mhさんの映画レビュー・感想・評価 - 62ページ目

戦場のピアニスト(2002年製作の映画)

5.0

amazon primeでただ見(?)できるのが恐れ多い。
重くて、美しく、面白い。とにかくすごかった。

帰郷(1978年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

戦争後遺症についての人間ドラマ。
邦題大げさだけど、「COMING HOME」の明るい響きのほうがこの映画にあってる気がする。
Beatles、ローリングストーンズ、サイモンガーファンクル、ジミヘン。
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442 日系部隊・アメリカ史上最強の陸軍(2010年製作の映画)

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第二次世界大戦中、ヨーロッパ戦線で活躍した、アメリカ陸軍第100歩兵大隊第442連隊戦闘団についてのドキュメンタリー映画。
「ローマ解放」「ブリュイエールの解放」「テキサス大隊の救出」「ダッハウ強制収
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キリング・フィールド(1984年製作の映画)

5.0

カンボジア大虐殺が題材。
賞獲りまくった映画なんだね。
バディものとしても最高。ハリウッドナイズされてないのも良かった。映画をいっぱいみてるひとにこそ勧めたい。
めちゃくちゃよかったです。これ。

第十七捕虜収容所(1953年製作の映画)

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軽っと思いながら見てると、スパイ捜しの後半がめちゃ面白い!
ジュネーブ条約が守られているか視察団がやってくるのとか捕虜収容所ならではのトピックをうまく利用していた。
簡単に作れる時限発火装置の仕組みも
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トラ・トラ・トラ!(1970年製作の映画)

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前半は日米開戦までの政治ドラマ。
ガチすぎる日本と、まだ真剣に捉えてないアメリカ、どちらもお役所的な上意下達の機能不全に陥ってるのが面白い。
後半一時間はずっと真珠湾攻撃。
飛行機の編隊、破壊量、火薬
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ノー・マンズ・ランド(2001年製作の映画)

5.0

ボスニア軍とセルビア軍の間にある、無人地帯(ノー・マンズ・ランド)を題材・舞台にした戦争もの。
ワンシチュエーションムービーとも、ブラックコメディとも取れる作り。
途中からは国連保護軍とマスコミも加わ
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戦火の馬(2011年製作の映画)

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連作短編みたいな映画。戦争ものというより馬もの。
音楽盛り上がってきてはいここ!みたいなテンプレ演出で間違いなく感動できるんだけど、たとえば軍医に馬を治させるくだりとか、ところどころついて行けなかった
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G.I.ジェーン(1997年製作の映画)

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前世紀末のジェンダー観を盛り込んだエンタメ映画としてかなり優秀。要素が豊富で展開速くてまったく飽きさせない。
女性初のネイビーシールズ志願者を政治利用しようとする議員と、アメリカ海軍側のパワーゲームに
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ハンバーガー・ヒル(1987年製作の映画)

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タイトルからグロいの想像してたけど、それほどではなかった。
プラトーンと同じベトナム戦争が題材でもこちらはちょっとゆるい感じ。ひとを殺した目をしているひとがいなかった。戦友たちもなんかちょっとよそよそ
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プラトーン(1986年製作の映画)

5.0

とうとう戦争映画のマイルストーンを見てしまった。
有名なあのシーンがなぜ偉大なのかをようやく理解した。
人類の良心が死んだ瞬間だったからだ。もちろんほかの解釈も可能な作りになってる。さすが名作。

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(1948年製作の映画)

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丸め込んだと確信するやいなや、人格が豹変するというちょっといまじゃ考えられないような演出があった。意志の弱い女を利用する悪いひとというより、言動不一致の頭のおかしいひとみたいになってる。
戦後3年目の
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メッセンジャー(2009年製作の映画)

5.0

アメリカ陸軍のメッセンジャー(遺族へ訃報を届けるひと)を題材にした映画なんだけどそれは表層で、じつはこの映画がテーマにしているのは、戦争の後遺症(いわゆるPTSD)について。
過剰ではないリアルな展開
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グローリー(1989年製作の映画)

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アメリカで最初の黒人部隊第54連隊についての物語。
戦争ものというよりか歴史もので、最近、見なくなった正統派ハリウッド大作。
盛り上がるところは音楽が教えてくれるし、サプライズとかないし、死亡フラグに
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ジャーヘッド(2005年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

サムメンデス版戦争映画。
STA(字幕では「斥候狙撃兵」となってたけど、正しくは「観測及び目標要求小隊」で「アメリカ海兵隊の歩兵大隊司令部中隊直属の偵察部隊」とのこと)に配属された新兵視点の話。
「フ
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ホワイトタイガー ナチス極秘戦車・宿命の砲火(2012年製作の映画)

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戦車の声を聞くことができるソ連の戦車兵(不死身)が主人公。
ドイツ軍側でも消息が掴めない野良ホワイトタイガー(破壊不可能)にてこずっていると、ドイツは無条件降伏してしまう。
かくしてヨーロッパに平和が
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ヒトラーの忘れもの(2015年製作の映画)

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「忘れもの」というかわいい響きから連想するような話ではなかった。
かつてデンマークでは地雷除去の強制労働を敗戦国ドイツの少年兵にやらせていたという史実をもとにしたフィクション映画。
地雷除去を通して、
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遠すぎた橋(1977年製作の映画)

