こんなの観たら、今すぐ寝台列車に飛び乗って旅に出たくなる!
窓の外は一面の雪、知り合いも誰もいない中、見知らぬ街へと揺られる期待と不安。なんだかドキュメンタリーを観ているようなワクワク感。
とはいえ、>>続きを読む
とある本で「反恋愛映画」と紹介されていて、「1作目でジョーカーに執着しまくっていたのにどういうこと?!」と気になり鑑賞。鑑賞後、「反恋愛」に納得。これは恋愛依存からの脱却=「覚醒」ってことだったんだ!>>続きを読む
自習時間に突然保健の教師が持ち出した「LGBTQ」についての話。善意のつもりで放ったその話題が、あらぬ噂を呼び、いつしか「このクラスに当事者がいるんじゃないか?」という疑心暗鬼に発展していく…というお>>続きを読む
「メッセージ」「DUNE」「ブレードランナー2049」「ボーダーライン」など、いつも哲学的なテーマの作品をつくる大好きな監督の作品。冒頭の少年の悲しさや怒りに満ちた目と、そこに流れるレディオヘッドの楽>>続きを読む
「恩返し」ならぬ「恩送り」。誰かにもらった親切を、別の誰かに渡すっていう発想がおもしろい。プレゼントをもらったり仕事で助けてもらったりした時、すぐさま「この人にお返ししなきゃ!」と考えていたけど、別の>>続きを読む
A24は面白い作品多し。「マリッジストーリー」のノア・バームバック監督最新作は、とんでもシュールなパニック映画だった。
毎日吐き出される有害物質とゴミ。大量に作っては消費し捨てるを繰り返す私たち。い>>続きを読む
まるでドキュメンタリーを観ているような瑞々しさ。17歳の2人と一緒にバスに乗って、不安な気持ちを引きずりながら夜の街を徘徊した感覚に陥った。2人のふとした目の表情にグイグイ引き込まれた。
カウンセラ>>続きを読む
お正月に最高にマッチする作品!思い返せば3年前の年末も、ドラマ一挙放送でこの2人を観てとびきり幸せな気持ちになっていたんだった。
出てくるごはんがめちゃくちゃ美味しそうだし、テーブルを囲んで美味しそう>>続きを読む
「彼氏は?」「どんな人がタイプ?」「男女の友情は成立しない」「男として見られてない」………かつて自分も口にしたことのある、日常的に飛び交う言葉たち。その発言は、「誰しも恋愛するもの」、さらには「恋愛は>>続きを読む
文句なしの極上エンターテイメント。観てからだいぶ経った今でもあの興奮が冷めやらない。全シーンがクライマックス級!特に高速ダンス「ナトゥー」のシーンが好きすぎて、今もたまに口ずさんでる自分がいる。
ソマリアの首都モガディシュで実際に起きた事件。「タクシー運転手」を観た時もそうだったけど、何の前情報も歴史の知識もなしに観たので、登場人物たちと一緒に突如渦中に投げ込まれた感覚に陥った。
敵対関係に>>続きを読む
以前までは、予期せぬ妊娠をした女性が中絶手術の直前で「やっぱり産みます!」というストーリーが多かったけど、最近は「産まない」と決意している女性を描いたものが増えたように思う(今年観た中でベスト級に良か>>続きを読む
我が家で定期的に開催される「午前8時の映画祭」にて。前作に続き、今作も豪華絢爛。途中から思いもよらぬサイドストーリーが展開するのも、前作同様スリリングで楽しかった。探偵ダニエル、めちゃくちゃいい味出し>>続きを読む
しばらく「silent night」を聴くと思い出すこと間違いなしの、ブラックユーモアに満ちたクリスマス映画。最後の日、自分はこんな風に笑顔でパーティーしていられるだろうか…。にしてもあの薬おっきすぎ>>続きを読む
「ブックスマート」のオリヴィア・ワイルド監督、フローレンス・ピュー主演てことで鑑賞。仲睦まじい夫婦。夫は毎朝高級車で出勤(何の仕事かはナゾ)、妻はせっせと家事をこなし、友達と習い事やショッピングを楽し>>続きを読む
なんとも捉えどころのない、不思議でヘンテコな作品。感情の抑揚が見られない、飄々とした稲垣吾郎がよい。無表情でポワポワしながらも、なんだか親しみと温かみを感じる。愛情表現は人それぞれ。白か黒ではない。「>>続きを読む
工具でできた文字がオシャレ。アルモドバル監督ならではの、パキッとした色彩が印象的。それを纏う、悲しみに暮れるティルダがひたすら美しい。
斧を振りかざすジャケットだけ見るとギョッとするけど、葛藤の果て>>続きを読む
音楽愛あふれる店員さんが書いたポップほど信頼できるものはない。アザーミュージックは、人生を変えてしまうほどの音楽や人と出会える、まさに宝箱のようなレコード店!
