miwkaさんの映画レビュー・感想・評価

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バビロン(2021年製作の映画)

3.9

デミアン・チャゼル作品は観るたびに違う鑑賞後感があって。賛否あるようだけど、「ララランド
」ベストの私としては、観ない選択肢はない。

最初から持って行かれた、ゾウのシーン!
そしてパーティ、とにかく
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

4.3

今年のアカデミー関連の中で、1番好きな映画でした。

一見地味なアート映画かと思いきや、これは完全にミステリー、ホラー、コメディ、サスペンス!
思いがけない展開に、謎を悩んだりびっくりしたり笑ったり泣
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SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

3.8

ゾーイ・カザン好き!社会派の映画に出るのはちょっと珍しいような…?

2人の優秀な、志高い女性記者が、帰宅するとお母さんやっていて、悩みもある所がリアリティ感じ、存在を際立たせていた。

もっともっと
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エンドロールのつづき(2021年製作の映画)

3.6

ついつい、この手の映画は親目線で見てしまう。
お母さんのお料理がどれも、手が込んでいて美味しそうで!私もああやって、スパイスゴリゴリして葉っぱ使ってお弁当作りたくなりました。

少年達の本気度が凄い!
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少女は卒業しない(2023年製作の映画)

4.0

「カランコエの花」に泣いてしまったので、楽しみに鑑賞。藤原季節君も出ているし。

とてもとても良かった。
高校生の瑞々しい青春が繊細に美しく描かれていた気がする。なぜかちょっとレトロに見える映像化は、
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非常宣言(2020年製作の映画)

4.0

しばらく投稿できませんでしたが、復活します!

2021年の映画館鑑賞一作目は
「新感線半島ファイナルエクスプレス」
2022は
「ただ悪より救いたまえ」
そして2023は本作
どんだけ韓国エンタメが
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美しい星(2017年製作の映画)

3.6

吉田大八監督の作品は好きでよく観ていたが、「美しい星」は、つい劇場で見逃してしまった作品。

三島由紀夫原作と身構えていたが、思いがけないほど、現実社会に根を下ろしたエンタメ作品だった。
笑えるところ
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国際市場で逢いましょう(2014年製作の映画)

3.5

「人質」を観た時に、「国際市場で会いましょう」がファンジョンミンの代表作と知って。
ファン・ジョンミン作品はノアール、ミステリーでよく観ていたけれど、どんな一般人を演じているのかな、と楽しみに鑑賞。
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息子の面影(2020年製作の映画)

3.8

行方不明になった息子を探す、母親の物語。

美しくて恐ろしかった。
親子の愛情物語としても、社会派ミステリーとしても傑作。

こんなことってほんとにあるのかな?
あるっぽい。凄い。

恋は光(2022年製作の映画)

3.6

恋してる人が光って見えてしまう特異体質の男の子の、恋愛哲学探究物語。

冒頭のシーンが大好きだった。グッと引き込まれた。
所謂キラキラ恋愛映画とは違う、「キラキラ」恋愛映画で、その淡々とした雰囲気も含
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ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

3.9

タイマーかけた扇風機の風が目覚ましになる、
なるほどー。耳の聞こえない人の生活の工夫。

コロナ禍でのマスク生活で口の動きが読めず、聾者の人には生活しにくい世の中。

ケイコという耳の聞こえないボクサ
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神が描くは曲線で(2022年製作の映画)

3.7

オリオロ・パウロ監督作品、大好きなので長さも覚悟して楽しみに鑑賞。

凄い見応えの作品でした。病院の中だけの話かと思いきや、全然そんなことなく。後半の真相が前半に散りばめられていたり、前半の台詞が後半
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ザ・メニュー(2022年製作の映画)

3.6

孤島のレストランに集められたグルメ達VSオーナーシェフのミステリーホラー。

パキッとした空気感に、客達の緊張感と美しい料理が相性良く、全ての映像が絵画のようだった。

物語としては、「そして誰もいな
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波止場(1954年製作の映画)

3.6

アカデミー作品賞で未見を探して鑑賞。

マーロンブランドの目力に持っていかれる。
男達の葛藤と、権力への正義の反抗を描いていて、昔の名作らしいなあ、と、前半のちょっと遅めのテンポも味わい深いと好印象で
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

3.8

昨年の話題作。
出遅れましたがやっと鑑賞。

若い女の子を使って、もっと下品なアクションムービーかと思っていたら、むしろ崇高だった。

アクションは本格的。ダラダラしている彼女達の生活だけど、プロ意識
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イゴールの約束(1996年製作の映画)

3.8

ダルデンヌ兄弟の作品、まだそんなにたくさんは観ていないけれど、父と子の距離の描き方が面白い。母と子で描かれがちな分身的な愛情とはちがう、支配的で他者的、それでいて絶対的な愛はある、という関係が興味深か>>続きを読む

ブラック・フォン(2022年製作の映画)

3.8

びっくりが苦手なので、心配で映画館に足が向かなかった作品。

確かに怖いシーンもあるけれど、基本はジュブナイルのミステリーで、子供達がみんなで協力して窮地から逃げ出し、悪を追及する作品で、感動した。
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劇場版 きのう何食べた?(2021年製作の映画)

4.0

サイコーでした!!

