通。世の中は本当に不平等で不条理。悲しい。

ラターシャに捧ぐ ~記憶で綴る15年の生涯~(2019年製作の映画)

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残酷すぎる。盗人として、疑いの目を持たれることでさえ辛いのに、殺されるなんて。ラターシャのような素敵な女性に弁護士になって欲しかった。世の中はほんとに不条理で不平等すぎて、許せないことばかり。生きるの>>続きを読む

モキシー ~私たちのムーブメント~(2021年製作の映画)

3.8

中高生の子どもがいたら見せてあげたいタイトルぴったりのファンタジー。これをストレートに日本でやったらこの通りうまくいかないだろう。だけど、ちょっとずつでも声を上げていくことが大切だよねぇ。人間はポジテ>>続きを読む

隔たる世界の2人(2020年製作の映画)

4.0

被害者はもちろん、同じルーツの人たちがどんだけトラウマになってるか、人間不振になってるか、心が痛い30分

特に最後のいい話をされて和解したあとに殺されるシーンは、皮肉でもあり、現実はこんなもんだろう
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ザ・ライダー(2017年製作の映画)

4.1

日本のコンテンツなら最後にオチをつけそうだけど、無理ない選択をさせた静かなラストが今の時代にあっててとてもよかった。

フィールズ・グッド・マン(2020年製作の映画)

3.5

tiktokとかYoutubeとかInstagramの暗部だよ、、、いわゆる炎上系ユーチューバーみたいなことしてないのに、善意もこの映画みたいに勝手に知らないところで盛り上がって炎上することがあるとは>>続きを読む

チャンシルさんには福が多いね(2019年製作の映画)

4.5

起死回生的な夢を決して見させてくれないし、最後まで劇的なことは起きない。チャンシルさんもほかの登場人物もみんなボヤけた自分の存在意義を自認し、模索しながらも、前向きでチャーミング。韓国だと家族の話多い>>続きを読む

リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

3.5

死んだおじぃちゃんとおばぁちゃんのことを思い出した。絵も曲もストーリーもいいけれど、家族みが強い話なので、幸せ家族とちょっとちがう人がみたら辛いと思う。