mhさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

タイド・オブ・ウォー(2005年製作の映画)

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潜水艦もののB級映画。
北朝鮮のものと思しき謎のステルス潜水艦から攻撃を受けるアメリカの原子力潜水艦。謎のステルス潜水艦を見たといっているのは艦長と副長だけ。副長は死んでしまったので、唯一の目撃者であ
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スナイパー・バレー(2007年製作の映画)

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コソボ紛争に国連軍として参加するドイツ軍のお話。
ドイツ軍にとってはWW2以降、はじめての海外派兵との紹介がある。ガチガチのミリタリーものではなく、ドラマ多めにしてあって話がわかりやすい。
セルビア人
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U-20(2007年製作の映画)

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WW1のころに起こったイギリスの客船ルシタニア号の沈没事件を取り上げたドキュメンタリードラマ。
・民間船への魚雷発射命令に背いた兵がいたこと。
・魚雷一発くらいでは沈むはずがないのに沈んだこと。
・隠
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限界戦線(2006年製作の映画)

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バルバロッサ作戦の中、守らねばならない橋をめぐる争いと、戦況を逆転できる切り札、赤軍の装甲列車をめぐるロシアのテレビ映画。
正式には53分×4話で3:35。みたのはそれを1:40にしたDVD。つまみす
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現認報告書 羽田闘争の記録(1967年製作の映画)

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第一次羽田闘争で犠牲になったかたのドキュメンタリーに取り掛かったタイミングで、第二次羽田闘争がはじまってそれも取材するという、神がかった即時性が魅力の小川紳介初期のドキュメンタリー。
失敗だったのはな
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ザ・エッジ・オブ・ウォー 戦火の愛(2008年製作の映画)

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いっけん、戦争に翻弄された男女四人の青春恋愛ものなんだけど、正しくはウェールズの著名な詩人ディラン・トマスの若い頃を題材にした映画。前者だと誤解したまま、最後まで見てしまってもったいことをした。
軽佻
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F-16(1991年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

「トップガン」フォロワーを思わせるジャケと邦題だけど、中身は「パニック・イン・テキサスタワー」みたいなサイコサスペンス。アメリカ軍の航空基地を舞台にしたテレビ映画。
新人教育をしなければならない教官が
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KG200 ナチス爆撃航空団(2022年製作の映画)

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実際にB17など鹵獲した飛行機を運用していたドイツ軍の第200爆撃航空団(KG 200)を題材にしたエンタメ映画。
冒頭のスライドでその旨の説明があって、じゃあ、ドイツ軍視点なのかと思ったら、あくまで
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戦革機銃隊1945(2005年製作の映画)

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脱走兵と障害を持つ児童と彼らを引率するレジスタンスが、ドイツ軍の包囲から脱出するB級戦争映画。
地雷原に迷い込むオープニング。やられかたがリアルで緊迫感あった。
角砂糖ではぐれ馬を手なずけるエピソード
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青年の海 四人の通信教育生たち(1966年製作の映画)

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小川紳介のドキュメンタリーを見る一回目。
慶應大学の通信教育に通っている学生たちの学生運動の記録。
日本全国で吹き荒れていた学生運動全体ではなく、あえて狭く小さいところに注目しているのが、とてつもなく
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U.S.ソルジャーズ(2000年製作の映画)

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ジャケとタイトルから戦争映画だと思ったらぜんぜん違った。
野獣教師シリーズの四作目とのことで、そもそも野獣教師シリーズをまったく知らないで手を伸ばしてしまった。
陸軍士官学校に歴史の教師として潜入した
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パトリオット(2000年製作の映画)

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アメリカ独立戦争に参加することになる、先の大戦(フレンチ・インディアン戦争 1754‐1763年)の英雄を主役したアメリカの歴史大作。
エンタメ性を高めるために史実から逸脱したので主人公は架空の人物に
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チーム★アメリカ/ワールドポリス(2004年製作の映画)

