ミチロウさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ミチロウ

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I am Sam アイ・アム・サム(2001年製作の映画)

5.0

子供がいる人はきっと泣いてしまう。それも何度も。
親だからと言って完璧な人間ではない。大人だからと言ってしっかりしているわけでもない。当たり前のことなのに、それで苦しんでいる人は多い。
だから子供は親
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グラン・ブルー完全版 -デジタル・レストア・バージョン-(1988年製作の映画)

4.2

デジタル・レストア・ヴァージョンをBSでやっていたので、久々に鑑賞。
前半のジャックとエンゾの友情物語は陽光に満ちていて本当に楽しい!
後半はジャックとジョアンナの恋愛が中心に。こちらは関係性の苦悩と
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スカイスクレイパー(2018年製作の映画)

4.5

ドウェイン・ジョンソン主演なのでB級アクションと思っていたら、これがなかなか素晴らしい!
観ていて思わず声が出るハラハラドキドキの連続で、伏線回収もしっかりとある。
作品全体として「タワーリング・イン
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アラビアのロレンス(1962年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

前半は、変わり者のロレンスが、その剛毅さと人間性で次々と仲間を増やし、度重なる苦境を越えていき、傑物としてあがめられるまでが描かれており、実に爽快!
インターバルを挟んだ後半になると、ロレンスは自分の
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マスク(1994年製作の映画)

3.4

CGや特殊メイクもすごいが、それを超えるジム・キャリーの顔芸!
単純に面白いが、マスクで変身したスタンリー・イプキスにティナ(キャメロン・ディアス)が惹かれる必然性がなく、説得力に欠けるのが残念。

マイ・フェア・レディ(1964年製作の映画)

3.8

この映画は目と耳ではとても楽しめるが、内容的には複雑。。
とにかくヒギンス博士の思想・行動・言動が、現代の感覚では徹底的なマチズモクソ野郎なのだ。
イライザとヒギンスは最終的に惹かれ合うが、これは長い
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グーニーズ(1985年製作の映画)

4.4

子供の頃に観たことがあったけど、こんなに楽しい映画だったっけ!?
次々と襲いかかる仕掛けと、キャラ設定が濃い子供たちの行動にワクワクが止まらない!
思想やメッセージなどはなく、頭を空っぽにして単純に楽
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ファインディング・ニモ(2003年製作の映画)

4.0

人が成長するためには、どこかで勇気を出して自分のエリアを飛び出さなければいけない。
それは子供だけでなく、大人も一緒。
「トイ・ストーリー」にも通じるテーマ。

音響ハウス Melody-Go-Round(2019年製作の映画)

4.0

音楽制作の上でのスタジオの役割を、実際の音源制作を軸に、ミュージシャンやスタッフのインタビューを交えて綴る音楽ドキュメンタリー。
メンテナンス職人にもスポットを当てているのが素晴らしい。
音楽を愛する
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ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

5.0

是枝監督の定番である血のつながらない疑似家族がテーマ。
赤ちゃんを売るのはもちろん犯罪なのだが、施設で里親に出逢えないまま育つのも不幸だ。それならばちゃんと親を見つけてあげて、その対価で国からの補助金
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ワンダーウーマン(2017年製作の映画)

4.0

アメコミ・ヒーロー・SFではあるのだが、根底にあるのは硬派な戦争映画。
ガル・ガドット演じる強く美しいヒロインを見るだけでも十分楽しめるが、それだけではない面白さがある。

ポーラー・エクスプレス(2004年製作の映画)

4.0

不気味の谷を超えられないCGに最初はためらうが、次から次へとトラブルが襲ってくるジェットコースタームービーで、単純に楽しい。
さすがロバート・ゼメキス監督!なエンタテインメント作品です。

ゼロの未来(2013年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

舞台はすべてが監視され、欲望さえもコントロールされたディストピアな未来。
古びた街の中にあふれるディスプレイ広告、コンピューターでの解析の仕事は計算ではなく、ブロックを運んで正しくはめていくゲーム、そ
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フォレスト・ガンプ/一期一会(1994年製作の映画)

4.8

無私無欲というのは時にとんでもない力を持つ。
それに、これさえあればあとは何もいらないと思えるほど愛するものがあれば最強だ。
それだけにその唯一のものを失った時の喪失感たるや。。

公開当時大きな話題
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ショック・ドゥ・フューチャー(2019年製作の映画)

4.0

新米女性作曲家のある1日をほぼ一つの部屋の中で描いた音楽映画。
創作欲があふれ没頭し止まらなくなる瞬間のあの高揚感がよく描かれている。
こんなニッチなテーマで映画を撮ろうという心意気が素晴らしい!
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バッドガイズ(2022年製作の映画)

4.0

動物の世界の話と思っていたら、人間社会の中で生活している擬人化された動物という荒唐無稽な設定!
この違和感と矛盾を意識的に排除してストーリーに入りこめば、普通にクライム・アクションとして楽しめる。
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麦秋(1951年製作の映画)

4.3

襖を開けて、日本家屋の部屋と部屋がひとつながりになりつつも仕切られている構造を立体的に見せる構図を執拗に描くのが面白く、美しい。
基本的に固定カメラなのだが、ほんのたまに移動カメラになるとハッとする。
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ビューティフル・レターズ 綴られた言葉(2011年製作の映画)

4.4

教条的だが、とても心に響くいい映画。
世界は鏡のようで、自分のしたことはそのまま自分に返ってくる。
周りの人を裏切れば自分も裏切られるし、人に親切にすれば人に優しくされる。
道徳として聞き飽きるほど聞
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リトル・マーメイド(1989年製作の映画)

3.8

昨今のディズニー・アニメは主人公が人間的な葛藤を抱えていて深みがあるが、この映画のアリエルは物欲に溺れ、イケメンに一目惚れする浅い人物像に描かれている。
それでも光の表現や滑らかな動きは、CGの発達し
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選挙(2006年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

普段は選挙カーや駅前の辻立ちぐらいしか触れることのない選挙運動の裏側が見られるので、とても興味深い。
政治経験なしの新人、しかも地場に縁のない落下傘候補。それでも自民党公認ならば勝つことが前提の選挙と
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犬王(2021年製作の映画)

3.3

カリスマとは、天才とは、欠けているものが大きければ大きいほど、突出する部分も大きくなるものらしい。
「ボヘミアン・ラプソディ」でも「ロケットマン」でも、それは同じように描かれている。
悪魔との契約も同
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非行少年 若者の砦(1970年製作の映画)

3.5

何を言いたいのかは分からないが、美学とパッションはひしひしと感じられる。
何よりも稲垣次郎による音楽が最高!これにつきる。

寝ても覚めても(2018年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

人は過去の思い出にとらわれてしまう生き物だ。
思いがけない出来事があって、状況が大きく変わってしまっても、過去にとらわれていると、変化を見ないふりをして、なかなか受け入れることができない。
決して良い
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