MINAMIさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

MINAMI

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消滅の年代記/消えゆく者たちの年代記(1996年製作の映画)

4.2

エリア•スレイマン監督

初めてのエリアスレイマンだったけど、こりゃぁいいぞ〜面白いぞ、かっこいいぞ、楽しいぞ

映像の質感がかなり好み。カメラの位置と構図もめちゃくちゃいい。特に窓や扉を巧みに使った
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17歳のカルテ(1999年製作の映画)

3.7

ジェームズ•マンゴールド監督

ときに死と生は隣り合わせ、
対して好きでもなかったことが妙に懐かしく感じたりして、
対して好きでもなかったはずの人になぜかまた会いたいと思ったりして、

僕達は生きてい
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ちひろさん(2023年製作の映画)

3.8

今泉力哉監督

今泉パイセンの映画によくある、あのねっとりとした感じがこの作品にはあまりないので安心した。(あのねっとりはちょい苦手)

人を構成するものは、未来にあるのか過去にあるのか、そんなことは
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フーリガン(2005年製作の映画)

3.8

レクシー•アレクサンダー監督

イギリスにおけるファッキンフーリガンの暴動話です。
この映画は面白いのかと問われれば、イェスとは言い難い内容です。
“フーリガン”とは熱狂的サッカーファンを指すものだと
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ブラック・ミラー: バンダースナッチ(2018年製作の映画)

-

デヴィッド•スレイド監督

なんじゃぁこの映画、もはや映画ではなくてゲームと化していて、この時代で且つ配信だから成し得る技でした。でもアイデア凄い〜

僕の考えつくことは本当に僕が考えついたことだろう
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極主夫道 ザ・シネマ(2022年製作の映画)

3.4

国際線の飛行機にある数少ない邦画の中からこれを選び観て、数少ない邦画をこれですべて見終わったことになる。

キャスト豪華すぎ。
CG使いすぎ。

コンフィデンスマンJP 英雄編(2022年製作の映画)

3.7

国際線の飛行機にある数少ない邦画の中からこれを選び観る。

展開劇早。
サクッと爽快。
脚本、三谷幸喜?違った。

余命10年(2022年製作の映画)

3.8


国際線の飛行機にある数少ない邦画の中からこれを選び観る。
めちゃくちゃ泣かせにくるやん、めちゃくちゃ泣いたけど。
涙腺が緩いので、こういうのには弱いです。

死ぬことを恐れて生きることを選ぶとしても
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流浪の月(2022年製作の映画)

4.0

李相日監督

個人的な正しさを共有することや、個人的な間違いを認め合うこと、一言で言うならば、価値観の共存。これはとっても難しいことで、本当はみんな罵り合う必要もなかったはずが、分からないから怖くなっ
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快楽の漸進的横滑り(1974年製作の映画)

3.5

アラン•ロブグリエ監督

なんじゃぁこの映画。。
妙なカットが続いて妙な気分で妙に入り込めない

快楽の漸進的横滑り、邦題はめちゃカッコいいな

快楽の漸進的横滑り、今日はこのタイトルを少なくともあと
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青空娘(1957年製作の映画)

3.8

増村保造

誰も本気で愛さないからこうなるのよ。

赤い天使(1966年製作の映画)

4.6

増村保造監督

“平和な時に、日本で会いたかった”

白衣の天使の優しさと、戦争の虚しさが織り混ざった大大傑作。

軍医の岡部と看護婦の西が夜な夜な会うシーン、両手を切断することになった兵士をいろんな
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満月の夜(1984年製作の映画)

3.8

エリック•ロメール監督

これが巷で噂の、出会う男全て狂わせるガールかぁ。

もしくは狂わされる男に問題があるのかぁ
まぁどっちでもええかぁ

部屋の壁の色がいい、灰色と水色を足してポカリスウェットで
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コントラクト・キラー(1990年製作の映画)

4.3

アキ•カウリスマキ監督

最高最高
まず設定がおもろすぎる、死にたいけど死ねない男と死にそうな殺し屋
この絶妙な空気感を作り出すカウリスマキパイセンはきっと、演出能力レベルMAX

生活のなかに何かを
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アフター・ヤン(2021年製作の映画)

3.8

コゴナダ監督

差し込む光とそれに付随する影があまりにも美しい。
風景や建物に自然に入り込むような人間を捉えたカメラ、綺麗で整った映像の中にどこかホームビデオのような暖かみを感じる。
失うことの悲しみ
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浮き雲(1996年製作の映画)

4.5

アキ•カウリスマキ監督

めっっちゃいいねぇ〜
生活、暮らしがあって人がいて、仕事があって、時には無くて。こういう映画の明るい結末はとっても嬉しい。

明日も仕事だし今日は眠ろう、
この仕事は割に給料
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マッチ工場の少女(1990年製作の映画)

4.0

アキ•カウリスマキ監督

ここまで台詞省けるのスゴイ、ゴイゴイスー

立ちこめるのは暗雲ばかりの生活もいつか終わりにしたかったガールの、一夜の恋、そして。。
無機質な壁に溶けるかのような彼女の表情と生
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パラダイスの夕暮れ(1986年製作の映画)

