もえさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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さらば、わが愛 覇王別姫(1993年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

栄枯盛衰の中翻弄される人間の愛憎感情。

役者という大衆に向ける職業柄情勢に合わせ体勢を変え、そして短期間で変わる情勢のせいであのときああ言ったこう言ったと政治的に追及される場面が多く、それが遠い昔の
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初恋のきた道(1999年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

主人公の母(ディ)がなぜ死んだ夫の遺体を担いで運ぶという特殊な仕方にこだわるのかという疑問から始まる導入が良かった。最初は宗教的意味合いかな?くらいにしか思っていなかったのに、そこに強くこだわるからこ>>続きを読む

デッドプール2(2018年製作の映画)

2.5

シナリオがめちゃくちゃだが最終的に筋が通るのは驚く。マーベル作品を網羅していないため分かりづらいネタはあったものの会話のテンポでクスッとくる作品。1に比べ2はさらにマーベル作品をわかっていた方が楽しめ>>続きを読む

オーシャンズ8(2017年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

劇場で三回見た作品。カッコいい女たちがカッコよく華麗に盗むだけ、それに暗い過去があるわけではなく、「できるから」「やりたいから」という理由なのが好きだ。
どんでん返しが多いので二回目を見て理解した。(
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キングダム(2019年製作の映画)

2.5

あまり王道を見ないのでザ・少年漫画という感じで新鮮だった。私が斜に構えた性格なのか熱血な信のついていけなかったが、対照的な二人が友情を育み努力で悪党に勝つのは、好みとは別にしておもしろい。王騎のキャラ>>続きを読む

名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

3.0

ポケモンの見せ場と父子のミステリー要素を両立している作品。伏線の回収が上手い。
初代ポケモンはもちろん様々な世代のポケモンやマニアネタも取り入れており、ポケモンマニアも、子供の時に観ていたという人も楽
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天使にラブ・ソングを2(1993年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

1が面白かったので続けて2を視聴。スカッと終わったが、宗教的葛藤より人種問題が前に出ていたので「シスター」という設定がいるのか?と思った。これでは単なる高校の先生・合唱クラブでも成り立つのではないかと>>続きを読む

天使にラブ・ソングを…(1992年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

歌のシーンしか知らずに視聴。ブラックユーモア系の作品だと思っていたら明るく前向きな話で、デロリスのシスターへの不信感から始まり、「尼さん達にとって法王が来ることはすごく大切なこと、見捨てておけない」と>>続きを読む

モンスター・ホテル(2012年製作の映画)

2.5

キャラクターの一貫性が分からず行動原理に悩んでしまった。
伯爵の憎めないキャラクターが可愛い。上半身を静止させて歩く歩き方が面白い。

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

単純にシナリオが良く社会派的な難しいことを考えなくても消費できる映画だと思った。

父が「無計画が一番の計画 ここにいる人たちみんな昨日は体育館で寝るとは思ってなかっただろ」の次の日に地下室に住むこと
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リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

わりとオチは読めるものの、次どうなるの?と思わせる。絵の統一感が難しそうなビビットカラーをもまとまりが見えて映像美が凄まじい。お盆という死者の日をここまで愉快にお祭りにする風習があるのだなと思った。 >>続きを読む

ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ホラーが苦手なので序盤のチープな脅かし方が一番怖かったし中盤からは安定して美しいカルト芸術を観られた映画。(序盤の切迫した音楽の不愉快さは早くここから出たいと後悔した)中盤からは特に大きな展開もなく延>>続きを読む

トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

3.5

ずいぶん昔に見たので改めて視聴。主人公のキャラクター性が見ていて飽きない。シルビアのために島を出たというよりそれはきっかけで、昔から冒険心があり行ったのものない場所に行きたい、行くことができる、と指し>>続きを読む

アナと雪の女王2(2019年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

オチは好きだった。エルサは結局彼女の人生に他人が付き纏い自身で選べる自由がなかったのかな、と思ったが、第五の精霊という位置付けは神格化されたようで私は割と好きだった。
恋愛が物語を救う構図を維持でも作
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ペット 檻の中の乙女(2016年製作の映画)

