洲崎遊郭を舞台にした郭もの。
人身売買、奴隷契約だった娼妓を娼館から解放しようという、自由廃業運動(作中では「ジハイ」と略している)を題材にした映画で、郭の風俗は匂わす程度。エロシーンは一切なし。
名>>続きを読む
浴槽で瓶ビール煽ってる菅原文太はかっこいいけど、カメラが引くとおかあさんも一緒にお風呂入ってて笑う。
たいていはメンタルのみのおかあさん大好きだけど、この映画の場合はフィジカル含むおかあさん大好き。>>続きを読む
短気だが芯のある車夫を主人公にした(予告編によれば)異色の侠客もの。
ほかの分野で挫折したエリートという背景を持つ悪人造形にうならされる。地元やくざよりも後発で、かつよそ者とあっちゃあ、そりゃあ極悪に>>続きを読む
うおおお。名作だった!
文芸大作のような芸者ものというか任侠もの。
さすが笠原和夫の脚本。ヘイトをドーピングするためだけに死ぬ兄弟分が、赤分子ってのもうまい配役。
お守りを手放したふたりのそれぞれの結>>続きを読む
夢破れた若者とか、夢を掴んだ若者とか絡ませてて面白いんだけど、なにか物足りない気がした。
取り調べを受けてるかのようなモノローグがよかった。
絶体絶命の危機! 咲き乱れる彼岸花の向こうに和服の女性が!
ベタかよと笑いながら感動できるのがこのシリーズの真骨頂。
任侠ものにありがちな、主人公が討ち入る前に兄弟分がひとり抜け駆けして返り討ちにあう>>続きを読む
メモ片手に新宿TSUTAYAの店内をウロウロしてる。かなりの本数書き出してるので、なんでメモしたのか忘れてる映画も多く、これもそのひとつ。
中島監督追いか、渡瀬恒彦追いか、忘れてしまったけど、見てたら>>続きを読む
任侠ものなんだけど、アイデア満載でテンプレート感が薄れてる。
シルクハットの大親分がなぜ大人物なのかが良くわかる作りになってて、スピンアウトもののお手本みたいなでき。
これはホームラン級の大当たり。続>>続きを読む
菅原文太に主演作がまだなかったころの高倉健主演作。
食い詰めた炭坑夫がキックボクシングでひと旗あげようと北九州から上京してくる話。
主人公年齢20歳前後だとしっくりくる話を、アラフォーのふたりが演じて>>続きを読む
小林旭の愛称マイトガイがどこからきたのか知りたくて鑑賞。
DVDのパッケージはモノクロだがカラー作品。モノクロからの移行期ということで、色数を制限して、かつ同系色でまとめてるのが見て取れる。そのせいか>>続きを読む
「鬼龍院花子の生涯」にも登場した遊郭の話。
蒸気吸入器を使ってるところ初めて見た。アルコールランプで湯を沸かしてその蒸気を吸う仕組みかな? ただ、話の筋には関係ない。
それと同じように、主人公の労咳>>続きを読む
シリーズ全部見るつもりはなくって、「遊侠列伝」「現代やくざ 盃返します」見て面白かったので、同じ脚本家が書いたこれも借りてきた。
なにこの傑作!
