作品観るより作品作りの方が面白いよと言いたい映画なんだと思った。
その作品作りの困難度をあげる為のワンカットであり生放送だったのだと思う。
そういう意味でも中継を観てる女プロデューサーやスポンサ>>続きを読む
意外と怖いし意外と深い。さらにネットでその後を調べると更に謎。。
取材相手の人物がインターネットの初期時代から活動してるのがなんかおもろい。
このレビューはネタバレを含みます
ポールトーマスアンダーソンが一休みした作品っていう感じ。
静かなる狂気みたいな映画で比較的穏やかなカメラワークの為か、撮影は監督自身が担当したとのこと。それが失敗だったんじゃないかと思う。
観てい>>続きを読む
ストレスを感じシーンを長尺で何度も見せてくる。
そのジワジワくるストレスに男性は非常に弱いと思う。
主人公の男はそこから逃げようと自身の主張をその場しのぎでコロコロ変えて言い逃れするのだが、その矛>>続きを読む
「SNSが及ぼすモニタリング思考とネトウヨが暴れるニッポン人的映画」※ネタバレあり
ミヒャエル・ハネケの「ハッピーエンド」を観た。
タイトルからして皮肉としか思えないものだが、作品を観てやっぱりな>>続きを読む
全ての女性への許しを求めない謝罪映画。
毎回惜しい映画ばっか撮ってるイメージがある冨永監督。
前作「ローリング」も中盤まで年間ベスト級に面白いのに後半は急激につまらなくなったり、とにかく惜しい。。>>続きを読む
またとんでもない拷問映画を作ったキャサリン ピグロー。
夫は3Dだけど、妻が作る映画は精神的4Dで鑑賞後はどっと疲れる。
ジョン・カーペンター、ギャスパー ノエ、ハネケを思い出す。
水道橋博士がよく言っている
常に心の師を持ち、そこから卒業していく事の重要性を感じた。
フェリーニ8 1/2の様な解放感があって、今年最後の映画観賞に最適だった。
ツッコミ所満載の映画だけど、そんなの想定内で、80年代あたりの懐かしさを詰め込んだので、みんなでワーキャー言って楽しもうという映画。
単純な脅かしによるストレスによって脳にダメージがあったのか終盤は>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
油っぽい顔と粘土みたいな匂いがしそうなベトベトの頭髪の登場人物が薄汚い服をまとって、行き当たりばったりに右往左往する。
終盤、警察御用になるのだが、引きで撮影されたその映像が主人公の滑稽さを物語って>>続きを読む
微妙な気持ち悪さや違和感といった黒沢清感が少なめで、分かりやすい演出で多少物足りない。
「岸辺の旅」もそうだけど黒沢清の描く愛は、愛の対象が死んでようが本人じゃないだろうが、もう関係ないんじゃないか>>続きを読む
何気ない小さな出来事に目をやり、自分が何を感じたか自問する事でミニマルな世界は広大で豊かな世界に広がっていく。
主人公のパターソンの様に生きるも良し、俗っぽく生きるもよし、スマホにYOUTUBEで情>>続きを読む
自身の中にある繊細さ、優しさを大事にしながらも社会経験を通して得たタフさで、その優しさや繊細さを包まなければならない。そうしなければ人は壊れる。
この時代を生きる為に自身の弱さ優しさを何で包むか?が>>続きを読む
オリヴィエ・アサイアスの「パーソナル・ショッパー」は忖度疲れの現代版シンデレラだった
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
監督の作品を観たのはこれで3本目。
1つはアニメ制作会社を舞台にした企業スパ>>続きを読む
橋口亮輔 「恋人たち」。
僕はこの作品を、今の時代において人と人が対峙することの難しさを描いた作品だと思っている。
タイトルも「恋人」ではなく「恋人たち」となっているのも、そのメッセージを感じる。>>続きを読む
幼心にテレビで観て夢に出るほどトラウマになった。「グレムリン」「チャッキー」同様これを見返していいものか悪いものか。。
このレビューはネタバレを含みます
フェティッシュな映像が凄く良い。
ドラマあるというよりダルデンヌ兄弟みたいに背後からの映像で観客が主人公を見守る様な映画。
そこで押し切ったからか終盤の主人公思いの強さがそこまでガツンと伝わって来な>>続きを読む
大きなストーリーはなく、描かれるのはそれぞれのキャラクターの感情の起伏。
ドランの特有の内省的な映像は少し抑えられ、より明確な意味を持つ台詞の掛け合いのバランスがとても観やすかったし俺の事分かってく>>続きを読む
嘘や安っぽいモノが本当や本物になっていく所がポールトーマスアンダーソンや園子温と似ている
男ならブギーナイツ。
女ならララランド。
終盤の渋滞をもっと意味ありげにできないもんだろうか。(最初と終盤の渋滞に人生や幻想と現実的な比喩があったとしたら)
親子関係、師弟関係のフリがフリージャズへと繋がって行く様に感じた。
感受性がなくてオタク感とマッチョ感漂う男がいい音楽家になれるのかな?とも思う。
劇作家の書く台詞は嫉妬や思惑が張り巡らされており、それを表面上隠した会話がいちいち面白い。
ブニュエルの『皆殺しの天使』を思い出した。