mhさんの映画レビュー・感想・評価 - 69ページ目

独立愚連隊西へ(1960年製作の映画)

5.0

「独立愚連隊」「血と砂」ときて、これ見たけど、順番大正解だった。
明るく楽しい戦争エンタメでありながら、反戦のメッセージも込められてる。
岡本喜八としても、戦争ものとしても最高の1本。

人斬り与太 狂犬三兄弟(1972年製作の映画)

5.0

包丁が並ぶショーケースの前で菅原文太と田中邦衛。
「おい、おめぇ、どれにする」
「おれは……、これだよ」
「バカヤロウ! 魚じゃねえんだぞ! そんなもんでひとが斬れっかよ!」

「まむしの兄弟」からコ
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暴力団再武装(1971年製作の映画)

5.0

頂上作戦以後のやくざを描いた傑作。
資金源獲得のために奔走するやくざ。
港湾労働者の中間搾取者としてしのぎ。
そして労使闘争。
ぜんぶ描いて、成功してる。
これはすごいぞ!

山口組外伝 九州進攻作戦(1974年製作の映画)

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「われ、撃ってみぃ! 一発で十年食らうんどぉ! おぉう?」
伝説のやくざ夜桜銀次を菅原文太が好演。「実録外伝 大阪電撃作戦」「日本暴力列島 京阪神殺しの軍団」でも描かれた、明友会事件にも触れている。
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まむしの兄弟 懲役十三回(1972年製作の映画)

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舞台を浅草、時代を昭和十年に移してのシリーズ第三作。
でも東映「京都」撮影所作品。
この映画ではふたりともけっこう賢い。前半の川地のお調子者っぷりがみどころかな?
大まかには人情コメディといったおもむ
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夜の人々(1948年製作の映画)

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ボニー&クライドのドキュメンタリー版といったふうの映画。
「起きるたび猫になった気分」
「希望のないものを助けてあげることはできない」
いいセリフが多くて古さを感じさせない。
昔の映画なので、テンポが
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やくざの墓場 くちなしの花(1976年製作の映画)

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これは名作!
イライラしてくると右の拳を、左の手のひらでパッチンパッチンやるやつ。
在日やくざの孤独を描いてる。
「仁義の墓場」とセットで見たい。
このころ、映像はスローモーションで、効果音ディレイが
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まむしの兄弟 お礼参り(1971年製作の映画)

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まむしの兄弟二作目ということで、文太のほうはだいぶ知性化が進んでる。川地のほうは相変わらずのバカ。
元やくざの安藤昇をVIP待遇しなければならないという制約があるためか、ストーリーが類型から外れてるの
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血と砂(1965年製作の映画)

5.0

オールタイムベスト10に余裕でランクインした。
タイトルからは想像つかない戦争エンタメの大傑作。

ジャズ大名(1986年製作の映画)

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悪ノリにもセンスがあってとにっかく、いい映画!

殺人狂時代(1967年製作の映画)

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筒井康隆とか星新一の短編を引き延ばした感じ。岡本喜八信者だけど、これはあんまりわからんかった。

やくざと抗争(1972年製作の映画)

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戦前の裏社会事情を知るにはもってこいの映画。
器用な演技が苦手な安藤昇と、新人女優の棒読みが妙な高揚感を誘ってきやがる。
こういうの見ると菅原文太がいかにすごいかよくわかる。

ジーンズブルース 明日なき無頼派(1974年製作の映画)

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俺たちに明日はない 1967
ゲッタウェイ 1972
ときて、これが1974
つまんなそうな梶芽衣子が楽しそうにするのはズルい。

暴動島根刑務所(1975年製作の映画)

5.0

引き金はメシっていうのが、もうすごい。生きるってことを端的に物語っている。最高!

ああ爆弾(1964年製作の映画)

5.0

狂言をベースにした和製ミージカルの完成形。
とにかくすごい!

アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

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思いもよらぬ展開が続く前半がめちゃくちゃ面白かった。
その反動で後半は凡庸な印象だけど、史上最大のシリーズを締めくくるんだがら、まぁ仕方ない。
楽しかった!

独立愚連隊(1959年製作の映画)

5.0

軍隊ものという皮をかぶった、ミステリー映画の傑作。
いやぁ、ちょっとこれは、すごいね。
最高にもほどがあった。

懲役太郎 まむしの兄弟(1971年製作の映画)

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主人公ふたりがめちゃくちゃ魅力的。
ブルースブラザーズのパクリ元ともいわれてるとのこと。
たしかにキャラとコンセプトは最高の部類。
とってつけたような任侠もの的クライマックスはプログラムピクチャーを狙
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侠骨一代(1967年製作の映画)

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おかあさん大好きくくりの任侠映画。
古き良き任侠映画のステロタイプなんだけど、すべてにおいて完成度が高い。
なにかといえば牛乳飲んでる藤純子が出てくるけど、「昭和残侠伝 人斬り唐獅子」のワンシーンにも
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安藤昇のわが逃亡とSEXの記録(1976年製作の映画)

5.0

エロシーンが長すぎる以外は間違いない傑作。
余計な説明がないのも気が利いてる。
安藤昇かっこいい。すごい面白かった。

実録 私設銀座警察(1973年製作の映画)

5.0

不死身の殺し屋が誕生した瞬間から、消滅までを描いた実録やくざ映画。
結婚式のくだりなど、アンバランスさがそのまま魅力に繋がってる。
当時はおそらくこの映画のまんま、ごった煮みたいな状況だったんだろうね
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お熱いのがお好き(1959年製作の映画)

5.0

シナリオ完璧なコメディ映画。最初から最後までまったくテンポが落ちないのはほんとすごい。
玉の輿を狙ってるヒロインがめちゃかわいい。マリリンモンロー演じるこのキャラクターを狙って失敗してる映画をいくつか
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肉体の門(1964年製作の映画)

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セリフや展開が演劇っぽいのは、小説版よりも演劇版を下敷きにしてるせいなのかな?
終戦直後の町のセットがすごかった。
破壊された町に現実感はないんだけど、徹底してて素晴らしい。
日活の美術さんすごいとい
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脱獄広島殺人囚(1974年製作の映画)

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主人公に反省などは一切なくてそれが逆に気持ちいい。