「独立愚連隊」「血と砂」ときて、これ見たけど、順番大正解だった。
明るく楽しい戦争エンタメでありながら、反戦のメッセージも込められてる。
岡本喜八としても、戦争ものとしても最高の1本。
包丁が並ぶショーケースの前で菅原文太と田中邦衛。
「おい、おめぇ、どれにする」
「おれは……、これだよ」
「バカヤロウ! 魚じゃねえんだぞ! そんなもんでひとが斬れっかよ!」
「まむしの兄弟」からコ>>続きを読む
頂上作戦以後のやくざを描いた傑作。
資金源獲得のために奔走するやくざ。
港湾労働者の中間搾取者としてしのぎ。
そして労使闘争。
ぜんぶ描いて、成功してる。
これはすごいぞ!
「われ、撃ってみぃ! 一発で十年食らうんどぉ! おぉう?」
伝説のやくざ夜桜銀次を菅原文太が好演。「実録外伝 大阪電撃作戦」「日本暴力列島 京阪神殺しの軍団」でも描かれた、明友会事件にも触れている。>>続きを読む
舞台を浅草、時代を昭和十年に移してのシリーズ第三作。
でも東映「京都」撮影所作品。
この映画ではふたりともけっこう賢い。前半の川地のお調子者っぷりがみどころかな?
大まかには人情コメディといったおもむ>>続きを読む
ボニー&クライドのドキュメンタリー版といったふうの映画。
「起きるたび猫になった気分」
「希望のないものを助けてあげることはできない」
いいセリフが多くて古さを感じさせない。
昔の映画なので、テンポが>>続きを読む
これは名作!
イライラしてくると右の拳を、左の手のひらでパッチンパッチンやるやつ。
在日やくざの孤独を描いてる。
「仁義の墓場」とセットで見たい。
このころ、映像はスローモーションで、効果音ディレイが>>続きを読む
まむしの兄弟二作目ということで、文太のほうはだいぶ知性化が進んでる。川地のほうは相変わらずのバカ。
元やくざの安藤昇をVIP待遇しなければならないという制約があるためか、ストーリーが類型から外れてるの>>続きを読む
オールタイムベスト10に余裕でランクインした。
タイトルからは想像つかない戦争エンタメの大傑作。
筒井康隆とか星新一の短編を引き延ばした感じ。岡本喜八信者だけど、これはあんまりわからんかった。
戦前の裏社会事情を知るにはもってこいの映画。
器用な演技が苦手な安藤昇と、新人女優の棒読みが妙な高揚感を誘ってきやがる。
こういうの見ると菅原文太がいかにすごいかよくわかる。
俺たちに明日はない 1967
ゲッタウェイ 1972
ときて、これが1974
つまんなそうな梶芽衣子が楽しそうにするのはズルい。
引き金はメシっていうのが、もうすごい。生きるってことを端的に物語っている。最高!
思いもよらぬ展開が続く前半がめちゃくちゃ面白かった。
その反動で後半は凡庸な印象だけど、史上最大のシリーズを締めくくるんだがら、まぁ仕方ない。
楽しかった!
軍隊ものという皮をかぶった、ミステリー映画の傑作。
いやぁ、ちょっとこれは、すごいね。
最高にもほどがあった。
主人公ふたりがめちゃくちゃ魅力的。
ブルースブラザーズのパクリ元ともいわれてるとのこと。
たしかにキャラとコンセプトは最高の部類。
とってつけたような任侠もの的クライマックスはプログラムピクチャーを狙>>続きを読む
おかあさん大好きくくりの任侠映画。
古き良き任侠映画のステロタイプなんだけど、すべてにおいて完成度が高い。
なにかといえば牛乳飲んでる藤純子が出てくるけど、「昭和残侠伝 人斬り唐獅子」のワンシーンにも>>続きを読む
エロシーンが長すぎる以外は間違いない傑作。
余計な説明がないのも気が利いてる。
安藤昇かっこいい。すごい面白かった。
不死身の殺し屋が誕生した瞬間から、消滅までを描いた実録やくざ映画。
結婚式のくだりなど、アンバランスさがそのまま魅力に繋がってる。
当時はおそらくこの映画のまんま、ごった煮みたいな状況だったんだろうね>>続きを読む
シナリオ完璧なコメディ映画。最初から最後までまったくテンポが落ちないのはほんとすごい。
玉の輿を狙ってるヒロインがめちゃかわいい。マリリンモンロー演じるこのキャラクターを狙って失敗してる映画をいくつか>>続きを読む
セリフや展開が演劇っぽいのは、小説版よりも演劇版を下敷きにしてるせいなのかな?
終戦直後の町のセットがすごかった。
破壊された町に現実感はないんだけど、徹底してて素晴らしい。
日活の美術さんすごいとい>>続きを読む