3.0

独りよがりの男性が好きになった女性をストーカーの末に監禁…と思っていたら女性が男性を上回るサイコパスだったため物語は予想外の展開に進んでいった。どちらが主導に立つのかという心理戦を始めるのは好きだった>>続きを読む

第三夫人と髪飾り(2018年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

静かに揺れる女性と女性の関係性が情景(比喩表現)と共に伝わってくる映画でした。キャラクターたちはほとんど喋らず、芸術色の強い映画でしたがアジア圏ということで個人的にはフランス映画よりも情緒が理解できた>>続きを読む

アダムス・ファミリー2(1993年製作の映画)

4.9

このレビューはネタバレを含みます

2も良かったのだが、1が本当に好きすぎて2に期待をしすぎてしまった。大人組と子供組とフェスターの3点からシナリオが作られているので話がとっちらかった印象がある。あと下ネタが過激になった。(吹き替えでは>>続きを読む

地獄少女(2019年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

地獄組がほとんど出番がないのが驚きました。地獄少女は、ホラーのようだが、Jホラーと違い地獄組がを含めて人間が織りなすリアルな感情のホラーが肝だと思う。そこが薄かったように感じた。地獄組はアニメで主要キ>>続きを読む

アダムス・ファミリー(1991年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

何と言ってもキャラクターが良い。不気味で世間とズレた倫理観を持ったファミリーたちが面白かった。何かトラブルが起きでもこの家族なら楽しんでいくんだろうという安定感があって見れるコメディ。演出がおしゃれ。>>続きを読む

女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

サラが陛下の手紙を燃やし「あなたに嘘をつかないことが私の愛」と言った所が(陛下を一番は利用価値として見ていたと思うが)不器用で歪な愛を感じて好き。
国外追放の際に来た軍団を「郵便よ(陛下からの手紙の返
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劇場版シティーハンター 新宿プライベート・アイズ(2018年製作の映画)

3.5

主旨とは違う見方ではないと思うのですが、キャッツアイの泪さんが大好きで行きました。藤田さんが亡くなってどうなるのかと思いましたが、戸田さんが二役やって下さって本当に良かったです。戸田さんじゃないと受け>>続きを読む

来る(2018年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ネットで話題になっていた祈祷シーンや姉妹なども良かったが、観終わってしばらくしたら家族の歪みや香奈について考えてしまった。香奈の頼りなさにモヤモヤしてしまったが、母子家庭になり理解を得られないし社会で>>続きを読む

ディア・ハンター(1978年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

戦争映画で度々ある「帰ってきた感覚がない」という問題で、それでも必死に家に帰ろうとする三人を見ていて揺さぶられた。特に意識が朦朧としてもロシアンルーレットで生きる実感を得ようとしていたニックが最後死体>>続きを読む

ナショナル・シアター・ライヴ 2018 「イェルマ」(2017年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

イェルマは不毛という意味らしいが本当に悲しくて辛くて不毛だった。6章からが地獄。主人公の名前が終始出ず「her」と表記されているのが怖い。

個人的に主人公と主人公の母親との関係も興味深かった。母親の
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女帝 エンペラー(2006年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

映像のテンポ好き。
リーがかわいそすぎてびっくりする。
ラストに驚かされた。


◆追記・再視聴2021/03/18

あまりいい映画だった記憶がないのに、もう一度ワン皇后を見たいと言う気持ちがずっと
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ミセス・ダウト(1993年製作の映画)

3.0

王道の展開。オチがアメリカの家族形態だなあと感じた。

テッド(2012年製作の映画)

3.5

設定が愉快。小ネタが面白く笑えてしまう。主人公が何度も過ちを犯す以外はストレスなく観れた。ローリー含めた三人の関係が強い友情で結ばれたのがよかった。

陽暉楼(1983年製作の映画)

3.0

喧嘩のシーンの長回しが印象的。ワンシーンが長く少し退屈だったがラスト30分盛り上がる。

メメント(2000年製作の映画)

3.0

途中まで複雑で理解しにくかったがラストに持ってかれた。しかし時系列の変動が激しいので一度で理解するのはなかなか難しい。ラストを理解すると切ない。

ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち(2015年製作の映画)

4.0

多少話は強引だがキャラクターがとても良い。ミス・ペレグリンが美しい。