4.4

アキ•カウリスマキ監督

煙草が手放せないゴミ収集人の男と、煙草が手放せないスーパーでレジ係の女の、純度マックス恋愛劇。
たまらなく良いねぇ。グッド、グッドすぎる。

青い車で迎えにいくよ。
ディナー
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レニングラード・カウボーイズ、モーゼに会う(1994年製作の映画)

4.0

アキ•カウリスマキ監督

これの続編を撮ろうするあたりがやはり最高。
ゴーアメリカに比べると少し退屈だけど、100%コメディに走っていく感じはクールです。

モーゼに生まれ変わったアイツも、メキシコで
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レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ(1989年製作の映画)

4.6

アキ•カウリスマキ監督

俺たちはアメリカに行くらしいぜ。何をするって?そりゃNYを見るためさ。あ、いや音楽ももちろんやるぜ。なけなしの金でキャデラックを買って、あ〜でももう金はないから道端でセロリを
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秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

3.8

セリーヌ•シアマ監督

オモロイか?と言われるとそこまでではないかもしれないけれど、これはある種のおとぎ話のようでどこか神聖なソレです。

ずっと子供視点で語られ、抑揚が少なく、無機質な建物に、青や黄
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親密さ(2012年製作の映画)

4.4

濱口竜介監督

やっぱり全ては移動の途中にある、ということを改めて実感する、させられる映画でした。
方向がみえるというか、移動を可視化していてその大切さが伝わるのがめっちゃいい。

親密さ、測りようも
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密使と番人(2017年製作の映画)

4.2

三宅唱監督

全てがかっこいい
ショットも音もキャスティングもロケーションも音楽も
セリフが現代語なのは最初違和感だったけど、この方が良いかも

三宅監督のセンスはとっても好み
真っ白な雪の上で2人が
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月光の囁き(1999年製作の映画)

4.0

塩田明彦監督

17歳の甘い恋映画……からは遠すぎる変態純度100%映画…
原作、谷崎潤一郎?ってなるくらいの変態度
北原さんの京都弁?がめちゃくちゃイイね

自分の中にいるもう1人の自分を、他人によ
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蜘蛛の瞳/修羅の狼 蜘蛛の瞳(1998年製作の映画)

4.8

黒沢清監督

は???の連続
黒沢清パイセンはこういうこともしてたんだ
この抜け感は完全に北野武だけど、北野武loverの俺的にはたまらない。超怖い。超面白い。

随所に散りばめられた笑いと冷たい視線
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蛇の道(1998年製作の映画)

4.6

黒沢清監督

いやいやいや、いやー、いやいや、
凄すぎ本当に、、
脚本と演出が神がかっています。。
黒沢清パイセンの映画は、いつも観ているうちに釘付けof釘付けになるけど、これは釘付けof釘付けof釘
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魚影の群れ(1983年製作の映画)

4.0

相米慎二監督

海に賭ける、マグロに賭ける、海人の漢映画。
カメラの手ブレがとんでもねぇけんど、あれは漁の感じを演出するためのわざとに決まってるべや。

若くして亡き人となった夏目雅子さんのしなやかさ
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クルーレス(1995年製作の映画)

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オープニングからエンドまでギャル全開でグッド

シェールはビバリーヒルズに住んでるの、ダサいことは大嫌い!パパに買ってもらったJeepに乗って学校に行くの、まだ免許は持ってないけどね🌈放課後はショッピ
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THE LONG SEASON REVUE(2006年製作の映画)

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くちずさむ歌はなんだい〜
思い出すことはなんだい〜

ボクシング・ジム(2010年製作の映画)

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映画作ってる人が、いつだったか、これはまじやべぇよ!って教えてくれたけど、確かにけっこう良かった。
ドキュメンタリーでありながら、超心地良いし、ボクシングならではのリズミカルな調子でリビングにいるお昼
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アルファヴィル(1965年製作の映画)

4.7

ゴダール監督

やっと観れたアルファヴィル…
アフターダークって小説に登場するラブホの名前がアルファヴィルでその小説読んでからずっと観てみたかった。
結論から言うと、最高クール大好き、です。

勿論ゴ
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ノーマ、世界を変える料理(2015年製作の映画)

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何はともあれ、人々が何かを目指しそれに向かうという行為は美しい。
最後のシーン、授賞式でのあの皆の眼差しと、ウキウキとした顔、嬉しくてたまらない感情が体中から滲み出している姿は嘘偽りのない光です。
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ダムネーション 天罰(1988年製作の映画)

4.5

タル•ベーラ監督

カメラの枠外を連想させる撮り方が恐ろしく上手い。俺のテレビがもう少し大きければもっと広い映像を観れるのに…と、あり得ない考えを浮かばせてしまうほど。

本当に映し出したい映像に至る
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卒業(1967年製作の映画)

3.8

マイク•ニコルズ監督

きっと尾崎豊的な”卒業”、支配からの卒業、夜の校舎窓ガラス壊してまわるようなうんざりな日々からの卒業、若き男の葛藤と風切り進む日々!みたいな映画かと想像していたら、全っっ然ちゃ
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