「きのう何食べた?」に出会えたのは、今年の大きな事件!
漫画原作のテレ東ドラマということで、話題作とは知りつつ、なめてました。ごめんなさい🙏🙏

ドラマシリーズ一気見してすっかり
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この子は邪悪(2022年製作の映画)

3.5

不気味不気味…

よく考えてみると、ごく普通のミステリー映画なのに、「不気味」を重ねて独特の世界を見せてくれる映画になったなあ、と感心。

キャラクターのイメージを逆手に取っているので、配役が絶妙に良
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グッド・ナース(2022年製作の映画)

3.7

患者の不審死がおこる病院で、シングルマザーの看護師が、思いがけない事件を発見、究明することになる物語。

史実がベースというから恐ろしい。日本でもたまに聞く話だが、アメリカは規模が違って闇が深い。
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オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)

3.6

昔懐かしいオリエント急行のリメイク。
旧作に負けない豪華キャストで、スターのキラキラ感がぶつかり合って眩しいくらいだった。

こんな話の流れだったかな、旧作とどこが違ったっけ…?疑問も浮かんだので、旧
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犯罪都市 THE ROUNDUP(2022年製作の映画)

3.8

前作も好きだったので楽しみにして鑑賞。
マドンソクでないと成り立たないキャラクターが笑えて凄くて魅力的。

今回、それにも増して悪役が印象的だった。ソン・ソックさん、覚えておかないと!

実はこうでし
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君だけが知らない(2021年製作の映画)

3.7

記憶喪失になった妻を夫が支えるラブストーリー…、かとおもいきや、さすが韓国映画。良質なヒューマンミステリーでした。

途中からなんとなくオチがわかってしまったけど、それでも十分感動。素敵な作品でした。

あのこと(2021年製作の映画)

3.8

怖い怖い痛い痛い!
カウントダウンしながら迫り来る恐怖。
これは最早ホラーでは?
こんなに映画館でスクリーンから目を背けてしまった映画は久しぶり。

昔、「主婦マリーがしたこと」というフランス映画を観
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RRR(2022年製作の映画)

3.9

あまりに評判が高いので、慌てて観に行ったけれど、本当にサイコーだった。

アクション、ミステリー、友情、家族愛、歌、ダンス…!!
娯楽映画の高級幕の内弁当みたいな作品。
だいたいこんな展開かな、と思う
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秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

3.7

8歳の少女ネリーが8歳の母マリオンに会い、友達になる。

可愛い可愛い映画だった。
まず、2人の少女がそっくりで可愛い。双子らしい彼女達は、顔立ちのみならず、ちょっとした仕草や表情が似ている。また、会
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窓辺にて(2022年製作の映画)

3.8

どこに進みたいのか、何を感じているのかわからないキャラクターは、今泉力哉監督作品の主人公らしく、知的なのにちょっととぼけた感じが稲垣吾郎さんにピッタリ。ハマっているなあ、と思った。

本作の登場人物は
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奈落のマイホーム(2020年製作の映画)

3.8

すごい!すごかった!と感動興奮して帰宅。
よく考えてみると、「あれれ?現実的に考えて変じゃないかな?」と思う部分もあるけれど、鑑賞中は映画の勢いに押されて気にならなかったのでOK🙆‍♀️。

序盤のベ
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シスター 夏のわかれ道(2021年製作の映画)

3.9

中国の一人っ子政策っていつからいつまでだっけ?あ、こんなに最近まで?!
知識不足だった私は、帰宅後勉強してしまった。

突如現れた年の離れた弟。主人公は親戚から彼の保護を強要されることになる。
徐々に
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ある男(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

人間の本当の姿ってなんだろう?
人の本当の姿なんて、ひとつじゃない、そもそも存在さえしてないのかも。
名前なんてあってないようなもの。
人の出自なんて意味ない。
真実の姿が存在しないのだから、嘘って嘘
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ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

湿地帯で孤独に成長した少女が殺人の嫌疑をかけられ、真犯人を追及ふる法定劇…かと思いきや、どちらかというと彼女の成長と恋愛を中心とする、ヒューマンドラマだった。

幼くして家族に捨てられ、たった1人残さ
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続・激突!/カージャック(1974年製作の映画)

3.7

気付いてみると、スピルバーグ作品はほぼ全て感謝済み。未鑑賞の作品を探していて本作を見つけた。
しかも、ゴールデイ・ホーン主演!?そんな大女優が出るような作品だったとはびっくり。
タイトルのB級感に、勘
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Love Letter(1995年製作の映画)

4.1

過去の名作として、超有名な日本映画だけれど、なぜか私には合わないと思ってずっと避けてきた作品。初めて鑑賞。

面白かった。美しく、面白く、切ない作品で最高だった!!

中盤までの展開はあらすじにもある
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COP CAR コップ・カー(2015年製作の映画)

3.6

かなり昔の見逃していた話題作。
ケヴィンベーコン、警官なのに出てきた途端に悪い人にしか見えない!

最初、悪ガキのシーンが良かった。
些細なイタズラのつもりが、どんどん危険な方に進んでいってしまい、そ
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渇きと偽り(2020年製作の映画)

3.8

過去と現在で起きた二つの事件を、回想を交えながら闇を抱えた主人公が解明していく王道のミステリー。
とても良かった。
田舎の狭い街独特の人間関係が、話を複雑にしていて面白かった。
特に印象的だったのは残
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