mhさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

少年航空兵(1936年製作の映画)

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少年航空兵を題材にしたプロパガンダ映画。
特筆すべきは、
・トーキーがまだ珍しかった時代のトーキー。
・少年航空兵を扱ったいちばん最初の映画。
って、あたりなんだけど、そのせいなのかどうなのか、ドキュ
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最後の戦斗機(1956年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

軍神になり損ねた特攻兵をメインテーマにした映画は「出撃」がいちばん最初かと思ったら、同じ日活のこれのほうがさらに早かった。(特攻隊が題材なだけなら東映の「神風特攻隊(1954)」がいちばん早い?)
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あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

特攻をモチーフにしたライトノベルの映画化。
周囲にきれ散らかしてる主人公が、過去にタイムスリップして特攻隊のイケメンと触れ合ったら考えが改まっていい子になったよという話。
アンチテーマからはいってテー
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出撃(1964年製作の映画)

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日活の特攻隊もの。
舞台は知覧飛行場なので陸軍のほう。
飛ぶ鳥を落とす勢いの日活だからか、タレントパワーに頼ったストーリーになっている。実際、浜田光夫と芦川いずみの初々しさったらない。
同じく知覧飛行
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Uボート:235 潜水艦強奪作戦(2019年製作の映画)

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ウランをアメリカに届けんがため、鹵獲したUボート(Uー235・架空)に乗り込んだベルギーのレジスタンスが活躍するというすごい設定のエンタメ映画。
・どんどん人が死ぬ。
・ナチは絶対殺すマンと化した主人
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シーヴァイパー 潜航作戦!U235を追え!!(2012年製作の映画)

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B級潜水艦もの。
邦題にある「U235」はUボートではなくウランのこと。(U-235というUボートも実在したけど無関係)そのウランを実際に運んでいたUボートが「Uー234」とまさかの連番。まぎらわしい
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ウルフ・オブ・ウォー ネイビー・シールズ傭兵部隊vsPLA特殊部隊(2015年製作の映画)

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「戦狼 ウルフ・オブ・ウォー(2017)」の続編かと思ったら、こっちのほうが最初だった。
PLA特殊部隊というのが味方側で人民解放軍特殊部隊という意味。「ネイビー・シールズ傭兵部隊」が先にきてるのは、
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約束の土地(1974年製作の映画)

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WW2で蹂躙される前のポーランドの歴史がよくわかる文芸大作の映画化。
ざっくりポーランド版「1900」みたいな感じなんだけど、「1900」のほうが一年あとなんすね。
近代化で成り上がるユダヤ人と資本家
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菖蒲(2009年製作の映画)

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複雑な構成の野心作。
「灰とダイヤモンド(1958)」で主役を演じた俳優さんに捧げられた映画「すべて売り物(1969)」に構成がよく似ている。(あと、侯孝賢監督の「好男好女(1995)」にも)
こちら
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エヴァの告白(2013年製作の映画)

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美貌がもとで身を持ち崩すというロマンポランスキーの「テス」みたいな映画をポーランドからのアメリカへの難民というシチュエーションでやってる。
食い詰めた移民たちが夜の仕事/闇の仕事に流れ込むのは、めずら
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幸福なる種族(1944年製作の映画)

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WW1終結のころに引っ越してきて、WW2がはじまるころに引っ越していく家族の群像劇。
・みんなマシンガントーク。
・戦間期だけを抜き出してる。
・その時期のイギリス庶民史。
・家族ドラマが凡庸ながら面
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映写技師は見ていた(1991年製作の映画)

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スターリンの側近(専属の映写技師)が経験した大粛正時代とその終焉(スターリンの国葬)まで。
この映画がすごいのはスターリンをあくまで聖人として描いた上で、誠実なひとびとをだまして成り立っていることも暴
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MINAMATAーミナマター(2020年製作の映画)

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Amazonprimeの無料期間が終わるカウントダウンがはじまっていたので思わず再生。
沖縄戦で活躍した戦場カメラマン、ユージンスミスの最後のモチーフとなった水俣病まわりを題材にしている。
・買収され
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アルゼンチン1985 ~歴史を変えた裁判~(2022年製作の映画)

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軍事政権時代に行われていた拷問や強姦、虐殺を法廷で裁いたというきわめてまれな「フンタス裁判(1985)」を題材にした実録もの。
プロット多めでハイテンポでという近代的な作劇でなおかつそれがうまくいって
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アルバトロス(1996年製作の映画)

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北朝鮮の強制収容所から脱出してきた韓国軍人チョ・チャンホ中尉の実話をもとにしたエンタメ映画。
韓国映画に注目が集まる前に作られたもので、昭和のテレビドラマとVシネマのちゃんぽんみたいな独特な風合いも楽
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ティル(2022年製作の映画)

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アフリカ系アメリカ人たちの人権回復運動を後押しすることになった「エメット・ティル殺害事件」が題材。
黒人差別の激しいアメリカ南部で起きた、理不尽な事件を克明に描いてる。
シカゴにいるときと同じ調子で過
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4デイズ・イン・イラク/カルバラ イラク戦争・奇跡の4日間(2015年製作の映画)

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イラク戦争に多国籍軍として参加したポーランド軍にとっては重要な戦闘となった偶発的な衝突「カルバラー市庁舎防衛戦(2004年4月3日ー6日)」が題材。
戦闘に不慣れな軍隊が損耗も少なく奇跡的に勝利したこ
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被災地に来た若者たち(2014年製作の映画)

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311のボランティア活動というくくりのドキュメンタリー短編。
母体は宗教の青年部。ボランティア活動を通して若者が成長する姿を、誇張するでもなくあくまでリアルに収めていた。
面白かった。