ヒロイン、ライバルの博徒、コメディ担当、全員キャラ立っ>>続きを読む
ラーメンチェーンの全部のせみたいなオールスター任侠映画。
尺がいつもより30分近く長いので、コメディリリーフや殺陣もましまし。結果、こちらも眠気もましましに。
強いていえば盃式を丁寧に描いてるのがみど>>続きを読む
7作目。ナンバリングタイトルの最終回。
檻の向こう側にいる婦人警官をレイプしようとするわけのわからんパワーが一作目を彷彿とさせる。
おかあやんもいよいよ登場して、ここにきての名作回。
菅原文太はこのと>>続きを読む
脚本に深作×笠原がクレジットされてるけど、そのふたりの気風がほとんど感じられない映画に仕上がってる。
石井輝男の映画は、やくざ映画のつもりで見ると肩透かしを食うので、エンタメ映画だと思って臨むのがベス>>続きを読む
「独立愚連隊」が1959年とのこと。その五年後の映画。
ちなみに「兵隊やくざ」は1965年で、この映画の一年後に公開してる。
仁義切るくだりから、上官とのタイマンまではあまりにも最高。
途中のドラマ>>続きを読む
着流しに匕首という鶴田浩二スタイルの小林旭は初めて見た。
川谷拓三がいい演技してるのを初めて見たかも。(テレビドラマ「前略おふくろ様」ではこんな演技を見せてたのかもしれないけど、そちらのほうはあいにく>>続きを読む
監督追って日活ロマンポルノまで迷い込んだ。日活映画のリソース使って時代考証しているせいか、女郎、女郎屋がめちゃリアル。
濡れ場が長い以外はめちゃ面白い。こういうのが日活ロマンポルノなら、もっと見てみた>>続きを読む
高倉健×菅原文太最後の競演作。
40才オーバーの大物役者を、20才前後と脳内変換するのが大変だけど、そのあたりはやつらのギラつきで補うべし。
後日談を読むと、日活ロマンポルノの巨匠が初めて取り掛かる、>>続きを読む
シリーズ最終作。
ふたりの間に子どもができる。あからさまなBL展開で当時もこんなこと考えるひとがいたことに驚く。
お客さんを呼びもどそうと、エロとサスペンス増やしてるけど、有田上等兵が脇役に回った兵隊>>続きを読む
東映やくざ映画の面々が一切出てこない。
五社協定がなくなって久しい中、誰ひとり出てこないのはどういういきさつがあったんだろう。
ググると、企画意図に「アンチやくざ映画」って側面もあったらしい。やくざ映>>続きを読む
同じく総会屋を扱った映画「暴力金脈」の主人公を演じたときの松方弘樹にはもっと色気(裏声)があったように思ったが、こちらはシリアスだけのバージョンであまり面白くない。
八年後に出所して無断で家に上がりこ>>続きを読む
神がかってた一作目と比べると落ちるけど、十分楽しい第二作目。
これで終わりになっちゃったのがもったいなかった。
敵グループが阪神タイガースのイラストパクったイモジャー着てて微笑ましい。
誰にもどこにも感情移入できなかった。
勢いがすごい。
北大路欣也かっこいいけど、高倉健と三國連太郎はいかにも演技してるっぽく見える。
あちこちに配慮しないといけないオールスター映画はしかたないんだよ。はいはいこれもマンネリ展開ね。そう思ってみたけどまったく違った。
最初から最後までことごとくエモくて、また、かっこいい!
健さんのおう>>続きを読む
七作目。
五作目ソ連軍侵攻開始→六作目なぞののんびり回→七作目ようやく終戦。
物語の前半と後半が分断されてて前半はさして重要じゃないというのもこのところ恒例。
軍旗に命を懸けることのばかばかしさを描>>続きを読む
書いたのは「遊侠列伝」で、高倉健をクズにしたてあげてしまったくらいのやくざ嫌いの脚本家。
この映画でもその姿勢は健在で、やくざはゴミだクズだとしつこいくらいヒロインにいわせてる。
任侠もの、やくざもの>>続きを読む
高市回りのテキ屋にフォーカスした任侠もの。
敵側の親分がクズなのはもちろん、兄弟分もクズなら、主人公までもがクズという珍しい作品。
尊敬すべきアウトローばかりスクリーンで見せられてきた観客にとって、>>続きを読む
正式タイトルは「藤純子引退記念映画 関東緋桜一家」
これからもみられる鶴田浩二、高倉健なんてもっとちょい役で良かったのにと、観客はみんな思ってそうなできばえだった。
藤純子の優雅で華麗な殺陣がもっとみ>>続きを読む
シリーズ6作目。
3作続けてのレギュラーメンバーも「おかあやん」ネタも定着してきて、かなり笑わせてもらった。
みなさんの感想にあるよう、ばあさんたちとの連れションはど迫力。
カーネーションが白だと故人>>続きを読む
エロい遊郭ものだと思って後回しにしてた作品。再生してみたら任侠ものだった。しかも原作は実話を元に書かれた小説というのだから、これは実質、実録もの。
四国の侠客の一代記。夏目雅子が美しい。
めちゃおもろ>>続きを読む
撮影当時、かたくなな萬屋錦之助にスタッフ一同困り果てたとあるけど、いまにしてみたら、あのくらいアクが強いほうが良かった。
このあたりの千葉真一は立ち姿だけで異常にかっこいい。
最高だった。