チェケさんの映画レビュー・感想・評価 - 22ページ目

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男はつらいよ 拝啓 車寅次郎様(1994年製作の映画)

3.5

ラストで何も関係のないポンシュウが寅よりも先に小林幸子の誘いを受けるのには笑った。寅の鉛筆売りの語りも名人芸で素晴らしい。ただ終盤の満男のタコ社長への暴言はいくらなんでも言い過ぎで不快。渥美清の衰えも>>続きを読む

ウエスト・サイド物語(1961年製作の映画)

3.0

役者も歌も素晴らしいし間違いなく歴史的名作だが、登場人物が度を超えてクズすぎるのでインターミッション以降の展開が観ていてかなりキツイ。人殺しの後に開き直って強姦まがいのことやろうとするとか若さゆえの過>>続きを読む

エディ・マーフィー/ロウ(1987年製作の映画)

4.0

当時のアメリカの世相とかに詳しくないので喋りの内容で分からない部分も多かったが圧巻のマシンガントークを見られるだけでも最高だった。この頃のエディはまさにトップコメディアン。ドヤ顔だけで面白い。

ファイナル・デッドサーキット 3D(2009年製作の映画)

3.5

いつも通り。可もなく不可もなし。いろいろな要因をちりばめておいてどれが決定打になるかが分からないという演出が良い。

男はつらいよ 寅次郎の縁談(1993年製作の映画)

4.5

浜ちゃんが出てくるというだけで5点の価値があるけど松坂慶子のキャラクターが若干うざったかったので4.5。島田正吾と松坂のタンゴが素晴らしかった。やっぱりこのシリーズは寅の恋愛模様を描いてこそ。泉ネタが>>続きを読む

男はつらいよ 寅次郎の青春(1992年製作の映画)

3.5

満男シリーズも割りと面白いが、冒頭とラストの寅が主役の場面の面白さが格別で、やっぱりこのシリーズは寅が主役だと思わされる。御前様が今作で最後なのが悲しい。永瀬正敏が屈託なく寅と仲良くしているのが良かっ>>続きを読む

デッドウォーカー・インフェルノ(2015年製作の映画)

3.0

起伏が全くないしゾンビもちゃちい超低レベル映画ながら案外面白かった。トイレットペーパーおじさんが特に貢献することもなくしぶとく生き延びるのがよかった。グドイツで謎の組織が出てくれば黒幕があのチョビ髭だ>>続きを読む

恐怖ノ黒電話(2011年製作の映画)

4.0

過去からの攻撃なんかされたら抗いようがないので、まだ現実的な恐怖のDV旦那パートで安心してしまった。邦題が酷い。「恐怖ノ」の「ノ」が腹立つ。

男はつらいよ 寅次郎の告白(1991年製作の映画)

3.5

可もなく不可もなし。泉は諏訪家に来すぎ。出たり入ったりを繰り返すのが単調で飽きる。満男の友達ドタキャンルーティンギャグは面白い。

眠狂四郎 勝負(1964年製作の映画)

4.5

柳生但馬守との勝負は予想通り両者を立てた展開で、但馬守がくだらない汚職とは一線を置く人物であることが描かれていてよかった。狂四郎の後ろをニコニコしながら付いて行く加藤嘉がかわいい。

レオン 完全版(1994年製作の映画)

4.5

トニー、レオンに対して好意的なのは間違いないけど、金に関してはネコババしとるんちゃうか。

三億円をつかまえろ(1975年製作の映画)

4.0

爆笑するポイントはなかったが、有島一郎が最後までシリアスに徹したので長門勇たちのふざけ感が際立っていて良かった。のり平とダッチワイフの絡みは下品すぎて笑ってしまった。財津一郎のワンマンショーも楽しい。>>続きを読む

男はつらいよ 寅次郎の休日(1990年製作の映画)

4.0

御前様とタコの出番の現象が著しい。悲しい。「風に向かって俺の名前を呼べ」の場面が最高だった。寺尾聡と夏木マリの夫婦とか実際にいたら濃すぎる。夢シーンの「さくら式部」がとても綺麗だった。

男はつらいよ ぼくの伯父さん(1989年製作の映画)

4.0

主人公が満男にかわって一作目。そりゃ寅が主人公の頃の方が圧倒的に面白いけどこれはこれであり。特に今回の寅の「よくやったと褒めてやりたい」は素晴らしい。戸川純が最高。これと「釣りバカ2」が同時上映だった>>続きを読む

男はつらいよ 寅次郎心の旅路(1989年製作の映画)

4.0

殿さま然り池ノ内青観然り、このシリーズはどうしてもマドンナとは別のゲストのパートの方が面白い傾向がある。今回も柄本明パートはかなり面白いのに竹下景子パートはイマイチ。寅の失恋場面が全て写真に収められて>>続きを読む

散歩する霊柩車(1964年製作の映画)

3.5

サスペンスホラーコメディというややこしい趣。役者が曲者しかいないのが良かった。終盤の渥美清のくだりからが雑すぎる気もするが、ラストの西村晃のとんでもなく恐ろしい顔で全部OK。金子信雄の顔芸が絶品。

テルマ&ルイーズ(1991年製作の映画)

5.0

この終わり方以外はないよな。終盤の諸々の描写を観るに、ダリルは最低の夫ではあるがテルマを愛してはいたと思う。セクハラクソドライバーへの制裁が痛快だった。テルマのパーっぷりにはちょっと引いた。

