motoietchikaさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

おんなのこきらい(2014年製作の映画)

2.9

自分のことを「自分のことかわいいと思い込んでる女の子」だと思い込んでるけど、実際は大好きな誰かからの肯定がないと不安でしょうがなくて、実際世の中にいる男の言う「かわいいね」の肯定は下心と余りものの優し>>続きを読む

生きてるだけで、愛。(2018年製作の映画)

4.2

生きてるだけで疲れる、壊れる寸前にしか誰かと本当に繋がれない男女が、たったその一瞬でふたたび消耗するだけの日々を生きられるようになることの希望と絶望。

全員死刑(2017年製作の映画)

2.9

あんまエロくもグロくもないし、過激さ求めて観ると案外ダラッとしててう〜ん。役者がギラギラしててよかった。鳥居みゆきの死に顔、観たかった……。

薄暮(2019年製作の映画)

1.1

カスやん…! 女子高生がもの食いながらしゃべるシーンで口の中の咀嚼物が描かれてたフェティッシュ以外ぜんぶゴミ。男がクズすぎる生々しさが匂い立ちすぎて、コテコテの"アニメキャラ"としての掛け合いも浮いて>>続きを読む

冴えない彼女(ヒロイン)の育てかた Fine(フィーネ)(2019年製作の映画)

4.3

こんなふうに冴えない恋を本気でしたいと思う。そして自分はオタクなんだと気付く。

ギャルゲの多くは主人公がヒロインを選択(攻略)する、というシステムを持っている。そこで見落とされがちなのは、ただ少年が
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ゴーストマスター(2018年製作の映画)

2.6

このレビューはネタバレを含みます

映画愛、薄っ!
巨匠の名前いっぱい叫ぶシーンとか「ケイコさんって映画バカですね」「映画ってやつはさぁ〜…」みたいな会話、うっす〜〜!というかさむ〜〜!
流行ってるからというだけで胸キュン壁ドン青春映画
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アースクエイクバード(2019年製作の映画)

3.0

軽い、薄い。地味でそっけなくて、それがいいでしょ?って感じが鼻につく。
アリシア・ヴィキャンデルは薄幸そうな佇まいをしていて良かった。ただ人間味はない。

冷たい熱帯魚(2010年製作の映画)

4.0

久々に観た。女の谷間よりなにより吹越満がエロいということにみな気づくといい。

バットマン(1989年製作の映画)

3.4

ジャック・ニコルソン以外つまんないな
『ジョーカー』観たあとだといろいろジョーカー側に肩入れして観ちゃうね…

ジョーカー(2019年製作の映画)

4.1

生きづらい人が幸せに生きられる場所を見つける話、泣ける

イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.6

作文上手いクラスメイトに夏休みの読書感想文書いてもらったらノーベル文学賞獲ってもうてヤベェ!ごめんやけどあれ書いたん俺ちゃうねん、でもお前が好きや!ってこの気持ちはほんまもんやさかい!

エルカミーノ: ブレイキング・バッド THE MOVIE(2019年製作の映画)

3.7

大きすぎる「ウォルターの喪失」から再生するジェシーの物語。落ちるとこまで落ちて、めちゃくちゃハングリーにもう一度生きようとするジェシーかっこいいかよ~~~! ウォルター含めジェシーの元恋人たちも出演し>>続きを読む

愛なき森で叫べ(2019年製作の映画)

3.8

楽しい地獄へようこそ! 人生は映画! 園子温の手癖で書いたようなけったいな台詞、それでもオモシロ要素ごった煮でハイテンションクライムサスペンスしてて楽しめた。久々の『冷たい熱帯魚』路線。

アンチ・シ
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人間失格 太宰治と3人の女たち(2019年製作の映画)

3.8

クソ映画だったけどひたすら笑い転げて観てた。面白い映画ではある。太宰治の生涯を描いたお話じゃなくて、女たちのマウント合戦の話だった。宮沢りえ優勝。自分が一番じゃないと分かっていてなお男を追いかけるニカ>>続きを読む

コングレス未来学会議(2013年製作の映画)

3.9

バッドトリップムービー。でも見た目のサイケ感に騙されそうになるけど、騙されるなっていう映画でしょう? これは。

虚空門 GATE(2019年製作の映画)

3.7

森達也『FAKE』フォロワー。
"UFOを信じ続けることの困難さと幸福"をあくまでモチーフにして、相似形の"人を信じることの困難さ"を描いた怪作。
ただ謎編集のドキュメンタリーで、序盤は正直観るのはち
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オカルト(2008年製作の映画)

4.2

涙あり笑いありの感動大作。ぼくもネクストステージへ連れてってくれ神様!!!!白石くん!!!!!たすけてーーーー!!!!!!

監督失格(2011年製作の映画)

4.5

幸せな日々ってだけでもない過去が全部思い出にさせられてしまうことの暴力を描いてる

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.6

最高の夢をみたような……。

バカでかい怒りと哀しみがあるんだけど、それをそのままぶつけるんじゃなくてユーモアで包み込むっていうのが、それこそがタランティーノの映画愛のあり方なんだなと思えて嬉しかった
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昼顔(1967年製作の映画)

4.0

医者の嫁、満たされた生活をしているはずが娼館で働くことに。別に面白い話ってわけじゃないが細部がキマりすぎてて興奮する。やばい客出てくるだけで楽しい。
チンピラみたいな男に顔を殴られそうになった主人公が
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メランコリック(2018年製作の映画)

4.0

鍵をなくした先輩がうちに泊まりに来て、翌日観に行くと聞いたので一緒に観にきた。

お風呂屋さんのお掃除バイトのお話。
ブラックユーモアと静かな幸せに、ちょっぴりヤクザな殺しの仕事がスパイス効いてていい
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工作 黒金星と呼ばれた男(2018年製作の映画)

4.3

ひたすら緊張感やばすぎるけど、ラストの弛緩したような切り返しのカットワーク(微笑み合う男二人……!)のとこで涙腺緩む。分断された思想と体制を超えて立つためには結局のところ「私とあなた」の関係に立ち返る>>続きを読む

ガールズ&パンツァー 最終章 第2話(2019年製作の映画)

3.8

はちゃめちゃに楽しかった。冒頭すぐにカタはついてしまうけど、BC自由学園との戦いの幕引きはお見事(作戦内容は雑すぎてえっ?て感じでしたが)。特にBC側がフラッグ車を突き飛ばして自分が盾になるところとか>>続きを読む

天気の子(2019年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

新しい? めちゃくちゃプリミティブなセカイ系。新海誠としては原点回帰、でもそこにあった切実な葛藤を全部ポアしてすっきり爽やかお天気アニメになってる。
正直セカイ系は大好きだけど、さすがにこれは浅すぎる
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