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サウスパークのクリエイターたちが、サンダーバードみたいな実写人形劇でサウスパークをやってる。
・テンプレ展開を逆手に取ったコメディ。
・世界警察を気取って、他国でめちゃくちゃやってるチームアメリカ。
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バトル・オブ・バンガス(2021年製作の映画)

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ロシア製の最新戦争映画。
リアルタイムで中央アフリカ共和国で起きていることを、派兵された兵士たちの目を通して描いている。
大筋はフィルマのあらすじ通り。
それとは別に、武装組織が行う虐殺だったり、元大
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レボリューション めぐり逢い(1985年製作の映画)

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元マタギの一兵卒目線でアメリカ独立戦争を描いた野心作。
・歴史的・時系列的に間違っていることが多い。
・アル・パチーノはイタリア出身じゃねーか。
・メインキャストのなまりが聞いてられない。
・アメリカ
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デザート・ストーム/新・サハラ戦車隊(1995年製作の映画)

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「サハラ戦車隊」をリメイクしたテレビ映画。
ミリタリー考証を完璧にして、リアリティーを増強している。人数も増えてる。(よね?)
そして、リメイク元から抜いたのはプロパガンダとリリシズムという感じ。
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一番美しく(1944年製作の映画)

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黒澤明が監督・脚本のプロパガンダ映画。
ニコンのレンズ工場で働いていた女子挺身隊が、友人たちの交流と仕事を通して精神的に成長していく様子を描く。
男子は十割(!)女子は五割の増産を言い渡されると、女子
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インドシナ激戦史1954 ―要塞ディエン・ビエン―(2004年製作の映画)

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男女の三角関係を軸に、第一次インドシナ戦争における最大の戦闘となったディエンビエンフーの戦いを描いたベトナム映画。
第一次インドシナ戦争は植民地支配を続けるフランスから独立を勝ち取ることになった戦争で
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ザ・フューリー -烈火の戦場-(2014年製作の映画)

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ヒトラーが死んで(1945年4月30日)もうじき戦争が終わりそうとなっている時期の局地戦(ドイツ・ハルツ地方)を背景にした、黒人差別がテーマのエンタメ映画。
ブラピ主演で大ヒットした戦車の映画「フュー
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ヒトラーのための虐殺会議(2022年製作の映画)

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ヴァンセー会議を密室会話劇にした「謀議(2001年)」のパクリかなと思って臨んだらそれもそのはず「謀議」の正統リメイクでした。
ただし細部がアップデートされてて、アインザッツグルッペンについての言及が
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84★チャーリー・モピック/ベトナムの照準(1989年製作の映画)

5.0

POV(Point of View)やファウンドフッテージなんて言葉が一般化する以前につくられた世に出るのが早すぎた戦争映画。
一人称視点というとらえかたをすればPOVであってるんだけど、この映画の場
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FLYING FORTRESS フライング・フォートレス(2011年製作の映画)

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イギリスを本拠地にしてドイツを爆撃していたアメリカ陸軍第八航空軍のF17メンフィス・ベルを題材にした映画があの爆撃機映画の名作「メンフィス・ベル」ならこちらは、アフリカ・チュニジアを本拠地にしてイタリ>>続きを読む

U-864 日本を目指したUボート(2011年製作の映画)

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ドイツのテレビ映画。
時間軸はふたつでWW2当時の回想パートと、現代のほうはおばあちゃんと孫がノルウェー・オスロを目指すロードムービー。
おばあちゃんは若かったころ、Uボートの艦長にハニトラ仕掛けたレ
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怪傑洪吉童 ホン・ギルトン(1986年製作の映画)

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北朝鮮製のアクション時代劇。
実在した義賊――国民的英雄の物語をカンフーアクションとワイヤーアクションで彩っている。敵は日本の忍者(倭寇!)だったりと設定がぶっ飛んでて最高すぎる。
敵を動けなくする道
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ブダペスト市街戦1956 ソビエト軍侵攻(2007年製作の映画)

