kikimilliさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

欲望の翼(1990年製作の映画)

3.0

1番愛した女が誰かわからない 死に方は生き方

東京ゴッドファーザーズ(2003年製作の映画)

3.0

社会から抑圧受けて、当たり前の愛を享受できなかった彼らがなお赤ん坊の人権を護ろうとしたのラブじゃんね。

でもこの監督狂気と欲望の演出が巧すぎて(生き生きしてたし)、パプリカとかパーフェクトブルーには
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

3.5

途中の児童ポルノちょっと辛かったけど。。。。。。
レイかっけえよ‼️

なんか途中、お兄ちゃんにCDを買ってあげるところとか悲しくなった あの年でCDほどの出費って大きいはずなのに、その心尽くしやひた
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リトル・ダンサー(2000年製作の映画)

3.0

みんな辛そうな機能不全家庭とそれを作る社会背景が辛すぎて泣いちゃったよ
俵万智「やさしさを うまく表現できぬこと 許されており 父の世代は」じゃん

ビリーが、女の子の局部を見なくたって好きと言い切っ
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

4.0

キャラメイク深くて良かった、、、みんな愛おしいよ。
観客は彼女たちと同じように、学校の人たちのことを知っていく。
セックスエデュケーションの系譜ぽい、これが当たり前になって欲しい映画だ

スナッチ(2000年製作の映画)

3.5

ギャングとかのさ、人の命はバカ軽いのに犬解剖するのは残酷とか言っちゃう感情の回路のズレが結構好きだよ

キサラギ(2007年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ミステリーの面白さちょっとわかった
ラストが星新一のショートショートっぽい
演技みんなわざと臭いけど配役はバッチリだと思う 途中の星空はあのチープさが、アイドルのチープさとトリックのチープさと重なって
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トゥルー・ロマンス(1993年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

カタギがヤクザとかギャングの独自ルールに巻き込まれて死ぬの好きじゃないから、生死が偶然巻き込まれたカタギ以外で完結してて、シナリオは嫌いじゃなかった アラバマで4.0 ♡
あと二人の愛 ♡

バッファロー’66(1998年製作の映画)

3.5

環境を加味してもそれはねえだろ!とか、レイラは何者だよと思わなくもなかったけど、不器用に生きる人を愛おしく思う気持ちはわかる

テルマ&ルイーズ(1991年製作の映画)

-

あまりに哀しい 本当に
レイプされそうになったら、それを上回る暴力で対抗するしかない世界観の中で、1から10まで男からの抑圧の中で死んでいく女たちの悲哀さ
『俺たちに明日はない』のボニー&クライドにも
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デスプルーフ in グラインドハウス(2007年製作の映画)

4.5

テンポ好きだな〜
ダラダラした意味ない会話も好きだし
やっぱりこの演出の良さは、配役が女じゃなかったら機能しないと思う!みんなカワイイし

ストレンジャー・ザン・パラダイス(1984年製作の映画)

3.0

ジム・ジャームッシュのいつもの映画のように、特別な事件は起こらない。恋愛も喧嘩も、事件となるほど決定的なものは全く出てこない。

主観ショットやクローズアップはほぼなく、淡々と定点カメラのような視点で
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8人の女たち(2002年製作の映画)

3.0

ミュージカルをみんな認知してるのが面白い。

自分の魅せ方を分かっている女たちがお互いを威嚇するように振る舞う様は、画面が激しい芳香を放っているかのように錯覚するほど強烈で豪奢。

お金のことはともか
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透明人間(2019年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

カタルシス!
超スッキリした 途中からジョジョの康一くんを思い出した

(康一くんのセリフ)
「ますます『ムカっ腹』が立ってきたぞ… 『逆』じゃあないか? なぜ殺人鬼のためにぼくがビクビク後悔して『お
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はちどり(2018年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

