mndisさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

21世紀の資本(2017年製作の映画)

2.3

全部理解出来たとは思えないけど、ずっと同じ問題点(経済的な民主主義)を言ってる気がして、観た後もまぁそうだよねで終わった感じ。(積極財政とかの話出るかと期待したけど。。)

多く語られていた新自由主義
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M(1931年製作の映画)

4.8

約10年ぶりぐらいに再鑑賞。
今でも廃れないほどのキャッチーな映像の連続。
気がついたら途中から自分が犯人目線になっているという監督の狙いにまんまとハマる。

Amazonプライムの字幕最悪なので他の
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カモン カモン(2021年製作の映画)

3.5

人と向き合うに必要な辛抱強さの大切さを描いた作品だと感じた。

作品中にさまざまな子供のインタビューが入る、それは子供じみていたり大人びていたりと様々。散漫で少し長いなと思ってしまう自分はやはり辛抱強
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コントロール(2007年製作の映画)

4.3

写真家が監督してるからか、状況説明の様な映像はなく、写真の様に切り取られたモノクロの美しい映像が続く。
実在したバンドの映画ってダサ過ぎて観る気にならないけど、これは違う。
劇中に本当のバンドが存在し
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殺し屋1(2001年製作の映画)

3.5

初めて観たのは15年以上前だけど、今でも忘れられないシーンの連続。

改めて見ると話は別に面白くないし、退屈なシーンも結構ある、但しバイオレンスシーンのアイデアとパンチ力がとにかく半端ない笑。というか
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バーニング 劇場版(2018年製作の映画)

4.3

がっつり社会派な映画ではないけど、広がる格差社会の中で、貧しい人間を、心が貧しい人間が物の様に扱うその怖さと惨めさが描かれていると思う。古くさい男尊女卑や奴隷、性奴隷みたいなものも感じる。

特に主人
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ジョーカー(2019年製作の映画)

2.0

ホアキン・フェニックスは大好きなんだけど、主役のホアキン・フェニックスをずっと撮ってる感じが余韻がなくて映像的に退屈だし、画が陳腐な印象。

映像のつまらなさと、鬼気迫るホアキンフェニックスの演技の凄
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虐殺器官(2015年製作の映画)

3.0

武器の発想が面白い。浦沢直樹の「MONSTER」と似てる

パラメディック -闇の救急救命士-(2020年製作の映画)

1.0

「ある子供」のデボラ・フランソワ出てるから観たけど、脚本が安っぽいし無理がありまくりでしんどい。。

主人公の男が嫉妬に狂っていくのだけど、正直彼の周りの人間も共感出来ない奴ばかりでどっちもどっちじゃ
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ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

4.0

役者が最高。テンポ良いし皮肉も面白い。

コロナもそうだけど福島の原発事故後の人々の危機的状況の捉え方のずれとかもこんな感じだったな。。

そういう社会のズレ、分断みたいなものだけでなくメディアやSN
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CURE キュア(1997年製作の映画)

4.8

ずっと観なければと思いつつ、軽い気持ちで観たくなく見送っていたこの映画。

映画を見ていて今まで体感した事ない怖さに襲われました。(ホラー映画あまり見ない人間ですが。。)

その怖さというのは、恐怖と
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地獄の警備員(1992年製作の映画)

3.5

黒沢清+「悪魔のいけにえ」+「学校の怪談」

話の展開、演出や映像のテイスト、雑さも含めて、なんか子供の頃観てた「学校の怪談」っぽい

給湯室のビニールカーテンの不気味さが既に黒沢清

ホラー映画にあ
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ザ・ビートルズ:Get Back(2021年製作の映画)

4.0

全編合わせ7時間以上のドキュメンタリーですが面白くてほぼ1日で観てしまいました。

内容はビートルズの解散が近い事を本人達も気付きながら、何か明確な目標や形を作らないと、、という焦りを抱えながら、TV
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エル ELLE(2016年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

ポールヴァーホーベン+イザベル・ユペールっていう時点で普通の映画じゃない事は分かっていたけど予想上回るイカれた映画でした。

M(マゾ)とS(サド)って二つに分けられるけど、実はMの中にはMとSの要素
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

3.3

クラシックな映画へのオマージュや映画内で建物への存在が大きな意味持つからか
どのシーンも写真みたいに構図を決まってて、ポンジュノっぽくなくて新鮮。

でも映画の内容はエンタメ要素多めで、飽きさせない様
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初恋(2020年製作の映画)

2.5

主人公のボクシングジムのスタッフの人、殺し屋1の中国人役の人かな。。テレビ中で死んでた人。。
大森南朋も出てたしな

僕たちの嘘と真実 Documentary of 欅坂46(2020年製作の映画)

2.5

毎回、坂道グループ系のドキュメントに感じる、金に集る大人の怖さや疲弊していくアイドル本人たちの直向きさと無垢さが病みへと繋がっていて若干怖い。

アイドルたちを否定はしないが、カッコいい事歌わせて競争
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CLIMAX クライマックス(2018年製作の映画)

2.5

人が虫になっていくっていう、悪夢みたいな映画。
もはや人間じゃないので、過去作みたいに、情はなく絶望感だけ。

だけど、たまに出てくる、のっぽのドイツ人の女が画面に映るとホッとするという謎の現象が笑え
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逃げた女(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

こんなに素気ないのに、映画に深みがあるのが凄い。。

キムミニとホンサンスでしか保てない作風とクオリティ。

解放と呪縛の映画

スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

4.0

普遍的なテーマだけど、あと数年でそうでもなくなりそう

“隠れビッチ”やってました。(2019年製作の映画)

3.5

佐久間由衣がとにかく可愛くて良い。

あと森山未来のポジション(一般人ぽいけど、深みのある感じ)って居そうで誰もいないと気付く。

「百万円と苦虫女」でも最後に主人公が最後に出会うのは森山未来が演じる
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宮本から君へ(2019年製作の映画)

2.5

いい意味で時代と逆行した感覚と役者のパワーで映画を成立させようとしてる作品。
勝った負けたと意地の張り合いが続き、基本的に問題の解決にはならない方向へと、どんどん進むのだけど、そこからもとにかくパワー
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この世に私の居場所なんてない(2017年製作の映画)

4.0

無神経で自分勝手な奴らが溢れる社会で生きづらさを感じる主人公の女性が、ほぼ無意識に反撃しまくる映画。コーエン兄弟の映画みたいにいい感じにヌけつつ、面白い展開や映像が入ってくる。

i-新聞記者ドキュメント-(2019年製作の映画)

3.5

今まで隠れていた日本の中にある組織という組織のぼろが近年曝け出されいる中で、組織に埋もれず奮闘する望月記者。

右向け右、左向け左で集団になって泳ぐ魚や官僚、政治家、記者クラブ、それと相対する様に度々
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なぜ君は総理大臣になれないのか(2020年製作の映画)

2.5

映画の評価と政治家としての小川淳也議員の評価は一緒で
最初は面白そうとか期待を持つけど、
色々知っていくと頭が堅くて目新しい事やアイデアはあまりないと分かって少しがっかりする。

新聞記者(2019年製作の映画)

3.8

加計学園の件をベースしている事は明らかで、何百億っていう税金が使用された問題も増えすぎる獣医師の問題、ウイルス漏洩の危険性とか、色々言われたけど今じゃすっかり見ないこの話題。

洋画でこういう社会派映
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

ややこし設定とかよりゲンドウの動機が単純すぎるのが退屈なので、なんか捻り欲しいと思った。

デビットリンチも少し前に引退したし、90年代によくみられた余白がある謎めいた作風の作品がネットで語られまくる
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