すごく良かったアレク。
だが彼はもっとやれるはず。
表象にとどまり続けて原因も結果もない場所をひたすら描写する。
ホン・サンスの2作目らしい。色気と克己を感じるさせる今作から、ソリッドで独自な作風に向かっていったのかと思うと興味がつきない。
息切れ感が。アンダー・ザ・シルバーレイクを想起した。体力の差か。この届かないもどかしさが魅力でもあるのだが。
こんな作品を撮っていたか。
ニヒリズムを乗りこなす。傑作。
空までが海になってしまう、そういう話ではないか。
俯瞰ショットに、情緒には決してふれない姿勢をみた。優れた作品。
ジャ・ジャンクーも出てたり。
まぁ、凄まじい情熱ですわ。
前作の浮遊に関する異様な執着が印象的だったティム・バートンの次作がダンボときた。
それだけで傑作の予感しかなかったが、素直で実直でそれでいてなんともしなかな画を観るにつけ、自然と涙が出てきた。
異様に食欲をそそる作り。
欲求に忠実な本作の特徴を如実に表している。
全編楽しいし、めちゃくちゃキレのよいショットがあるかと思えば、なんとも生々しい空気に満ちたシーンに自然と笑顔になる。
映画と一体となった瞬間が確実にあった。
傑作なのは間違いないのだが、魅力しかな>>続きを読む