82年生まれキムジヨンで読んだけど、長男に機会を譲らなければならないんだなあ
その抑圧は何も生まないことが、男たちの嗚咽でわかるじゃん(叔父は自殺だと思ってるよ)
みんな疲れてるけど、ラストシーンが気
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わたしはロランス(2012年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

わたしも同じ言葉でお喋りしたいよ

愛の瓦解は何によって起こるのか?
きっと女になったことは大きなトリガーではあったけど全てではない

人間は1つだけの欲望で行為を決定するわけじゃない。刺激を志向しな
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チャッピー(2015年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

とっ散らかりすぎててどうすれば良いのか。。。

Die antwoordが出てるから見た!衣装も自前で可愛いナ〜

犯罪はしちゃダメ❗️って倫理を教え出したかと思えば、身体は一時的なものだ❗️て言い出
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アリス(1988年製作の映画)

4.0

不思議の国のアリスの原作が持つ、ディズニーがそのポップさに隠してきたナンセンスさ、ダークさ、皮肉な視点、不気味さ、おぞましさ、悪夢感のようなものを忠実に再現してる。
子供に対する形式的無垢のフィルター
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ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれから(2020年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ヘドウィグも、君の名前で僕を呼んでも、コレも、ダブルミンツ(マンガ)も、プラトンの饗宴すきだね〜

サルトルの実存主義を忠実に演出に練り込んでて、良かった

たとえば、『出口なし』をポールが引用してエ
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ミュウツーの逆襲 EVOLUTION(2019年製作の映画)

-

ポケモン映画の、強さを求めてそれを至上とする悪役にサトシがちゃんと答えられて無くない?とおもう 結局バトルで打ち負かす!ってなってるもん バトルの性質上強さがものを言うことわかってるじゃんね 強さの盲>>続きを読む

レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

時系列戻す手法、中弛みしないからいいな〜
映画も見るし、話してる途中にタバコ吸おうとしてやめるし、タコス食べるし、人物描写が丁寧だなーと唐突に思った
最後オレンジが自分は刑事だってバラすの、自分のこと
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アメリカン・スリープオーバー(2010年製作の映画)

3.5

子供の頃って、夜が特別で謎めいてたよね。
大人になりたくて、少しずつ子供の領域から抜け出ようとする年頃の子たちと、それを象徴する夜更かしの話。
ワクワクして、何かが起きてほしくて、何かやらかしたくて、
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ぼくを探しに(2013年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

映画全体の色彩はすごくいい プルーストの部屋にしたすぎ

やっぱり記憶は、自分の連続性の証明なのか?
だから事故のショックで記憶をなくしたポールは2歳のまま人間性が成長できなかったのかな。
楽器が与え
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青いパパイヤの香り(1993年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

生活の悲喜交交と、確かな充実。
どこまでも優しい映画だと思う。
ムイの表情はいつまでもいとけない。彼女が好ましいのは、いつでも見上げる表情なのに媚びと言うほど卑屈じゃなく、謙虚で優しくて日常の風景に対
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TAMALA 2010 a punk cat in space(2002年製作の映画)

4.0

あたち怖いものないの

ブラックだけどポップなところがスキ
稚児じみた舌ったらずな話し方、手塚作品みたいなキラキラな眼と擬人化された動物、暴言、タバコ、タトゥー、スラム、ネオトーキョー

カテゴリとし
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花様年華(2000年製作の映画)

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谷川俊太郎の「かなしみ」が似合う

あの青い空の波の音が聞こえるあたりに
何かとんでもないおとし物を
僕はしてきてしまったらしい

透明な過去の駅で
遺失物係の前に立ったら
僕は余計に悲しくなってしま
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ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

スーザンの世界は、愛に対する不感症の青。

愛ゆえの別れや傷と向き合い、消化したからこそエドワードは小説を書けた。

でもスーザンは人生や愛や傷からも逃げていたから、何も為せず物質的に恵まれていても貧
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