ねぎおSTOPWAR

ラストマイルのねぎおSTOPWARのレビュー・感想・評価

ラストマイル(2024年製作の映画)
4.5
「パパ、映画行こうよ!」
娘は「MIU404」の大ファン・・でラストマイル。

劇場出たら即「いやあ予告酷かったねー、だからラストマイル始まった時ホッとしちゃった」
・・特に肝心の『剥製にするぞ』みたいなのを何で予告に2回も入れるんだ??ということを何度か言っていました。「わたしにやらせてくれればもっと上手く作るのに!どれもこれもまったく観たいと思わなかったよ!」とプンプンしておりました。

さて本編ですが、MIU404がもっと出番少ないんじゃないかって思ってたようで、それはとーっても喜んでいましたね。わしが「いやあ想像以上に面白かった。脚本の人いいねえ」って言ったら「でしょでしょ!野木さんはいいのよ!「MIU」も「アンナチュラル」も書いててね!・・・(中略)・・MIU続編やってくれないかなあ」
そう言えば娘は昔「図書館戦争」も大好きでしたね🤗

あとは思う存分ネタバレします。・・じゃなきゃ何も書けん。










最後にさ、洗濯機かあ・・忘れてたわー。
ショッピングモールの爆発が最もデカかったと思いますが、「爆風は周囲20mと・・」って言ってたのにさ、ひとつ前の配達所では爆発から2m以内の二人が無傷っておいおい!😅って思ってましたがね、まあまあ・・で、ラスト爆発を抑え込む洗濯機、NICEオチ!わしも欲しいぞ!
伏線と言えば満島さんに冒頭ネットを言わせておくのも巧かった。「ドライな帰国子女」的なエピかと思わせておいてね。むしろ《2.7m/s 70kg》はそれでいいのか!ってくらいライトに過ぎてしまったぞ・・
いやしかしMIUと石原さんチの出しどころもアメリカ本社の女性の出し方も、まあドラマっぽい(けどドラマなんだからいいんだよな、これで)けど上手上手と思います。
「アンナチュラル」の必然性もさ、「モーターが一個壊れてて11個」と言いつつモーターの故障を自力でなんとかしちゃったことを焼死体から理解させるって、くーーーーーっ巧い。
あと母子家庭エピどうすんのかと思ったらオチはここかとね。最後飛びっきりの加速でした。満島➡阿部サダヲ➡・・しょうへいズまでは404m/sを計測しました😁
終始あの配達箱がもう怖くて怖くて。なんかもういつ爆発してもおかしくないもんなあ。見せ方と重ね方だわなー。
・・だけにあの洗濯機は欲しいわあ

映画観ている間、配達つながりで「家族を想う時」を何度も思い出しました。
1個150円・・20円上がったって焼け石に水・・だよね・・
この業界に限らず、至る所で妙な経済の理屈が吹き荒れているだよなあ。

映画業界はさ、予告見る限り終わってるけど、今作観て《TBSに希望があった》ことが判明しました。


〈2024-158/42〉