ラストデリバリーは未達のまま……
コロナ禍でAmazonで購入したマスクと同様に……
カレンパートは、カレン自身が未完のドラマにフラストレーションを募らせた視聴者の代弁者であり、視聴者はそのカレンと肩を組むようにしてキングダムの世界に介入していく構造となっている。
その為、前作のドルッ>>続きを読む
相変わらずエンディングで、全盛期のU2のボノの負の感情だけを煮詰めたみたいな顔で現れる監督。
このドラマには悪意しかないことを心得よ。
なんだこれ……
https://youtu.be/e5tABt>>続きを読む
劇場用ということで、ムカデ人間みたいに無理くり繋げられたドラマシリーズ。自分は大人しく家で鑑賞。
霊障よりも、登場人物の異常行動が怖いという……。冒頭の物々しいお膳立てが不憫に思えてくる。異常行動で>>続きを読む
ラースフォントリアー監督も大概だが、ヨルゲンレス監督もまた良いリアクションをするせいでこの企画が成立してしまっている。
「次の試練はそうですねえ…・では、ルールを設けないことをルールとしましょう」
「>>続きを読む
監督が「ここで止めたらコメディの定石が~」とか「この映画を楽しめなかった人、反対に楽しめた人は~」とか饒舌に語りかけてくるので、裏を返してこの映画に対する自信のなさと受け取り、不覚にも監督から萌えを感>>続きを読む
これは、カレンがキングダム病院に入院するまでの前日譚……(大嘘)
冒頭から、わが家のホームビデオと同じ画質で面食らった。
ドグマ出品作だけど、音楽の制約が守られていないので、厳密には規則違反がある…>>続きを読む
「地獄に落ちろ~」な葬儀も凄いけど、極端にその逆を行く唐突なラストも凄い。
夫が快方したことで、等価交換的に妻の自己犠牲が肯定されたかにみえる構図が憎たらしい……。
監督の悪魔の微笑みが透けて見えなが>>続きを読む
シリアルキラーを思い描くときのカリスマ性のある人間像と、「アングスト」で描かれていたような要領の悪い、言ってしまえばクソダサい部分とが同居してて、倫理観を無視していいなら(しちゃダメだけど)魅力的な人>>続きを読む
一旦「ドッグヴィル」でグレースとは友達になってしまったので、今作はミステリアスな雰囲気もなく(演者が変わったことに特にノイズも感じず)、悲劇のヒロインというメッキも剥がれてしまっている。だから同じ轍を>>続きを読む
「エレメントオブクライム」と併せて観た。この作品とグルで俺を睡眠誘発してきたこいつらを許せない。(決して退屈だったわけではない)
この映画は映画館の真っ暗な環境で観ると、最高なコンディションで挑んでも眠ってしまうので、家で観た方がむしろ集中できた。そんな映画は今までなかった。
思ったほど、話もそこまで難解ではなかった。ヨーロッパ>>続きを読む
画面上にタイトルロゴがずっと出ていて、それが最初はうっとうしくて、ブラウン管でゲーム起動したときの「早く消えろやビデオ2!」に似た気持ちがあったのだけど、ずっと表示されているものだから、逆に映像の暗さ>>続きを読む
あんまり凄さが分かっていないのか、この監督のフィルモグラフィとして考えるからいけないのか……リアプロとパートカラーの演出を素直に飲み込めず。リアプロに映る人間と、実際の空間での人間のやり取りという試み>>続きを読む
ANTICHRIS♀でもあるし、ANTICHRIS♂でもあるこの世界を生きている私にとって、この映画は優れたセラピーでしかない(錯乱)
監督はシャルロットゲンズブールのおまんまんに親でも殺されたのだろ>>続きを読む
カウントダウンに結構緊張させられ、言うほどの場面を見せられたときに、「ああ、こういうことが出来る奴がポーカーでのし上がっていくのか……」としみじみ思いました。
この鬱屈としたモノローグはただでさえ共感されにくいのに、そこに演出の過剰性が乗っかっているせいで、更に作品と観客とに隔絶を感じる。デン!ってSEなんなんだよ。クイズの出題音かよ。初期から遊園地みたいな>>続きを読む
ポリコレを意識しても、しなくても過敏に傾こうとするシーソーみたいな現代ということもあり、このドキュメンタリーは痛烈だった。
あらすじを読んだときは、ある種の挑発行為として露悪的な手法を用いて表現する作>>続きを読む