アミラ・ハス ―イスラエル人記者が語る“占領”―(2019年製作の映画)

5.0

イスラエルの大物ジャーナリスト、アミラ・ハスのインタビュードキュメンタリー。
前・後編あわせて237分(ほぼ四時間!)の超大作。
要所要所で土井監督自身の過去作を引用することで、厚みと迫力が加わってい
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剣の舞 我が心の旋律(2019年製作の映画)

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「剣の舞」誕生秘話を大祖国戦争に重ねている。
舞台はソ連邦ジョージアで、主人公はアルメニア人とお膳立ても魅力的。
トルコで起こったアルメニア人大虐殺などからも引用している。
コミッサールがキャラたって
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ビハインド・エネミー・ライン(2007年製作の映画)

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フランス製の低予算戦争映画。
無能な指揮官によって危険にさらされた小隊を、あたかも生き残りゲームかのように描く。
フランス人俳優が、アメリカ軍兵士を演じてるのも謎だし、英語のていでフランス語しゃべって
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イヤー・オブ・ザ・ガン(1991年製作の映画)

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執筆中の小説が敵側の次の動きに先んじる内容になってしまってて、それが原因で命をねらわれることになるポリティカルサスペンス。
あらすじだけだと面白いのに、なかなか勘所がつかめない結果、よくわからんことに
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米軍極秘部隊ウォー・ピッグス(2015年製作の映画)

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B級戦争映画「セインツ・アンド・ソルジャーズ」シリーズの現時点の最新作。(①「極寒激戦地アルデンヌ 〜西部戦線1944〜(2003)」②「エアボーン・ソルジャーズ(2012)」③「ザ・フューリー -烈>>続きを読む

エアボーン・ソルジャーズ(2012年製作の映画)

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話はつながってないし、前作知らなくてもぜんぜんオーケーなシリーズ二作目。
シリーズ通して、①低予算だけど②シナリオがよくって③ちゃんと見られる
という特色がある。
1作目は「極寒激戦地アルデンヌ 〜西
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花と兵隊(2009年製作の映画)

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タイの山間部にいた残留日本兵六名を取材した良質なドキュメンタリー。
・どうして日本に戻らなかったのか。
・タイにおける生活。
・奥さんとのなれそめ。
・カニバリズム。
・天皇について。
そんなあたりに
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セブンガールズ(2018年製作の映画)

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終戦直後のころ、身を寄せ合って暮らしている娼婦たちの群像劇。
どれだけ勘が鈍くても、演劇が原作だと誰もがわかる展開なので、時代考証うんぬんよりも、テンポのいい会話と、舞台ならではのユーモアを楽しむタイ
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ワールド・アパート(1987年製作の映画)

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1960年代の南アフリカで反アパルトヘイト運動を展開していたコミュニストの家族の話。
別の映画「遠い夜明け(1987)」で取り上げた活動家を彷彿とさせるような人物がちょい役で登場する。というか、「遠い
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パレスチナからフクシマへ(2018年製作の映画)

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パレスチナ問題をライフワークにしている監督ならではの企画だが、相乗効果が生まれているとは言い難い。正直これは効果的な組み合わせではなかったように思う。

ブレイブ・ロード~名もなき英雄~(2017年製作の映画)

5.0

「朝鮮戦争に派兵されたトルコ軍の話」だと思ってみはじめたら、「外国からきた兵士と戦災孤児の交流の話」で、いい意味で裏切られる。
・残虐な赤軍。
・スクラップになってたバイクを趣味でリストアしちゃう戦友
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ブリッジ・オブ・ヘル 独ソ・ポーランド東部戦線(2015年製作の映画)

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ポーランド市民を守るべくソ連軍がドイツ軍と戦う話。
これに登場するソ連軍は略奪、強姦をしない。いっぽうのドイツ軍はいつものように残虐。テンプレを破ってるのか、守ってるのかわからんまま=どうみればいいの
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レイルロード・タイガー(2016年製作の映画)

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ジャッキーチェンを愛でるエンタメ映画。
日中戦争が背景で抗日運動と鉄道アクションってことなんだけど、コメディタッチで雰囲気はゆるい。日本に対するヘイトクライムもほぼないので安心してみていられる。
ただ
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絶壁の彼方に(1950年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

架空の独裁政権国家「ボスニア国」を舞台にしたポリティカルサスペンス。
架空の言語を開発するほどの熱の入れようで、それはシナリオの完成度からもうかがえる。
・独裁政権とその秘密警察の怖さ。
・レジスタン
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王と鳥(1980年製作の映画)

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スタジオジブリなどのちのアニメ界に多大な影響を及ぼしたフランスのアニメ「やぶにらみの暴君」を、監督自ら作り直したもの。
「カリオストロの城」の古城やら、宮崎作品に登場するロボットやらの元ネタが拝める。
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人生とんぼ返り(1955年製作の映画)

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実在した殺陣師の人生を題材にした人情劇。
あらすじで興味をもって再生したものの、中盤からのたたみかける泣かせるための展開が好みにあわなかった。これやられるとしらけちゃってどうしようもない。
マキノ雅弘
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主戦場(2018年製作の映画)

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左右のバランスがいい両論併記のドキュメンタリーだと思い込んで再生したら気持ちいいくらいの左寄りだった。ただ、そのアンバランスさを差し引いても見ごたえのある内容。
従軍慰安婦について学ぶにはうってつけ。
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ベスト・オブ・エネミーズ ~価値ある闘い~(2019年製作の映画)

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少し前に見た。
KKK幹部のおっさんの存在感たるや! 教育のひくさとか、感化されやすさとか、でもいいやつっぽい男を演じきってる。
主演のふたりの演技力がとにかくすごかった。
こういう素晴らしい映画が、
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