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航空機や戦車、落下傘部隊、大量のエキストラ、そして火薬量。
物量の迫力がすごすぎた。
ノルマンディ上陸作戦に続くヨーロッパ戦線の大規模作戦の話。このあたりのことまったく知らないので勉強になる。
橋が遠
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ジョニーは戦場へ行った(1971年製作の映画)

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原題「JOHNNY GOT HIS GUN」は志願兵募集のポスターに使われていたキャッチコピーとのこと。
そんなタイトルで、この内容というのがまたつらい。
とにかくビジュアルが強烈なんだけど、名前がわ
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ホース・ソルジャー(2018年製作の映画)

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原題は「12 Strong」で邦題が微妙なやつ。
911の報復戦で活躍したアメリカ陸軍特殊部隊の話。
倒壊したワールドドレードセンター跡地に、騎兵像が設置された理由はこの映画を見たらわかるようになって
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ローン・サバイバー(2013年製作の映画)

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最新版の戦争映画。
キャッチコピー通り話は単純で「4人の海兵隊VS200人のタリバン兵」
山林地帯で銃撃戦を一時間くらいやってる。
銃弾五発くらいなら当たっても平気だったり、身体に深く刺さった鉄の破片
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ヒトラー 〜最期の12日間〜(2004年製作の映画)

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いきなり切羽詰まってる。
邦題はいまいちな印象。ヒトラーは目立つけど、あくまで主役はベルリン市街戦だからだ。英題「downfall」がこの映画をより正しく表している。
リアリティと臨場感がとにかくすご
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STAR SAND 星砂物語(2017年製作の映画)

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意味不明に星砂集めてたり、子どもだけがこちらに気がついたり、畑荒らしているのに怒られなかったり、整合性がつかないことがけっこう多い。
さてはこの主人公、とっくに死んでんだろとメガネくいくいさせながら視
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キャッチ22(1970年製作の映画)

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ハイコンセプトな戦争もの。
なるほどドグラマグラね。たしかにそんな感じだった。
精神障害者の頭の中をのぞき込んでいるかのようなストーリーと構造になってる。
とはいえ、爆撃機の離陸シーン、空襲シーンは大
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眼下の敵(1957年製作の映画)

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UボートVS駆逐艦!
艦長同士の心理戦がみどころ。
どっちも負けて欲しくない展開で、決着のつけかたも鮮やか。
なるほど、アメリカ・西ドイツ合作映画なんだね。
あと、爆雷がド迫力ですごかった。
ドイツ側
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永遠の人(1961年製作の映画)

5.0

「過ぎちまえばみな夢ですたい」

許した人、許してしまった人、許したかった人。
そして、最後まで許さなかった人。
すべてのひとの思いに手向ける花束みたいな映画。
この映画があったことで報われるひとはけ
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U・ボート(1981年製作の映画)

5.0

若い兵が多いのを見て。
「私は老人になった気分だ」
と、三十歳の艦長がつぶやく。

潜水艦映画の定番にして決定版。
見たのはディレクターズカット版。3:28もの長尺があっという間だった。
実物大セット
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ALONE アローン(2016年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

地雷を踏んでしまい動けなくなった男の話。
戦争映画というよりかワンシチュエーションムービー。
現地のひとから渡されたドリンクは、メキシコでいうペヨーテみたいなものなんだろうか。
ストレスと睡眠不足と脱
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勝利の基礎(いしずえ)(1941年製作の映画)

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在りし日の海軍兵学校(いわゆる「江田島」)を撮影したドキュメンタリーフィルム。これもやっぱり国策映画。
上級生からうけたしごきのお礼を、そこで晴らしたという棒倒しがすごい。ひとがひとを本気で殴るって映
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空の少年兵(1940年製作の映画)

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霞ヶ浦海軍航空隊(いわゆる予科練)を撮影した国策映画。
あくまでドキュメンタリー映像でストーリーはない。
赤トンボと言われていた複葉の練習機が飛んでいるところや、フロート付きの水上艇などか離水する様子
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海辺の生と死(2017年製作の映画)

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長かった。
戦争成分は5%ほど。残りは恋愛もの。
後日、愛深きゆえに気が触れるという難しい役どころを演じた満島ひかりがすごい。
私小説の傑作、島尾敏雄の「死の棘」あってこそのストーリーになっている。こ
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カジュアリティーズ(1989年製作の映画)

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ベトナム戦争の最中に起きた強姦殺人についての告発・実話もの。
主人公は棒でいい作りにしてるあたりがひと昔前。脇役を性格俳優で固めて、主人公はただただいい子ちゃん。同監督の「アンタッチャブル」とかもろそ
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フリークス(怪物團/神の子ら)(1932年製作の映画)

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amazon prime「もうすぐ見られなくなるタイトル」眺めてたらあったのでついつい鑑賞。
カルト映画の中でも定番かつ有名なやつ。
森のピクニックは現実に出くわしたらすごいショックうけそうなシーンだ
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馬鹿が戦車(タンク)でやって来る(1964年製作の映画)

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戦争ものかと思ったら戦争ぜんぜん関係なかった。
終わり方があまりにかっこよい。
馬鹿シリーズの三作目ということで、前の二作も見てみたい。
面白かった!

ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020年製作の映画)

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「ジョーカー」との温度差ですごいことになってる。
こちらはポップで悪趣味。MCUでいうところのデッドプール路線のDCEU作品。デッドプールにはないチープ感が好き嫌いの分かれ目か。
暇つぶしにポップコー
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