冒頭から、レジ前の棚に坂本慎太郎のジャ>>続きを読む
観終わったあと、余韻が深くじんわり沁み渡る良作!
文化テクノとして家族のもとにやってきたヤン。ある日突如として動かなくなってしまったところから物語が展開していく。ヤンはいつしか家族たちの間を柔らかくつ>>続きを読む
まさに「NOPE!」と叫びたくなる作品。映画館を出た後思わず空を見上げてしまった…。「あれって何を意味してたんやろ?」とあれこれ語らずにはいられない。IMAXで観て大正解!
おもしろかった!!SFやタイムループものが大好物の自分にとってはドストライクな作品だった。
自分に割と近い職種ってこともあり、クライアントからの理不尽な依頼とか、一人一人が個人事業主的に働いてる空気感>>続きを読む
フリダ役の少女に圧倒された。どうすればこんな憂いやせつなさを体現できるのか…。彼女はこれまでどんな人生を歩んできたの?どこまで演技なんだ?!と思わずにはおれなかった。ふとしたまなざしが、素晴らしいの一>>続きを読む
60年代ブリティッシュロック満載。オシャレさとサスペンス感が終始テンポよく心地よかった。
女子の夢につけこんで性的搾取しようとする男たちに怒りが沸々と湧き上がるけど、その後の「どうなるの?!」な目が離>>続きを読む
何度観たかわからないけど、大画面で観られる幸せ。大音響での「夢中人」もよい。しかも、もうすぐ閉館が決まっているおなじみの劇場で。嬉しい半分、せつなさ半分、ソワソワしながら鑑賞した。
流れるようなスピ>>続きを読む
なんともタイムリーな「宗教2世」をテーマにした作品。
生まれた時から信仰がそばにあったなら、自分も至極当たり前に受け入れていたかもしれない…。高額な商品を購入することでどんどん家計が厳しくなっても、両>>続きを読む
めちゃくちゃよかった。冒頭、顔に生理の血が付いてるシーンで、「あ、これはだいぶおもろそうやな」と確信。恥ずかしい、隠すべきものとタブー扱いされる生理を、ここまでオープンにポップに描いているなんて!最後>>続きを読む
90分ワンショットの緊張感。脅威の撮影手法はもちろんだけど、それ以上に凄いと思ったのは、この作品に社会的なテーマが散りばめられていたこと。
多種多様なレストランスタッフと来店客。そこで巻き起こる、た>>続きを読む
親や友人、恋人、誰かに必要とされ依存していないと消えてしまいそうな危うさ、自分が一体何者でどうなりたいのかが見通せない不安定さ。思春期特有のこれら心情が見事に描かれていた。
お父さんや教師らのマンス>>続きを読む
数年に渡る男女のマウント取り合いとすれ違い。猛ダッシュのシーンの多用。カッコ悪くて瑞々しくて、これぞ青春映画ってかんじ!
ショーン・ペンとトム・ウェイツのシーンは贅沢すぎた。主人公がHAIMのアラナっ>>続きを読む
なんてやるせないんだ…と思ったけど、これはフィクションなんかじゃなく、今もどこかで起こっている現実のことなんだと思ったらさらに腹立たしかった。ただただ日本で家族や友人と心穏やかに暮らしたいだけなのに。>>続きを読む
3Dで観て大正解。マルチバースって、究極の「もしも」の世界で、手にしえなかった自分がいる世界を見るのってせつなすぎるんじゃないかな。。。「ワンダヴィジョン」で号泣した身としてはなんともせつない展開だっ>>続きを読む
パリで繰り広げられる群像劇。どんなストーリーかほぼチェックせず観に行ったけどおもしろかった。特に、ポルノ女優と交流関係を持った女性のお話が印象的。最初は料金を払っていろいろ相談してたけど、いつしかプラ>>続きを読む
今泉監督作品によく出現する独特の「間」に笑った。「街の上で」に次いでおもしろい!と思った作品。
登場人物全員、なんかフラフラして危なっかしくて、身近にいそう。いや、アサヒさんを除いては…。何なんだろう>>続きを読む
迷子の少女とおじさんの珍道中なのかな?と思いきや、テーマはもっともっと深かった。インドとパキスタンという民族間での価値観、宗教観の違いから起こる軋轢や障害が描かれていて、とても考えさせられる内容だった>>続きを読む
ザッパと言えば、不可解で難解で、ふざけていてめちゃくちゃヘンテコ、でもかっこいい、気難しい音楽家のイメージだった。今作で、かなり社会的な一面があったり(大統領選に出馬しようとしていた!?)、破天荒なが>>続きを読む
オセロ扮する猫のカンタがひたすらに可愛い。抱っこされてる時のあのネム顔は反則!ポテポテ歩いたりそばで佇んだり、猫ってやっぱりステキな生き物だな。
夫婦とその猫、そして不倫相手たち。猫の親権をめぐって人>>続きを読む