当時の日本でどのようにこの映画が紹介されたのか、ちょっと想像しながら鑑賞。
一見ダサいものから、「格好よさ」を見出だすカルチャーへの審美眼が登場人物にあるように、イケテるVS.イケテないの単純な対立>>続きを読む
去年のソニックマニアでジェイムスブレイクを観たとき、座りながら演奏していたブレイクがおもむろに立ち上がり、軽い屈伸運動をしながらマイク片手に歌いはじめたので
「なんか軟派になっちゃったな……、この人に>>続きを読む
ディズニーとマーベルは、陽キャとは言わないまでも、「生活をそつなく回せている人のコンテンツ」と捻くれていたので、この映画に出会うのが遅すぎました。その為、実世界の人間とスパイダーバースの面白さを共有で>>続きを読む
こんな映画は不快でしかないでふ。
観客を不快にさせるのにも「誠意」が必要でふ。
すなわち、観客を不快にさせることにやる気のないこの映画がわたしはくそ不快でふ。
結局、映画というパッケージにしてしまって>>続きを読む
チケットがA列で「神番や!」と思っていたら、それは石橋英子の音楽ライブに限った話でした。最前列で観る大大大スクリーンはパニック映画の巨大生物に出くわしてしまったような迫力があり、もうゲボが出そうでした>>続きを読む
冒頭から、「ヤーノシュ!おそかったな!」みたいな場の空気が変わるホープ感と言い、宇宙ごっこに付き合わされるおっちゃん達の満更でもない表情と言い、「ふわぁ~、このままおっちゃんコミュニティと主人公とのブ>>続きを読む
この映画の白線の区画は、子供が木の枝で地面に線を引いて「ここ俺の陣地~」と主張するような稚拙さを感じた。だから主人公に「ここを通らないで」と本気で注意する住民はバカっぽい。真面目に白線を避けたり、跨が>>続きを読む
最初の逃走シーンがすごい情緒的。フルスロットル全開のカーチェイスじゃないのがエロい。その流れからのタイトルバックの画角はゲームのスタート画面みたいで完璧。男女問わず股間が濡れる。なのに後半から「え、同>>続きを読む
動物!回転体!ワイルドすぎる女!うるせえ音楽!祝祭!全部のせ!!
ビター&スウィートな成長譚ではあるけど、カカオ99%チョコぐらい苦味がくる。
自国について、プロパガンダの色を抑え、あくまで「物語」の>>続きを読む
カップルがくっついたり離れたりする展開や、画面いっぱいのマーフィーズロウだったりとかで「ははーん、ドラン監督の『わたしはロランス』はこれを参照したのか~」とニヤニヤしていたら、あっちの方が先でした。大>>続きを読む
本当は映画館で観たいけど、妥協してTSUTAYAで借りちゃった。
二礼二拍手一礼みたく、オープニングクレジットでキモい踊りをするのがこの映画への礼儀と聞いていたので、とりあえず関節痛になるダンスを部>>続きを読む
「創作の飽和状態」に対して、ラストシーンが主人公の回答なのだろうけど、そこに持っていくための要素がチープすぎる。軽妙さを履き違えている気がする。
土台となる青春は強引なキャラ立ちで駒みたいに動くし、>>続きを読む
滝口悠生の小説を社用車に放り投げるんじゃあないよ。あの滝口悠生を。許すまじ。
屋根裏部屋のお父さんが出てきたときにはもう僕のお父さんも尿意であれくらいになっていてそれがおそろしかったです。
自宅の32インチテレビで指くわえて観てたので、劇場公開はすごくいい体験でした。
皮肉屋で神経過敏なキャラクターのデヴィッドバーンがカメラ目線になって、ライブ「映画」の虚構性をメタ的に示唆するのが無性>>続きを読む
絶対に得意な映画じゃないという先入観で鑑賞したら、全然得意じゃなかった笑
ラブは苦手だ!しかもドロドロ!
雀卓が次々壊されていく俯瞰のショットや、人口密度の高いシーン、「エレメントオブクライムかよ!」>>続きを読む
「奇跡の海」のように宗教上の信仰ではないから、考えを曲げないエネルギーの発生源が分からず、それが彼女を「怪物」のように恐ろしく感じてしまう由縁なのかと感じた。
親切な同僚は、上映中に「うるさい」と指>>続きを読む
彼女がセルフ堕胎するシーンは、自分の存在しない方の陰部がすごくヒリヒリしたよ。いってえ。
フィボナッチ数列が再び画面上に表示されたときは、なんかWWEを観てるときの熱狂と言えばいいのか……スーパース>>続きを読む