ミチロウさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

ミチロウ

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少年の君(2019年製作の映画)

4.8

いじめ、暴力、貧困、親ガチャと、観ていてつらい状況がひたすらと続く。
でも、主人公二人のピュアな姿に最後は爽やかな印象を残すとても素晴らしい映画でした。

サンマデモクラシー(2021年製作の映画)

4.3

本土復帰前に糸満出身のおばぁ玉城ウシが琉球政府を相手に起こした裁判を追ううちに、下里恵良、友利隆彪、瀬長亀次郎といった豪傑達が続々と登場する。
これが全員豪快で魅力的で観ていてワクワクしてくる。
敗戦
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ミナリ(2020年製作の映画)

3.8

いつ壊れてしまうか分からない危うい家庭。
そこにやってきたおばあちゃんは異分子として、家族をかき回し、時には大きなトラブルをもたらす。
しかし、壊れそうな家族をつなぎとめるのもまた、このおばあちゃんの
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アメリカン・スナイパー(2014年製作の映画)

2.5

マッチョなアメリカの愛国者が、よその国で人を殺しまくるお話し。
愛国的スナイパーは、葛藤を抱え、PTSDに苦しみながらも、最後はヒーローとして称えられて終わる。
これが作られたのは、イラク侵攻はニセ情
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ザ・メニュー(2022年製作の映画)

4.0

なんとも気色の悪い映画を作るもんだ。。
人の心に潜む、権力へ屈服したくなる欲望、権威への盲目的な追従を、大袈裟にカリカチュアライズしたブラック・コメディ。
カルトの洗脳というものがよく分かるので、若い
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プーと大人になった僕(2018年製作の映画)

3.8

幸せになるために、一所懸命勉強して、一所懸命働いていたはずが、いつのまにか、金や仕事を失うことへの恐怖から自分を売り渡してしまっている。
これは資本主義について回る罠だ。
金よりも家族が大切。これまで
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アクト・オブ・キリング オリジナル全長版(2012年製作の映画)

4.5

アンワル・コンゴはスハルト政権下で、赤狩りの名のもとに、実際は金の為に多くの人を殺してきた。
この映画は、アンワル自身にこれまでやってきたことを再現させる映画を撮ることを持ちかけ、その制作風景を追った
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ミニオンズ フィーバー(2022年製作の映画)

4.0

これまでのシリーズ以上に、ミニオンズの可愛さを強く打ち出した作品。
間違いなく楽しい作品だが、ストーリーにもう少し深みがあれば。。

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

5.0

さすがスピルバーグ!
見事な展開と演出!
10代の少年がパイロットに扮して社会を欺くというかなり無理筋の詐欺ゆえに、つぎつぎとバレそうな危機が襲いかかってくる。その連続するハラハラドキドキを軸に、親の
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影武者(1980年製作の映画)

4.0

卑賤なものが、大名・武田信玄の影武者を演じなければならくなった。
その役目を全うするためには、高貴で尊厳あるふるまいをする必要があるが、それは同時に信玄への侮辱でもあり、側近たちにとっては許しがたい。
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アルゼンチン1985 ~歴史を変えた裁判~(2022年製作の映画)

4.3

政府が間違っているときは、みんなが声を上げていかなければいけない。
しかし実際は利益誘導と恐怖支配によって、不満を抱きながらも現状維持を選んでしまう。
そこにどうやって風穴を開ければいいのか?
それに
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センター・オブ・ジ・アース(2008年製作の映画)

3.3

テレビゲーム的展開のおきらくエンターテインメント。
こどもも楽しめます!

バックコーラスの歌姫たち(2013年製作の映画)

4.0

バックコーラスとステージの真ん中を張るシンガーは似て非なるもの。
バックコーラスとして実力も名声も高めたシンガーがソロデビューを目指すのは自然な流れだが、メンバー、スタッフすべてを背負って立つソロシン
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過速スキャンダル(2009年製作の映画)

3.8

ストーリーも設定も展開もありきたり。
それをちゃんと楽しく観られる映画にするカン・ヒョンチョル監督の手腕は見事。さすが「サニー」「スウィング・キッズ」の監督。
キドンくんのかわいさもかなり貢献している
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ファーザー(2020年製作の映画)

4.0

じわりとくるヒューマンな映画かと思ったら、ホラーだね、これ!
家族も自分のいる場所も時間もすぐに変わってしまう環境に放り込まれたら!?
こんな不条理な恐怖はない。
しかしそれはアンソニー老人の中で実際
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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

5.0

中盤まで、なんで二人のイチャイチャを見せられてるんだろう?と思っていたが、どうやって演出しているんだろう?と思わせる繊細で自然な演技にだんだんと引き込まれていく。
なんとなく違和感のある場面が、どんど
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イメージの本(2018年製作の映画)

4.0

様々な映画やニュース映像、そして音のコラージュで構成される社会的アート作品。
戦争、革命、テロ、暴力。これらが近現代社会においていかに不幸を生み出してきたか、それと同時に不可避であったか。
そして西洋
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テリー・ギリアムのドン・キホーテ(2018年製作の映画)

5.0

これは傑作!
映画を作るためには金が要る。金を得るにはスポンサーを付ける必要があるが、そのわがままな要求にも応えなければいけない。テリー・ギリアムが味わってきたであろうダブル・バインドの苦悩がシニカル
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.0

オリジナルの「エール!」を少し上品にしたリメイク映画。
個人的には「エール!」の濃い味の方が好きだが、音楽は圧倒的に「コーダ」に軍配が上がる。
歌に説得力を持たせるには感情を込めやすい母語が一番だが、
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