男はつらいよ 寅次郎サラダ記念日(1988年製作の映画)

4.0

サラダ記念日に超絶便乗してるけど面白い。三田佳子はクズ息子のことはともかく女優としては良いなあ。院長が真知子の辞職に反対する場面は、院長が嫌な奴かと思いきや色々と考えている人だと分かる演出が秀逸。真知>>続きを読む

張り込みプラス(1993年製作の映画)

4.0

事件の規模が大きくなったので張り込み成分が減っており、ちまちました絵面のよさがなくなったのが残念だが全体的には面白かった。前作に引き続き冒頭での汚物乱闘があったのには笑った。続編にありがちな「諸事情で>>続きを読む

男はつらいよ 寅次郎物語(1987年製作の映画)

5.0

この時期からタコの出番が減ってくるという不満を除けばシリーズ屈指の名作。マドンナパートと親探しパートのバランスが絶妙。渥美、秋吉、笹野、松村の看病の場面はギャグが秀逸だし、イッセー尾形が天王寺の警官と>>続きを読む

時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

4.5

まともな感覚を持っているのが牧師だけ。刑務所不要論で看守長が露骨に不快感を示しているのに裸の女性が出てきて機嫌が直るのが面白かった。「雨に唄えば」で真実に気付いたときの作家の顔が圧巻。

夫婦善哉(1955年製作の映画)

4.5

グダグダと日常が過ぎていくのが味わいの原作とは違ってかなりメリハリがついていて終盤はドラマチックかつかなり上手くまとめている印象。イライラする場面も多いが、「頼りにしてまっせ」で全てチャラにできる森繁>>続きを読む

ガキ帝国(1981年製作の映画)

4.0

展開のグダグダぶりがひどいしどいつもこいつも喧嘩弱そうだが、終盤で爆発する竜介の狂気と、インテリヤクザのハマりっぷりがとんでもない上岡龍太郎、そしてナンバ地下センターの在りし日の姿だけでも十分価値があ>>続きを読む

クリスティ(2014年製作の映画)

3.5

主人公がたくましくてよかった。ホームアローン感のある反撃ターン。周りの人達が良い人ばかりなので殺されて可哀想だった。

男はつらいよ 知床慕情(1987年製作の映画)

4.5

このタイトルで森繁が出ないとは。今回の寅はシリーズの中でも屈指のナイスな働きだったと思う。三船は言わずもがな素晴らしい。告白成功後の「知床旅情」大合唱は泣ける。真の名曲とはこういう歌を言うのではないだ>>続きを読む

スティング(1973年製作の映画)

5.0

何回見てもポール・ニューマンとロバート・ショウが素晴らしい。主人公サイドも悪党なのでルーサーが殺されるのは自業自得ではあるのだが、それでもやはり大物を打ち負かす爽快さがたまらなかった。

男はつらいよ 幸福の青い鳥(1986年製作の映画)

3.5

成長した大空小百合がマドンナとして登場するという発想は本当に素晴らしかった。こういうことができるのは長期シリーズの強み。が、あまり活きず。夢シーンに吉田義夫が出なくなってもう結構たつな。寅パートと長渕>>続きを読む

馬喰一代(1951年製作の映画)

4.0

三船敏郎と志村喬の微妙な距離感が良かった。京マチ子よりもそっちがメイン。

金環蝕(1975年製作の映画)

4.0

どこが工事を請け負うかのくだりは退屈だったが。三國連太郎が暴れ始めてからはかなり面白かった。宇野重吉の汚らしい口元がよかった。

男はつらいよ 柴又より愛をこめて(1985年製作の映画)

4.0

あけみパートはかなり面白いけど、脇役がここまで存在を増してしまうと寅とマドンナの人間関係という本筋が薄まるというジレンマがある。川谷拓三なんか寅を失恋させるためだけに出てきた感じがあるし。今回のマドン>>続きを読む

男はつらいよ 寅次郎恋愛塾(1985年製作の映画)

4.5

平田満と樋口可南子の恋愛模様はシリーズの中でもかなり面白い部類。「赤信号でした」「鰻屋でした」、ロープウェイでの告白と名場面が多い。寅とポンシュウの名コンビぶりも最高。松村達雄は一挙一動が笑える。それ>>続きを読む

男はつらいよ 寅次郎真実一路(1984年製作の映画)

3.5

大原麗子派「模範的」すぎてあまり印象に残らない。米倉斉加年の追い詰められた表情、蒸発後の解放された表情の演じ分けが凄い。今作は寅の身勝手な言動の不快指数が高め。寅VSおいちゃんの怒鳴りあいが下條正巳だ>>続きを読む

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

5.0

シャロン・テート事件の史実を知っているので、どうやってそこに収束していくのかと考えていたら、予想をはるかに裏切る展開で最高だった。ありがとうタランティーノ。

浅草の肌(1950年製作の映画)

4.0

ストーリーは面白くない。最初から最後までなんじゃそりゃだが、京マチ子の女豹踊りが見られるだけで名作。

浮草(1959年製作の映画)

4.5

親方のやってることは最悪だけどそれを演じる鴈治郎は最高。自分勝手なオッサンを素晴らしく演じきっている。息子と釣りに行こうとはしゃぐ時の呑気さと、京マチ子にブチギレる時の恐ろしさの緩急が凄い。京マチ子、>>続きを読む