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ちゃんとした邦題をつけるなら「サンストリートボーイズ ハンガリー動乱と若者たち」であって、戦争映画というよりハンガリーの歴史モノ。
ナレーションにフリーズフレームというかっこいいOPに身を乗り出すも、
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エネミー・フォース 米軍特殊部隊 OSS ナチス潜入作戦(2009年製作の映画)

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ベインハルト作戦(ナチスドイツが行った敵国の経済力にダメージを与えるための紙幣偽造)の責任者を拉致ってこいと命令されたOSS(アメリカ軍戦略情報局)の面々が、オーストリア・ザルツブルク山中にある基地に>>続きを読む

PATORIOT パトリオット(2011年製作の映画)

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一時期話題になっていたイスラム原理主義者であるテロリストによる、欧米人の殺害ムービーを題材にしたエンタメ映画。
低予算であることを逆手に取ってワンシチュエーション。テロリストと人質の密室会話劇にしちゃ
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ボスニア戦線(1997年製作の映画)

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スペインの国内ニュースを取材している女性リポーターが、ボスニア紛争を取材することになる。軽い気持ちで訪れたが、そこで出会った二十年来の戦場ジャーナリストや、戦場カメラマンが死と隣り合わせで仕事している>>続きを読む

花を売る乙女(1972年製作の映画)

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五大革命歌劇のうちのひとつを映画化したもので、中国でも大ヒットした北朝鮮の国民的映画。
革命歌劇とは北朝鮮独特の歌劇とのことで、抗日運動がモチーフになっているのだそうだ。先日鑑賞した「血の海」も五大革
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戦場のマリア(1999年製作の映画)

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香港ではなく台湾・中国合作映画。
百度だと2002年製作になってるけど、1999年製作とするデータベースもあるね。どっちが正しいんだろ。
フィルマークスのデータが違ってたせいで、ググりにくかったけどか
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要塞(1970年製作の映画)

5.0

両親を殺された少年たちが、ナチは絶対殺すマンと化すエンタメ戦争もの。
イタリア市民の虐殺シーンからスタート。間髪入れずに連合国軍の降下兵がパラシュートで降りてくる。アメリカ兵に協力するはずだった大人の
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ベラルーシ侵攻1942 〜ナチスの罠〜(1981年製作の映画)

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ソ連時代のベラルーシ映画。
ヨーロッパ東部戦線の小競り合いを描いてる。1942年とのことなので、バルバロッサ作戦(1941年6月22日-12月5日)のあとのことで、ナチスドイツが優勢だったころか。ハテ
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金城武 ソルジャー・ボーイズ(1994年製作の映画)

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二年間の徴兵期間(新兵訓練期間)が題材のミリタリーコメディだけど、実際は台湾のアイドルムービー。
当時の女子中学生、女子高校生くらいがワーキャーいいながら見るためのもので、いい大人が戦争成分を求めて再
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米中開戦 20XX年 悪魔のシナリオ(2019年製作の映画)

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第四次世界大戦がこうやってはじまったというコンセプトの低予算戦争映画。
戦争関連の映像や、軍事演習の映像を集めてきてテンポよく編集してる。監督さんはMVなども手掛けているとのこと。B級映画でもその手間
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ヒトラーの追跡(2005年製作の映画)

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強制収容所から逃げた女性が、身分を偽ってドイツ国内で生き延びるお話でドイツのテレビ映画。ロマンスあり。
家畜用貨車から脱走、短髪の女性、前腕部を隠す包帯でだいたいみんなピンとくる。この手の――ユダヤ人
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シリアナ(2005年製作の映画)

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石油利権を巡るポリティカルサスペンス。
群像劇形式になってて、いくつもの話が同時に進行している。「トラフィック」の脚本担当だったひとが監督してる。なるほど!
かなり難解で、英語版ウィキペディア読んでよ
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